トランプ大統領がW杯に介入!バログンのレッドカード取り消し騒動
アメリカ対ベルギーのラウンド16の試合前、サッカー界を揺るがす大スキャンダルが巻き起こった。ボスニア・ヘルツェゴビナ戦で危険なタックルにより一発退場となっていたアメリカ代表FWフォラリン・バログンの出場停止処分が、FIFAの異例の介入によって突如取り消されたのだ。この決定の裏には、ドナルド・トランプ米大統領からFIFAのジャンニ・インファンティーノ会長への直接の電話圧力があった。
トランプ大統領はホワイトハウスの大統領執務室で『ファウルでさえない。二人の素晴らしいアスリートが全力で走ってぶつかっただけだ。顔を殴ったわけでもない。レフェリーは怪しい。FIFAに見直しを要求した。私はこういうのが得意だからね』と豪語し、決定後にはSNSで『大きな不公平を正してくれたFIFAに感謝する!』と堂々と勝利宣言を行った。インファンティーノ会長も『世界中の国家元首と話をするのと同じように、トランプ大統領からの電話を受けた』と圧力を認めた上で、規律委員会の独立した決定であると苦しい弁明をした。
FIFAの規律委員会は13項目にわたる声明を発表し、レッドカード自体を取り消したのではなく、懲罰規定第27条を適用して1試合の出場停止処分を「1年間の執行猶予付き」に保留しただけだと釈明した。
しかし、この前代未聞の事態にベルギー陣営は激怒。ルディ・ガルシア監督は『4月1日(エイプリルフール)かと思った。サッカーのインテグリティを守らなければならない。ワールドカップの歴史でこんな決定は初めてだ』と糾弾した。UEFAも即座に声明を出し『越えてはならない一線を越えた。レッドカードによる出場停止は裁量の余地のない絶対的なルールだ。前代未聞であり、理解しがたく、正当化できない』とFIFAを痛烈に非難。ベルギーサッカー連盟(RBFA)も、バログンがピッチに立った場合、試合の適格性に異議を唱える法的措置を辞さない構えを見せた。
迎えた試合本番、バログンはスタメン出場を果たしたものの、ベルギーDFナタン・ンゴイの徹底マークに遭い沈黙。試合はベルギーが1-4で圧勝し、アメリカを大会から追放した。ベルギーの選手たちは、試合を決定づけるルカクのゴールの後、コーナーフラッグ付近に集まり、トランプ大統領の有名なダンスを真似て嘲笑するパフォーマンスを披露。
守護神ティボー・クルトワは試合後、『ここ数日、アメリカで私たちはリスペクトを欠かれていた。彼らは簡単に勝てると言っていたが、今日私たちが良いチームだと証明した。次のスペイン戦は自分の第2の故郷なので特別だ。下の息子はベルギーを応援しないと家に帰さないよ』と語り、鬱憤を晴らした。渦中のバログンは試合後、ルディ・ガルシア監督のもとへ直接謝罪に訪れた。ガルシア監督は『彼は悪くない。彼を責めるべきではないと伝えた。謝りに来た意図と彼の振る舞いに感謝している』と、騒動の犠牲者となった選手を労わっている。
(via SPORT / MARCA / ElDesmarque / Esport3 / Mundo Deportivo)
ロドリとベルナルド・シウバ、試合直後のバチバチ衝突
スペインがポルトガルを1-0で下した死闘の直後、ピッチ上でマンチェスター・シティの元同僚同士による一触即発の事態が発生した。試合終了のホイッスルが鳴る直前、同点を狙うポルトガルのベルナルド・シウバがヘディングシュートを放ったが、ボールは枠を外れた。その瞬間、スペインのロドリはピッチに倒れ込むベルナルドの顔のすぐ近くで力強くガッツポーズをし、相手のミスを嘲笑うかのような行動をとった。
これに激怒したベルナルドは即座に立ち上がり、ロドリに詰め寄って指を突きつけながら猛烈に抗議。事態に気づいたロドリがなだめようと歩み寄り、肩を抱いて謝罪しようとしたが、怒り心頭のベルナルドはそれを拒絶。最終的にウナイ・シモンやアイメリク・ラポルテらが割って入り、二人を引き離す事態となった。
試合後、ミックスゾーンに現れたロドリは自身の非を全面的に認め、『彼が外した時に喜んでしまったのは完全に私の間違いだった。彼に対する配慮に欠けたジェスチャーをしてしまった。すぐに謝罪したけれど、私たちには深い信頼関係があるからこそ起きたことだし、これで終わりだ。自然に出てしまった行動だった』と、極限の緊張状態から生まれた過ちであったと説明した。
(via Estadio Deportivo / MARCA / ElDesmarque / Mundo Deportivo)