【今回のラインナップ】
✅ アトレティコ対バルサの判定を巡るSNSの怒りとシメオネの不満
✅ インテル・マイアミの新スタジアム落成式とメッシの初ゴール
✅ レアル・マドリードのアルベロア監督への最後通牒
✅ 2030年W杯を巡るモロッコの引き抜き工作とスペインとの緊張関係
✅ バレンシアのグイド・ロドリゲス契約延長とファンとのアサード交流
✅ イタリア代表のボーナス要求スキャンダルとクリンスマンの痛烈批判
✅ ラミン・ヤマルの試合後の怒りとフリック監督の擁護
✅ メッシやロナウドが出演するLEGOキャンペーンの破格な広告費
✅ バルサファンの旗没収事件とBBCのドキュメンタリー撮影
✅ ドイツでウルトラスがライバルのスタンドを燃やそうとした暴動
✅ フェルミン・ロペスがファンに明かしたお気に入りレストラン
✅ アーセナルファンが4冠の夢を絶たれて皮肉られるSNSの出来事
✅ ビルバオの会長選挙に対するバルベルデ監督の反応
✅ マンチェスター・ユナイテッドの大規模な売却・人員整理計画
■【アトレティコ対バルサの判定を巡るSNSの怒りとシメオネの不満】
アトレティコ・マドリード対バルセロナの試合中、ジェラール・マルティンのファウルに対するレッドカードがVARの介入でイエローカードに取り消されたことで、アトレティコ陣営が激怒している。アトレティコ・マドリードの公式Xアカウントは「でも、これはもう見直されていたのでは?」と不満を投稿。ディエゴ・シメオネ監督は試合後、『私はベティス対ラージョのプレーを見た。CTAはあれが退場だと言っていた。あまり話すことはない。CTAがうまく説明し、あれがどんなプレーだったのか明確にしてくれることを願っている』と判定の不一致を痛烈に批判した。
さらにDAZNの放送中、教え子のフアンフランから『怒らないで、監督』と声をかけられたが、シメオネは『彼らの言うことは聞きたくない。正直なところ、聞きたくないんだ、いや、いや、いや』と苛立ちを隠さなかった。ハーフタイムにはコケとオルモ、ジュリアーノの間で小競り合いが発生。後半開始直後にはエルナン・ボンビチーニ副監督が審判に対し『お前は恥知らずだ』と暴言を吐いて一発退場となり、2〜3試合の出場停止処分が下される見込みだ。シメオネとフリック両監督にも抗議によりイエローカードが提示されるなど、ベンチ裏も含めて大荒れの展開となった。 (via Mundo Deportivo)
■【インテル・マイアミの新スタジアム落成式とメッシの初ゴール】
インテル・マイアミの新たな本拠地「Nu Stadium」の落成式が盛大に行われた。総工費3億5000万ドル、収容人数26,700人を誇るこの新スタジアムのオープニングセレモニーでは、マーク・アンソニーによるアメリカ国歌独唱や花火の演出が行われ、デビッド・ベッカムやホルヘ・マスら共同オーナーがテープカットを行った。ホルヘ・マスは『この旅の一部は、夢の実現を意味している。これは、家族での経験をさらに増やし、共にチャンピオンシップを祝い続け、そして夢を見ればすべてが可能であると世界に示すための始まりに過ぎない。デビッド、ベッカム家、私自身、私の兄弟ホセ、そして私たちの家族の妻たちを代表して言いたい。これは、我々の魂、そして皆さんへの贈り物だ』とスピーチした。
スタジアム内には現役選手としては異例の「Leo Messi Stand」と名付けられたスタンドが設けられた。試合ではメッシが新スタジアムでのチーム初ゴールをヘディングで記録。ハビエル・マスチェラーノ監督は『素晴らしい、明らかにトップレベルだ。この期間中のクラブの全従業員の働きぶりは信じられないほどだった。特に、すべてがうまくいくように、そして我々が今日プレーしたような条件でプレーできるように、昼夜を問わず働いてくれた彼らを祝福したい。ただ、18回も得点機があったので、少し物足りない気持ちで帰ることになる。サッカーはボタンを押せばいつでも活性化できるというものではない。私がボタンを押したい時に非活性化してしまうこともある。そういう仕組みではないし、前半を今日のように無駄にすることはできない』と、施設の素晴らしさを称えつつも試合内容には厳しい言葉を残した。 (via Mundo Deportivo)
■【レアル・マドリードのアルベロア監督への最後通牒】
マジョルカ戦での敗北により、レアル・マドリードのアルバロ・アルベロア監督は首脳陣の怒りを買い、崖っぷちに立たされている。好調のヴィニシウスを休ませてムバッペを起用したローテーションや、チアゴ・ピタルチを外した采配にフロレンティーノ・ペレス会長らフロントが激怒。クラブはアルベロアに対し、チャンピオンズリーグで決勝に進出できなければシーズン終了後に解任するという事実上の最後通牒を突きつけた。
アルベロア自身も試合後、『この敗北は完全に私の責任だ』と采配の失敗を認めている。クラブは既に後任探しに動いており、ジダンがフランス代表監督に就任予定で、クロップが契約を望んでいない中、マッシミリアーノ・アッレグリの名前が最有力候補として挙がっている。 (via SPORT)
■【2030年W杯を巡るモロッコの引き抜き工作とスペインとの緊張関係】
2030年ワールドカップの共催国であるスペインとモロッコの間に、ピッチ外での水面下の対立が深まっている。モロッコ連盟は建設中のカサブランカのハッサン2世スタジアムで決勝戦を開催することを強硬に主張している。さらに、欧州に散らばるモロッコ系選手の引き抜き工作を激化させており、ブラヒム・ディアスやイリアス・アコマックに続き、レアル・マドリードで活躍する18歳のスペイン生まれの有望株、ティアゴ・ピタルチの国籍変更も画策した。しかし、ピタルチはスペイン代表でのプレーを希望している。
一方で、モロッコ国内ではスタジアム建設への莫大な予算投下に対する若者の抗議や、野良犬の大量殺処分を巡る動物愛護団体からの告発など、社会的な混乱も生じている。FIFAのインファンティーノ会長とモロッコ連盟のフジ・レクジャ会長の親密な関係が、モロッコ側の強気な姿勢を後押ししている。 (via AS)
■【バレンシアのグイド・ロドリゲス契約延長とファンとのアサード交流】
バレンシアの首脳陣であるキアット・リム、ロン・ゴーレイ、カルロス・コルベラン監督は、グイド・ロドリゲスの契約延長を来シーズンの最優先事項に設定した。サウジアラビアやカタール、南米のクラブからも関心が寄せられているが、地元紙のファン投票では99%が彼の残留を希望している。
グイドはインタビューで『私は残りたいし、クラブもそう思っていることは知っている。隠すことは何もない。クラブが満足していることは分かっているし、私も満足している。その後は、まあ、話し合うべきことや、時間をかけるべきことがある。移籍やクラブの計画、戦略、チームレベルで、たくさんのことがある。だから、すべてのことには時間があり、重要なのはクラブが私に満足し、私がクラブに満足していることだと思う』と残留への強い意欲を語った。プライベートでもバレンシアでの生活を満喫しており、最近ではパテルナのスポーツシティでチームメイト全員をアサード(アルゼンチン式の焼肉)に招待するなど、チームの結束を高める活動も行っている。 (via SPORT)
■【イタリア代表のボーナス要求スキャンダルとクリンスマンの痛烈批判】
3大会連続でワールドカップ出場を逃したイタリア代表を巡り、新たなスキャンダルが発覚した。予選敗退の引き金となったボスニア戦の直前、代表選手たちが勝利して出場権を獲得した場合、招集メンバー28人で分配する総額30万ユーロ(1人あたり約1万ユーロ)の特別ボーナスをイタリアサッカー連盟(FIGC)に要求していたことが明らかになった。連盟はこの要求を拒否している。
この事態に対し、レジェンドのパオロ・マルディーニは『ワールドカップに出場できないのは警告のサインだ。2回なら危機だ。しかし、3回連続となると…それは完全な失敗だ。以前と同じようなハングリー精神はもう見られない。代表チームのためにすべてを捧げる覚悟のある選手がいない。誇り、責任感、そしてアイデンティティが欠けている…』と嘆いた。
さらに、元ドイツ代表のユルゲン・クリンスマンもイタリアの現状について『彼らはリーダーの不在、優れた技術を持つ選手の不足、そして若手への信頼の欠如の代償を払っている。イタリアでは、ラミン・ヤマルやムシアラはおそらく経験を積むためにセリエBでプレーすることになるだろう。そんなことはあってはならない』と若手育成の遅れを指摘。続けて『戦術的な文化も障害になっている。今日でも多くの監督が、何としてでも勝ちたいというよりも、負けないことを目標に仕事をしている。そしてそれがこの結果だ』と守備偏重の戦術文化を痛烈に批判した。 (via SPORT)
■【ラミン・ヤマルの試合後の怒りとフリック監督の擁護】
バルセロナがアトレティコ・マドリードに勝利し、レヴァンドフスキの決勝ゴールにチーム全体が歓喜に沸く中、ラミン・ヤマルの態度は対照的だった。彼は自身のゴールがなかったことに不満を爆発させ、全く喜ぶことなく怒った様子でピッチを後にした。ハンジ・フリック監督が歩み寄って言葉をかけようとしたものの、ヤマルは不満のジェスチャーを示してそのまま立ち止まることなくトンネルへと向かった。最終的にGKコーチのホセ・ラモン・デ・ラ・フエンテが彼をなだめながらロッカールームまで付き添う事態となった。
試合後、フリック監督はこの一件について『彼はすべてを試みた。ドリブルし、攻撃したが、得点できなかった。あれほど感情が高ぶる試合で彼が怒るのは普通のことだ。今はもうロッカールームに戻っており、元気でいる』と語り、若きスターの異常なまでの勝利と結果への執着心を擁護した。 (via Estadio Deportivo)
■【メッシやロナウドが出演するLEGOキャンペーンの破格な広告費】
LEGOが展開する2026年ワールドカップに向けた新しい広告キャンペーンがSNSで大きな話題を呼んでいる。この広告にはリオネル・メッシ、クリスティアーノ・ロナウド、キリアン・ムバッペ、ヴィニシウス・ジュニオールが起用され、彼らに似せたダブルス(代役)が使用されているにもかかわらず、動画の再生回数は2億1800万回に達した。
特筆すべきは彼らがInstagramでこのブランドを宣伝するための1投稿あたりの推定費用である。クリスティアーノ・ロナウドが約300万ユーロでトップに立ち、メッシが225万ユーロ、ムバッペが74万ユーロ、ヴィニシウスが28万ユーロと続く。この4人が同時にSNSで投稿するだけで、その費用は600万ユーロを超えるという。キャンペーンでは彼らのアイデンティティや背番号を精密に再現した限定のLEGOセットも発表された。 (via SPORT)
■【バルサファンの旗没収事件とBBCのドキュメンタリー撮影】
アトレティコ・マドリード対バルセロナの試合前、メトロポリターノのビジター入場ゲートで一騒動があった。スタジアムの警備員が、バルサファンが持ち込もうとしたセニェーラ(カタルーニャ州旗)やエステラーダ(カタルーニャ独立旗)を政治的シンボルと見なして次々と没収。ファン側は正当なシンボルだと主張したが聞き入れられず、アウェー席のサポーターから強い不満が噴出した。
一方でスタジアム内にはイギリスのBBCの撮影クルーの姿があった。彼らはバルサの広報部門と連携し、デコ・スポーツディレクターを主役としたクラブのスポーツ再建に関する舞台裏ドキュメンタリーを制作している。
また、試合終了後には長期離脱から復帰したガビがスタンドのファンに歩み寄り、自分のユニフォームを直接プレゼントするという心温まる場面もあった。さらに、マルク・カサドの母親が友人と共にスタンドで試合を楽しんでいたことも確認されている。 (via SPORT)
■【ドイツでウルトラスがライバルのスタンドを燃やそうとした暴動】
ドイツのスタジアムでショッキングな事件が発生した。ディナモ・ドレスデンの過激なファン(ウルトラス)の集団が試合中にピッチに乱入し、対戦相手であるヘルタ・ベルリンのサポーターが陣取るエリアへと突撃した。彼らはヘルタ側の応援旗を強奪してその場で火を放ち、さらにその火を使ってヘルタファンのいるスタンドそのものを燃やそうと試みた。大惨事になりかねないこの暴挙に対し、機動隊や暴動鎮圧隊が即座に介入してウルトラスの鎮圧と拘束に動いた。 (via MARCA)
■【フェルミン・ロペスがファンに明かしたお気に入りレストラン】
バルセロナのMFフェルミン・ロペスが、ファンとリアルタイムで交流できるアプリ「The Residency」のライブチャットに参加した。プライベートに関する質問の中で、バルセロナ市内で最もお気に入りの場所を聞かれたフェルミンは、迷うことなく「Ikibana」というレストランの名前を挙げた。
この店はバルセロナ市内に3店舗(パセジ・ピカソ、アベニーダ・パラレル、ドクトル・フレミング通り)を構える、日本料理とブラジル料理を融合させた人気店である。1908年にブラジルに到着した最初の日本人移民の歴史を背景にしており、エダマメや餃子、裏巻き寿司などの前菜から、照り焼きサーモンや牛肉のたたきまで、38ユーロから68ユーロまでの様々なテイスティングメニューが提供されている。 (via SPORT)
■【アーセナルファンが4冠の夢を絶たれて皮肉られるSNSの出来事】
今シーズン、プレミアリーグ、チャンピオンズリーグ、FAカップ、リーグカップのイングランド史上初となる「4冠」を夢見ていたアーセナルだが、カラバオカップ決勝でマンチェスター・シティに敗れたのに続き、FAカップ準々決勝で2部のサウサンプトンに敗れる波乱が起きた。
この試合後、SNS上でひとつのやり取りが世界中の注目を集めた。以前、アーセナルがサウサンプトンに勝利した際、あるアーセナルファンがサウサンプトンに対し「運だけの勝利」と見下すようなコメントを投稿していた。今回、サウサンプトンがアーセナルを敗退させた直後、サウサンプトンのファンがその投稿を引用し、「君の4冠を楽しんでくれ、友よ」と強烈な皮肉を込めたメッセージを返信。これが瞬く間に拡散され、大きな話題となった。 (via SPORT)
■【ビルバオの会長選挙に対するバルベルデ監督の反応】
アスレティック・ビルバオは5月8日にサン・マメスで新たな会長選挙を実施することを発表した。しかし、現在立候補を表明しているのは現職のジョン・ウリアルテのみという状況になっている。シーズン終盤のヨーロッパ出場権を争う重要な時期に選挙が行われることで、チームへの悪影響が懸念されている。
この点について問われたエルネスト・バルベルデ監督は、『私は常にそうではないと考え、そうではないと言い、そうではないことを望んでいる。選挙があるかどうかは分からないが、我々は距離を置くつもりだ。確かに周囲は騒がしくなるだろうが、我々は自分たちのことに集中しており、外部の事象から自分たちを隔離することができる。最も重要なのは週末に起こることであり、それに集中するのは難しいことではない』と冷静に答え、ピッチ外の政治的な動きがチームのパフォーマンスに影響を与えることはないと断言した。 (via Mundo Deportivo)
■【マンチェスター・ユナイテッドの大規模な売却・人員整理計画】
マンチェスター・ユナイテッドはマイケル・キャリック暫定監督の下で好成績を残しているが、スポーツ部門のトップであるジム・ラトクリフは夏の移籍市場での大規模な人員整理を計画している。クラブは合計1億ユーロの売却益を得ることを目標としており、その中心となるのが現在バルセロナにレンタル中のマーカス・ラッシュフォードと、ナポリにレンタル中のラスムス・ホイルンドである。バルセロナには3000万ユーロの買い取りオプションがあり、ナポリがチャンピオンズリーグ出場権を獲得すれば4400万ユーロでの買い取り義務が発生する。
他にも、5000万ユーロで獲得したマヌエル・ウガルテや、ジョシュア・ザークツィー、アンドレ・オナナといった選手たちも、購入額を下回る金額であっても売却を受け入れる姿勢を示している。また、週給40万ユーロを受け取っているカゼミロや、ジェイドン・サンチョ、タイレル・マラシアらは契約満了に伴いフリーで退団する予定であり、大幅な給与総額の削減が見込まれている。 (via Mundo Deportivo)
【本日の総括】
アトレティコ対バルセロナの一戦では判定を巡るSNS上の怒りや監督の退場など、ベンチ裏を含めた荒れ模様が大きく報じられました。一方、マイアミでは総工費3億5000万ドルを投じた新スタジアムが華々しくオープンし、メッシが初ゴールで花を添えました。レアル・マドリードではアルベロア監督に解任の危機が迫り、クラブ間の移籍市場やW杯開催を巡るモロッコとスペインの綱引き、そしてイタリア代表のボーナススキャンダルなど、ピッチ外での緊張感が高まる1日となりました。
