レアル・ベティス
歴史的金星を飾ったレアル・マドリード戦(1-0)の興奮冷めやらぬなか、試合を決定づけたドラマと新たな論争がピッチ内外を揺るがしています。68分に途中出場し、81分に決勝点を突き刺した新加入のトロイ・パロット(Troy Parrott)は、実に7年前の因縁にケリをつけました。2019/20シーズン当時、トッテナムのトップチームで17歳のパロットをデビューさせたジョゼ・モウリーニョ監督は、選手が移籍を志望した途端に『彼はプロとしての適切なメンタリティを欠いている』と公に酷評。数々の苦しいレンタル生活を経てベティスに辿り着いたパロットが、マドリードの指揮官としてラ・リーガに復帰した恩師の目の前で復讐の凱旋弾を決めたことで、まさに劇的なドラマが完成しました。(via Estadio Deportivo)
さらに、94分にキリアン・エムバペのPKを止めた守護神アルバロ・バジェス(Álvaro Valles)が「人生最高の試合」と胸を張るなか、そのこぼれ球をクリアしたマーク・バルトラの立ち位置を巡って審判界は大混乱に陥っています。エリア内への先入(侵入)によりPKのやり直しを主張する元審判員たちの抗議に対し、バルトラは事前にルール(DFホセ・ルイス・ガヤが見せた同様のテクニック)を元審判の友人に確認し、計算し尽くした「トリック」を仕掛けたと暴露。バルトラは『エムバペが半秒早く蹴っていたら失敗していただろうが、ぎりぎりまで片足をエリア外の地面に接地させたままジャンプを耐えた』と語り、IFABの接地ルール(空中にある場合の投影は両足接地時のみ適用)を完全に突いた頭脳プレーだったことを明かしました。また、判定への愚痴をこぼしたモウリーニョに対し、バルトラは『彼のドキュメンタリーを見たよ。時々、彼はそうやって他人の話をして関心をそらすのが好きだ。マドリードは良い試合をしたが、ここ5年、僕たちのホームでは一度も勝てていないんだよ』と痛烈にやり返しています。(via Mundo Deportivo / Estadio Deportivo)
一方で、この日ピッチにこそ立たなかったものの、パロットのゴール直後にベンチ前で狂喜乱舞したダニ・セバージョスには冷ややかな視線が注がれています。直前まで所属し、試合前には温かい抱擁を交わした古巣マドリードの選手たちへの配慮を欠く熱狂ぶりに、マドリードのサポーターからはSNS上で激しい大バッシングが巻き起こっています。しかし、中盤の要マーク・ロカはサポーターと勝ち取った勝利の意義を主張し、すでに次のチャンピオンズリーグ初戦、リール戦に向けて『僕たちには素晴らしいスカッドがある。1戦1戦勝つつもりでCLに挑む』と闘志をみなぎらせており、ベティス陣営は判定(ナタンのヴィニシウスに対する軽微な接触でのPK宣告や、ギュレル、ハイセンの退場見逃し)への不満を勝利の熱狂で吹き飛ばしています。(via SPORT / Estadio Deportivo)
アスレティック・ビルバオ
土曜日にサン・マメスへアトレティコ・マドリードを迎える大一番(16:15開始)は、新指揮官エディン・テルジッチ(Edin Terzic)の戦術アジャストを証明する極めて重要な一戦となります。前節セルタ戦(2-0アウェイ勝利)で今季初白星を飾り、ようやくポゼッションとインテンシティの融合に手応えを得たものの、チームに激震が走っています。若手MFペイオ・カナーレス(Peio Canales)がヒラメ筋(sóleo)を負傷し、このアトレティコ戦だけでなく、次節エルチェ戦、さらにレバンテ戦まで欠場することが不可避となりました。(via Mundo Deportivo)
この中盤の緊急事態に対し、テルジッチ監督は4-2-3-1の布陣を維持し、カンテラーノのゲレナバレンをガラレタの相棒としてダブルピボーテに据える方針です。そして何より、ファンを歓喜させているのはエース、ニコ・ウィリアムズの先発復帰。ウナイ・シモン、アレソ、イェライ、ラポルテ、ユーリ、ガラレタ、ゲレナバレン、イニャキ、サンセ、ニコ、そして最前線にグルセタを配置するベストな『ドマドール・デ・レオーネス(ライオン使い)』たちのラインナップで、強力なアトレティコを迎え撃ちます。(via Mundo Deportivo / Estadio Deportivo)
アトレティコ・マドリード
サン・マメスでのビルバオ戦に向け、ディエゴ・シメオネ監督は驚きのスクワッドリストと極めて特異な戦術で挑む構えを見せています。まずチャンピオンズリーグ(CL)の登録リストAにおいて、他クラブへの移籍濃厚とされリーグ戦で招集外が続いていたメキシコ人MFオベド・バルガス(Obed Vargas)や、カンテラーノのアルナウ・ソラ(Arnau Solà)を電撃登録するサプライズを敢行しました。しかし、リーグ戦のピッチにおいて最も注目されるのは、前節セビージャ戦(3-1勝利)で機能した「ワントップなし(ゼロトップ)」の継続です。(via Mundo Deportivo)
アレクサンダー・セルロートの筋肉系の負傷離脱、さらにオベド・バルガスの招集外に伴い、シメオネはアレックス・バエナとイ・ガンインの2枚を最前線に並べる4-2-3-1の変則システムを採用する見込み。特に、グリーズマンの後継者としての期待を一身に背負う「10番」アレックス・バエナ(Alex Baena)は、今季3試合で3ゴール1アシストと爆発的なキックオフを見せており、元エースのグリーズマン本人からの『アトレティコでの初期の難しさを乗り越えるためのアドバイス』が大きな糧になったと語っています。また、バルサへの移籍熱望から最終的に残留へと落ち着いたフリアン・アルバレス(Julián Álvarez)は、かつてゴールを決めた特別な地であるサン・マメスでの先発出場による「ファンの信頼回復(贖罪)」に飢えており、シメオネ監督も『批判を止め、純粋な学びのプロセスとして彼を温かく迎えるべきだ』と擁護の声を挙げています。ピッチ外では、CEOミゲル・アンヘル・ヒル・マリンがスポンサー契約を結ぶルワンダの伝統的なゴリラ命名式(Kwita Izina)に出席し、伝統衣装姿の英語スピーチで、赤ちゃんゴリラに『インケラ(Inkera)』と命名して話題を呼んでいます。(via MARCA / Mundo Deportivo)
レアル・ソシエダ
アウェイでのセルタ・デ・ヴィーゴ戦を0-0の引き分けで終えたチームは、公式戦実質5ヶ月(12試合)ぶりとなる、待望のクリーンシート(無失点)を達成しました。前回失点ゼロに抑えたのは4月4日のレバンテ戦(2-0)にまで遡り、昨季ワーストの61失点を喫した守備陣にとって、この結果は極めて大きな意義を持ちます。ペレグリーノ・マタラッツォ監督は『守備の改善に注力してきた成果だが、本当は4-3で勝ちたかった。失点についての周りの雑音を黙らせるには良い結果だが、ポゼッションを大事にし、より深く、ダイナミックに相手ラインを割る攻撃のクオリティを忘れてはならない。選手たちにはもっとピッチで自由に、深くプレーしてほしい』と語り、守備構築に伴う攻撃の停滞に強い危機感を示しました。(via NoticiasDeGipuzkoa / DiarioVasco)
この記念すべき夜、守護神アレックス・レミロはラ・リーガ通算250試合目の節目を飾り、終盤に放たれたイアゴ・アスパスの決定的なシュートを文字通り神がかったセーブで防いで記録を祝福しました。今夏の移籍市場では、ママドゥ・サール(Mamadou Sarr)やヘクター・フォルトを補強したものの、最終日には Cruzeiro のジョナタン・ジェズスやナイフ・アゲルドの獲得に失敗するなど、DF陣の刷新は志半ばに終わっています。さらに、2004年以来、初めて「夏の移籍市場で新しいストライカーを一人も獲得しなかった」という極めて特異な決断を下しました。しかしその一方で、ヤンヘル・エレーラや絶対的エース久保建英(タケフサ・クボ)に対して届いた他クラブからの巨額オファーをクラブは頑なに拒否。11人のスタメン主力陣の売却を誰一人として許さないという異例の流出阻止を貫きました。月曜日のエルチェ戦では、キャプテンのミケル・オヤルサバル(Mikel Oyarzabal)が出場すれば公式戦通算442試合を数え、クラブレジェンドであるイナシオ・コルタバリアの記録に並んでクラブ歴代9位タイに浮上する歴史的金字塔が迫っています。(via NoticiasDeGipuzkoa / DiarioVasco / MARCA)
デポルティーボ・ラ・コルーニャ
開幕3試合を1勝2分の無敗、勝ち点5と上々の滑り出しを見せた昇格組の雄は、土曜日のビジャレアル戦(アウェイ)でさらなる躍進を狙います。チーム内を何より活気づけているのは、移籍市場の最終日にバルセロナから1年間の期限付き移籍(3000万ユーロの買い取りオプション付き)で加入したMFマルク・カサド(Marc Casadó)のピッチ内外での適応力です。カサドはクラブの練習施設を訪問した際、特にロッカールームのあまりの充実ぶりに驚嘆し、スポーツディレクターのフェルナンド・ソリアーノに対して思わず『これは本当にバルサのロッカールームよりも素晴らしい、本当だよ!』と漏らし、ソリアーノを大いに喜ばせました。カサド自身、『バルサを離れるのは複雑だが、この素晴らしいプロジェクトには高いパッションを感じる』と前向きな姿勢を見せています。(via SPORT)
また、前線ではピエール=エメリク・オーバメヤン(Pierre-Emerick Aubameyang)が驚異の開幕3試合連続ゴールをマーク中。ビジャレアル戦でもゴールネットを揺らせば、かつてクラブのレジェンドであるベベトやラバーデが打ち立てた「移籍後開幕4試合連続ゴール」の歴史的記録に並ぶことになり、サポーターは世紀の偉業達成に向けて熱狂しています。今節はアドリ・アルティミラが出場停止、ノエ・カリージョが負傷欠場となるなか、アントニオ・イダルゴ監督はカサドや新加入のホセ・マリア・ヒメネスをメンバーに加え、レオ・ロマン、シモ・ナバロ、ルカス・ヌビ、ヒメネス、クアリアータ、ルイスミ、マリオ・ソリアーノ、アマトゥッチ、リキ、オーバメヤン、ビル・ンソンゴの布陣で敵地に乗り込みます。(via SPORT / Estadio Deportivo)
ビジャレアルCF
土曜日のデポルティーボ戦(21:00開始)は、イニゴ・ペレス(Íñigo Pérez)監督とチームにとって、今季初めて改装された本拠地エスタディオ・デ・ラ・セラミカに帰還する待ちに待った夜となります。ここまでアウェイ3連戦を戦い抜き、2分1敗(前節アラベスに1-0敗戦)と未だ勝利がないチームにとって、ホームサポーターの熱狂のなかで勝ち点3を掴むことは絶対条件です。しかし、チームは深刻な怪我人の問題に直面しています。(via Estadio Deportivo)
前節で深刻な打撃を受けたDFフアン・フォイス(Juan Foyth)が回復しておらず欠場が濃厚。これにより、カンテラ育ちの20歳DFパウ・ナバロ(Pau Navarro)がファーストチームで初のスタメンを飾る可能性が急浮上しています。また、左サイドハーフにはタジョン・ブキャナンに代わってアルベルト・モレイロを配置。来週火曜日のチャンピオンズリーグ・ドルトムント戦への弾みをつけるためにも、ジェラール・モレノ、アヨセ・ペレス、ミカウターゼ、ニコラス・ペペら強力アタッカー陣を前面に押し出した攻撃的ポゼッションサッカーで、デポルの強固な守備の突破を図ります。(via SPORT)
UDラス・パルマス
金曜夜に行われたレガネスとのホーム開幕戦は、サポーターの期待を裏切る0-0の引き分けに終わり、試合終了のホイッスルとともにスタンドからは非常に激しいブーイング(pitos)がスタジアムを支配しました。ルベン・デ・ラ・バレーラ監督は試合後、『サポーターが勝利を求めるのは当然だが、これだけ怪我人が多く、チームが完全に入れ替わったなかでの適応には時間が必要だ。この試練を乗り越え、自分たちが求めるフットボールを構築するためには、サポーターの辛抱強い arrope(支え)が絶対に欠かせない』と語り、焦る周囲に対して忍耐を呼びかけました。(via SPORT)
この重苦しい夜において、唯一にして最大の称賛を集めたのが、守護神ホセ・アントニオ・カーロ(José Antonio Caro、愛称 Churripi)の驚異的な「赤裸々な救済(redención exprés)」でした。前節ジローナ戦で5失点の大敗を喫し、メディアとファンから猛批判の嵐に晒されていたカーロですが、この日は驚異的なファインセーブを連発。味方守備陣の致命的なビルドアップミスを何度もカバーし、文句なしのクリーンシートを達成して見事に名誉を挽回しました。一方で、キャプテンのキリアン・ロドリゲスがパフォーマンスの低下により早々と交代したのに対し、中盤の底に入った若手イニャキ・ゴンサレス(Iñaki González)が『ピッチ上の本物のキャプテン』と現地紙で絶賛を浴びており、キャプテンの不調と若手の急台頭が明暗を分けています。(via SPORT)
CDレガネス
アウェイでのラス・パルマス戦をプラン通りのクリーンシートで終え、ルベン・アルベス監督はチームの守備的な強固さに一定の満足感を示しています。しかし、今夏の「最大の目玉補強」として大注目を浴びて先発デビューを果たしたアルバロ・モラタ(Álvaro Morata)にとっては、極めて不満の残る夜となりました。(via SPORT)
モラタは、ラス・パルマスの徹底的なマークと激しいコンタクトに終始晒され、前線で完全に孤立。ペナルティエリア内への効果的なパスも供給されないまま、シュートチャンスすらほぼ得られずに沈黙しました。アルベス監督は守備の安定を評価しつつも、モラタをより活かすための前線の連動性向上を急務として掲げています。(via SPORT)
ラージョ・バジェカーノ
ピッチ外の不条理な決定に、クラブ全体が激しい怒りと憤闘の声を挙げています。マドリード州政府から「安全・衛生基準を満たしていない」としてエスタディオ・デ・バジェカスのライセンスを一時的に剥奪(concesión 剥奪)されたため、チームは今節もレガネスの本拠地 Butarque を借りて戦う「エキシリオ(亡命ホーム)」を強いられています。クラブは『バジェカスはラ・リーガの厳格な基準を満たしており、この一方的な剥奪決定は不当だ』と激しく抗議する公式声明を発表しました。(via Mundo Deportivo / Estadio Deportivo)
ベニャト・サン・ホセ(Beñat San José)監督率いるチームは、開幕3試合でわずか勝ち点1、前節バルセロナ戦で5-2と大敗を喫したショックから立ち直らねばなりませんが、バタジャ、フェルトウド、イシ・パラソン、ルイス・フェリペの主力4名を負傷で欠く満身創痍の事態に直面しています。この極めて苦しい状況を打開するためには、バルサ戦で圧巻の2ゴールを決めて好調を維持するFWセルヒオ・カメジョ(Sergio Camello)の決定力にすべての希望を託すほかありません。(via Mundo Deportivo / Estadio Deportivo / MARCA)
ラシング・サンタンデール
前節エルチェ戦を3-2で制し、勝ち点4で迎えるラージョ・バジェカーノ戦は、生まれ変わったチームの総合力が試される決定的な一戦となります。今夏の移籍市場の最終盤、チームは若手DFセルヒオ・マルティネスをレアル・マドリードへ放出。さらに中盤の要グスタボ・プエルタをオリンピアコスに強奪されるという最悪の展開を強いられました。しかし、スポーツディレクターのチェマ・アラゴン(Chema Aragón)は諦めず、市場最終日のわずか数時間でイケル・ルケ、アーロン・マルティン、ベロシアン、アンドレ・アルメイダ、パブロ・ガルシアら5名の実力者を一挙に電撃補強し、見事な戦力アップを遂げました。(via Mundo Deportivo)
今節の最大の注目は、前節わずか30分間の出場で電撃ハットトリックを記録した新ストライカー、ヤシル・ザビリ(Yassir Zabiri)です。爆発的な決定力を持つザビリと、ラージョの好調アタッカー、カメジョによるエース対決が Butarque で火花を散らします。なお、アンドレス・マルティンは負傷のため、この試合を欠場します。(via Estadio Deportivo)
バレンシアCF
日曜日にメスタージャで迎えるFCバルセロナ戦は、試合当日に34度前後の殺人的な猛暑(bochorno)が予報されており、ピッチ上の過酷さは極限に達する見込みです。しかしそれ以上に、カルロス・コルベラン(Carlos Corberan)監督を取り巻く解任論がスタジアム全体を極限の緊張感で包んでいます。開幕3試合でわずか1ポイント(連敗中、前節デポルティーボに3-1完敗)という深刻な低迷に加え、補強不足を露呈した今夏の移籍市場の結末に対し、本拠地のサポーターからはすでに監督やオーナー陣に対する猛烈なブーイング(pitos)や抗議デモが予告されています。(via Mundo Deportivo / SPORT)
皮肉にも、この緊迫した大一番が行われる日曜日は、1976年9月5日にクラブの絶対的なレジェンドであるマリオ・アルベルト・ケンペス(Mario Alberto Kempes)がセルタ戦でバレンシア加入初ゴール(2得点)を決めてから、ちょうど50年という極めて象徴的な記念日。栄光の歴史と、現在の解任危機の真っ只中にあるコルベラン監督の窮状が、酷暑のメスタージャで複雑に交錯します。(via MARCA / SPORT)
セルタ・デ・ヴィーゴ
スポーツディレクターのマルコ・ガルセス(Marco Garcés)は今夏の移籍市場を振り返り、フェル・ロペス(1600万ユーロ)、オスカル・ミンゲサ(1500万ユーロ)、ウーゴ・ソテロ(500万ユーロ)ら主力カンテラーノの大量流出(総価値4620万ユーロ分)により、Transfermarktのチーム総市場価値が9%(1720万ユーロ)減少の1億7300万ユーロに depreciación (低下)したことを認めました。しかしガルセスSDは、『極めてバランスが良く、何より当初の計画通りに高い競争力を持つスカッドに仕上がった』と、流出劇に悲観的な色を一切見せていません。(via SPORT)
また、クラウディオ・ヒラルデス監督はトップチームの若返りをさらに進めるべく、Bチーム(セルタ・フォルトゥーナ)の主力アンタニョンやウーゴ・ブルシオを恒常的に引き上げ。この戦力流出によりBチームの監督フレディ・アルバレスは『3試合で勝ち点ゼロと厳しいが、若い才能が上で戦う姿は誇らしい』と複雑な親心をのぞかせています。さらに、今夏リバプールから大きな期待を背負って復帰したMFステファン・バイチェティッチ(Stefan Bajcetic)について、ヒラルデス監督は『まだいきなりトップの競争についていけるフィジカル状態にない』と判断。完全なフィットを目指し、まずはBチームで段階的に調整を始めさせる決定を下しました。(via Estadio Deportivo / SPORT)
CDカステリョン
クラブを率いるカナダ人オーナーのボブ・ヴルガリス(Bob Voulgaris)がロングインタビューに答え、激動の夏の移籍市場についてその真意を明かしました。ヴルガリス会長は、昨季クラブを昇格へ導き、最終的にクラブ史上最高額の500万ユーロで1部のクラブへ羽ばたいたエース、アレックス・カラトラバの売却について、『彼のプライベートな夢を我々が不必要に邪魔したくなかった。500万ユーロは極めて適正であり、双方にとって最高の取引だった。カラトラバのこれまでの貢献に心から感謝している』と、惜しみない拍手を送りました。(via SPORT)
さらに、一部のサポーターが「もっと得点力のある純粋なストライカーが必要だ」と懐疑的な視線を向けているウスマヌ・カマラ(Ousmane Camara)について、ヴルガリスは『移籍期間中、他の2部クラブから200万〜300万ユーロの移籍金オファーが届いたが、すべて門前払いで断った。カマラはゴールだけでなく、信じられない運動量と自己犠牲でチームの戦術を機能させている。彼をこれっぽっちも売る気はなかった』と、選手に対する絶対的な信頼を明言。イニゴ・コルドバやファンホ・ニエトの加入で、クラブが今や選手から強く望まれる魅力的なクラブに成長したことに、強い誇りを示しました。(via SPORT)
レアル・サラゴサ
3部(プリメーラ・RFEF)所属。前節ナスティック・タラゴナに2-0で痛恨の敗戦を喫したチームは、仮設競技場「イベルカハ・エスタディオ(Ibercaja Estadio)」でのホーム開幕戦でアンテケラを迎え撃ちます。Ibai Gómez監督は、敗戦にも『僕たちのプレースタイルは非常に美しく、意図は間違っていない。エリア内の勝負強さを少し欠いただけだ』と強気な姿勢を崩しておらず、移籍市場最終日に獲得したマルコ・サンガジ(Sangalli)や、頭部負傷から完全復活したDiego GonzálezをDF陣に復帰させ、守備組織の再構築を図る予定です。(via SPORT)
しかし、最も地元で物議を醸しているのは、夏の移籍期限が終了した現在、サビン・メリーノ、ベベ(Bebé)、アルバロ・バスケス、アルフレド・オルトゥーニョ、マイケル・メサ、Carlos Vigaray、Manu Molina、Ángel López、Carlos Nietoという、昨季サラゴサで主力や準レギュラーとしてプレーしていた実績抜群の9名の元所属選手がいまだどのクラブとも合意できず、全員「無所属(エヘンテ・リブレ)」として浪人生活を送っているという異常事態です。彼らの動向は、これからの下部リーグのフリー獲得市場の台風の目となっています。(via SPORT)
レアル・ムルシア
前節ヘラクレス戦(1-0勝利)の唯一のゴールスコアラーであるハビ・モレノ(Javi Moreno)について、相手のヘラクレス側が『ハビ・モレノには2年前の未消化の出場停止処分が残っており、この試合での彼の起用は「不適格起用(alineación indebida)」である』として、連盟に対して提訴(提訴の実行)を行ったことで、ピッチ外が緊迫しています。これに対し、セルヒオ・ギジョ(Sergi Guilló)監督は記者会見で不快感をあらわにし、強気の反論を行いました。(via SPORT)
ギジョ監督は、『我々は事前にスペインフットボール連盟に直接正式な問い合わせを行っており、「彼は一切のサスペンション(出場停止処分)を引き継いでいない」との確証を得ていた。ヘラクレスが仕事を果たすために訴えを起こすのは自由だが、我々の起用に一切の間違いはない。次節テルエル戦の招集リストにもハビ・モレノを何の問題もなく入れるし、彼を出場させる』と、真っ向から相手の抗議を一蹴。全く動じない鉄の意志を強調しました。(via SPORT)
コルドバCF
CEOアントニオ・フェルナンデス・モンテルビオの強固な推進力と、栄養士兼チームデリゲートを務めるアントニオ・フローレス(Antonio Flores)の主導のもと、本拠地 El Arcángel スタジアムの内部に設立された超最先端の「専用食堂(comedor)」が、今やクラブ最大の武器としてピッチ上の成果を牽引しています。フローレスは選手一人ひとりの食事や補給メニューをオリジナルアプリで徹底的に管理・個別最適化し、日々の「Whoop」センサーから得られる心拍数や体温データと突き合わせてコンディションを完全コントロールしています。(via SPORT)
フローレスは、『現代のプロフットボーラーは極限のアスリートでなければならない。筋肉を常に水分と正しい栄養で満たしていない選手は、ケガへの片道切符を買っているようなものだ。我々の目標はすべてをチャンピオンズリーグのレベルに引き上げることだ』と熱弁。この執念とも言えるフィジカル・栄養学への徹底投資こそが、昨季の劇的なセグンダ(2部)昇格を支えた真の基盤であったと、チーム内外から大きな賛辞が送られています。(via SPORT)
UDイビサ
アンテケラとの開幕戦で3-2の痛恨の逆転負けを喫し、露呈した守備の脆さに対し、クラブは信じられないほど冷徹で迅速な大ナタを振るいました。スポーツディレクターのミチェル・サンスは、プレシーズンからパフォーマンスが安定せず疑問視されていた、あろうことかキャプテンのDFマヌ・ペドレ(Manu Pedre)を試合後即座に「契約解除(放出)」するという衝撃的な決断を下しました。(via SPORT)
さらに、移籍市場閉幕のわずか10分前という絶体絶命の時間帯に交渉をまとめ上げ、エリック・ルイスとジェレミー・ブラスコという実力派センターバック2枚の電撃獲得に成功。サンスSDは『ペドレには感謝しているが、プレシーズンから彼に対して抱いていた疑問が試合で確信に変わった。市場の最終日に守備組織を根本的に改善するチャンスが訪れたため、躊躇なく実行した』と冷徹な再編劇を語り、その圧倒的な覚悟が地元サポーターの度肝を抜いています。(via SPORT)
FCカルタヘナ
アウェイで Algeciras を相手に戦前の下馬評を覆す1-3の見事な逆転快勝を収め、サポーターに大きな歓喜をもたらしたチームに、ピッチ外からさらなる吉報が相次いでいます。クラブは、デッドラインデーに発生したサプライヤーとの債務問題を奇跡的にスピード解決し、ファンが数ヶ月にわたって待ち焦がれていた今季の新公式ファーストユニフォームをようやくお披露目(ようやく発表)することに成功しました。(via SPORT)
この喜ばしい発表に合わせ、スタジアムのゴール裏南側には熱狂的な応援を先導する新しいアニメーションスタンド(grada de animación)が正式に常設。さらに、怒涛の逆転勝利と新ユニフォーム公開の反響により、公式会員(ソシオ)数が一気に6,267人に急増したことが報告され、クラブ周辺は最高のポジティブなエネルギーで満ち溢れています。(via SPORT)
【本日の総括】
ラ・リーガおよび下部リーグは、今夏の移籍市場閉幕と過密日程に伴い、各クラブの適応力と「ピッチ外の管理力」が勝敗を分ける極めて興味深い局面に突入しています。レアル・ベティスが王者マドリードを撃破した夜は、ルールをミリ単位で熟知したバルトラの頭脳プレーと、守護神バジェスの執念が呼び込んだ必然の美酒でした。一方で、バレンシアのコルベラン監督のように、ピッチ外の補強不足がそのままファンの抗議と解任危機へと直結する厳しい現実も突きつけられています。ピッチ内での戦術の柔軟性(アトレティコのゼロトップ、バエナの覚醒)に加え、コルドバの徹底した栄養食堂管理や、イビサの非情なキャプテン放出・CB補強劇のように、細部への執念こそがこの長くタフなシーズンを生き抜くための唯一の武器となるでしょう。
