マタラッツォ監督の去就

昨季の途中で就任し、不振にあえぐチームを立て直して見事コパ・デル・レイ優勝に導いたペジェグリーノ・マタラッツォ監督に対し、レアル・ソシエダは絶対的な信頼を寄せており、契約延長の意向を明確にしています。現在の契約は2027年6月30日までとなっていますが、他クラブからの引き抜きの打診や噂を断ち切るためにも、クラブは早期の契約更新を望んでいます。

スポーツディレクターのエリック・ブレトスは公の場で、『リノ(マタラッツォ監督の愛称)にはとても満足しています。一緒に仕事をするのが好きな監督であり、我々には未来があると感じていますし、関係を延長することについて話し合っています。彼と一緒に仕事を続けたいですし、彼も我々と一緒にいたいと伝えてくれています。我々には未来を託せる監督がいます』と語り、相思相愛であることを強調しました。

ドイツで指導者として育ったアメリカ出身の指揮官は、すでにプレシーズンの計画や選手の去就に関する決断に集中しており、来季に向けた準備を順調に進めています。(via Estadio Deportivo)

レンタル復帰組の明暗

レンタル移籍からチームに戻るカルロス・フェルナンデスとミケル・ゴティに対して、クラブの対応は明確に分かれています。

CDミランデスで16ゴール2アシストという素晴らしい成績を残したカルロス・フェルナンデスですが、レアル・ソシエダでの居場所はありません。ミケル・オヤルサバル、オリ・オスカルソン、ゴルカ・カレーラといった充実した攻撃陣がいることに加え、放出予定のジョン・カリカブルも控えているためです。ブレトスSDは『最近彼と話しましたが、彼が過ごした素晴らしい1年を嬉しく思っています。なぜなら、ミランデスでのレンタルの目的であった、再び重要な選手だと感じられるようになったからです。彼がサッカーを楽しみ、どれほど素晴らしい選手であるかを証明し続けられる場所を見つけたいと思っています』と語り、今夏に移籍先を探す方針を明言しました。契約は残り1年ありますが、放出の障壁にはならないと見られています。

一方、冬にコルドバCFへレンタルされ、16試合で825分プレーしたミケル・ゴティについては、プレシーズンでマタラッツォ監督にアピールするチャンスが与えられます。コルドバでは徐々にトーンダウンしたものの、ブレトスSDは『出場時間の多少は別として、ミケルがより強くなって戻ってくるためのレンタルでした。彼にはレアル・ソシエダで居場所を作る能力があると考えています』と評価し、トップチーム定着へ期待を寄せています。アルセン・ザハリャンやブライス・メンデスの退団の可能性があることも、ゴティの残留を後押しする要因になりそうです。(via Estadio Deportivo)

ブライス・メンデスに退団の可能性

マタラッツォ監督の就任以降、出場機会が減少しているブライス・メンデスについて、クラブは今夏の市場での放出を前向きに検討しています。今季は個人として6ゴール2アシストを記録しましたが、チームはサラリーキャップに空きを作り、新たな補強の余地を生み出すための人員整理を優先しており、彼がその筆頭候補に挙がっています。

古巣であるセルタ・デ・ビーゴが彼の復帰を熱望しており、クラウディオ・ヒラルデス監督も獲得に強い関心を示しています。しかし、レアル・ソシエダ側は移籍金として高額な要求を設定しており、交渉は一筋縄ではいかない状況です。セルタのスポーツディレクターであるマルコ・ガルセスは、この状況を逆手にとり、市場の終盤まで粘り強く待つ戦略をとると見られています。(via ElDesmarque)

新戦力候補の噂

レアル・ソシエダは、ドゥイェ・カレタ=ツァルの退団に伴う最終ラインの補強として、リーベル・プレートで活躍する22歳のアルゼンチン人センターバック、ラウタロ・リベロに関心を示し、すでに交渉を行っている模様です。

リベロは若くしてリーベルで重要な役割を担っており、アルゼンチン代表のリオネル・スカローニ監督からも高く評価されてW杯の最終メンバー入りに近づいたほどの逸材です。レアル・ベティスなど他のスペインクラブも強い関心を示して具体的な動きを見せており、今夏の争奪戦になることが予想されています。(via Estadio Deportivo)

久保建英の負傷情報

現在開催中のワールドカップにおいて、日本代表としてプレーしている久保建英に関する残念なニュースが入っています。

久保はW杯の試合中に膝を負傷し、75分での交代を余儀なくされました。このケガの影響は大きく、次戦であるチュニジア代表との試合(W杯通算1000試合目となる記念すべき一戦)を少なくとも欠場することがすでに確定しています。日本代表にとっても非常に痛手となる重要な欠場者として報じられており、レアル・ソシエダのファンにとっても彼の状態が非常に心配される状況となっています。クラブでの新シーズンに向けた影響も懸念されます。(via SPORT)

ミケル・オヤルサバルの足跡

レアル・ソシエダの象徴であるミケル・オヤルサバルにスポットを当てた特集が組まれています。

2015年10月にデイビッド・モイーズ監督のもと、カルロス・ベラとの交代で28番を背負ってトップチームデビューを果たした彼は、今やクラブの生きた伝説であり、今季のコパ・デル・レイ優勝トロフィーを掲げたキャプテンです。ワン・クラブ・マンとしてソシエダ一筋を貫く彼は、大舞台での驚異的な勝負強さを誇っています。ソシエダでの2回のコパ・デル・レイ決勝(2020年と2026年)、スペイン代表での2回のネーションズリーグ決勝(2021年と2025年)、EURO2024決勝、そして東京オリンピック決勝と、彼がプレーした6つのエリートレベルの決勝戦すべてでゴールを決めているという、他に類を見ない記録を持っています。

前回のカタール大会は膝の重傷で欠場したため、今回の北中米大会が彼にとって初のワールドカップとなります。デビュー戦では最初の30分間ボールに触れられないという彼らしくない異例の事態を経験しましたが、次戦のサウジアラビア戦で本来のゴールやアシストといった活躍を取り戻すことが期待されています。(via MARCA)

【本日の総括】

マタラッツォ監督の続投が確実視されクラブの基盤が固まる一方で、カルロス・フェルナンデスやブライス・メンデスといった実績ある選手の放出が検討されるなど、来季に向けたチームの血の入れ替えが進んでいます。W杯の舞台ではオヤルサバルの活躍に期待がかかる反面、久保建英の膝の負傷という気がかりなニュースも飛び込んできました。