バイエルンの前日状況:ハリー・ケインが明かす契約延長間近と過酷なアウェイ戦への警戒
明日メトロポリターノでアトレティコと激突するバイエルン・ミュンヘンがマドリードに到着し、エースのハリー・ケインおよびマックス・エバールSD(スポーツディレクター)が取材に応じた。
今年度のバロンドールに輝いたハリー・ケインは、過去のキャリアについて『かつてトッテナムから移籍する際、スペインでプレーする機会があれば挑戦してみたかったのは事実だ。子供の頃は2008年から2012年のスペイン代表や、リオネル・メッシとクリスティアーノ・ロナウドが火花を散らしたバルセロナ対レアル・マドリードに強い憧れを抱いていた。しかし当時はスペイン移籍の具体的なチャンスがなく、バイエルンへの移籍を選択した。その決断は私の人生とキャリアを大きく変えてくれた素晴らしいものだった』と振り返った。
注目されるバイエルンとの契約更新については『この週末から本日(11月2日)にかけて代理人とクラブの間で会話が急速に進んだ。合意に達するのは数週間後ではなく、数日以内の問題だ。細部を詰める段階に入っており、近いうちに良い報告ができると思う』と明かし、契約延長の発表がカウントダウンに入っていることを認めた。
対戦相手のアトレティコについては『シメオネ監督のような現代最高の名将から称賛を受けるのは誇らしい。元同僚のトリッピアーからアトレティコの素晴らしい環境や学んだことについて聞いていた。アトレティコは非常に強固でコンパクトな守備を備え、トランジションの破壊力も抜群だ。メトロポリターノの雰囲気は熱狂的であり、タフな戦いになる覚悟ができている』と警戒感を露わにした。さらに、バロンドールとCL優勝の価値について問われると『バロンドールを受賞した夜は人生最高の瞬間の一つだったが、フットボールはチームでタイトルを勝ち取るためにプレーしている。どちらか一つを選ぶならチームでCLのトロフィーを掲げる瞬間を選ぶ。ただ、私には両方を手にするチャンスがあるのだから、その両方を狙いたい』と貪欲な姿勢を見せた。2019年にトッテナム時代にメトロポリターノで味わったCL決勝敗戦の痛い記憶にも触れ『あの時の記憶を明日の勝利で上書きしたい』と語り、前節失敗したPKについても『準備は何も変わらない。明日PKの機会があれば必ずネットを揺らす』と意気込んだ。
一方、バイエルンのマックス・エバールSDは『アトレティコとのアウェイ戦はCLで最も過酷な試練の一つだ。我々の持つすべての力を発揮しなければならない』とアトレティコへの警戒を強調した。バイエルンは前日に主将マヌエル・ノイアーとミカエル・オリセが遠征メンバーに入ったものの、ノイアーの足の状態は試合当日の最終検査で判断され、不可の場合は頭部打撃から復帰したウルビヒが先発する。オリセも長期離脱を避けるため慎重に起用が判断される。また、サイバリ、ニャブリ、ジャマル・ムシアラ、エンディアイエ、ルイス・ディアスの主力5名が負傷欠場し、バンサン・コンパニ監督が前日に目眩を訴えて倒れたため、今戦はアロン・ダンクス・アシスタントコーチが臨時に指揮を執るなど、満身創痍の状態でメトロポリターノに乗り込んでくる。 (via MARCA)
【本日の総括】
バイエルンとのCL大一番を前に、シメオネ監督とアレックス・バエナが力強い言葉で結束をアピール。クティ・ロメロを週末のバルセロナ戦へ温存しつつ、進化を遂げたポゼッションスタイルと要塞メトロポリターノの熱狂でバイエルン撃破を狙う。さらに将来に向けた21歳代表MFジョジッチ獲得の動きも表面化するなど、ピッチ内外でアトレティコの野心が際立つ一日となった。