クラブ買収未遂劇:汚職疑惑の実業家アルダマ氏が買収画策も監査不審点で撤退

スペイン政界や官僚を巻き込んだ『コルド事件』や大規模な油類不正税逃れなどの汚職事件で起訴され、渦中の人となっている実業家ビクトル・デ・アルダマ氏が、セビージャFCの買収を本格的に試みていた驚きの事実が発覚した。アルダマ氏は投資ファンドを組成し、セビージャFCのホセ・カストロ副会長と直接交渉テーブルに着いていた。両者の話し合いはかなり進展しており、主要株主たちにも有力な買収候補として周知されていた。

しかし、買収交渉の最終段階として実施した私的財務監査(デューデリジェンス)において、セビージャFCの帳簿から説明のつかない不透明な項目や不審な点が見つかった。アルダマ氏側の陣営はこれらの点について明確な説明を得られず、過大な財務リスクを懸念して最終的に買収手続きから土壇場で撤退することを決定した。過去にサモラCFのオーナーを務め、カディスCFやコルドバCFの買収にも動いていた同氏の野望は、不透明な会計構造によって打ち砕かれる形となった。(via Estadio Deportivo)