【今回のラインナップ】

 

✅ ラ・リーガ・ハイパーモーション(全体) 大激戦のシーズン終盤!上位も下位も数ポイント差の大混戦

✅ スポルティング・デ・ヒホン 会長がファンに昇格を約束!負傷者復帰でブルゴス戦へ

✅ レアル・サラゴサ 監督交代で復調!D・ゴメスが前監督への不満と現状の自信を吐露

✅ CDミランデス C・フェルナンデス爆発で奇跡の残留へ猛追!サラゴサ撃破で大逆襲

✅ CDテネリフェ 歴代最多出場レジェンド、A・モリーナ氏のゲート命名セレモニー開催

✅ レバンテUD P・マルティネスが残留へ悲壮な決意!「残り8試合はすべて決勝戦」

✅ FCアンドラ ピケ会長が審判にブチギレ!「Twitterに晒す」発言でまたも高額罰金

✅ デポルティーボ・デ・ラ・コルーニャ ペーニャ連合が元会長レンドイロ氏の通り命名を求める署名を開始

 

■【ラ・リーガ・ハイパーモーション (全体状況)】

欧州の他の2部リーグと比較しても、類を見ないほどの大混戦となっている。第34節を終え、残り8試合となった現在、上位8チームがわずか8ポイント差の中にひしめき合っている。自動昇格圏となる首位はラシン・サンタンデールで62ポイント、2位はアルメリアで61ポイント、3位はデポルティーボが60ポイントで猛追している。プレーオフ圏内は、ラス・パルマス、カステリョン、マラガが揃って57ポイントで並んでいる。得失点差でブルゴスが57ポイントでプレーオフ圏外となっており、そのすぐ後ろからエイバルが54ポイントで追う展開だ。さらにその後方にも、スポルティング、セウタ、アンドラ、コルドバ、アルバセテといったチームが昇格プレーオフのチャンスをうかがっている。

一方の下位も壮絶な残留争いが繰り広げられており、9チームが10ポイント差に収まっている。グラナダが42ポイントでこのグループの最上位に位置し、降格圏となるブービーにはウエスカ、ミランデス、クルトゥラル・レオネサが32ポイントで並んでいる。残留ラインは現在38ポイントのカディスが引いており、非常に緊迫した状況が続いている。(via MARCA)

 

■【スポルティング・デ・ヒホン】

アンドレス・クエンカがデビュー戦で負傷した左ハムストリングの断裂から回復し、グループ練習に復帰を果たした。これにより、今週末のエル・プランティオで行われるブルゴス戦でのメンバー入りに期待がかかっている。一方、先日契約延長を果たしたばかりのMFマヌ・ロドリゲスは、サンタンデール戦を欠場する原因となった膝の違和感から順調に回復しているものの、別メニューでの調整が続いている。

クラブの経営陣の動きとしては、ホセ・リエストラ執行会長が、設立から1年で110名の会員を抱えるカンダスのペーニャ「ラ・レサカ」の公式発足イベントに出席した。イベントにはエリック・クルベロ、セサル・ヘラベルト、ホアキン・アロンソ、ホセ・レドンドらに加え、フィジカルコーチのカルロス・カストロアグディンや理学療法士のマルセリーノ・トロンテギも同席した。デポルティーボ戦でのエル・モリノンでのファンからの抗議(チケット代22ユーロ問題や経営への不満)を受け、リエストラ会長は「クラブはOrlegi(オルレギ・グループ)のものではなく、ファンのものだ。我々は管理者である」と強調。「インフラ(マレオは整備済み、次はエル・モリノン)、プロセス、タレント」の3つの信念を語り、「一緒にやれば、ここで昇格を祝えると約束する」と誓った。また、ペーニャへのプレゼント交換や、選手たちが地元の子供たちと路上でロンド(鳥かご)を楽しむなど、ファンとの距離を縮める積極的な交流が行われた。(via SPORT)

 

■【レアル・サラゴサ】

ルベン・セジェス前監督が成績不振で解任され、ダビド・ナバーロが暫定監督から正監督に昇格して以降、チームは劇的な復調を見せている。ナバーロ就任後、直近18ポイント中10ポイントを獲得し、残留に向けて力強い足取りを見せている。

今季8ゴールを挙げ、直近5試合で4ゴールと爆発しているFWダニ・ゴメスは、セジェス前監督時代に十分な出場機会が得られなかったことに対する不満を吐露した。「試合に出られない時はフラストレーションが溜まった。監督が自分を起用しなかった理由は彼にあるが、説明は一切なかった」と語る一方で、「1月にクラブを離れることは全く考えなかった」と残留への意志の強さを明言した。さらに、ナバーロ現監督については「全く知らなかったが、とても親しみやすく、試合に出ている選手にも出ていない選手にも気を配ってくれる。彼がもたらす自信が選手のパフォーマンスを引き出している」と絶賛し、クラブを救うために全力を尽くす姿勢を示した。(via Estadio Deportivo)

 

■【CDミランデス】

第30節終了時点ではわずか24ポイントで最下位に沈み、残留ラインから10ポイントも離されていた絶望的な状況から、奇跡の猛追を見せている。アントチョン・ムネタ監督率いるチームは、直近4試合で12ポイント中8ポイントを獲得し、現在は32ポイント。ウエスカ、クルトゥラル・レオネサと並んで降格圏にいるものの、残留ラインのカディス(38ポイント)までついに射程圏内に捉えた。

この大逆襲の立役者となっているのが、レアル・ソシエダからローン移籍中のFWカルロス・フェルナンデスである。直近4試合で4ゴールを記録し、直近のレアル・サラゴサ戦でも1-2の逆転勝利をもたらす値千金の決勝ゴールを叩き出した。これで今季リーグ戦通算14ゴールとなり、プロとしてのキャリアハイを更新中だ。LaLiga Hypermotionの第34節ベストイレブンにも選出されたストライカーは、「試合のレベルに合わせて戦い抜く」と絶対の自信を見せている。ムネタ監督もサラゴサ戦での逆転劇について「チームのパーソナリティを高く評価する」と称賛。次節はプレーオフを争うカステリョン、その次は同じく残留を争うデポルティーボ・デ・ラ・コルーニャ(リアソール)との厳しい連戦が待ち受けている。(via Estadio Deportivo)

 

■【CDテネリフェ】

クラブの偉大なレジェンドであるアルベルト・モリーナ・ナバーロ氏(83歳)に敬意を表し、エリオドロ・ロドリゲス・ロペス・スタジアムの中央ゲートの1つに彼の名前が命名された。モリーナ氏は背番号「5」を背負い、クラブ史上最多となる公式戦413試合に出場の記録を持つ名ディフェンダーである。セレモニーにはフェリペ・ミニャンブレス会長をはじめ、現在405試合出場でモリーナ氏の記録を追うアイトール・サンス、ホセ・フアン・グティエレス、トーニョ・エルナンデス、クリスト・マレロ、アルバロ・セルベラ、ロベルト・ペレラといった歴代の功労者が出席。さらに、マイケル・メサ、セサル、フラン・サビナ、ダニ・フェルナンデスら現役の若手選手たちも歩み寄り、レジェンドに敬意を表した。モリーナ氏は「私はグラン・カナリアで生まれたが、テネリフェの人間であり、テネリフェのファンだ」と語り、家族や友人とともに記念すべき瞬間を分かち合った。(via SPORT)

 

■【レバンテUD】

残留ラインから5ポイント差という非常に厳しい状況の中、公開練習後に背番号10を背負うパブロ・マルティネスがメディアの前に立ち、強い決意を語った。「残り8試合はすべて決勝戦であり、ロッカールームの全員がそう感じている」と語り、次節のホーム戦に向けて「ファンの存在が勝利のための特別なモチベーションになる」とサポーターの結束を強く呼びかけた。マルティネス自身はオビエド戦、ジローナ戦で出場時間を重ねてコンディションを確実に取り戻しており、「シウタ・デ・バレンシアは我々の要塞になりつつある。月曜日は全てを出し尽くす」と必勝を誓った。(via SPORT)

 

■【FCアンドラ】

第33節、ホームのノウ・エスタディ・エンカンプで行われたマラガCF戦(3-3のドロー)で、ジェラール・ピケ会長が重大な問題行動を起こした。自動昇格を争うマラガに対し、中位に位置するアンドラは前半だけで2つのゴール取り消しと1つのPK宣告を受けるなど、不利な判定に大いに苦しんだ。この判定に激怒したピケ会長は、ハーフタイム中にドレッシングルームへと続くトンネルで第1副審(アレハンドロ・オハオス・バレラ主審のチーム)に対し、顔から数センチの距離で指を突き立てながら「歴史的な強盗だ」「Twitterに晒してやる」と激しい言葉で脅迫。さらにマラガのスタッフにも攻撃的な態度を取り、セキュリティに引き離される事態となった。

スペインサッカー連盟(RFEF)の規律委員会は、暴力的および不寛容な行動の規定違反としてピケ氏に1万2000ユーロの罰金を科した。ピケ会長は今シーズン、ミランデス、デポルティーボ・デ・ラ・コルーニャ、レガネス戦でも同様の問題行動を起こしており、累積の罰金額はこれで4万ユーロに達した。ピケ氏は連盟の公式な役職に就いていないため、この高額な罰金はFCアンドラが支払うことになっている。(via Esport3)

 

■【デポルティーボ・デ・ラ・コルーニャ】

ペーニャ連合(Federación de Peñas del Deportivo)が、アウグスト・セサル・レンドイロ元会長の功績を称え、ア・コルーニャ市内に彼の名を冠した通りを作るよう市議会に求める署名活動をプラットフォーム「change.org」で開始した。クラブと市議会が協力して実現を目指すこの取り組みは、ア・コルーニャにおけるレンドイロ氏の歴史的な足跡を永遠に残すためのものである。過去にはマウロ・シウバ通りや、現在場所の選定が進んでいるフランの通り、さらにアルセニオ・イグレシアスの銅像や練習場の命名など、レジェンドたちへのオマージュが行われてきた。現在リーグ3位(60ポイント)につけ、自動昇格圏を猛烈に追い上げるチームの勢いとともに、ファンは元会長への最高の栄誉の実現を願っている。(via SPORT)

 

【本日の総括】

残り8節となり、昇格争い・残留争いともに過去に類を見ない歴史的な大混戦となっているLaLiga Hypermotion。自動昇格圏からプレーオフ圏外までがわずかなポイント差で密集し、下位も勝ち点1を争うサバイバルが続いている。ナバーロ新監督の下で立て直したサラゴサや、C・フェルナンデスの得点力で絶望的な状況から息を吹き返したミランデスなど、勢いに乗るチームが下位戦線をさらに混沌とさせている。一方でピケ会長の度重なる罰金騒動のようなピッチ外のトラブルも熱気を帯びており、最後まで目が離せない展開となっている。