クラブ運営と移籍市場戦略
夏の到来とともにファンは来季のスカッドを夢見て噂を消費したがるが、今年の移籍市場の状況は昨年とは全く異なっている。信頼できる具体的な名前が漏れてこないからといって、レアル・ベティスが移籍市場で動いていないわけではない。方針は明確であり、求めるプロファイルも定義され、補強すべきポジションはマヌエル・ペレグリーニ監督と完全に合意済みである。しかし、全体的に動きが少ない大きな理由はワールドカップの開催にあり、これがベティスのスポーツディレクター部門だけでなく、欧州のビッグクラブ全体の動きを大きく制限している。
ヘリオポリスのクラブは現在の市場が完全にインフレ状態にあると考えており、マヌ・ファハルド率いるスポーツディレクター部門は足元をすくわれないよう忍耐強く待機している。多くのクラブがワールドカップの盛り上がりや一過性の印象に便乗して、実際の市場価値をはるかに超える価格で選手を売却しようとする罠には陥らない方針だ。その熱狂が冷めるのを待ってから大半の動きを具体化させるつもりである。ハイレベルな選手にアクセスするためには、アントニーやアムラバトのケースのように、保有クラブ側が要求を緩める必要がある。また、チャンピオンズリーグの出場権を獲得したからといって、選手獲得の予算が際限なく跳ね上がるわけではないことも考慮に入れている。
現在までのところ、フリーエージェントの獲得の可能性は書面上を除いて見送られており、買い取りオプションや買い取り義務の行使に起因する動きが大半を占めている。最初の大型移籍が起きて資金の流動性が高まるまではドミノ現象は起きず、6月の現段階ではニュースがないことがニュースという状況に留まっている。
クラブの現在の最優先事項は、6月末までに少なくとも1人から2人の選手の売却を完了させ、終了する会計年度の帳尻を合わせることだ。この退団に最も近いのがネルソン・デオッサとセルジ・アルティミラの2選手である。その他、アントニーやアムラバトの去就、あるいはアンヘル・オルティスのレンタル移籍の可能性次第で、センターバックや右サイドバックの獲得も検討される可能性がある。
(via ElDesmarque / Estadio Deportivo)