テルジッチ新監督就任とプレシーズン
⚽️ エルネスト・バルベルデ監督の退任に伴い、来シーズンからの新監督としてエディン・テルジッチの就任が決定した。テルジッチは7月のプレシーズンから指揮を執り、およそ40名近い選手を抱える大所帯のスカッドを評価・選別するという重要なタスクを担う。不本意な成績に終わったチームの立て直しが求められている。(via Estadio Deportivo)
厳しいシーズン評価と低迷
📉 今シーズンのアスレティック・ビルバオは、勝ち点45の12位という結果に終わった。降格圏までわずか3ポイントという危険な位置でありながら、カンファレンスリーグ出場権を獲得した7位のヘタフェまで同じく3ポイントという大混戦だった。しかし最終節を前に欧州大会進出の可能性は消滅し、3シーズン連続でヨーロッパへの切符を逃した。メディアの評価も非常に厳しく、ラジオ番組のシーズン採点では平均2.25という落第点を付けられ、『年間を通じて非常に不規則なチームだった』と酷評されている。(via Mundo Deportivo)(via MARCA)
クレメンテ氏の痛烈な愛のムチ
🗣 クラブのレジェンドであるハビエル・クレメンテ氏が、現状のアスレティックについて辛口のコメントを残した。スポーツ面では悪い年だったと認めつつ、『一貫性がなく悪い順位や平凡なプレー、多くのケガに苦しんだが、すべてがネガティブというわけではない』と前を向く姿勢を求めている。退任したバルベルデ前監督については、『選手として獲得したのは私だし、彼を狂おしいほど愛している。勝っても負けても常に彼を擁護する』と絶対的な支持を表明した。一方で、かつて指揮を執ったマルセロ・ビエルサ氏には『連れてきたのは大間違いで、もう1年いたら降格していた。12世紀の古臭い監督だ』と痛烈に批判した。また、テルジッチ新監督の手腕には期待を寄せつつも未知数であるとし、自身の会長就任の可能性については『クラブから酷い仕打ちを受けたのに、冗談でもあり得ない』と一蹴している。さらにクラブの育成方針についても『バスクの育成組織だと?ふざけるな』と苦言を呈した。(via Estadio Deportivo)(via MARCA)
契約満了と下部組織の大量退団
👋 今季限りでユーリ・ベルチチェとアレハンドロ・レゴがトップチームの契約満了を迎える。また、下部組織であるビルバオ・アスレティックやバスコニアでも大規模な人員整理が行われた。ビルバオ・アスレティックからは、トップチームでデビューを果たしたエンディカ・ブハン(カディスが獲得に関心)をはじめ、ホン・デ・ルイス、シャビエル・イルリタ、エリック・ガメン、イケル・アルダイ、さらにレンタル組のオイエル・ガステシ、ハビエル・エリアス、アンデル・フェルナンデス、ウナイ・ガルセスが退団する。バスコニアからもガイスカ・アルボニガ=メノル、ダビド・オシポフ、イケル・ガリンドがクラブを離れることが発表されており、大きな変革の夏となっている。(via ElDesmarque)
スペイン代表W杯メンバーの明暗
🇪🇸 北中米W杯に臨むスペイン代表メンバー26名に、アスレティックからウナイ・シモン、アイメリク・ラポルテ、ニコ・ウィリアムスの3名が選出された。シモンについてフレン・ゲレーロ氏は『引き続きスタメンを張るだろう。彼はその座を勝ち取った』と絶賛した。ニコ・ウィリアムスは筋肉の負傷で終盤戦を欠場していたが、ルイス・デ・ラ・フエンテ監督によれば回復は順調で、グループステージ第1戦または第2戦には間に合う見込みだという。一方で、昨季はチームのチャンピオンズリーグ出場やスペイン代表のEURO優勝に大きく貢献したダニ・ビビアンは、55人のプレリストには入っていたものの最終メンバーから落選した。今季は不慣れな右サイドバックで起用されるなどパフォーマンスが低下しており、ラポルテの加入が守備の距離感や機能に変化をもたらし、それがビビアンの調子に影響したとの指摘もある。(via ElDesmarque)(via Estadio Deportivo)
イニャキ・ウィリアムス、ガーナ代表復帰
🇬🇭 イニャキ・ウィリアムスは、カルロス・ケイロス新監督が就任したガーナ代表のプレリスト28名に名を連ねた。負傷などの影響でしばらく代表から遠ざかっていたが、昨年9月以来の復帰となる。チームはすでにウェールズのカーディフで合宿を開始しており、親善試合を経て最終的に2名が落選する予定だが、イニャキはカタール大会に続く2度目のW杯出場を力強く引き寄せている。(via MARCA)(via Mundo Deportivo)
若手の台頭とニコの後継者指名
💎 下部組織のバスコニアからビルバオ・アスレティックを経て、トップチームでLaLigaやチャンピオンズリーグの舞台まで駆け上がった若き攻撃的MF、セルトン・サンチェス・スエスが注目を集めている。フィジカルや経験面ではまだ発展途上ながら、類まれな才能の片鱗を見せつけた。彼が自身のSNSでシーズンを総括する投稿を行うと、これにニコ・ウィリアムスが反応し、彼を自身に次ぐ『後継者』として指名するコメントを残した。(via ElDesmarque)
その他トピック
🔍 アレックス・パディージャはメキシコ代表の55人のプレリストに入っているものの、アギーレ監督がすでに3人のGKとトレーニングを行っているため、最終メンバー入りは厳しい状況だ。また、クラブの動向として、今シーズン中には元所属選手であるアンドニ・イラオラの監督招聘に関心を寄せていた時期があったが、最終的に立ち消えになっている。さらに、来季のユニフォームの背面にナバラ州を含むエウスカル・エリアの地図がデザインされていることに対し、ナバラ州議会の一部政党から非難声明の提案が出されたが、これは否決された。選手起用に関しては、ベニャト・プラドスがテルジッチ新監督の構想において疑問符がついているとの情報もある。(via MARCA)(via SPORT)(via ElDesmarque)(via Estadio Deportivo)
【本日の総括】
バルベルデ監督の退任とテルジッチ新監督の就任という大きな転換期を迎えたアスレティック。12位という不本意な成績や下部組織の大規模な血入れ替えが示す通り、クラブは再建の真っ只中にある。W杯に向かう代表選手たちの活躍と、新体制下での若手の飛躍に期待がかかる。