W杯後の鉄密な負荷管理!フリックが敷く超過酷なコンディション調整計画
ハンス=ディーター・フリック監督は、選手たちが常に100パーセントのコンディションでプレーすることを最大の信条としています。シーズンが本格化し、すべてのタイトルが決まる来春にチームを最高のコンディションに仕上げるため、クラブは稼働負荷(ワークロード)の管理を極めて厳格に実施しています。
特に今夏はワールドカップ開催直後のシーズンであり、多くの国際的な代表選手たちがそれぞれ異なる合流日程と疲労度を抱えて戻ってきました。この課題に対処するため、フリック監督の強い要望で今夏招聘されたドイツ人フィジカルコーチのベンヤミン・クーゲル氏が、監督のスタメン選定や試合中の交代判断において大きな影響力を持っています。
その厳密なコントロールの具体例として、開幕のエルチェ戦では主力であるラミン・ヤマルを65分でベンチに下げ、続くアスレティック戦でも1-0と接戦で試合が決まっていない状況でありながら、63分にハフィーニャをピッチから退かせました(ヤマルもその後0-3となる直前に交代)。
この徹底した管理の結果、ラ・リーガ開幕2試合を終えた時点で180分間のフル出場を達成しているのは、わずか4選手のみです。
- ジョアン・ガルシア:ワールドカップのメンバーに選ばれながらもピッチに立たなかったため、疲労蓄積が最も少ない。
- ジェラール・マルティン:プレシーズンから完全に帯同。
- シャビ・エスパート:U-19欧州選手権で優勝後、わずか48時間で合流。プレシーズンから精力的に稼働し、短期間のオフのみで臨んでいる。
- フェルミン・ロペス:同じくプレシーズンからのフル稼働組。
それ以外の出場時間ランキングを見ると、W杯の出場時間が22分に留まったエリック・ガルシアが170分、ラミン・ヤマルが155分、ハフィーニャが143分、マーク・ベルナルが143分、ペドリが130分、アンソニー・ゴードンが105分、クリスティンセンが90分、パウ・クバルシが90分となっています。
一方で、W杯で465分間という過酷な出場時間を記録した新加入のダニ・オルモは、特別な保護(ケア)対象となっており、わずか52分間の出場に留められています。現在登録・起用が可能なトップチーム選手19名のうち、今シーズンまだピッチに立っていないのは、アレハンドロ・バルデただ一人となっています。(via Mundo Deportivo)