フリック監督が仕掛ける多機能バルサ!緊急事態を打破する驚異のコンバート術
ロベルト・レヴァンドフスキとフェラン・トーレスが退団し、昨季2人で合計40ゴールを挙げた攻撃陣の穴を埋める新たな「9番(センターフォワード)」の獲得が難航する中、ハンス=ディーター・フリック監督はハフィーニャをセンターフォワードとして暫定起用するという大胆な策に打って出ました。このコンバートは見事に適中し、開幕2試合で早くも3ゴールを奪う活躍で、指揮官の期待に100パーセント応えています。
このハフィーニャの成功を筆頭に、現在のバルサは信じられないほどの多機能性(ポリバレント)を誇っており、指揮官はあらゆる危機的状況をスクワッドの柔軟性で乗り切ろうとしています。
驚くべきポジション変更の事例は他にも多数あります。
- エリック・ガルシア:センターバックから右サイドバック、さらには守備的MF(ピボット)への対応。
- ジェラール・マルティン:左サイドバックでのデビューから、守備の軸としてセンターバックも兼任。
- シャビ・エスパート:本来右サイドバックの予定でしたが、カンセロのフィットを待つ間に左サイドバックへ。さらにその高い実力を活かしてインテリオール(セントラルミッドフィルダー)としてもプレー。
- ジュール・クンデ:本人の強い要望通り、サイドバックからセンターバックのポジションへ復帰。
- アンドレアス・クリスティンセン:中盤の底であるピボットとしてプレー。
- ブリアン・ファリーニャス:緊急事態時に右サイドバックを担当。
さらに、試合展開に合わせた戦術的な変化も自在です。エルチェ戦では勝利が決定づけられた後、フェルミン・ロペスやダニ・オルモを最前線に配置し、ハフィーニャを本来の右ウイングに戻す柔軟な陣形変更を行いました。
攻撃の選択肢はこれだけに留まりません。新加入のカリム・アデイェミは、左ウイングだけでなく『センターフォワードとしてもプレーできる』と語り、チームの得点源不足の解決役を自任しています。また、デビュー戦でわずか6分間の出場ながら2アシストを記録してファンを魅了しているアンソニー・ゴードンも、ニューカッスル時代にセンターフォワードで素晴らしい実績を残しており、フリック監督の強力なカードとなります。下部組織からは、エジプト出身の本格派FWハムザ・アブデルカリムも控えており、時間は必要ですが純粋な9番として将来を嘱望されています。ラミン・ヤマルは9番の候補には入っていませんが、アスレティック戦で決定機を連発するなど、得点力の心配は一切ない状況です。(via Mundo Deportivo)