ラ・リーガ4位でフィニッシュ、CL出場権獲得
✅ グリーズマン退団とベルナルド・シウバ獲得失敗
グリーズマンのMLS移籍と、代役シウバの土壇場でのレアル・マドリードへの強奪
✅ マルク・ククレジャ獲得失敗
移籍金がネックとなり、こちらもレアル・マドリードへ
✅ フリアン・アルバレス徹底抗戦
メガオファー拒否と4億9000万ユーロの契約解除金要求
✅ 来季のプレマッチシャツ
フリアン・アルバレスにちなんだスパイダーマンモチーフのデザインを採用
✅ イ・ガンイン獲得へ動く
シメオネ監督の新たなジョーカー候補としてPSGと交渉へ
✅ アレックス・バエナの苦悩と希望
困難な1年を経て、代表で3冠の偉業に挑む
25-26シーズン結果
2025/26シーズンのラ・リーガにおいて、アトレティコ・マドリードは勝ち点69で4位という結果に終わった。3位のビジャレアル(勝ち点72)に3ポイント及ばなかったものの、来季のチャンピオンズリーグ出場権という最低限の目標は確保している。チームの総得点数は62ゴールにとどまり、この数字は3位ビジャレアルの72ゴールよりも10ゴール少ない結果となった。攻守のバランスや得点力不足が来季に向けた課題となりそうだ。(via SPORT)
グリーズマン退団とベルナルド・シウバ獲得失敗
アトレティコ・マドリードを支えてきたアントワーヌ・グリーズマンが、MLSのオーランドへ移籍してチームを去ったことが判明した。ディエゴ・シメオネ監督はこの穴を埋めるべく、マンチェスター・シティからフリーとなるベルナルド・シウバの獲得に動き、監督自らが電話で直接説得を行っていた。
シメオネ監督は彼に対し、グリーズマンの代わりとなる役割を用意していると確約。ベルナルド・シウバにとっても、ダニ・オルモやペドリ、ハフィーニャらとの激しいポジション争いが待つバルセロナからのオファーよりも、アトレティコで重要な役割を担うことの方が魅力的に映っていた。
アトレティコとは木曜日に契約書へサインする予定で完全に合意しており、獲得は確実と見られていた。しかし、レアル・マドリードのジョゼ・モウリーニョ新監督からの電話一本で事態は急転。最終的にベルナルド・シウバは数時間のうちにより好条件のレアル・マドリードとの契約に合意してしまい、アトレティコは土壇場で宿敵に最大のターゲットを奪われるという最悪の結末を迎えた。(via SPORT)
マルク・ククレジャ獲得失敗
ベルナルド・シウバに続き、左サイドの補強ターゲットであったチェルシーのマルク・ククレジャについても、レアル・マドリードに出し抜かれる結果となった。アトレティコは数ヶ月間にわたって獲得交渉を続けていたが、チェルシー側が5000万ユーロ以上の移籍金を要求。アトレティコはこの高額な移籍金を負担する意思がなく、交渉は行き詰まっていた。その隙を突く形でレアル・マドリードが参戦し、迅速に合意を取り付けたことで、またしてもライバルクラブに有望な選手をさらわれてしまった。(via Estadio Deportivo)(via ElDesmarque)(via SPORT)
フリアン・アルバレス徹底抗戦
夏の移籍市場で大きな注目を集めているフリアン・アルバレスに対し、アトレティコ・マドリードは徹底抗戦の構えを見せている。すでにレアル・マドリードから提示された1億5000万ユーロという巨額のオファーを躊躇なく拒否した。
また、バルセロナ、PSG、アーセナルなども関心を示している。特にバルセロナは1億ユーロのオファーを準備しており、選手自身がバルセロナ移籍を望んでいると確信して、遅かれ早かれアトレティコが交渉の扉を開くと楽観視している。しかし、アトレティコ側は彼を非売品と断言している。獲得を望むクラブに対しては、4億9000万ユーロという莫大な契約解除金の満額支払いを要求しており、放出の意思がないことを明確に示している。(via Mundo Deportivo)(via ElDesmarque)(via SPORT)
来季のプレマッチシャツ
来季のアトレティコ・マドリードのプレマッチシャツ(試合前のウォーミングアップ用シャツ)は、スパイダーマンにインスパイアされた蜘蛛の巣を模したデザインになる予定だ。ホーム用とアウェイ用の両方でこのデザインが採用される。これは、2004年に当時の胸スポンサーであったコロンビア・ピクチャーズのプロモーションで「スパイダーマン2」のロゴをつけて戦った伝説のユニフォームへのオマージュである。当時、トビー・マグワイアやキルステン・ダンストといったハリウッド俳優もこのユニフォームを手にしていた。
このスパイダーマンのモチーフが再び採用されるのは、愛称が『ラ・アラーニャ(蜘蛛)』であるフリアン・アルバレスの加入以降、彼のスパイダーマンのゴールパフォーマンスがチーム内で大流行したことが背景にある。彼が3歳の頃からボールをキープする能力に長けていたために付けられたこの愛称とパフォーマンスにちなんで、ナイキとクラブがこの特製シャツを用意した。このことからも、クラブが彼を手放す気がないことは明らかだ。(via Mundo Deportivo)
イ・ガンイン獲得へ動く
中盤から前線の補強として、パリ・サンジェルマン(PSG)に所属するイ・ガンインの獲得に乗り出している。シメオネ監督は、マルコス・ジョレンテのように複数のポジションをこなせる選手を好んでおり、これまでのキャリアで8つもの異なるポジションでプレーした経験を持つイ・ガンインを新たなジョーカーとして高く評価している。
選手自身も、PSGよりも出場機会が見込めるアトレティコへの移籍やスペインへの復帰を前向きに捉えている。アトレティコは移籍金2500万ユーロ前後での決着を望んでいるが、PSGは3500万ユーロと評価しており、金額に開きがあるものの、近日中に本格的なクラブ間交渉がスタートする見通しだ。(via Mundo Deportivo)
アレックス・バエナの苦悩と希望
昨夏にアトレティコ・マドリードへ加入したアレックス・バエナにとって、移籍1年目は非常に困難なものとなった。大きな期待を集めて加入したものの、シメオネ監督が求めるレギュラーメンバーに定着できず、期待から大きくかけ離れたシーズンを過ごした。
しかし、現在参加しているワールドカップのスペイン代表合宿では落ち着きを取り戻しており、精神的な回復を見せている。バエナ自身は現状について『今シーズンの中で一番幸せな瞬間かもしれない。代表チームに来たことが僕の助けになっている。多くのことから離れることができたおかげで、代表チームが精神的な面で僕を救ってくれたし、欠けていた自信を取り戻す助けになっている』と語り、苦境からの脱却を誓っている。
また、自身の成長についても『もしサッカー選手として向上していなければ、僕はここにいないだろう。EUROの時と同じ人間ではないし、選手としても人間としても進化している』と自信をのぞかせた。代表での起用法については『スタメンに入れることを願っているけれど、最も重要なのはチームであり、どんな役割でも助けることだ。僕は左サイドに居心地の良さを感じている。これまでずっと左サイドでプレーしてきたからね。でも複数のポジションでプレーできるし、僕の考えはどこであれチームを助けることだ』と語っている。
もしスペイン代表が今大会で優勝すれば、バエナはアトレティコの選手として、オリンピックの金メダル、EURO、そしてワールドカップの3冠を達成する歴史上初のスペイン人選手となる可能性がある。これに関してバエナは『ワールドカップはサッカー選手にとって最も重要な大会だ。すべての選手がプレーすることを夢見ている。3つのタイトルすべてを達成した人がいるかどうかは分からないけれど、もしそれができれば僕のキャリアにおいて大きな成功になるだろう』と意気込みを語った。(via ElDesmarque)(via MARCA)
【本日の総括】
グリーズマンの退団という激震が走る中、ベルナルド・シウバやククレジャといったメインターゲットを宿敵レアル・マドリードに強奪される厳しい移籍市場のスタートとなりました。一方でフリアン・アルバレスの徹底防戦やイ・ガンインの獲得交渉など、来季に向けたシメオネ監督のチーム再構築の動きも活発化しています。アレックス・バエナの代表での飛躍にも期待がかかります。