ビジャレアル戦の手応えと課題

レバンテUDはプレシーズンマッチで同じバレンシア州のビジャレアルCFと対戦し、0-1で敗北を喫しました。

試合の立ち上がり、チームは前半の序盤にゲームのリズムを掴んで入り込むことに苦労しました。そのような中、守備的ミッドフィールダーのケルビン・アリアガと守護神のマシュー・ライアンの間でコミュニケーションエラーが発生。この極めて回避可能だった痛恨の連携ミスから相手のローガン・コスタに先制ゴールを許す形となりました。

しかし、後半の開始と同時に行われた大規模なメンバー変更や、ピッチ上での時間の経過とともにチーム状態は大きく改善しました。レバンテは試合中に2、3回の非常に惜しい決定的な得点機を構築し、ビジャレアルのゴールを脅かしました。しかし、最後のフィニッシュの精度を欠き、ゴールネットを揺らすことはできませんでした。

この夏に得点源であったカルロス・エスピを放出したレバンテにとって、彼の不在を寂しく思わないためにも、開幕までに決定力を研ぎ澄ますことが最優先課題として浮き彫りになりました。

セルタから今夏期限付き移籍で加わったMFウーゴ・ソテロは、ビジャレアル戦の敗北を踏まえて『試合でのミスを週のトレーニングを通じて修正していく』と語り、プレシーズンでの勝敗結果自体は『二の次でそれほど重要ではない』と前向きな姿勢を見せています。また、ルイス・カストロ監督が標榜し、昨季チームを1部残留へと導いた戦術のベースが『すでにプレシーズンマッチを通じてピッチ上で十分に表現され、反映され始めている』と語り、チーム全体の仕上がりに手応えを覗かせました。

ソテロは新チームへの適応について、カンテラ出身の選手たちが温かい態度でスムーズに新加入の選手たちを迎え入れてくれたおかげで、すぐにチームに溶け込めたと深く感謝しています。また、かつてセルタの育成組織でも共にプレーした旧知の友人であるマヌ・サンチェスと再びチームメイトとして合流できたことについて、その喜びは2倍であると表現しています。マヌ・サンチェスにとって今回のレバンテ加入は、シウタ・デ・バレンシアへの復帰となります。

ソテロは、現在のレバンテUDが『対戦相手にとってゴールを奪うことが困難で、中盤のライン間を簡単に突破させない非常にソリッドで連動した守備組織』を構築できていると強調しています。(via SPORT)

イケル・ルケへの獲得打診

レバンテUDは、アトレティコ・マドリードのBチームに所属する21歳の有望な右ウインガー、イケル・ルケの獲得を目指して公式な打診を行っています。

ルケは右ウイングで縦に速い順足のプレーができる極めて希少価値の高いアタッカーで、昨季はPrimera RFEFで37試合に出場して4ゴールを記録。シメオネ監督の目に留まりトップチームでもデビューを果たし、メスタージャでのバレンシア戦で衝撃的な初ゴールを決めています。

現在はアトレティコの韓国遠征に帯同しており、マンチェスター・シティ戦などに向けて調整を進めていますが、来週に各国の代表メンバーが合流するタイミングで、カンテラーノたちの去去就が下される見込みです。シメオネ監督がトップチームの構想外と判断した場合、アトレティコは彼の保有権の50%を保持する形で他クラブへ手放す方針を固めています。

ルケの獲得には、セビージャFC、デポルティーボ・ラ・コルーニャ、ラージョ・バジェカーノなど、ラ・リーガの合計8つのクラブが激しい関心を示しており、レバンテもその動向を注視しながら獲得への足がかりを探っています。(via Mundo Deportivo) (via ElDesmarque)

新シーズンの開幕戦スケジュール

レバンテUDのラ・リーガ2026/27シーズンの本格的な戦いが始まります。新シーズンの開幕戦は、2026年8月16日(日)の現地時間19:00にRCDEスタジアムでキックオフされる予定です。

対戦相手は、今夏モンチSDの手腕のもとでウナイ・ヌニェスなどの補強を進め、1部への定着を狙う昇格組のRCDエスパニョールとなります。

ビジャレアル戦などで得られた戦術コンセプトの確認や課題の修正を経て、ルイス・カストロ監督率いるチームは万全の準備で敵地での開幕戦に挑みます。(via Mundo Deportivo) (via SPORT)

カルロス・エスピの移籍劇

レバンテUDの最大の懸念材料とも言える決定力不足は、19歳の若きストライカー、カルロス・エスピの電撃的な移籍が大きく影響しています。

エスピは今夏の移籍市場において、レアル・マドリードへと完全移籍しました。移籍金は2500万ユーロに達し、レバンテに巨額のキャッシュをもたらす結果となりました。彼はマドリードを率いるジョゼ・モウリーニョ監督にとって、ベルナルド・シウバやデンゼル・ダンフリース、イブラヒマ・コナテらに続く今夏6人目の新戦力アタッカーとして大きな期待を背負っています。

チームの絶対的なエースであった彼の退団により、レバンテは今後の市場閉幕までに、エスピの不在と彼が量産していたゴールを惜しまないための攻撃陣の早急な再編を迫られています。(via MARCA) (via SPORT)

レバンテゆかりの選手・スタッフたちの最新動向

今夏の移籍市場において、かつてレバンテUDに深く関わっていた元選手やスタッフたちの動向がピッチ外で大きな話題を呼んでいます。

まず、セビージャFCが今夏中盤の最優先補強ターゲットとして交渉を進めているジョージア代表ミッドフィールダー、ギオルギ・コチョラシュビリです。彼は昨年までレバンテに所属して中盤のキーマンとして活躍し、その後ポルトガルのスポルティング・CPへ移籍しました。現在、セビージャが彼をジブリル・ソウの後釜として獲得を急いでおり、セビージャの提示するオプション付きローンと、スポルティングの要求する強制買い取り条件との間で交渉が続けられています。

また、セビージャのカンテラ出身であるカルロス・アルバレスは、かつてトップチームに上がる夢を阻まれてレバンテUDへと移籍しました。アルバレスは、今夏ボーンマスへの移籍が正式発表されたかつての旧友、フアンル・サンチェスに対し、自らのSNSを通じて『Eres grande(君は本当に偉大だ)』と最大の祝福のメッセージを送り、深い友情を示しました。

さらに、バレンシアCFは今夏の新たなテクニカルスタッフを正式に発足させ、セットプレー守備のスペシャリストとしてダリオ・ナバロを招聘して2028年までの契約を結びました。ナバロはかつてレバンテUDでもコーチとしてそのキャリアを積んだ経験があり、近年はオササナをセットプレーにおいてヨーロッパ最高峰の守備組織に育て上げた確かな実績を持っています。(via AS) (via SPORT) (via Estadio Deportivo) (via ElDesmarque)

【本日の総括】

ルイス・カストロ監督率いるレバンテUDは、今夏のプレシーズンマッチでビジャレアルに競り負け、カルロス・エスピの移籍に伴う決定力不足や守備の連携ミスといった課題を露呈しました。しかし、新加入のウーゴ・ソテロが語るようにチームの組織的な堅守や団結力といった戦術ベースは着実に構築されており、若き至宝イケル・ルケへの獲得打診や、かつての所属選手たちのピッチ外での輝かしい動向も含め、8月16日のエスパニョールとの開幕戦に向けて非常に野心的で期待感の高まる日々を過ごしています。