エルネスト・バルベルデ退任と新監督エディン・テルジッチ就任

アスレティック・クラブに大きな変革の時が訪れました。長年チームを率いたエルネスト・バルベルデ監督が退任し、その後任として元ボルシア・ドルトムント指揮官のドイツ人、エディン・テルジッチ監督が新たに就任しました。非常に不安定な結果に終わった昨シーズンからの転換を図るため、クラブは新たな方向性を模索しています。テルジッチ新監督は、ミケル・ゴンサレス・スポーツディレクターと連日緊密な会談を重ねており、アスレティック独自の哲学を維持しながらも、競争力のある新プロジェクトの構築に着手しています。

この大きな変化に対し、元アスレティックのストライカーであるフェルナンド・ジョレンテも自らの見解を示しました。彼はクラブが直面しているレアル・マドリードやバルセロナ、アトレティコ・マドリードといった強豪クラブとの資金力・戦力差というハンディキャップを認めつつも、成功のためのレシピを提示しています。

『決して希望を失ってはいけない。信じられないような素晴らしい世代が現れて、チームをそのような高いレベルに引き上げてくれる可能性は常にある。我々の市場がとても限られているからこそ、これは非常に難しいことだ。しかし、最も重要なのは、それらの若者たちにチャンスと愛情を与えることだ。上位争いをしてチャンピオンズリーグ圏内に入れることを願っているが、その後どれほどの困難が伴うかは分かっている。今年はチームにとって本当に難しい年だった』とジョレンテは語り、下部組織からの若手育成の重要性を改めて強調しています。

(via SPORT)

(via ElDesmarque)

イニャキ・ウィリアムズ、8シーズンぶりに出場時間トップ3から陥落

アスレティックの鉄人として知られるイニャキ・ウィリアムズに関する衝撃的なスタッツが明らかになりました。今シーズン(2025-26)、イニャキは過去8シーズンにわたって守り続けてきたクラブの出場時間ランキングのトップ3から初めて陥落し、2,708分で第8位に後退しました。昨シーズン(2024-25)は3,848分でチームトップだったため、実に1,000分以上もプレー時間が減少したことになります。

この急激な出場機会減少の主な要因は、彼を襲った深刻な負傷です。10月から12月にかけて、右脚の長内転筋に腱への影響も伴う重度の筋肉損傷を負い、約2ヶ月間の長期離脱を余儀なくされました。これにより、彼が誇っていた絶対的な信頼性というトレードマークが失われる形となりました。なお、今季の出場時間トップ3は、1位がウナイ・シモン(4,140分)、2位がハウレギサル(3,816分)、3位がダニ・ビビアン(3,478分)となっています。

イニャキはかつて、ラ・リーガで251試合連続出場という歴史的な大記録を打ち立てました。2016年4月20日から、2023年1月にビーゴでのセルタ戦を欠場するまで、誰にも破られないような驚異的な連続出場を続けていました。

現在、彼はアスレティックでの公式戦出場数を510試合に伸ばしており、クラブ歴代出場試合数ランキングでアンドニ・イラオラと並ぶ7位タイにつけています。彼にはまだ2年の契約が残されており、来シーズン(2026-27)にはホセバ・エチェベリアの514試合、そしてチェチュ・ロホの541試合という偉大な記録を射程圏内に捉えています。さらにはイケル・ムニアインの560試合という数字にも迫る可能性があります。

月曜日には32歳の誕生日を迎えるイニャキですが、現在はロードアイランドに滞在し、ガーナ代表としてワールドカップに向けた準備を進めています。過去の10月、11月、3月の代表戦は身体的な問題で欠場していましたが、今回復帰を果たし、6月17日にトロントで行われるパナマ戦に向けて調整を続けています。彼にとって2度目の主要な国際大会となります。

(via Mundo Deportivo)

ニコ・ウィリアムズ、代表合宿でのリラックスした様子とラミネ・ヤマルとのSNSの応酬

太ももの筋肉に負傷を抱え、アトレティコ戦など直近の7試合を欠場していたニコ・ウィリアムズですが、スペイン代表の合宿地であるテネシー州チャタヌーガでのトレーニングに完全に復帰しました。合宿に合流した際には、ラミネ・ヤマルらとともにチームメイトから手荒い伝統の歓迎である「トンネル」を受けて笑顔を見せていました。ルイス・デ・ラ・フエンテ監督は彼とヤマルの状態について慎重な姿勢を崩しておらず、ワールドカップのデビュー戦であるカーボベルデ戦(アトランタ開催)には間に合う見込みですが、予防措置としてベンチスタートになる可能性が高いとされています。

厳しい環境下でのトレーニングが続く中、ニコはピッチ外でラミネ・ヤマルと非常に良好でリラックスした関係を築いており、SNS上でのユーモアあふれるやり取りが話題を呼んでいます。

事の発端はラミネ・ヤマルがInstagramのストーリーに投稿した動画でした。ヤマルは、裸足にサンダルを履いたニコ・ウィリアムズの足元を撮影し、『なんてこった』と大爆笑しながらからかう様子を公開しました。しかし、ニコも黙ってはいません。その約1時間後、今度はニコが熟睡しているラミネ・ヤマルの寝顔動画を投稿し、見事な復讐を果たしました。このような若手選手同士の無邪気なSNSでの戦争は、スペイン代表キャンプ内にどれだけ素晴らしい雰囲気が漂っているかを完璧に示しています。

また、ニコは過酷なトレーニングの後に『なんて日だ、なんて日だ!』とチームメイトに冗談交じりに不満を漏らすなど、常に明るいムードメーカーとして振る舞っています。空き時間にはラミネ・ヤマルらとPlayStationのFIFAで対戦して遊ぶなど、和やかな時間を過ごしています。

(via MARCA)

(via SPORT)

(via ElDesmarque)

(via Mundo Deportivo)

ウナイ・シモン、代表GK陣での圧倒的な存在感とチームメイトからの信頼

ワールドカップに臨むスペイン代表において、アスレティックの守護神ウナイ・シモンは絶対的な地位を確立しています。今回、ダビド・ラヤ、そしてバルセロナのジョアン・ガルシアとともにGK陣を形成していますが、ルイス・デ・ラ・フエンテ監督は彼らについて『誰が出場してもおかしくないし、出場しないからといって劣っていると考えるのは不公平だ。我々には世界トップ5に入るGKが3人もいるのだから』と絶対の信頼を口にしています。

チームメイトであるジョアン・ガルシアも、シモンの能力と人間性を大絶賛しています。ガルシアはインタビューでシモンの特徴について問われると、『彼がチームメイトに与える安心感と安全性だ。ゴールキーパーが持つ落ち着きというのは、周りの選手にとって非常に重要なものなんだ』と語り、その存在の大きさを強調しました。

また、ピッチ外での関係性についてもガルシアは言及しており、『一緒に一杯飲みに行くなら誰を選ぶか?』という質問に対し、『何人かいるけれど、ウナイ・シモンと一緒なら絶対に楽しい時間を過ごせると思う』と回答しました。さらに、代表の空き時間について『EUROの時は、ウナイ・シモン、ダニ・オルモ、マルティン・スビメンディの3人がよくチェスをして遊んでいた』と明かし、シモンがチーム内で非常に親しまれ、知的で落ち着いた一面を持っていることも窺わせています。

(via SPORT)

(via Esport3)

元アスレティックのアンデル・エレーラ、ボカ退団とサラゴサ復帰の動き

アスレティック・クラブで長年活躍したアンデル・エレーラ(36歳)が、アルゼンチンの名門ボカ・ジュニアーズを退団することが正式に発表されました。2025年1月にボカに加入し、クラブとの契約は今年の12月31日まで残っていましたが、新監督のロドルフォ・アスマバレーナの構想から外れたこともあり、双方合意の上で契約を解除しました。

エレーラはクラブ公式SNSを通じて、ラ・ボンボネーラのピッチに立ち、涙で声を詰まらせながらファンへ別れのメッセージを送りました。『ボカファンの皆さん、クラブと私はこれからの冒険を別の形で続けることを決定したとお伝えします。これからは私の残りの人生を、一人のファンとして過ごすことになります。このクラブでプレーする機会を与えてくれたことに、心から感謝したい。私のキャリアを通じて抱いていた夢の一つが、このクラブを代表し、この色を身にまとうことだったんだ』と語り、『この1年半は本当に素晴らしい時間だった。このクラブはヨーロッパに一人のボカファンを持つことになる。クラブが私を必要とする時はいつでも、そこにいて手を貸すつもりだ。すべてのことに感謝している』と感情を爆発させました。

ボカでは度重なる怪我の影響で継続的な出場機会を得られず、公式戦64試合中29試合の出場にとどまりましたが、コパ・リベルタドーレスでゴールを決めるなどの足跡を残しました。

そして現在、彼がプロキャリアをスタートさせた心のクラブであるレアル・サラゴサ(現在はプリメーラRFEFに降格)への復帰が非常に熱を帯びています。サラゴサのラロ・アランテギ・スポーツディレクターは新監督就任会見の場で、『アンデルのような選手の存在は我々にとって非常に重要だ。もし彼が我々のチームに加わってくれる可能性が1%でもあるのなら、彼をここに迎えるためにあらゆる手段を尽くすことに疑いの余地はない』と断言しました。

また、サラゴサの新監督に就任し、かつてアスレティックでエレーラとチームメイトだったイバイ・ゴメスも、『私たちはとても良い関係を築いている。彼がいつかここに戻ってくるという夢を常に語っていたのを覚えているよ。サラゴサとアンデルの結びつきは、いつの日か必ず実現すると私は確信している』とラブコールを送っています。すでにクラブ間での交渉は開始されており、エレーラ自身もクラブの経済状況を考慮して、第3部リーグの最低年俸でプレーする覚悟があると言われています。アスレティック、マンチェスター・ユナイテッド、PSGなどを渡り歩き、公式戦588試合に出場してきたベテランの次なる決断に注目が集まっています。

(via SPORT)

(via ElDesmarque)

(via Mundo Deportivo)

【本日の総括】

バルベルデ監督の退任とテルジッチ新監督の就任という大きな転換期を迎えたアスレティック。長年チームを牽引してきたイニャキのプレー時間減少というニュースがある一方で、代表で活躍するニコやシモンの充実した様子はファンにとって心強い話題です。また、クラブのレジェンドであるアンデル・エレーラの新たな挑戦にも温かいエールが送られています。