クラブの象徴アスパスが契約延長 引退延期と将来のフロント入りを決断

セルタは、キャプテンでありクラブ史上最高の選手であるイアゴ・アスパスとの契約を1年延長し、彼が2026-27シーズン終了時まで現役を続行することを正式に発表しました。現在38歳の彼は、約40歳までピッチでチームを牽引し、ヨーロッパの舞台で再び戦うことになります。さらに今回の契約では、現役引退後に少なくとも2029年(あるいは2030年)までクラブの組織に加わり、スポーツディレクターなどのフロント業務に就くことが盛り込まれています。

マリアン・モウリーニョ会長はこの延長交渉において、引退を迷っていたアスパスを熱心に説得し、合意を引き出しました。会長はSNSで『イアゴ・アスパスは私たちが今ある姿、そしてこれからもあり続けたい姿のすべてを体現しています。セルタは彼がいてこそ成り立つクラブです。私たちのそばに居続けてくれてありがとう』と深い愛情と感謝を表明しています。

クラブが発表した公式声明でも、アスパスへの最大限の敬意が綴られています。『彼は2030年までサインし、もう1シーズン、ピッチ上で水色のエンブレムを守り続けます。そしてピッチから一歩退く時、同時にクラブの内部へと足を踏み入れます。クラブの組織に加わり、貢献し続けるのです。いつものイアゴ・アスパスが、新たなイアゴ・アスパスとなります。彼がセルタ史上最高の選手というだけではありません。イアゴ・アスパスこそがセルタなのです』

アスパス本人は、オールド・トラッフォードでマンチェスター・ユナイテッドに敗れた際、『再びこの舞台に戻ってくるために、戦い、身を粉にして努力します』と誓った約束を果たしました。そして最近でも『長年やってきて、3人の子供もいますが、日々の生活を今でも楽しんでいます。退屈していませんし、疲れてもいません』と語り、子供の頃の夢であった『大人たちのセルタでプレーし、美しいゴールを決めること』を今も体現し続けています。

今季の彼は、ヨーロッパリーグでは重要な役割を担い、リーグ戦では31試合で1000分強のプレーにとどまるなどセカンダリーな役割も受け入れつつ、全公式戦トータルで47試合1981分間出場し、8ゴール6アシストを記録しました。セルタでの通算成績は570試合以上に出場し、222ゴール、90アシスト以上という前人未到の記録を更新し続けています。

この契約延長の知らせには、サッカー界から多くの喜びの声が寄せられました。ボルハ・イグレシアスが『これ以上幸せなことはない』と反応したほか、フェラン・ジュグラが『いけ、キャプテン』と称え、ケビン・バスケス、ミチュ、代表で共闘したイニゴ・マルティネスらも歓喜しました。他競技からも陸上のアナ・ペレテイロや自転車競技のオスカル・ペレイロらが祝福のメッセージを送り、アーティストのDefredsは『私たち全員が望んでいたことだ』とコメントしています。将来、スポーツディレクターとなったアスパスのもとでガブリ・ベイガが帰還する夢も語られており、ベイガ自身も過去に『イアゴがスポーツディレクターを務めるセルタにいるなんて夢のようです。クラウディオや友達のみんなと一緒に。人生の様々な段階を経験しなければなりませんが、それは夢です』と語っていました。今週末のホームゲームでは、満員のバライードスで彼に対する盛大なオマージュが予定されています。(via ElDesmarque)

ヨーロッパリーグでの栄誉 ミンゲサがベストイレブン、ジョーンズが最優秀ゴールを受賞

今シーズンのUEFAヨーロッパリーグでベスト8に進出したセルタから、複数の選手が大会の個人賞で高い評価を受けました。UEFAのテクニカルオブザーバーグループが選出する大会ベストイレブンにおいて、オスカル・ミンゲサが左サイドのディフェンダー(ウイングバック)として見事選出されました。セルタの選手がこのベストイレブンに選ばれるのは、2016-17シーズンのセルヒオ・アルバレス以来、9年ぶりの快挙です。

ミンゲサはクラウディオ・ヒラルデス監督のローテーションの中でほぼ固定のレギュラーとして活躍し、出場停止となったオリンピック・リヨンとのセカンドレグを除く11試合で771分間(または731分間)プレーしました。左右のウイングバックや、リール戦ではダブルボランチの一角を務めるなど多様な役割をこなし、グループステージのPAOKテッサロニキ戦ではアシスト(またはゴール)を記録しました。4シーズン在籍したセルタでの通算成績は146試合で7ゴール15アシストに上りますが、契約を延長していないためフリーでの退団が確実視されており、今週末の試合がセルタでのラストマッチになる見込みです。クラブはすでに冬の市場でエルチェからアルバロ・ヌニェスを獲得し、セルヒオ・カレイラやハビ・ルエダと共に右サイドのバックアップ体制を整えています。

また、大会のベストゴールには、グループステージのルドゴレツ戦でジョーンズ・エル=アブデラウィが決めたボレーシュートが選ばれました。試合は前半で0-3とリードされる苦しい展開でしたが、後半アディショナルタイムにブライアン・サラゴサのクロスに反応し、高い位置から右足で強烈に叩き込んだこのゴールが、彼のヨーロッパでのキャリア初ゴールとなりました。彼は今季、リーグ戦でも31試合1169分間出場し2ゴールを挙げています。

さらに、8位のベストゴールには、セルタのカンテラーノであるフェル・ロペスがツルヴェナ・ズヴェズダ戦(小さなマラカナン)で決めた見事なミドルシュートが選出されました。ペナルティエリア手前から左足のアウトサイドでカーブをかけ、セルビアのゴール上隅に突き刺した一撃は、彼が冬にレンタルから復帰した直後の試合で生まれた芸術的なプレーでした。(via SPORT), (via ElDesmarque), (via MARCA)

セビージャとの最終決戦 EL出場権確保を懸けたバライードスでの大一番

セルタは今週土曜日の21:00、本拠地バライードスでセビージャとのリーグ最終戦に臨みます。現在リーグ6位につけているセルタにとって、来季のヨーロッパリーグ(またはカンファレンスリーグ)出場権を確定させるための極めて重要な一戦です。背後に迫るヘタフェ(オサスナ戦)などの結果に依存せず、自力で6位を確保するためには、この試合で最低でも引き分け(勝ち点1)が必要となります。

スタジアムのチケットはすでに完売しており、満員のサポーターがチームを後押しします。対するセビージャはすでに1部残留を数学的に決めており、失うものがない状態で試合に臨みます。ルイス・ガルシア・プラサ監督はプレッシャーのないこの状況を利用し、18歳のカンテラーノであるニコ・ギジェンをトップチームデビューさせる準備を進めています。一方で、セビージャのバティスタ・メンディ、アドナン・ヤヌザイ、タンギ・ニアンズなどは負傷や体調不良のため欠場が濃厚であり、退団が決定している選手たちの最後の姿が見られない可能性があります。

セルタのサポーターにとっては、歴史的なシーズンを締めくくる祝祭の場であり、契約延長を発表したばかりのイアゴ・アスパスに対する盛大な敬意を示す絶好の機会となります。(via SPORT), (via Estadio Deportivo)

来季に向けた移籍市場の動向 ガランやブライスの復帰、フェル・ロペス再レンタルの噂

ヨーロッパの舞台を見据え、セルタのフロント陣はすでに2026-27シーズンに向けたスカッドの再構築に着手しています。契約満了や売却によって予算をやり繰りする必要がある中で、クラブは即戦力となる実力者のフリー獲得やレンタルを画策しています。

左サイドバックの補強候補として、かつてセルタで79試合に出場したハビ・ガラン(31歳)の復帰が強く検討されています。彼はアトレティコ・マドリードのディエゴ・シメオネ監督の構想から外れ、今冬に50万ユーロでオサスナへ半年間の契約で移籍していましたが、6月30日で契約満了となります。ガラン自身も3年ぶりのバライードス復帰に前向きです。セルタは現在、純粋な左サイドバックがレバンテにレンタル中のマヌ・サンチェスしかおらず、彼は来季の構想外と見られているため、ガランの獲得は理にかなっています。また、エルチェとの契約が切れるミッドフィルダーのアレイクス・フェバスもフリー獲得のリストに名を連ねています。

攻撃的な中盤(ボランチ)には2つの異なるプロフィールが求められています。一つは、サイドから中央に入ってプレーできる選手です。これには、今冬にウォルバーハンプトンからレンタルで復帰していたフェル・ロペスの再レンタルが最優先事項とされています。ウルブスのチャンピオンシップ(2部)降格がこの交渉を後押ししており、選手自身もセルタ残留を強く望んでいるため、給与を下げてでも再加入する楽観的な見方が広がっています。この交渉には代理人のジョルジュ・メンデスの協力が不可欠です。さらに、レアル・ソシエダでペレグリーノ・マタラッツォ監督のもと出番を減らしている元セルタのブライス・メンデスの復帰もテーブルに挙がっています。

もう一つのプロフィールは、サイドに張って幅を作れるウイングです。冬の市場でバイエルン・ミュンヘンから300万ユーロの違約金でレンタルを打ち切られて去ったブライアン・サラゴサの穴を埋めるため、両サイドでプレーできる選手を探しています。アンヘル・アルコスやジョーンズ・エル=アブデラウィは将来の主力として期待されているものの、来季の即戦力ローテーションには別の実力者が必要だと判断されています。

その他にも、センターバック2名とフィジカルに優れたピボーテの獲得が最優先とされています。イアゴ・アスパスとマルコス・アロンソを含む27名の選手が来季の契約を結んでいるため、ストライカーの獲得は前線の選手が放出された場合にのみ検討される予定です。(via ElDesmarque)

Bチーム監督の引き抜き危機 フレディ・アルバレスにレアル・オビエドが関心

セルタの下部組織であるセルタ・フォルトゥナ(Bチーム)を率いるフレディ・アルバレス監督に、引き抜きの噂が浮上しています。セルタ・フォルトゥナは現在プリメーラRFEF(3部相当)で2位につけており、セグンダ・ディビシオン(2部)昇格に向けた戦いを続けていますが、彼の勇敢で競争力のある戦術スタイルが高く評価されています。

セグンダで来季を戦うことが確定しているレアル・オビエドは、ギジェルモ・アルマダ監督の退任が決定しており、新たなプロジェクトを託す指揮官としてフレディ・アルバレスに強い関心を寄せています。セルタ側は、フォルトゥナがセグンダに昇格した場合には彼をそのまま続投させる方針ですが、もし昇格を逃して3部に留まった場合、監督本人がオビエドからの上位カテゴリーでのオファーを前向きに検討する可能性があります。また、オビエドの筆頭株主であるパチューカ・グループとセルタは良好な関係を築いていることも、この動きに影響を与えそうです。万が一フレディ・アルバレスが退任することになれば、セルタは後任としてベルト・スアレスを昇格させる準備を進めています。(via ElDesmarque)

【本日の総括】

クラブの魂であるイアゴ・アスパスが引退を撤回し、2030年(または2029年)までセルタに貢献し続けるという歴史的な契約延長が最大のニュースとなりました。ヨーロッパリーグでベストイレブンに選ばれたミンゲサの退団が濃厚となる中、ハビ・ガランやブライス・メンデスの復帰など来季に向けた補強計画も着々と進行しています。今週土曜日のセビージャ戦は、EL出場権確保とキャプテンへの感謝を示す最高の一夜になるでしょう。