レアル・サラゴサ

ラロ・アランテギ・スポーツディレクター(SD)の下、イバイ・ゴメスが新監督に就任した。新監督はスピードと突破力を求めており、その要望に応えるべく、昨季アンドラでレンタルプレーしたジャスティン・ガルシア(22歳、ジローナ所属)の獲得を最優先に進めている。イバイ・ゴメスは彼を直接指導した経験があり、それが交渉の強力なカードとなっているものの、ジローナの監督交代により彼が残留する可能性もあるため、非常に困難なオペレーションとなっている。(via Jorge Rodríguez Gascón)

GKの補強としてディエゴ・フオーリ(CEサバデル)を狙っている。サバデルの昇格により彼の契約解除金は35万ユーロから80万ユーロに跳ね上がったが、フオーリがペドロ・サンチェス首相への侮辱チャントを扇動したことで大騒動に発展しており、サバデルが事態収拾のために彼を放出する可能性が高まっている。サラゴサはこの状況を利用し、移籍金の減額を期待して待機している。(via El Periódico de Aragón)

右サイドバックには、レアル・ムルシアとの契約を満了した地元出身のダビド・ビセンテ(27歳)の復帰を検討している。本人は『サラゴサ出身者なら誰でも地元のクラブでプレーしたいと思うものですが、今は落ち着いています。しっかり休んで全ての選択肢を検討し、最良の決断を下したいです』と語っているが、ポルトガル1部からの好条件のオファーもあり、獲得は一筋縄ではいかない状況だ。(via Sport Aragón / Aragón Deporte)

昨季後半戦で15試合1248分に出場し、2ゴール1アシストの活躍を見せたMFロベル・ゴンサレスは、契約を解除してフリーとなった。彼はNECナイメーヘンからレンタルで加入し、サラゴサは全給与40万ユーロのうち約45%にあたる18万ユーロを負担していた。彼の退団後、アルメリア、ラス・パルマス、マジョルカ、ブルゴスなどがすでに獲得に動いている。なお、クラブは降格に伴い昨季のトップチームから26選手を放出する大規模な人員整理を完了させた。(via SPORT)

CEサバデル

プリメーラRFEFから5年ぶりに2部へ昇格した。プレーオフではレアル・マドリード・カスティージャ、サモラに逆転勝利を収めた。サモラの会長は『カタルーニャのチームを昇格させたことにおめでとうと言いたい』と連盟への怒りを露わにしている。チームを牽引したのはナイジェリア人MFのクアドリ・リアミード(プレーオフ決勝で得点)、ウリ、ブラジル人CBのボナルド、アグスティン・コスキア(10得点)、ハビ・ロペス(10得点)、ロドリゴ・エスクデロ(9得点)らである。元コルドバのカルロス・ガルシアも昇格に貢献した。この2年連続昇格の立役者であるスポーツディレクターのルーカス・ビアレ(2015〜2017年に選手としても在籍)とは、2028年まで契約を延長した。(via SPORT / MARCA)

昇格祝賀会において、GKのディエゴ・フオーリ(昨季42試合で32失点、23クリーンシートを記録)が市庁舎のバルコニーから『これからあるフレーズを言うから、思いついたことをそのまま返してくれ』とマイクで叫び、ファンにペドロ・サンチェス首相への侮辱チャントを促した。この行為に対し、サバデル住民協会連盟(FAVS)は彼をヘイトクライムで告発し、「ペルソナ・ノン・グラータ」宣言やクラブへの懲戒処分の要求を行っている。政府のエルマ・サイス報道官は『サバデルのGKに尋ねたいのですが、彼が言及している首相が、奨学金を8倍に増やした首相であることを知っているのでしょうか。彼はスポーツを市民の権利にし、トップアスリートの年金などの保護を強化した首相です』と反論した。フオーリは『このような愚かな行為で歴史的なシーズンの祝賀に泥を塗ってしまったことを後悔している』と謝罪し、クラブも『イベント中、スペイン政府首相に対する不適切な発言があったが、これは公式行事にそぐわないものであり、クラブの価値観や精神を代表するものではない』との声明を発表したが、彼が退団を余儀なくされる可能性が高まっている。(via EFE / Estadio Deportivo / MARCA)

レアル・オビエド

降格組としてフリアン・カレロが新監督に就任した。昨季孤軍奮闘したフェデ・ビニャス(チアゴ・ボルバスやダニエル・パラスキフも退団)の後釜となるストライカーの獲得が急務となっている。候補として、昨季アルバセテでレンタルプレーし、コパ・デル・レイでレアル・マドリードを敗退させる2得点を挙げたジェフテ・ベタンコール(オリンピアコス所属)に関心を寄せている。さらに、昨季オランダで13得点(うち1点はコパ)6アシストを記録したオランダ人FWのザカリア・エダチョウリもリストアップしており、アスレティック・クラブのウルコ・イセタや、ルイス・チャコン(デポルティーボ所属)の動向も追っている。(via ElDesmarque / La Voz de Asturias / El Comercio)

デポルティーボ・ラ・コルーニャ

臨時株主総会において、クラブの正式名称を市の公式地名に合わせて「Real Club Deportivo de A Coruña」に変更することが、出席株主の99.864%の全会一致で承認された。事前のソシオ投票でも79.41%(投票率55.96%)の圧倒的賛成を得ていた。セルタ・デ・ビーゴやUDオウレンセ、さらにイネス・レイ市長からも『公式な地名はア・コルーニャであり、クラブもそれを採用すべきです。この変更に対する圧倒的な支持を非常に嬉しく思います』との祝辞が寄せられた。BNGのアビア・ベイラも『このサン・ファンの前夜は一生の思い出になるでしょう。今日、クラブの正式名称の観点からも、デポルはついにア・コルーニャのものになりました』と語っている。(via MARCA / SPORT / Radio Coruña Cadena Ser)

昇格決定時の祝賀でファンがピッチに乱入したことにより、リアソール・スタジアムが1ヶ月の閉鎖処分を受けた。

フェルナンド・ソリアノSDは、左サイドバックの優先ターゲットとしてアンヘリーニョ(ローマ所属で2028年まで契約あり)の獲得を狙っている。ローマのガスペリーニ監督は彼を残す意向だが、ローマが新たな左SBを獲得次第で放出の可能性もあり、すでに選手本人とは個人合意に達している模様だ。FW補強ではテウン・ギーセルハートの加入が確定しており、サムエレ・ムラッティエリの穴を埋めるため、オビエドも狙うザカリア・エダチョウリ(契約は2028年まで)の獲得も目指している。昨季クルトゥラル・レオネサで8得点3アシストの活躍を見せたルイス・チャコン(左ウイング)についても、レガネスなどと熾烈な争奪戦を展開している。クラブは両サイドバック、CB2名、右ウイング、FW2名の獲得を目標に守備陣の大幅な刷新を計画しており、GKにはアルバロ・フェルジョとヘルマン・パレーニョの競争相手を探している。(via Romanews.eu / Coruña Deportiva / ElDesmarque)

コルドバCF

イバン・アニア監督の続任が決定している。来季の2部では、テネリフェ、エルデンセ、サバデル、セルタ・フォルトゥーナら昇格組をホームのエル・アルカンヘルで迎え撃つ。左サイドの攻撃的選手として、ラージョ・バジェカーノ下部組織から18歳(7月24日で19歳)のウナイ・サブロソを獲得した。スピードと垂直的な突破力が持ち味で、昨季はフベニールAで公式戦10得点を挙げ、セグンダRFEFのBチームでも6試合1得点を記録した。また、テオ・ジダンはまだ契約延長のオファーを受けておらず、セウタが彼の動向に関心を示している。(via MARCA / ElDesmarque / SPORT)

CDテネリフェ

Primera RFEFのグループ1を76ポイントで圧倒し、降格から1年で2部復帰を果たした。39歳で19得点を挙げたエンリク・ガジェゴ、11得点のヘスス・デ・ミゲル、ダビド・ロドリゲス、ランダスリ、そして41歳の中盤の要であるアイトール・サンスらが昇格の原動力となった。マヌ・ギルSDの主導により、今夏の補強第1号としてスロベニア人FWのマルティン・ペカルをNK Bravoから獲得した。(via SPORT)

CDエルデンセ

Primera RFEFのグループ2でサバデルに1ポイント差で優勝し、クラウディオ・バラガン監督の下、降格から1年で2部へ復帰した。コルドバからレンタルされたGKのラモン・ビラが36試合で14クリーンシート、平均0.94失点と大活躍したほか、36歳で10得点を挙げたフィデル・チャベス、11得点のディオニ(トレモリーノスへ移籍)、9得点のナチョ・キンタナ、オランダ人CBのフロリス・スマンドらが主力としてチームを牽引した。なお、昇格決定時のピッチ乱入により、本拠地ヌエボ・ペピコ・アマットが1ヶ月の閉鎖処分を受けている。(via SPORT / ElDesmarque)

セルタ・フォルトゥーナ

プレーオフでポンフェラディーナを破り2部昇格を決め、レアル・ソシエダBに次ぐ2つ目のBチームとしてリーグに参戦する。リーグ14得点、公式戦18得点を挙げたウゴ・ゴンサレスをはじめ、10得点のアルバロ・マルティン、カメルーン人のミラー(9得点)、オスカル・マルコス(7得点)、そして守備のリーダーである18歳のCBアンショ・ロドリゲスなど、若きタレントが台頭している。(via SPORT)

ADセウタFC

2部で2シーズン目を迎えるにあたり、ホセ・フアン・ロメロ監督と2029年まで契約を延長する見込みだ。アレハンドロ・メレンデス(アルバセテから復帰)、ペドロ・ロペス、ギジェ・バジェホとの契約延長にも成功している。補強面ではセドリック・テギアの復帰を交渉中で、FWのジョルディ・エスコバル(ウエスカ退団)とウイングのアレハンドロ・カマチョ(フベントゥ・デ・トレモリーノス)の獲得が濃厚とされている。テオ・ジダン(コルドバ)やホセ・アンヘル・フラド(デポルティーボ構想外、カディスも関心)もリストアップされている。一方で、14得点を挙げたマルコ・フェルナンデス(エスパニョールへ復帰)、ユネス・ラチャブ、ルベン・ディエス、アイサル・アフメド、ゴンサロ・アルメナラらが退団し、ヤゴ・カンテロやクリスティアン・ロドリゲスの放出も目指している。(via Estadio Deportivo)

スポルティング・デ・ヒホン

新監督にニコラス・ラルカモンが就任した。パリーニャの復帰が難航しているため、補強の目玉としてセルジ・アルティミラ(ベティス)に2000万ユーロを超える2度目のオファー(初回は1400万+300万ユーロで拒否された)を提示し、本腰を入れている。また、ルイス・チャコン(デポルティーボ所属)の獲得レースにも参戦している。(via ElDesmarque)

CDレガネス

新監督にルベン・アルベスが就任した。デポルティーボ所属のルイス・チャコン獲得競争において、現在ポールポジションに立っている。(via ElDesmarque / Coruña Deportiva)

SDエイバル

新監督にホキン・アランバリが就任した。(via ElDesmarque)

ブルゴスCF

新監督にセルヒオ・フランシスコが就任した。昨季コパ含め5得点を挙げた30歳のFWマリオ・ゴンサレスが契約満了により退団した。また、キャプテンの一人であったMFのミゲル・アンヘル・アティエンサ(27歳、エイバルから加入後161試合出場2得点3アシスト)も退団となった。補強として、サラゴサを退団したロベル・ゴンサレスに興味を示している。(via ElDesmarque / MARCA)

UDアルメリア

プレーオフでマラガに敗れ昇格を逃し、ルビ監督が退任した。現在はリーグ最高額の予算を背景に、フランシスコ・ハビエル・ガルシア・ピミエンタと新監督就任へ向けた交渉を行っている。投資回収のため主力の大幅な入れ替えを予定しており、サラゴサを退団したロベル・ゴンサレスの獲得に興味を示している。(via Diario de Almería / ElDesmarque)

UDラス・パルマス

降格組としてルベン・デ・ラ・バレラが新監督に就任し、1部復帰を目指す新プロジェクトを始動させた。すでに3選手を獲得しており、グラナダを退団した31歳MFのセルヒオ・ルイスがフリーで復帰、テルエルで活躍した24歳の1.90mCB、アンドレス・ロドリゲス(2030年まで契約)、そしてスロベニアの18歳MFマテオ・アチモビッチが加わった。プレーオフでマラガに敗れ昇格を逃しており、サラゴサを退団したロベル・ゴンサレスにも関心を寄せている。(via SPORT / ElDesmarque)

RCDマジョルカ

降格組であり、デミチェリスが退任した後、ルイス・ガルシアが新監督に就任した。サラゴサを退団したロベル・ゴンサレスの獲得に関心を寄せている。(via ElDesmarque)

ジローナFC

降格組として、Bチームを率いていたキケ・アルバレスをトップチームの新監督に昇格させた。(via ElDesmarque)

アルバセテ・バロンピエ

アルベルト・ゴンサレス監督が続任する。(via ElDesmarque)

グラナダCF

パチェタ監督が続任する。(via ElDesmarque)

CDカステリョン

パブロ・エルナンデス監督が続任する。(via ElDesmarque)

FCアンドラ

カルレス・マンソ監督が続任する。(via ElDesmarque)

カディスCF

イディアケス監督が続任する。ホセ・アンヘル・フラドやルイス・チャコンに関心を示している。(via ElDesmarque)

ラシン・サンタンデール

バジャドリード戦後の昇格祝賀の際、ピッチへの乱入や発煙筒の使用などにより、エル・サルディネロ・スタジアムが2ヶ月の閉鎖処分を受け、さらに20万ユーロの罰金を科された。補強面では昨季活躍したペイオ・カナレスの再レンタルを希望していたが、アスレティック・クラブのテルジッチ新監督が彼をトップチームに残す決断を下したため断念した。また、19歳の左SBホルヘ・サリナスにはバルセロナやアトレティコが関心を寄せている。(via ElDesmarque / Ministerio del Interior / MARCA)

レアル・バジャドリード

エスクリバ監督が続任する。ルイス・チャコンをリストアップしている。(via ElDesmarque)

レアル・ソシエダB

アンソテギ監督が続任する。(via ElDesmarque)

【本日の総括】

今夏のLaLiga Hypermotionは、降格組のラス・パルマス、マジョルカ、ジローナ、オビエドなどが続々と新監督を招聘し、1部復帰に向けた体制を整えている一方で、プリメーラRFEFから昇格を果たしたサバデル、テネリフェ、エルデンセ、セルタ・フォルトゥーナらが強力な勢いを持ち込んでいる。監督の交代劇が17チームに及ぶなど激しい入れ替わりが見られ、特にストライカーや有望な若手(D・フオーリ、Z・エダチョウリ、L・チャコン、R・ゴンサレスなど)を巡る激しい獲得競争が各クラブ間で勃発している。暴動によるスタジアム閉鎖処分や選手の政治的チャント問題といったピッチ外の騒動も絡み合い、来季の勢力図は予測困難なほど混沌としている。