今夏の移籍収支が劇的アップデート!ラポルタ政権最高の売却市場へ
バルサの今夏の移籍市場は、大きな経済的成果を上げて最終盤を迎えています。現在進めている放出オペレーションがすべて完了し、マーク・カサドの売却が目標額の約2000万ユーロで成立すれば、今夏の売却による総収入は1億2000万ユーロに迫る見込みです。これは純粋な売買バランスではなく、選手放出によってクラブに生み出された資金です。
最大の売却案件となったのは、約4850万ユーロでパリ・サンジェルマンへ完全移籍したフェラン・トーレスで、これは今夏の直接売却収入の約半分に相当します。そして特筆すべきは、総収入の50パーセント以上がラ・マシア(下部組織)出身の選手たちに直接・間接的に由来している点です。
下部組織出身者らの直接売却額の内訳は以下の通りです。
- アンス・ファティ:約1100万ユーロ
- トミー・マルケス:約1100万ユーロ
- ヘクトル・フォルト(レアル・ソシエダへ):約850万ユーロ
- トニ・フェルナンデス(ヴェネツィアへ):約400万ユーロ
- イニャキ・ペーニャ:約300万ユーロ
- アルバロ・コルテス:300万ユーロ強
- アンドレス・クエンカ:約70万ユーロ
- ダニ・ロドリゲス:約60万ユーロ
さらに、アヤックスへの移籍が進むジョフレ・トレンツについては、移籍金500万から600万ユーロが見込まれていますが、多くが変動要素(ボーナス)のため現段階の確実な収入としては計上されていません。
これら直接売却の合計が約1億1000万ユーロに達し、さらに他クラブ間の移籍による「棚ぼた」収入が約900万ユーロ上乗せされます。その代表例がヤン・ヴィルヒリの移籍です。マジョルカからクラブ・ブルッヘへのバイアウト移籍が決まり、バルサが保持していた将来の売却パーセンテージにより、約480万ユーロが転がり込みました。その他、ニコ・ゴンサレス、マーク・ククレジャ、アレハンドロ・グリマルド、セルジ・アルティミラといった元下部組織選手の移籍に伴う連帯貢献金として、約400万ユーロがもたらされました。さらにマルク・ギウやマテウ・モレイの移籍が成立すれば、少額ながらさらなる資金が入る可能性があります。
この合計約1億2000万ユーロという数字は、ジョアン・ラポルタ会長が2021年に復帰して以来、最大の売却額を誇る夏となります。これまでの最高は2023年の8150万ユーロ(デンベレがPSGに移籍した際の取り分3540万ユーロや、グリーズマン、トリンコン、ケシエ、ニコ・ゴンサレス、アブデらの売却益)でした。
また、今夏は売却金だけでなく、給与総額の削減による財務改善も劇的です。レヴァンドフスキの契約満了、そしてテア・シュテーゲンとアラウホのレンタル移籍により、巨額の給与スペース(ファイナンシャル・フェアプレー枠)が解放され、これが新戦力の登録に大いに貢献しています。(via SPORT)
