コスタ・ブラバ杯でアーセナルに敗北。1-4で強豪の壁に跳ね返される

ジローナは第49回コスタ・ブラバ杯で、昨季プレミアリーグ王者でありチャンピオンズリーグ準優勝のアーセナルと対戦し、1-4で敗北を喫しました。セグンダ・ディビシオン(2部)降格後、1部復帰の最有力候補と目され再建の段階にあるキケ・アルバレス新監督率いるジローナにとって、欧州トップレベルのチームとの対戦は非常に厳しいテストとなりました。ジローナは最終ラインからボールを保持してビルドアップしようと試みたものの、アーセナルのプレスの速さと決定力の違いを見せつけられる結果となりました。キケ・アルバレス監督にとっては、8月16日のリーグ開幕まで残り2週間となる中で、修正点を見つけるための教訓に満ちた実戦となりました。(via Estadio Deportivo)

試合の詳細とスタッツ:アルナウ・マルティネスが意地の1発

キケ・アルバレス監督は、GKにガッサニーガ、ディフェンスラインにアルナウ・マルティネス、アレハンドロ・フランセス、ダビド・ロペス、アレックス・モレノ、中盤にフラン・ベルトラン、ドニー・ファン・デ・ベーク、前線にブライアン・ヒル、キム・ミンス、ランシネ・クルマ、ウラディスラフ・ヴァナトを並べるスタメンを起用しました。

前半16分、マックス・ドウマンの正確なスルーパスからカイ・ハフェルツに先制を許すと、30分にはクリストス・ツォリスのシュートがアレハンドロ・フランセスに当たってコースが変わり追加点を奪われ、0-2で折り返します。後半開始直後の50分、キム・ミンスのコーナーキックにアルナウ・マルティネスが打点の高いヘディングで合わせ、1点を返してスタジアムを沸かせました。しかしそのわずか3分後の53分、マックス・ドウマンに痛烈なシュートを決められ1-3と突き放されます。この直前にアレックス・モレノへのファウルがあったとアピールするもVARのない試合であり判定は変わりませんでした。さらに55分には、アレックス・モレノのビルドアップ時のボールロストからガブリエル・ジェズスに決定的な4点目を奪われました。この失点直後には両チームの選手が小競り合いを起こすなど、親善試合ながら熱を帯びた展開となりました。ジローナは60分過ぎに5人の選手を入れ替え、終盤にはイバン・マルティンのパスからアベル・ルイスがシュートを放つなど反撃を試みましたが、相手GKイラン・メリエの好セーブに阻まれました。(via MARCA)

モンティリビは満員御礼。契約延長のストゥアーニに大歓声

試合は敗れたものの、モンティリビ・スタジアムには13,540人以上のファンが詰めかけ、チケットは完売となりました。猛暑と高い湿度の中、ファンは最後までチームを後押しし、試合終盤にはスタンドでウェーブが起きたり、数千台のスマートフォンのライトがスタジアムを照らしたりと、素晴らしいお祭りの雰囲気に包まれました。そして試合終了5分前、クラブの偉大な象徴であり契約を延長したばかりのクリスティアン・ストゥアーニがピッチに立つと、この日一番の大きなスタンディングオベーションが送られました。ジローナは過去5回のコスタ・ブラバ杯で連続優勝していましたが、今回はタイトルを逃す結果となりました。(via Mundo Deportivo)

アゼディン・ウナヒの去就:バルサとアヤックスが獲得争い、設定額は2500万ユーロ

ジローナのモロッコ代表MF、アゼディン・ウナヒ(26歳)を巡り、ビッグクラブによる獲得争いが激化しています。フレンキー・デ・ヨングが長期離脱となったFCバルセロナが、手薄になった中盤の補強としてウナヒの獲得を検討している陣営の最後尾に加わりました。一方で、昨シーズンまでジローナを指揮し、現在はアヤックスの監督を務めるミチェルも、教え子である彼をオランダへ連れて行くことを強く望んでいます。ジローナは2部降格に伴いウナヒの売却を容認する構えですが、契約解除金である2500万ユーロの満額支払いを要求しています。昨季のウナヒはリーグ戦24試合に出場し5ゴール2アシストを記録し、苦しいチーム状況の中で数少ない明るい材料となっていました。(via SPORT)

元所属ラディスラフ・クレイチーの完全移籍で750万ユーロの収入

昨シーズン、ジローナからイングランドのウルブスへ期限付き移籍をしていたチェコ代表CBラディスラフ・クレイチーについて、ジローナのクラブ財政にプラスとなる情報が入りました。ウルブスは昨季2250万ユーロを支払っていましたが、今夏の市場でレンタル契約に含まれていた買い取り義務オプションを行使し、追加で750万ユーロを支払いました。これによりジローナは総額3000万ユーロの移籍金収入を確保したことになります。なお、レアル・ソシエダがクレイチー獲得に向けたオファーをウルブスに提示したものの、ウルブス側はこれを即座に拒否しています。(via SPORT)

【本日の総括】

プレミア王者アーセナルとのコスタ・ブラバ杯は1-4と厳しい結果になりましたが、満員のモンティリビでストゥアーニの帰還を祝うなど、ファンとチームの確かな絆を感じる夜となりました。ピッチ外ではウナヒの去就やクレイチーの移籍金収入など、2部での再建に向けた資金面と編成の動きが活発になっています。リーグ開幕に向け、キケ・アルバレス新監督のチーム作りとフロントの手腕に注目です。