ケイン封じの刺客かバルサ戦温存か

アトレティコ・マドリードの守備の要であるクティ・ロメロの復帰に伴い、首脳陣とシメオネ監督の間で大きな決断が迫られています。今週、チームはメトロポリターノでバイエルン・ミュンヘン、そしてバルセロナという屈指の強豪を迎える極めて重要な7日間を迎えます。

ロメロはエスパニョール戦で負傷したアデューター(内転筋)の軽度の怪我を乗り越え、シュトゥットガルト戦やデポルティーボ戦、レバンテ戦を欠場したものの、敵地でのレバンテ戦では復帰後初となる招集メンバー入りを果たしました。最低限の回復目安とされていた12日間を満たしての復帰でしたが、過度なリスクを避けるため、レバンテ戦では出番を与えられずベンチからチームの勝利を見守りました。

しかし、日曜日のトレーニングにおいて、ロメロはレバンテ戦のスタメン組とともにジムで調整を行い、控え組(セルロート、アデモラ・ルックマン、ル・ノーマン、ジョナサン・デイヴィッド、コケ、アルナウ・オルティス、バルガス、ロドリゴ・メンドーサ、ドミンゲス、ダニ・マルティネスら)のフィールド練習には参加しませんでした。この動きが、彼の起用法に関する議論を再燃させています。

シメオネ監督が直面している最大のジレンマは、バイエルン・ミュンヘン戦で「対ハリー・ケイン兵器」としてロメロを先発起用するか、それとも週末の首位浮上がかかるバルセロナ戦(ラフィーニャやラミン・ヤマルらを擁する決戦)に向けて体力を温存させるかという点です。ロメロはトッテナム時代にハリー・ケインと同僚であり、その能力を熟知しているほか、先のワールドカップでも見事に抑え込んだ実績があります。世界最高峰のストッパーをバイエルン戦で先発させれば大きなアドバンテージとなりますが、試合勘や体力が万全でない中で連戦を強行させれば、バルセロナ戦で過度な負荷やリスクを抱えることになります。この徹底したコンディション管理と起用タイミングの判断に注目が集まっています。(via MARCA)