レアル・スポルティング
開幕から2勝1平(勝ち点7、4位)と絶好調のスポルティング。ピッチの好調だけでなく、クラブオーナーのアレハンドロ・イララゴリ会長と、提携クラブであるU-14ラネス(Llanes)に所属する14歳のダニエル・アリサ少年の間で、SNSを通じた素晴らしいやり取りが実現した。
ブルゴス戦をスタジアムで観戦したダニエルが会長に送ったSNSメッセージに対し、会長は『全選手のプレースタイルや特徴、そしてなぜスポルティングが1部に昇格できるかを手紙で書いて送れば、マレオ(練習場)に招待しよう』と約束。ダニエルが送った手紙は驚くほど精確で、守護神ヤニェスを「猫の反射神経」、お気に入りの右サイドバックのギジェ・ロサスを「チーズケーキのよう(必ず当たり)」、コレデラを「ピッチの剣闘士」、オテロを「原石」と見事に表現した。
会長は約束を守り、今週彼と家族をMareoに招待。ギジェ・ロサスがホストを務め、ジムや練習場の見学、ラルカモン監督との対話、さらにチーム恒例の歓迎セレモニー「pasillo de collejas(歓迎デコピン通路)」をダニエルが潜り抜けるという特別な瞬間を過ごした。イララゴリ会長は、土曜日のジローナ戦をダニエルと共にロイヤルボックスから観戦する予定。 (via SPORT)
ジローナFC
前節ラス・パルマスに5-2で快勝し、10位につけるジローナは、アウェイでの強豪スポルティング戦で真価を問われる。
キケ・アルバレス監督は『モリノンでの試合は、我々が本当に1部復帰を争う実力があるかを図る重要なテスト。前節5得点した攻撃は素晴らしいが、守備での細かいミスやビルドアップ時のリスクを修正しなければならない』とコメント。
注目はコロンビア代表のヤセル・アスプリーヤ。8月のセグンダ月間最優秀選手(MVP)に選出された彼は、前節ベンチから途中出場して2ゴールを挙げる大活躍を見せており、今節はついに先発出場の座を掴む可能性が高い。前線はVanatが1トップを維持する見込み。さらに、移籍市場最終日に加入したマテウ・モレイ、カルレス・ペレス、マウロ・フルタードの3選手が初めて招集リスト入りを果たし、デビューを待つ。一方で、ウナイ・エルナンデスとポルトゥは負傷欠場が続き、ハスティンも大腿四頭筋の軽微な負傷により今回のメンバーから外れている。 (via Mundo Deportivo)
【本日の総括】
今節のLALIGA Hypermotionは、1部復帰を至上命題に掲げる強豪クラブが着実に戦力を整える一方で、昇格組や中堅クラブが独自の強みや大規模な刷新で対抗する、極めて密度の高い競争が浮き彫りとなっている。
マジョルカやジローナといった本命級は、ダルデルの復活やアスプリーヤの月間MVP戴冠、さらには市場最終日の新戦力招集などにより、さらにその分厚い牙城を強固にしている。対するエルデンセは18人の新戦力による大刷新で「嬉しい悲鳴」をあげ、バリャドリードも改修を終えた本拠地ホセ・ソリージャでの初陣を機に降格圏からの逆襲を誓うなど、実力伯仲のリーグならではの凄まじい熱量が渦巻いている。
ピッチ外に目を向ければ、コルドバCFが導入した1部水準の徹底的な個別栄養管理・データ連携による身体改革や、スポルティングにおけるオーナーと14歳サポーターのSNSを通じた美しい絆など、クラブの組織的なインフラ整備や結束力がピッチ上の競争力に大きな影響を与え始めている。実力が拮抗し、どの試合も一寸先が読めないセグンダの厳しさと魅力が、今まさに最高潮に達している。