ミケル・メリーノの「サン・フェルミン」愛と3つのゴールパフォーマンス
スペインを準々決勝へ導く劇的な決勝ゴールを決めたミケル・メリーノは、ピッチ上で3つの特別なパフォーマンスを披露した。
1つ目は、両腕を広げるスーパーマンのポーズ。これはボディビルダーとして肉体改造に励む親友に向けた個人的なメッセージであり、自身も肉体の鍛錬に取り組んでいることを示すものだ。2つ目は、コーナーフラッグの周りをぐるぐると回るパフォーマンス。これは彼の父親であるミゲル・メリーノが、1991年にオサスナの選手としてUEFAカップでゴールを決めた際、メリーノの祖母に向けて行った伝説的なセレブレーションの完全なオマージュである。そして3つ目は、カメラに向かって両手で「L」と「M」の文字を作るもの。これは妻のローラと、生まれたばかりの生後数ヶ月の息子マルコへ向けた愛のサインだった。
試合後、メリーノは興奮冷めやらぬ様子でカメラに『ビバ、サン・フェルミン!』『サン・フェルミンが守ってくれている』と絶叫。さらに記者会見の場には、地元パンプローナの伝統的な祭りであるサン・フェルミン祭のシンボル、赤いスカーフを首に巻いて登場した。
メリーノは『信じられない気分だ。この1年、足の疲労骨折や息子の誕生後の時間を逃すなど、本当に苦しい時期もあった。でも今日のような瞬間のために頑張ってきた。サン・フェルミンの祭りに参加できないのは寂しいけれど、こういう大会でゴールを決めるためなら我慢できる。皆さんに良いお祭りを過ごしてほしい。ビバ、サン・フェルミン!』と地元への熱い思いを爆発させた。ちなみに、彼の結婚式は人口わずか4000人のナバラ州オリテの歴史ある古城で行われており、彼がいかに郷土愛に溢れているかが伺える。
(via SPORT / ElDesmarque / MARCA)
エムバペとパラグアイ女性上院議員の泥沼人種差別・ジェンダー論争
フランス対パラグアイ戦の試合内容に端を発し、キリアン・エムバペとパラグアイのセレステ・アマリージャ上院議員の間で泥沼の場外乱闘が勃発した。
事の発端は、パラグアイのラフプレーや試合後の握手拒否問題に不満を持ったアマリージャ議員が、SNSでエムバペに対して強烈な人種差別的暴言を投稿したことだ。議員は『植民地化されたカメルーン人。フランス人のふりをしている、怒りっぽくて成金で傲慢で醜い。字も書けない野蛮人で、母乳の代わりにココナッツを吸っていた。彼が聞いた最も教養のある言葉はチンパンジーのものだ。GKオルランド・ギルは中指を立てるべきだったし、試合後に平手打ちをしてやればよかった』と書き込んだ。
これを見たエムバペは即座に反撃。『セレステ・アマリージャ夫人、あなたは軽蔑すべきであり、その役職にふさわしくない女性です。あなたはパラグアイを代表していません。あなたの無知と恥知らずな人種差別によって、パラグアイの選手たちの歴史的な努力は忘れられ、最悪のイメージだけが残りました。あなたのような人が世界中に憎しみや人種差別を広めるのを決して許しません』と公式に非難した。
すると議員は怒りをさらに増幅させ、長文で再反論を展開。『問題はあなたと私の間にある。フランスに文句はない。私は2歳からフランスの学校に通い、クリスマスはクールシュヴェルで過ごす。試合前、あなたは「クソの中に手を入れる必要があるなら入れる」と言い、私たちパラグアイ人をクソ扱いした。「タキシードを脱ぐ」とも言い、私たちを貧しくて野蛮だと馬鹿にした。試合中も傲慢で、中南米で最悪の侮辱の言葉を吐いた。そしてキーパーとの握手を拒否し、顔の前で勝利を叫んだ。私はインディアンとスペインの血が混ざった誇り高いラテンの女だ。侮辱したことは後悔して投稿を消した。だが、私を「軽蔑すべき女」と呼んだことはジェンダーバイオレンスだ。フランス市民の誇りにかけて謝罪しなさい。さもなければジェンダーバイオレンスで法的措置を取る』と、訴訟をちらつかせて脅迫する事態にまで発展している。
(via Mundo Deportivo / MARCA / ElDesmarque)