昨夏の若手路線から一転、即戦力重視の移籍市場動向と放出候補

レアル・マドリードは、2シーズン連続での無冠という結果を受け、今夏の移籍市場(通称「サメリアーナ」)で明確な方針転換を行っています。

昨夏に獲得したアルバロ・カレーラス、トレント、ディーン・フイセン、そして6000万ユーロ以上を投資したフランコ・マスタントゥオーノといった若手有望株への投資は期待外れに終わりました。そのため、今夏はマルク・ククレジャ、デンゼル・ダンフリース、イブラヒマ・コナテ、ベルナルド・シウバといった実績のある即戦力の獲得に方針を切り替えました。そして、ヤン・ディオマンデとロドリの獲得でその集大成を迎えようとしています。

この積極的な補強に伴い、大規模な人員整理「オペレーション・エグジット」も必要不可欠となっています。

放出候補として名前が挙がっているのは、守備陣ではセンターバックの獲得スペースを空けるためのラウル・アセンシオ。そして中盤ではエドゥアルド・カマヴィンガや、最近2031年まで契約延長したばかりであるものの、マンチェスター・ユナイテッドが興味を示しているオーレリアン・チュアメニ(7000万ユーロ以上の価値があるとされています)。前線では、先述のゴンサロ・ガルシアやマスタントゥオーノに加え、ディオマンデの加入で出場機会がさらに厳しくなるエンドリッキも候補に挙がっていますが、エンドリッキ自身はレンタル移籍を拒否している状態です。

これら多くの実力者がひしめく中で、モウリーニョ監督がいかにして「12番目の選手」としての役割(ブラヒム・ディアスのような立ち位置)を不満なく受け入れさせ、チーム内のバランスと競争力を維持するかが、新シーズンに向けた最大の課題となっています。(via SPORT / AS / ElDesmarque)

【本日の総括】

移籍金1億2000万ユーロ規模でヤン・ディオマンデの獲得を決定づけ、PSGを完全に撤退させました。さらに中盤の要としてロドリの引き抜きも最終段階に入っており、モウリーニョ新監督の下で「銀河系」軍団の再構築が着実に進んでいます。一方で、ヴィニシウスの契約延長問題や、大型補強に伴う若手選手の放出整理など、フロントと現場が解決すべき課題も山積みとなっています。