最終節セビージャ戦とEL出場権の行方
⚽️ セルタは今週の土曜日にホームのバライードスでセビージャと対戦し、プリメーラ・ディビシオンでの60回目のシーズンを締めくくる。対戦相手のセビージャはすでに降格のプレッシャーから解放されており、マヌ・ブエノの欠場が確定しているほか、カンテラーノのニコ・ギジェンがデビューする可能性があり、彼らにとっては消化試合の位置づけでガリシアへ乗り込んでくる。しかし、セルタにとっては極めて重要な一戦となる。
🏆 クラウディオ・ヒラルデス監督率いるチームは、前節の日曜日にサン・マメスで引き分けたことで来季のヨーロッパカンファレンスリーグ出場権をすでに手中に収め、2年連続のヨーロッパ大会出場を確実なものにしている。この最終戦の目標は、さらなる上位大会であるヨーロッパリーグ(第2のヨーロッパ大会)への出場権を確定させることだ。セルタは自力で決定できる状況にあり、勝ち点1を獲得して引き分け以上で終われば最終順位で6位となりEL出場が決まる。万が一敗れたとしても、最終節でヘタフェがエル・サダールでのオサスナ戦で勝利しなければ、セルタのEL出場が認められる。
🏟 今季のホームでの成績は芳しくなく、この最終戦での改善が求められている。前半戦のサンチェス・ピスフアンでの対戦では、マルコス・アロンソのPKによるゴールでセルタが勝利を収めた。このスタジアムは、ヒラルデス監督が2024年3月にセルタの指揮官としてのキャリアをスタートさせた場所でもあった。また、1年前のバライードスでのセビージャ戦では、モリバ、ミンゲサ、ボルハ・イグレシアスのゴールによりセルタが3-2で勝利しており、この3選手は今週土曜日もピッチに立つ予定だ。
📈 セルタは最近のシーズン最終節で目覚ましい強さを見せており、2012年の1部昇格以降の13シーズンで5勝4分という好成績を残している。現在も最終節は3シーズン連続で無敗を維持している。昨シーズンはヘタフェのアウェイで1-2の勝利を収め、7位に入って8年ぶりのヨーロッパ大会復帰を決めた。ヒラルデス監督のフルシーズン1年目となった2023-24シーズンの最終節では、バライードスでバレンシアと引き分けている。最後に最終節で敗北を喫したのは、2022年のメスタージャでのバレンシア戦(2-0)まで遡る。
🔥 この最終節の好成績サイクルは、2013年の春に起きた「奇跡」から始まっている。当時、残留の可能性がわずか4%と絶望的な状況で最終戦を迎えたセルタは、ナチョ・インサのゴールによってエスパニョールに勝利し、土壇場で1部残留を決めた。試合後には何百人ものファンがピッチになだれ込み、喜びを爆発させた。
⚔️ なお、最終節でセビージャと対戦するのは今回が4回目となる。過去3回の成績はセルタの2勝1敗。1956年はバライードスでセルタが3-1で勝利(ガウシ1点、カルロス・トーレスが2点)。1959年はセビージャがビーゴで1-0で勝利。1988年はアウェイのセビージャでセルタが勝利(モスケラ、バルタザール、フリオ・プリエトがゴール)している。今回は約40年ぶりの最終節での顔合わせとなる。
(via Estadio Deportivo)
(via SPORT)
イアゴ・アスパスの去就と奇妙な過去の記録
👑 セルタの歴史上、最も多くの試合に出場しているイアゴ・アスパスにとって、バライードスは「家」であり、多くの試合と喜びをもたらしてきたスタジアムである。しかし、彼の長いキャリアの中でただ一度だけ、バライードスでアウェイチームの選手としてプレーした奇妙な日が存在する。
🔙 それは14/15シーズンの終わりから3番目の節でのことだった。当時、アスパスはウナイ・エメリ監督率いるセビージャFCのシャツを着ており、スタメンとしてエドゥアルド・ベリッソ監督率いるセルタ・デ・ビーゴと対戦した。
⚖️ この試合の最終スコアは1-1。試合開始直後にフランス人のケヴィン・ガメイロがアスパスとのワンツーから先制点を決め、後半にサンティ・ミナが同点ゴールを決めた。アスパスは際立ったプレーで質の高さを見せつけ、60分間プレーした後にコロンビア人のカルロス・バッカと交代してピッチを退いた。
📋 当時の両チームのラインナップは以下の通りだった。
セルタ(ベリッソ監督):セルヒオ・アルバレス、セルジ・ゴメス、ダビド・コスタス、フォンタス、ジョニー・オット、アウグスト、クローン=デリ、パブロ・エルナンデス、オレジャナ、サンティ・ミナ、シャルレス。ベンチからはマディンダとボンゴンダが出場した。
セビージャ(エメリ監督):セルヒオ・リコ、コケ、アリーバス、コロジエチャク、フェルナンド・ナバーロ、デニス・スアレス(彼もこの日がビーゴへの帰還だった)、イボラ、クリホビアク、イアゴ・アスパス、ガメイロ。ベンチからはアレイシ・ビダル、バッカ、ビトーロが出場した。
📉 この引き分けは、当時の両チームにとって有益な結果ではなかった。セルタはヨーロッパリーグ出場権を争っていたが最終的に届かず、セビージャはリーグ経由でのチャンピオンズリーグ出場権を逃した(セビージャはその後ヨーロッパリーグで優勝してCL出場権を獲得した)。
🗣 セルタでの長年の功績について、チームメイトであったノリートは『ビーゴに彼の銅像を建てるべきだ』と最大限の賛辞を送っている。一方で、自身の引退や去就についてアスパス本人は『今週中に決断を下す』と明言している。今週土曜日のセビージャ戦は、アスパスがこれまで所属した3つのクラブ(もう一つはリバプール)のうちの2つが対戦する特別な日となる。
(via Estadio Deportivo)
イライクス・モリバのプレミア移籍とクラブの財政事情
💰 セルタ・デ・ビーゴは、2025/26シーズンの会計年度が終了する6月30日までに赤字を出さないため、1800万ユーロ弱の収入を得る必要がある。収入と支出の予算ギャップを埋めるため、クラブは再び最も重要な選手の売却を迫られている状況だ。
🔑 現在、移籍市場の鍵を握っているのはウィリオット・スウェドベリとイライクス・モリバの2名だが、特にモリバが売却の最有力候補として動いている。モリバは昨シーズン、RBライプツィヒから獲得されたが、契約期間はわずか4年だった。つまり、現在契約は残り2年となっており、来シーズンには残り1年となって市場価値が下落してしまうため、今夏が売却の理想的なタイミングとなる。
💼 クラブの思惑として、1年前にライプツィヒへ600万ユーロを支払い、選手の大幅な給与削減を受け入れて合意に達したものの、モリバの給与は依然としてチーム内最高クラスであり、セルタにとっては大きな負担となっている。双方が合意した契約には「将来の売却」という前提が含まれており、選手が承認する重要なオファーがクラブ本部(A Sede)に届けば、セルタは移籍に障害を設けない約束となっている。契約解除金はわずか3000万ユーロだが、2000万ユーロ前後のオファーであればクラブの年間決算の問題を解決できるため、セルタは「イエス」と答える方針だ。つまり、モリバは2029年6月30日までの契約にサインした瞬間から移籍市場に出ている状態だった。
🛡 ヒラルデス監督の指導のもと、モリバは失っていた最高の競争力を取り戻した。FCバルセロナを去ってからドイツではほとんどプレーできず、バレンシアやヘタフェへのレンタルでも重要になれなかったが、ビーゴで安定を見つけた。今シーズンは47試合に出場して3419分プレーし、1ゴール4アシストを記録。サン・マメスでの前節でも、守備面(ボール奪取、デュエル、インターセプト)で際立った活躍を見せ、ヨーロッパ大会出場権獲得の鍵となった。セルタでの通算記録は82試合で2ゴールとなっている。
🏴 現在、モリバには資金力のあるプレミアリーグのクラブから強い関心が寄せられている。移籍市場の専門ジャーナリストであるエクレム・コヌールによると、ウナイ・エメリ監督率いるアストン・ビラがモリバの獲得に関心を示しており、オファーは2000万ユーロ+ボーナスになる見込みだという。アストン・ビラはすでに来季のチャンピオンズリーグ出場権を確保している。
💸 また、南イングランドのブライトンもモリバをリストアップしている。ブライトンはヨーロッパリーグ出場権獲得を目前にしており、約2500万ユーロというさらに高額なオファーを提示する意思がある。金銭面ではブライトンが上回るが、スポーツ面の魅力ではアストン・ビラが勝る可能性がある。いずれにせよ、どちらのオファーもセルタの帳尻を合わせることを可能にする。
📊 ちなみに、FCバルセロナは過去にモリバをライプツィヒへ売却した際に1600万ユーロの利益を得ており、さらにセルタが買い取った際にも60万ユーロの利益を得たが、今回のセルタからプレミアへの売却においては利益を得る権利を持っていない。この移籍が成立すれば、セルタだけが大きな利益を得ることになる。
(via ElDesmarque)
(via SPORT)
カール・スタルフェルトの代表招集
🇸🇪 ワールドカップの最終リストや各国代表の動向が報じられる中、スウェーデン代表のディフェンダーのリストに、セルタ所属のカール・スタルフェルトが選出されていることが確認された。
(via Mundo Deportivo)
セルタの起源、初代ガリシア代表のレトロユニフォーム発売
👕 ガリシアサッカー連盟が、「ガリシア文学の日」を記念して、1922年11月19日に誕生した初代ガリシア代表へのオマージュとなる特別なレトロシャツをウェブストアで限定発売した。価格は22.95ユーロ。
🤝 この歴史的な初代ガリシア代表は、当時地域で最も傑出していた「ビーゴ・スポルティング」と「レアル・フォルトゥナ」の2つのクラブの選手たちで構成されていた。そして、この代表の試合からわずか9ヶ月後、この2つのクラブが合併して現在のRCセルタが誕生することになる。
👔 当時の代表チームを率いていたのは、後にセルタ誕生の大きな立役者となるホセ・バル・ビラボア(通称ペペ・バル)と、当時スペイン代表の監督も務めていたジャーナリストのマヌエル・デ・カストロ・ハンディキャップであった。歴史的な最初のスタメンは、イシドロ、オテロ、パサリン、ケラルト、バルビノ、クレメンテ、ペペ・エルミダ、モンチョ、ラモン・ゴンサレス、キアローニ、ポロ、ピニージャで構成されていた。彼らはコイアのグラウンドで行われたセントロ選抜との公式戦に4-1で勝利を収め、キアローニ、ポロ、ピニージャ(PK)らがゴールを決めた。
🎨 今回発売されたデザインは、白地にサンティアゴ十字の黒い刺繍が施され、当時の特徴であるボタン留めの襟には結び目のある紐が付いている。白のシャツに濃い色のパンツというスタイルは、アマチュアサッカー時代の代表チームの最初のデザインだった。
🔄 ちなみに、2024年にバライードスで行われた最後のガリシア代表の試合ではアメリカのブランドが白と青の縦縞のシャツを採用し、今年の1月27日にはボルハ・イグレシアスによって、胸に白、肩に青をあしらった最新のデザインが発表されていた。
(via SPORT)
【本日の総括】
今季最終節のセビージャ戦は、セルタにとってヨーロッパリーグ出場権を自力で確定させるための大一番となります。同時に、イアゴ・アスパスの去就発表や、クラブの財政を健全化するためのイライクス・モリバのプレミア移籍の動向など、ピッチ内外で重要な局面を迎えています。歴史と未来が交差する、セルタにとって見逃せない一週間となりそうです。





