ビクトル・フェルナンデスJRのバレンシア完全移籍とレバンテでの苦悩
バレンシアが、レバンテからレンタル加入していたビクトル・フェルナンデスJRの買い取りオプション(約10万ユーロ)を行使し、彼と2029年までの新契約を結びました。
かつて1部リーグで活躍したビクトル・フェルナンデスの息子であり、バジャドリードの下部組織で輝きを放っていた彼を2024年に好条件で引き抜いたのはレバンテでした。しかし、レバンテではBチーム(アトレティコ・レバンテ)がテルセーラRFEF(5部相当)に所属し、トップチームは1部昇格を至上命題としていたため、彼にとっては「下が小さすぎ、上が大きすぎる」という非常に難しい環境となってしまいました。
結果として、フリアン・カレロ監督が指揮を執るトップチームでは、セグンダ・ディビシオンのアルメリア戦でわずか1分、コパ・デル・レイのポンテベドラ戦で45分プレーしたのみにとどまりました。
グラノタ(レバンテ)でプレーするチャンスがないことを悟った彼は、昨季の移籍市場最終日である2025年9月1日にバレンシアのBチーム(セグンダRFEF)へレンタル移籍を決断しました。生まれ育った地を離れ、家族とともにバレンシアへ引っ越してきたばかりだった17歳の彼にとって、レバンテでのシーズンは長く辛いものだったようです。
バレンシアと新たな契約を結んだ後、彼はレバンテで過ごした厳しい1年について次のように赤裸々に語っています。
『かなりしんどい1年を過ごしたよ。出場時間は多くなかったけれど、最終的には全てが自分の糧になる。でも、僕にとってあの1年はゼロに等しかった』
『サッカーは1日ですべてが変わる。僕には環境を変えることがどうしても必要だった。あそこ(レバンテ)では出場時間がゼロの状態で出てきたから、新しい場所では最初から強くアピールして、たくさんプレーして自分を証明しなければならないと分かっていた。同じようなシーズンをもう1年繰り返すことは絶対にできなかったし、実際(バレンシアでは)その通りにプレーできたよ』
今後はバレンシアのトップチームのプレシーズンに参加する予定となっており、レバンテでチャンスを掴めなかった逸材がライバルクラブで飛躍を目指すことになります。
(via MARCA)
【本日の総括】
本日のレバンテに関するトピックは、かつてクラブが期待を込めて獲得した若手ビクトル・フェルナンデスJRが、出場機会を得られなかったレバンテでの苦悩のシーズンを振り返りつつ、ライバルであるバレンシアへ完全移籍したニュースのみとなりました。トップチームの昇格争いとBチームの所属カテゴリーのギャップが、若手育成に影響を与えた事例と言えそうです。