UDラス・パルマス
アルバセテをホームに迎えた開幕戦で、終了間際の劇的なゴールにより2対1の勝利を収めました。開幕戦での白星は2018年以来実に8年ぶりの快挙であり、それまで7シーズン連続で続いていた開幕戦未勝利の呪縛を打ち破りました。新監督ルーベン・デ・ラ・バーreraのもとで取り組んできた、アグレッシブに攻め立てるスタイルのフットボールを展開し、ポゼッション率60%を記録。開始2分にはマヌ・フスターのシュートがポストを直撃する決定機を作りました。
13分にマービン・パークがハムストリングを痛めて負傷退場するアクシデントに見舞われ、ジョバンニ・ボンファンティが代役に入り、19歳のバレンティン・ペッツォレージが右サイドバックへ回るスクランブル体制となりましたが、この若きペッツォレージが素晴らしい貢献を見せました。21分には宮代大聖の見事なアシストからジェセ・ロドリゲスが先制ゴールを記録。その後ジェセがさらにネットを揺らすシーンもありましたが、これはわずかにオフサイドと判定されて幻となりました。後半に入ると徐々に足が止まり、85分にコーナーキックの混戦から同点ゴールを許してしまいます。
しかし93分、サンドロ・ラミレスがエリア内でエリアス・ロメロとの見事なワンツーから右足で劇的な決勝ゴールを突き刺しました。サンドロは昨季、度重なる怪我によりわずか3試合の出場に終わり、引退すら頭をよぎるほど苦しんでいました。涙を流しながらメディアに対し『本当に本当につらい日々だった。人々には苦しむ姿を見せたくないが、夏に別の治療法を模索し、ようやく痛みなく走れるようになった。支えてくれた人々に感謝したい』と胸中を告白しました。また、16歳の超新星ラファ・クルスが60分に途中出場してデビューを果たし、クラブ史上3番目に若いデビュー記録を樹立しました。(via SPORT)
RCDエスパニョール
ホームのRCDEスタジアムで行われたレバンテ戦において、3対0の素晴らしい完勝を飾りました。指揮官マノロが信頼を寄せるストライカーのロベルト・フェルナンデスが、前半4分にエドゥ・エスポジトのフリーキックから先制点を奪うと、40分にはハビ・エルナンデスの正確なアシストから追加点を記録して試合を決定づけました。後半80分には、ラファ・バウザからのパスを受けたタイリース・ドーランがアクロバティックな宙返りとともに3点目のゴールを沈め、スタジアムを歓喜の渦に巻き込みました。
守備の精神的支柱であるレアンドロ・カブレラが、昨季3月21日のヘタフェ戦後にVARモニターを拳で殴って損壊させた行為による3試合の出場停止処分の影響で欠場を余儀なくされましたが、代わりに先発したリーデルがウナイ・ヌニェスと堅実なコンビを組んで無失点に貢献しました。今夏に加入したアレックス・カラトラバやロヘル・ヒノホら新戦力も先発に名を連ね、ハビ・エルナンデスら既存の主軸とともに息の合ったゲームメイクを披露しました。(via Estadio Deportivo)
CDテネリフェ
強敵エイバルの本拠地イプルーアへ乗り込み、1対3の歴史的なアウェー快勝を収めました。今夏に獲得した10名の新加入選手のうち、4名(ニール・フィーレック、ホルヘ・モレノ、ヘスス・アルバレス、ビクトル・モレノ)が先発出場を飾り、最終的には7名がピッチに立って機能しました。特に Landázuriの出場停止に伴い先発したオランダ人DFフィーレックは、自陣に引き込んで守る戦術の中で非常に高い安定感を見せました。ホルヘ・モレノは本来とは異なるサイドバックとしての起用で堅実さを見せましたが、失点シーンは彼のサイドから崩されました。
中盤で起用されたヘスス・アルバレスは試合が進むにつれて存在感を増し、貴重な勝ち越しゴールとなるプロ初得点を記録しました。後半にはペカル、クルズダリッチ、ババ・ディオコウらが途中出場。39歳のベテランであるエンリク・ガジェゴがキャプテンのアイトール・サンスに代わってチームを牽引し、見事なリーダーシップと得点力を披露しました。アイトール・サンスはアナリストのカルロス・ロドリゲスとともにプレスボックスから戦況を見守りました。
最大株主であり役員のライコ・ガルシアも遠征に同行し、試合後には『目標は50ポイント。だが、昇格を禁じる法律はない』と語り、チームへの自信を示しました。エイバルの難所でテネリフェが勝利を収めたのは2014年4月以来実に12年ぶりの快挙であり、アウェー開幕戦で3ゴール以上を挙げて勝利したのは1982年以来の出来事です。(via SPORT)
ジローナFC
ホームのモンティリビスタジアムにレガネスを迎え、1対1の引き分けで勝ち点1を分け合いました。試合前、ウクライナ代表MFのヴィクトル・ツィガンコフがチームの降格に抗議して2部でのプレーを拒否するボイコットを起こしました。招集メンバーに入りベンチに登録されていたにもかかわらず、試合直前にユニフォームへの着替えを断固として拒否。スタンドから試合を観戦しました。キケ・アルバレス監督は会見で『彼は問題なく、招集もされていたが、着替えることを拒否した。それ以上私から言えることはない』と失望をあらわにしました。さらに同胞のFWヴラディスラフ・ヴァナトも、後半にウォーミングアップの指示を受けながら出場を拒否するボイコットに及びました。
ピッチ内では、開始早々にアルナウ・マルティネスがネットを揺らすもオフサイド判定。48分には相手のナイム・ガルシアに30メートルの超ロングシュートを決められて先制を許してしまいます。17歳のカンテラーラ、ホームズ・ジュニアがセンターバックとしてプロデビューを飾り、見事なパフォーマンスを披露しました。90分、アベル・ルイスがペナルティーエリア内の混戦から泥臭く押し込んで劇的な同点ゴールを奪いました。バレンシアからの関心が報じられているアルナウ・マルティネスについて、監督は『これが最後の試合になるかは分からないが、プロフェッショナルとして困難な状況でもピッチに立ってくれた』と最大限の賛辞を贈りました。(via SPORT)
レアル・マジョルカ
ホームのソン・モイシュでバジャドリードを2対0で下し、完璧なスタートを切りました。昨季はフロントの経営ミスや、チームを見捨てて早々に去ったマルティン・デミチェリス前監督の振る舞いによって2部降格という屈辱を味わいましたが、新指揮官ルイス・ガルシアのもとで再起を図っています。プレシーズンではルイ・エンリケ率いるPSGを3対0で下すなど素晴らしい仕上がりを見せており、その勢いを維持して開幕戦に臨みました。
試合は終始主導権を握り、後半にパブロ・トーレが直接フリーキックを突き刺して先制。ルイス・ガルシア監督は『非常に価値がある勝利だが、まだ前半は流動性を欠きミスが多かった。8月や9月の段階と、3月以降の完成度は異なる。時間はある』と語り、チームの更なる成長を見据えました。チームにはバリエント、ライージョ、モルラネス、ダルデル、パブロ・トーレら2部では明らかに規格外のタレントが残留しており、新守護神のアルナウ・テナスや若い力も融合して高いレベルを証明しています。(via SPORT)
レアル・オビエド
グラナダとのアウェー戦に臨み、0対0の引き分けに終わりました。試合を通じて相手陣内へ幾度となく攻め込み、実実に23本ものクロスボールをエリア内へ送りましたが、最後の精度を欠いてゴールをこじ開けることができませんでした。このクロス数は、一昨季の昇格争いの中で記録したオビエドとブルゴス戦での数字に次ぐ、クラブとして極めて高いスタッツです。
特に左サイドバックのサム・ロドリゲスが5本、フアン・クルスとナチョ・ビダルがそれぞれ4本のクロスを供給。ウイングのパブロ・サエンスも4本のクロスでチャンスを演出しました。しかし、エスタニス、マルコ・エステバン、カルロス・フェルナンデス、アルダソロ、チャイラといった主力の負傷離脱が響き、ベンチメンバーには下部組織の選手を含めた19名しか登録できない苦しい台所事情でした。ジュリアン・カレロ監督は『勝ち点3に値するメリットはあったが、最後の数メートルでの精度が足りなかった。前半と後半で異なる二つの顔を見せてしまった』と、後半に運動量が落ちた展開を悔やみました。(via SPORT)
CDカステリョン
レアル・ソシエダBとのアウェー開幕戦に臨み、0対1の僅差で見事に勝利を収めました。ギニア人アタッカーのウズマン・カマリアが、ラウル・サンチェスのクロスを捉えて後半開始直後に値千金の決勝ゴールを記録しました。カマリアは昨季12ゴールを記録したエースであり、今夏はレアル・オビエドからの強い関心が届き、本人も移籍へ前向きな姿勢を見せていましたが、クラブが設定した高額な移籍金要求を前に交渉は決裂。残留したエースが開幕からその価値をゴールという最高の結果で証明しました。カマリアはパス成功率が昨季70%から77%に向上しており、ゴール期待値への関与やシュート精度など、あらゆるスタッツで劇的な進化を遂げています。(via SPORT)
レバンテUD
エスパニョールとのアウェー戦で3対0の完敗を喫し、厳しい現実を突きつけられました。ルイス・カストロ監督率いるチームは、攻撃を完全に封じ込められ、前半のうちにロベルト・フェルナンデスに2ゴールを許して崩壊。後半にも追加点を奪われました。その中で唯一の光となったのが、15歳と288日という若さでピッチに立ったマーク・サントスです。64分に途中出場して左ウイングの位置に入り、歴史的なプロデビューを果たしました。カストロ監督は『年齢は関係ない。品質があればメンバーとして起用する』と話し、サントスの今後に期待を寄せました。
クラブは深刻な財政難に喘いでおり、新加入選手の登録枠を空けるため、中腹の要であったケルヴィン・アリアーガを500万ユーロでAEKアテネへ売却。さらに若手FWカルロス・エスピーをレアル・マドリードへと売却することで、なんとか資金を捻出して登録制限の解除を急いでいます。(via Estadio Deportivo)
FCカルタヘナ
近年続いている深刻な得点力不足の解消に向けて、今シーズンは大きな挑戦を強いられています。昨季は上位12チームの中で最も少ない37ゴールに終わり、得点源の不在がプレーオフ進出を逃す原因となりました。今夏のプレシーズンでも6試合でわずか4得点と、課題は解決されていません。
ハビエル・エルナンデススポーツディレクターは、この状況を打破するために前線の大改革を断行し、3人の新しいアタッカーを獲得しました。昨季負傷で苦しんだブラジル人FWマルセロ・ドス・サントス、降格チームから加わったイバン・リベイロ、そして覚醒が待たれる若手のマルコス・モレノです。イニゴ・ベレス監督は、この3人を同時に起用することは困難であるとし、トニ・ヴィラやハビ・アヘンホら2列目の選手たちにも積極的に得点に関与するよう強く求めています。(via SPORT)
スポルティング・ヒホン
月曜日の夜に予定されているサバデルとの開幕戦に向けて、本拠地エル・モリノンに2万人以上の観衆を動員する準備を進めています。熱狂的なサポーターペニャである「Sentimiento Rojiblanco」は会員数84名を誇り、平均年齢42歳、女性比率が4割を超える個性豊かなグループです。
彼らは、クラブが今夏に獲得した補強の多くを「完全移籍」で確保できたこと、そしてニコラス・ラルカモン新監督が展開する非常に攻撃的な3バック(5バック)システムに対して絶大な期待を寄せています。すでに開幕直後のテネリフェ遠征への旅程を組んでおり、悲願である1部復帰へ向けてサポーターも熱いスタートを切る構えです。(via SPORT)
CEサバデル
月曜日のスポルティング・ヒホン戦で、セグンダ復帰への第一歩を踏み出します。2シーズン連続の昇格という歴史的なダブル昇格を果たし、この舞台へ帰ってきました。チームを率いるのは、セグンダの指揮官の中で最年少となる31歳のフェラン・コスタ監督です。
ルーカス・ヴィアーレスポーツディレクターのもと、激しい昇格を戦い抜いた7名の主軸メンバーを残しつつ、11名の新しい実力派選手たちを加えてチームを大幅に刷新。若い指揮官のモダンな戦術が、古豪の復帰戦でどのような輝きを放つか注目が集まっています。(via MARCA)
LALIGA Hypermotion 第1節のその他全クラブ試合結果一覧
アンドラが Ceutaを相手に5対1の猛攻を見せて首位に躍り出ました。その他の対戦結果は以下の通りです。
・レアル・ソシエダB 0 - 1 カステリョン
・アンドラ 5 - 1 ADセウタ
・カディス 0 - 0 セルタ・フォルトゥナ
・レアル・オビエド 0 - 0 グラナダ
・マジョルカ 2 - 0 レアル・バジャドリード
・エイバル 1 - 3 テネリフェ
・ブルゴス 3 - 2 コルドバ
・ジローナ 1 - 1 レガネス
・ラス・パルマス 2 - 1 アルバセテ
月曜日には、スポルティング・ヒホン対サバデル、アルメリア対エルデンセの2試合が行われる予定です。(via MARCA)
【本日の総括】
男子2部リーグが劇的かつ激しい攻防とともに開幕を迎えました。降格直後のジローナにおける主力選手のボイコット騒動や、ラス・パルマス、マジョルカの快勝発進、テネリフェの12年ぶりとなる敵地イプルーア攻略、そして15歳のサントスの史上最年少デビューなど、ピッチの内外で多くの人間ドラマが交錯しています。非常に実力が拮抗し、一筋縄ではいかない長いシーズンを勝ち抜くため、各クラブの熾烈な戦いがここから本格化します。
