プレシーズンマッチ対サバデル戦
ダニ・ハルケに1,572人のファンを集めて行われた昇格組サバデルとのプレシーズン第3戦は、1-1の引き分けに終わりました。最初の2試合で大勝を収めていたエスパニョールですが、この試合では相手の堅い守備に苦しめられ、プレシーズン初のドローを喫しています。
マノロ・ゴンサレス監督は前回の親善試合からスタメンを総入れ替えし、レギュラークラスを中心とした布陣をテストしました。ウルコを再びセンターバックで起用し、新戦力のハートマン、モカルド、カラトラバの3人も揃って先発出場。前線ではマルコスとロベルトがツートップを形成しました。
試合序盤からサバデルがエスパニョールのビルドアップを寸断し、ホームチームの最初のチャンスは12分にハートマンがゴールライン際まで持ち込んだ場面のみでした。前半の最大の決定機はサバデルのペレ・ポンスに訪れましたが、無人のゴールへのヘディングシュートは枠を外れました。
後半に入り、アンヘル・フォルトゥーニョが投入されるとエスパニョールは息を吹き返し、相手ゴールへ迫るようになります。両チームが大幅な選手交代を行った後、試合が動きました。73分、ポル・ロサノとアダム・ティメラの連携ミスから相手のロドリ・エスクデロに抜け出され、ボールを奪い返そうとしたルベン・サンチェスが痛恨のオウンゴールを献上してしまいます。
しかし、そのわずか4分後の77分、ロジェール・イノホからのスペースへのパスに反応したキケ・ガルシアが、相手GKオルテガとの1対1を落ち着いて制し、同点ゴールを奪いました。キケ・ガルシアにとってはこの夏2ゴール目となり、復帰組のバウサやマルコス・フェルナンデスと並んでチーム内得点王となっています。
89分にはペレ・ミジャのヘディングシュートがクロスバーを叩くなど、逆転のチャンスもありましたが、そのままタイムアップ。イギリスへの遠征を前に、2勝1分けという成績でスペイン国内でのテストを終えました。単なる微調整以上の改善が必要であるという課題を残す結果となっています。 (via Mundo Deportivo) / (via Esport3)
イングランドでのプレシーズン合宿
サバデル戦を終えたチームは、来週からイングランドでのトレーニングキャンプ(ステージ)に向かいます。現地での対戦相手とスケジュールも確定しており、ハードなテストマッチが予定されています。
7月29日水曜日にはバーンリーと、続く8月1日土曜日にはミドルズブラとの対戦が組まれています。さらに、プレシーズンの締めくくりとして、8月8日土曜日にはフランク・ランパード監督が率いるコヴェントリー・シティと激突します。これらイギリスでの全試合は生中継される予定です。 (via Esport3)
新SDモンチによるスカッド大改革
クラブのスポーツディレクターに新たに就任したモンチは、早速その手腕を発揮し、移籍市場での動きを活発化させています。モンチは就任にあたり、自身の高い野心を示すとともに、選手たちに対して『チーム内の革命』を約束しました。
来たる新シーズンに向けてリーグ戦で上位に進出するための綿密な計画が練られており、大型補強を実現するためには、まず現在のスカッドに空きを作る必要があります。そのため、クラブはすでに複数の選手の放出を連続して成立させており、人員整理のオペレーションを急速に進めています。 (via Estadio Deportivo)
ホセ・グラゲラのブルゴス期限付き移籍
モンチSDが進めるスカッド整理の一環として、26歳のMFホセ・グラゲラがセグンダ・ディビシオン(2部)のブルゴスへ期限付き移籍することが公式に発表されました。
このローン契約には、ブルゴスがプリメーラ(1部)に昇格した場合に発動する「買い取り義務」が含まれており、その金額は約100万ユーロに設定されています。昨シーズン、デポルティーボへレンタルされた際にも同様の条項がありましたが、規定の出場試合数に達しなかったため無効となっていました。もし買い取りが実現すれば、エスパニョールは2023年1月にスポルティングから彼を280万ユーロで獲得した際の投資の一部を回収できることになります。
エスパニョールでのグラゲラは、降格と1部復帰を経験しました。完全な形での最初のシーズンでは36試合に出場し1ゴールを記録するなど重要な役割を果たしていましたが、2024年10月のアスレティック・ビルバオ戦で負った左足親指の怪我(母趾強直症)により、その後のシーズンを棒に振ってしまいました。出場機会を求めて昨夏にデポルティーボへ渡ったものの、そこでも14試合で733分の出場にとどまり、期待された活躍はできませんでした。
セルヒオ・フランシスコ監督が率いるブルゴスは、中盤のミゲル・アティエンサやイバン・モランテが退団しており、戦力補強が急務でした。ブルゴス側はグラゲラについて、『機動力、競争力にあふれるアグレッシブさ、ボールコントロール、そして空中戦の強さが際立っている。チームのエンジンルームにバランスとフィジカル、個性をもたらす準備ができたMFだ』『最高の要求が求められる環境で競争することに慣れている、実績ある選手。我々のスカッドのレベルと競争力を引き上げるための補強だ』と公式声明で高く評価しており、彼がベストな姿を取り戻すことが期待されています。 (via Mundo Deportivo) / (via Estadio Deportivo)
アントニウ・ロカのマジョルカ期限付き移籍
グラゲラに続き、23歳のアントニウ・ロカもクラブを離れることが正式に決まりました。ロカはセグンダ・ディビシオンのマジョルカへ期限付き移籍します。
マジョルカのルイス・ガルシア監督はチームの再建を託されており、スポーツディレクターを通じて必要な戦力を集めています。その中で、ルイス・ガルシア監督の強い希望と説得もあり、ロカは新天地としてマジョルカを選ぶことになりました。モンチSDによるチーム刷新の波を受け、出場機会を求めての決断となります。 (via Mundo Deportivo) / (via Estadio Deportivo) / (via ElDesmarque)
元所属GKジョアン・ガルシアの小ネタ
ワールドカップでスペイン代表として優勝を経験したGKジョアン・ガルシア(現FCバルセロナ)ですが、彼のキャリアにおいてエスパニョール時代は欠かせない重要なチャプターです。
彼は2024年3月17日にラ・ロマレダで行われたレアル・サラゴサ戦にエスパニョールの選手として出場しました。当時チームを率いていたルイス・ミゲル・ラミス監督は、シーズン後半戦のゴールマウスをこのカタルーニャ出身の守護神に託しました。このサラゴサ戦は0-1でエスパニョールが勝利を収め、降格の危機に瀕していたチームの立て直しを図るためにビクトル・フェルナンデスが監督に復帰するきっかけともなった試合でした。ジョアン・ガルシアはこのシーズン、見事にチームのプリメーラ(1部)昇格に大きく貢献しています。 (via SPORT)
【本日の総括】
サバデルとのプレシーズンマッチはオウンゴールとキケ・ガルシアの得点で1-1の引き分けに終わり、チームは来週からイングランドでの合宿へ向かいます。一方、新SDモンチによるスカッド大改革が本格化しており、大型補強を見据えてグラゲラやロカの期限付き移籍など、迅速な人員整理が進められています。