ニコ・パスとビクトル・ムニョスの売却益とカンテラ動向
フロレンティーノ・ペレス会長は、今夏の補強資金を回収するため、カンテラ出身選手の売却を積極的に進めている。ニコ・パスはイタリアのコモ1907へ6000万ユーロで完全移籍することが正式に発表された。マドリーは2年前に彼を600万ユーロでコモに売却していたが、今夏1000万ユーロで買い戻す権利を行使する構えを見せた。これに対しコモは、ニコ・パスを失うことを避けるため、違約金である6000万ユーロを満額支払うことを決断した。これにより、マドリーはコモが保有していた50%の権利分(600万ユーロ)を差し引き、実質5400万ユーロの純利益を手にした。なお、マドリーは2027-2028シーズンに向けて8000万ユーロの買い戻しオプションと、将来の移籍に対する優先交渉権を保持している。
ニコ・パス本人は移籍について、『何週間も考えた結果、僕のキャリアにとってこの瞬間の最良の選択は、僕を成長させ、今の選手にしてくれたコモにもう一年残ることだと決断した。このキャリアの段階での重要な一年であり、選手として成長し将来に備えるためのまたとない機会なので、僕にとってもレアル・マドリードにとっても最良の決断だと個人的に信じている』と語っている。
さらに、ビクトル・ムニョスの売却でも大きな利益を上げた。オサスナに売却していた彼を800万ユーロで買い戻し、直後にリヴァプールへ4000万ユーロで売却した。オサスナが昨年支払った500万ユーロを加え、買い戻し費用の800万ユーロを引き、リヴァプールからの移籍金の50%である2000万ユーロを合わせることで、最終的に2500万ユーロの利益を計上した。これら2人の取引だけで、マドリーは今夏の補強費の大部分にあたる7900万ユーロを回収している。
クラブは今後さらに資金を調達するため、フラン・ガルシア、エドゥアルド・カマヴィンガ、ゴンサロ、ティアゴ、アセンシオを市場に出している。さらに、ヒラ、ハコボ・ラモン、チェマ・アンドレス、ブランコ、セルヒオ・アリバスといったカンテラーノの活用も視野に入れている。
また、18歳のカンテラ出身CBであるジョアン・マルティネスにはバレンシアCFが強い関心を示している。彼は昨年十字靭帯断裂の重傷を負って1シーズン離脱したが、シャビ・アロンソ監督の下で2回、アルベロア監督の下で1回トップチームに招集され、プリメーラRFEFで継続的にプレーしている。バレンシアは公式に獲得(ローンまたは移籍)の打診を行っており、マドリーは将来的なブレイクに備えて権利の大部分を保持する形であれば放出を容認する構えだ。さらに、21歳のカンテラ有望株セサル・パラシオスは、エージェントをStellarからBest of Youに変更した。2027年6月まで契約を残す彼にも複数のクラブが関心を寄せている。(via SPORT / ElDesmarque / MARCA)