シメオネ監督の前日会見:ハリー・ケインへの絶大な賛辞とアデモラ・ルックマンへの全幅の信頼を語る

アトレティコ・マドリードのディエゴ・シメオネ監督が、チャンピオンズリーグのバイエルン・ミュンヘン戦に向けた前日公式記者会見にアレックス・バエナとともに登壇した。

シメオネ監督は、欧州の頂点を目指す戦いについて『我々がチャンピオンズリーグでどこまで進めるかはわからないが、すべての試合で決勝について聞かれるのは避けたい。クラブにとってこの大会で戦えるのは素晴らしいことだが、我々は一試合一試合を着実に戦い、自分たちの力で運命を切り開く必要がある』と語り、15年間に及ぶ長期政権の中で勝ち得てきたクラブやファンとの絆に感謝しつつ、高揚感と情熱を持って大一番に臨む姿勢を示した。

理想とするゲーム展開については『本音を言えば80分間攻め立て、相手の攻撃を10分だけに抑えたい。前節レバンテ戦のように20パス以上をつないでゴールを奪うのが理想だ。しかし現実は甘くなく、非常に強力なチームと対戦するため、相手の激しいプレッシャーを回避しながら苦しい時間帯を耐え抜かなければならない』と語り、ポゼッションと泥臭い守備のバランスが不可欠であると強調した。

今年度のバロンドールを獲得した相手エースのハリー・ケインに対しては惜しみない賛辞を贈り『彼が正当にバロンドールを受賞したことを祝福したい。以前から大好きな選手であり、成熟とともにゴールから離れずに最高のポジションを見つけられるようになった。チームのために献身的にハードワークし、苦しい局面で後ろからボールを引き出す姿勢を備えた真のストライカーだ。彼の才能はフットボール界全体や彼を見つめる子供たちにとって素晴らしく、地道な努力を重ねれば世界の頂点に到達できるというレガシーを残している』と称賛した。

また、今季加入後に苦戦が続くアデモラ・ルックマンについては『彼が望まない位置でプレーさせられているわけではない。思い通りのスタートにはなっていないが、昨季はフリアン・アルバレスも同様の困難を乗り越えて浮上したし、アントワーヌ・グリーズマンもゴールから遠ざかる時期を乗り越えてきた。アデモラ・ルックマンはアタッキングサードでのデュエル数がチームで最も多く、私は彼に全幅の信頼を置いている。焦りや挫折感にとらわれないでほしい。いつかゴールやアシストが生まれ始めるはずであり、その道を歩んでくれることを確信している』と擁護した。

若手のオベド・バルガスについては『非常に高い熱量と情熱を持って練習に取り組んでいる。パブロ・バリオス、コケ、ヒュルマンド、ロドリゴ・メンドーサといった実力者たちと激しいポジション争いをしており、練習で「彼を起用すべきだ」と思わせるようなアピールを見せてくれる日を楽しみに待っている』と評価した。

バイエルン戦のスタメン構想については、カルドソとヒュルマンドが欠場している状況に触れ『コケが復帰したが試合は長い。ロドリゴ・メンドーサ、オベド、マルコス・ジョレンテらの選択肢を含め、試合当日の夕方6時までじっくり考えて最終決断を下す』と明かした。 (via MARCA)