リーグ戦終盤の不調と歴史的な守備の崩壊

📉 今週末の土曜日、レアル・ソシエダはコルネジャでエスパニョールとのラ・リーガ最終節を迎えます。5位争いからは脱落したものの、序盤の貯金と他チームの実力拮抗により降格の危機は免れました。コパ・デル・レイ優勝という歴史的・社会的な大成功は高く評価されるべきですが、リーグ戦終盤の不調と結果の悪さは覆い隠せません。

ソシエダは直近7試合で勝利がなく(4分3敗)、そのうち6試合はコパ決勝後に行われました。直近14試合での獲得勝ち点はわずか14で、これを下回るのは最下位オビエド、エスパニョール、オサスナのみです。決勝進出を決めてからの2ヶ月間、ペレグリーノ・マタラッツォ監督は12試合で2勝5分5敗と壁にぶつかっています。

2026年の初頭、『リノ』の就任によってチームは27ポイント中18ポイントを獲得し、リーグ3番目の成績を収める驚異的なスパートを見せました。その後を引き継いだマタラッツォ監督は20試合を指揮し、60ポイント中28ポイント(1試合平均1.4ポイント)を獲得。これはセルヒオ・フランシスコ体制での平均1.0ポイントを上回っています。得点力も2026年に入ってから1試合平均1.85ゴール(セルヒオ時代は1.25)に向上しました。しかし、守備の崩壊は深刻で、1試合平均1.75失点(以前は1.5)に悪化しました。

結果としてソシエダは今季のプリメーラで最も失点が多いチーム(60失点)となってしまいました。ホームでの失点数31は、降格したシーズンや2017-18、2000-01のワースト記録を塗り替えるクラブ史上最悪の数字です。ゴールキーパーのアレックス・レミロは防ぐべきだった失点数のランキングで21位に沈み、マイナス8.1という憂慮すべき数値を記録しています(次点はアギレサバラのマイナス4)。

現在の総勝ち点は45で、1部復帰を果たした2010-11シーズン以来の低さです。エスパニョールに勝利すれば昨季の46ポイント(11位)を超えることは可能ですが、来季はヨーロッパリーグとスーペルコパという2つの負担がさらに増えるため、リーグ戦での反省と改善が強く求められています。(via Mundo Deportivo)

今季の成果と夏の補強戦略

🏆 ペレグリーノ・マタラッツォ監督率いるレアル・ソシエダは、不安定なシーズンを過ごしながらも、最終的にコパ・デル・レイで優勝を飾り素晴らしい結末を迎えました。これにより、来季のUEFAヨーロッパリーグ出場権を獲得しています。来季はラ・リーガ、ヨーロッパリーグ、コパ・デル・レイ、そしてスーペルコパ・デ・エスパーニャという4つの公式戦を戦うため、夏の移籍市場での補強が必須となっています。

特に補強が急務とされているのは、センターバック、ウイング、右サイドバックのポジションであり、これら4つの大会で十分に戦えるだけのクオリティが求められています。エリック・ブレトス・スポーツディレクターは、新戦力を説得するための強力な武器としてゴンサロ・ゲデスの復活劇を事例として利用すべきだと見られています。

ゲデスはソシエダに加入する前の数シーズン、バレンシア時代のような世界最高峰のウインガーとしての姿を見せられず低迷していました。ウルブスに移籍金約3300万ユーロで加入した2022-2023シーズンは33試合で4ゴール、ベンフィカとビジャレアルでプレーした2023-2024シーズンは33試合で3ゴール5アシスト、2024-2025シーズンのウルブスでは33試合で5ゴール5アシストにとどまっていました。しかし、昨夏ソシエダに加入してからは絶対的なスタメンとして39の公式戦に出場し、9ゴール9アシストを記録してコパ・デル・レイ優勝の鍵となりました。

ソシエダは選手が最大限に能力を発揮できる完璧な環境であることを、このゲデスのケースを用いてアピールし、大物選手を獲得してラ・リーガ6位以内、ヨーロッパリーグとコパでの躍進、そして失うもののないスーペルコパでの戦いを目指すべきとされています。(via Estadio Deportivo)

ブライス・メンデスの移籍の噂

🔄 ブライス・メンデスに古巣セルタ復帰の可能性が浮上しています。セルタは夏の移籍市場でオフェンシブなミッドフィルダーを2人探しており、外から中へ切り込むプレースタイルの候補としてメンデスの名前がテーブルに上がっています。現在、ペレグリーノ・マタラッツォ監督のもとで脇役的な立ち位置にとどまっていることが、彼のバライードスへの帰還を後押しする要因となっています。レアル・ソシエダとはまだ2年の契約を残しているものの、今後の動向が注目されます。なお、セルタが彼を獲得する場合、財政面の調整が必要になります。(via ElDesmarque)

ハビ・ロペスの復帰と元所属選手の話題

🔙 レアル・オビエドへ行っていたハビ・ロペスがレアル・ソシエダに復帰することが決まりました。ただし、今後の去就については宙に浮いた状態となっており、来季どこでプレーするかは不透明です。また、元レアル・ソシエダのアドナン・ヤヌザイは現在セビージャに所属していますが、6月で契約満了を迎え、契約延長はせずに退団することが確実視されています。ヤヌザイはマティアス・アルメイダ前監督のもとでは出番がありましたが、ルイス・ガルシア・プラサ監督に代わってからは全くプレーしておらず、現在はウイルス性の感染症で練習も欠席している状態です。(via Estadio Deportivo)

他チームから見たソシエダ

👀 今季のレアル・ソシエダは、他チームの状況や成績の引き合いに出される場面がいくつか見られました。バレンシアのレジェンドであるサンティ・カニサレスは、現在のバレンシアの低迷を嘆く中で『今季はチャンピオンズリーグの出場枠が5つあり、レアル・ソシエダやアスレティック、セビージャといった直接のライバルのパフォーマンスが低かったため、少しでもうまく組織を管理していれば5位に入る絶好のチャンスだった』と語り、ソシエダのリーグ戦での不調に触れました。

また、バレンシアは前節レアル・ソシエダと対戦し、3-4という打ち合いの末にバレンシアが勝利を収めています。さらに、ジローナのミチェル監督は、数節前にモンティリビで行われ引き分けに終わったレアル・ソシエダ戦を『ジローナの歴史上最も重要な試合だった』と振り返っています。

なお、カンファレンスリーグ出場権を懸けた7位争いにヘタフェやラージョ、バレンシア、エスパニョールと共にソシエダの名前も挙げられていましたが、最新の情報においてはソシエダはコパ・デル・レイ優勝によりヨーロッパリーグ出場権をすでに獲得しています。(via ElDesmarque / SPORT / Estadio Deportivo)

【本日の総括】

コパ・デル・レイ優勝という歓喜の裏で、リーグ戦での歴史的な守備崩壊と終盤の不調という課題を抱えるレアル・ソシエダ。来季の過密日程を見据え、ゲデスの復活を成功例に掲げた大型補強が急務となっています。ブライス・メンデス退団の噂やローン組の復帰など、今後の編成に注目が集まります。なお、本日の情報には久保建英など日本人選手に関する話題、移籍・契約情報、出場状況などは含まれていませんでした。