フリオ・ディアス獲得へ猛プッシュ レバンテとの合意を覆す
🏃♂️セビージャFCは、アトレティコ・マドリードの若手左サイドバックであるフリオ・ディアス(21歳)の獲得に向けて猛烈な動きを見せています。フリオ・ディアスはディエゴ・パブロ・シメオネ監督の構想外となっており、レバンテUDへの移籍がほぼ確実となっていました。レバンテとは4年契約、保有権の50%に対して100万ユーロから150万ユーロを支払う条件で完全に合意しており、契約の署名日程まで組まれていました。しかし、直前になってセビージャFCが接触し、エルチェCFへの移籍も検討していたフリオ・ディアスはセビージャ行きを優先する決断を下しました。度重なる方針転換と約束の不履行に不満を持ったレバンテは、選手側の態度を理由に正式に交渉から撤退しています。
🛡️セビージャが左サイドバックの補強に動いている背景には、オソの去就問題があります。オソは2027年6月30日までの契約を残しているものの、契約延長に応じておらず、フリーでの流出を避けるために今夏の売却が検討されています。すでにノッティンガム・フォレストとオリンピアコスを傘下に持つエヴァンゲロス・マリナキス氏のグループから600万ユーロのオファーがありましたが、これはクラブによって拒否されました。セビージャは違約金2000万ユーロに対して、1200万ユーロから1500万ユーロの移籍金、さらにボーナスを要求しています。また、フィオレンティーナ、チェルシー=ストラスブール、ニューカッスル、エスパニョールなども関心を示しています。チームには現在ガブリエル・スアソが在籍しており、アドリア・ペドロサの放出先も探している状況ですが、ホセ・イグナシオ・ナバロが率いるスポーツ部門はフリオ・ディアスを非常に高く評価しています。
🧠ルイス・ガルシア・プラサ監督は昨シーズン、アトレティコの若手起用を擁護する発言をしており、フリオ・ディアス自身も昨シーズンのサンチェス・ピスフアンでのセビージャ戦に出場しアシストを記録するなど、実力を示しています。厳しい財政状況の中で競争力のあるチームを作るため、この若き才能の確保が急がれています。(via SPORT)
タンギ・ニアンズのリールへの完全移籍が正式決定
🤝セビージャFCとフランスのLOSCリールは、タンギ・ニアンズの完全移籍で正式に合意しました。ニアンズは負傷歴の多さからリール側がメディカルチェックを慎重に行い、一時は懸念も生じていましたが、無事にすべての検査を通過しました。契約期間は2年間に加え、1年の延長オプションが付帯しています。移籍金はゼロですが、将来的なパフォーマンスに応じたボーナス条件が盛り込まれています。さらに、ニアンズ自身も移籍実現のために給与の70%を放棄する決断を下しました。
🏥ニアンズは2022年夏にバイエルン・ミュンヘンから1600万ユーロで加入したものの、度重なる負傷により4シーズンで公式戦62試合(ラ・リーガ45試合、国王杯9試合、チャンピオンズリーグ4試合、ヨーロッパリーグ4試合)の出場にとどまりました。初年度こそ3ゴール(ドルトムント、ベラルデ、ジローナ戦)を挙げ、ブダペストでの7度目のヨーロッパリーグ制覇に貢献し、U-21フランス代表でもデビューしましたが、直近3シーズンはわずか32試合の出場と低迷していました。チーム内でトップクラスの高給取りでありながら、他選手の登録を助けるための減給要請を拒否していたこともあり、今回の放出はクラブのサラリーキャップの負担を大きく軽減する待望の動きとなります。セビージャFCは公式声明で『タンギ・ニアンズの移籍完了に向けた協力に感謝し、彼の新しいプロとしてのステージでの幸運を祈っています』とエールを送りました。
🗣️一方、ニアンズはリールの公式メディアで『今日の私を包み込んでいる感情は純粋な喜びです。LOSCと契約する機会を得られたことを信じられないほど嬉しく思います。LOSCは私のキャリアの次のステージにとって理想的なクラブであり、成長するための完璧な環境を提供してくれると信じています。私にとって最も重要なのは、完全な自信、笑顔、そして出場時間を取り戻し、チームの勝利に貢献できるようになることです。会長との話し合いは常にとても明確でした。彼は私が到着した時に、ここでは違うやり方で仕事をしていると言ってくれました。私もまた、独自の視点をもたらすためにここにいます。また、私が生まれ、サッカーを学んだ国であるフランスに戻れたことも嬉しいです。チームメイトやファンに会うのがとても楽しみです。私もこれからはドゴ(リールの愛称)の一員です!』と喜びを爆発させています。
👔リールのオリヴィエ・レタン会長も『タンギの契約は激しい交渉の末に成立したもので、我々の守備を強化してくれます。タンギはすでにその質とポテンシャルを証明しています。彼が成長し、定期的にプレーし、最高レベルのパフォーマンスを発揮できるよう、最高の環境を整えるつもりです。我々は彼の経歴をよく知っており、彼の状況を徹底的に分析した結果、彼が競技のトップレベルに復帰する手助けができると確信しています。そのため、我々は熱意、野心、そして自信を持って取り組みます。LOSCへようこそ、タンギ!』と期待の言葉を贈りました。(via Estadio Deportivo)
アコール・アダムスとオソの放出交渉が大詰め
💼タンギ・ニアンズの退団に続き、セビージャの放出作戦はアコール・アダムスとオソの売却へと向かっています。これらの交渉によるキャピタルゲインは、すでに確定している新戦力3名の登録や今後の補強に不可欠です。
💰アコール・アダムスはヴェネツィアFCとの個人的な合意に近づいており、セビージャとヴェネツィア間ではすでに固定額1680万ユーロに加えて変動額670万ユーロという条件でクラブ間合意に達しています。獲得時の移籍金が550万ユーロであったため、実現すればクラブにとって非常に大きな利益をもたらす取引となります。
📉左サイドバックのオソについては、前述の通り多数のクラブが獲得を狙っています。セビージャは1000万ユーロ以上の移籍金を求めており、両選手の放出が完了すれば、財政的な息継ぎができることになります。(via Estadio Deportivo)
中盤の補強がチームの最優先課題かつ義務に
⚙️現在、セビージャはサラリーキャップの余裕がないため、獲得した選手の登録ができない状態にあり、放出作業に全力を注いでいます。しかし、ルイス・ガルシア・プラサ監督率いるチームにとって、セントラルミッドフィルダーの獲得は単なる補強ではなく、絶対に達成しなければならない義務となっています。
💸現在、放出候補として名前が挙がっているのはジブリル・ソウとリュシアン・アグメの2人です。スイス代表としてワールドカップで素晴らしいパフォーマンスを見せたソウにはオファーが期待されています。一方で、昨シーズンの終盤にパフォーマンスを落としたアグメに対する市場の評価は厳しくなっています。セビージャはインテルから保有権の90%を800万ユーロで買い取ったため、その投資額を回収できるようなオファーを引き出すのは極めて困難な状況です。
🔍現在のチームには、ソウとアグメの他に、近年は中盤の底よりもトップ下での起用が多いホン・グリディ、そして若手のマヌ・ブエノが在籍しています。ジョアン・ジョルダンもいますが、クラブは彼を完全に構想外としており、今夏での放出を目指しています。パスを出してゲームを組み立てられる選手が決定的に不足しており、このままではプリメーラ・ディビシオンを戦い抜くためのゲームメイク能力に深刻な欠陥を抱えることになります。中盤の補強はセビージャにとって一刻を争う急務です。(via Estadio Deportivo)
クラコヴィアとのプレシーズンマッチ 103年ぶりの再戦へ
✈️セビージャFCは、アンダルシアの猛暑を逃れてポーランドでのトレーニングキャンプを実施しており、日曜日には現地時間16:00からKSクラコヴィアとのプレシーズンマッチ第2戦に臨みます。初戦のフベントゥド・トレモリーノス戦(1-0で勝利)よりも一段階高いレベルの要求がされるこの試合は、クラコヴィアのクラブ創立120周年を祝う記念イベントの一環として行われます。
🕰️実は、セビージャがクラコヴィアと対戦するのはこれが初めてではありません。今から103年前の1923年、クラコヴィアがスペインツアーを行った際に、当時のセビージャのホームグラウンドであったカンポ・デ・ラ・レイナ・ビクトリアで2連戦を行いました。10月6日の第1戦はキンケの2ゴールとスペンサーのゴールでセビージャが3-0と快勝しましたが、翌日の第2戦ではクラコヴィアがフルシンスキのハットトリックで2-3と逆転勝利を収めました。奇しくもその2ヶ月後、スペンサーとエルミニオはスペイン代表がアンダルシアで初めて開催したポルトガル戦に出場し、セビージャFC史上初のスペイン代表選手となっています。1世紀以上の時を経て、今回はセビージャがポーランドへ赴き、当時の「お返し」をする形となります。2006年にも近隣のヴィスワ・クラクフの100周年記念試合に招待されており、セビージャは東欧のクラブの記念行事でおなじみのゲストになりつつあります。
⚽試合に向けて、ルイス・ガルシア・プラサ監督は引き続きカンテラーノや若手選手に出場機会を与え、トップチームでの生き残りを懸けたアピールの場を提供する方針です。また、今夏に加入したサンガンテ、フアン・イグレシアス、グリディの3選手も出場する予定です。
🚫一方で、リールへの完全移籍が決定したタンギ・ニアンズや、ヴェネツィア移籍が迫っているアコール・アダムスは出場しません。さらに、クラブから戦力外通告を受けているガットーニ、カルドソ、ジョアン・ジョルダン、ラファ・ミルといった面々も今回の試合には帯同していません。試合の模様は、クラブ公式プラットフォームのSevilla FC+で生中継されます。(via Estadio Deportivo)
【本日の総括】
財政的な制約の中で新戦力登録を目指すセビージャFCは、高給取りのタンギ・ニアンズの放出を確定させ、アコール・アダムスらの売却で資金捻出を図っています。その一方で、チームの最優先課題である中盤のゲームメイカー確保と、左サイドバックの有望株フリオ・ディアスの獲得に向けて着実に歩みを進めており、103年ぶりの因縁となるクラコヴィア戦で新チームの成熟度を試します。