イニャキ・ペーニャのパナシナイコス移籍
イニャキ・ペーニャのパナシナイコスへの完全移籍が公式発表された。移籍金は約300万ユーロで、2029年までの3シーズン契約に1年間の延長オプションが付随している。給与は100万ユーロとなる見込みだ。2012年にビジャレアルから加入して以来、ガラタサライとエルチェへのレンタル移籍を含め14年間にわたるバルサでの生活に終止符を打つことになった。本人はSNSで別れのメッセージを投稿し、『2012年、とても緊張しながら、大きな夢を抱いてバルサに到着しました。ここで経験するすべてを知らないまま。ラ・マシアでの最初の日々、新しいチームメイト、遠征、忘れられない夜...良い日もあれば、静かに教えてくれる日もありました。でも時間が経つにつれて、このクラブは私の人生のとても重要な一部になりました。ここで私はゴールキーパーとして、そして何よりも人として成長しました。バルサのゴールを守ることは、大きな責任であり、大きな誇りでした。機会があるたびに、このユニフォームとこれらの色が表すものに敬意を払い、ベストを尽くそうと努めました。この何年間、チームメイト、監督、クラブスタッフ、そして目立たなくてもすべてを機能させている人たちと、素晴らしい瞬間を共有してきました。彼ら全員に特別な愛情を抱き続けます。今日、人生の半分を過ごした家に別れを告げます。別れはいつも辛いものですが、たくさんの思い出、学んだことすべて、そしていつも私と一緒にいる人たちと共に旅立ちます。この数年間、私のそばにいてくれたすべての人に感謝します。道で会いましょう、FCバルセロナ』と感謝の意を表明している。メディカルチェックを通過し、オランダのアペルドールンで行われているアテネのクラブのプレシーズン合宿に合流する予定となっている。 (via SPORT / Mundo Deportivo)
ハムザ・アブデルカリムを完全移籍で獲得
クラブは、エジプト代表としてワールドカップに出場中の18歳のストライカー、ハムザ・アブデルカリムの買い取りオプションを行使したことを公式発表した。アル・アハリに対して150万ユーロを支払い、2029年6月30日までの3年契約を締結している。今季の冬に加入した彼は、書類手続きの遅れでデビューが遅れたものの、フベニルAで11試合に出場し6ゴールを記録。ウエスカ戦でのデビュー弾や、リーグ優勝を決めたモンテカルロ戦でのハットトリックなど即座に結果を残した。ワールドカップでもベルギー戦やニュージーランド戦で出場機会を得ており、今後はバルサ・アトレティクに合流する予定。ハンジ・フリック監督のもとでトップチームのプレシーズンに参加する可能性も高い。 (via SPORT / ElDesmarque)
ディエゴ・コチェンがリンビーへ
アメリカ出身の若きGK、ディエゴ・コチェンのデンマーク1部リンビーへのレンタル移籍が最終段階に入っている。買い取りオプションは150万ユーロに設定されているが、バルサは将来の移籍金の高い割合を保持する条件を取り付けている。すでにコペンハーゲンに到着しており、メディカルチェックを受けてプレシーズンに合流する手はずとなっている。マウリシオ・ポチェッティーノ監督率いるアメリカ代表のワールドカップメンバーからは漏れたものの、出場機会を求めて北欧での挑戦を選択した。 (via Mundo Deportivo)
フリアン・アルバレス獲得作戦
アルゼンチン代表のフリアン・アルバレスがワールドカップのオーストリア戦後(2-0で勝利)に『自分にとっても移籍するのが一番だ。夢を叶えたい』と発言したことで、バルサへの移籍の機運が高まっている。選手はアーセナルやPSGからのオファーを拒否し、バルサでのプレーを最優先としている。代理人のフェルナンド・イダルゴはすでにバルセロナでデコやフアンマ・ロペス、アンディ・バラらと会談し、口頭合意に達している。クラブは1億2000万ユーロから1億3000万ユーロの新たなオファーを準備中であり、レアル・マドリードが提示した1億5000万ユーロまでは出さない方針だ。アトレティコ・マドリードのミゲル・アンヘル・ヒル・マリンCEOはこれに激怒しており、『バルセロナは私たちを軽視している。(中略)彼らはニコ・ウィリアムズの時と同じようなことをしている』と批判。契約保護期間中の不当な交渉だとしてFIFAへの提訴を行うと明言しているが、バルサ側は『好きにすればいい、効果はない』と楽観視しつつも慎重に手続きを進めている。 (via SPORT / Mundo Deportivo / ElDesmarque / MARCA)
新戦力アンソニー・ゴードン
バルサの新加入選手として迎えられたアンソニー・ゴードンが、イングランド代表としてワールドカップのガーナ戦(0-0)に先発出場した。左サイドでプレーしたものの、マーカーのマーヴィン・セナヤに抑え込まれ、ドリブル突破に苦労し数本のシュートを放つに留まり、66分にブカヨ・サカと交代となっている。試合中には激しいタックルを受けてピッチ上で苦痛に顔をゆがめる場面があり、バルサ関係者をヒヤリとさせたが、大きな怪我には至らずプレーを続行した。 (via MARCA / ElDesmarque / SPORT)
ハフィーニャの負傷と噂
ブラジル代表のハフィーニャはハイチ戦(3-0勝利)の40分で右太もも裏の筋肉損傷(グレード1)を再発し、負傷交代となった。回復には数週間を要し、復帰はベスト16以降となる見込みで、今季3度目の怪我により通算4ヶ月以上の離脱となる。バルサはアンソニー・ゴードンを獲得して保険をかけている。一方、元ブラジル代表のヴァンペッタがポッドキャスト「Red Cast」で、彼が深刻な家族・経済的問題を抱え、サウジアラビアへの移籍(アル・ヒラル)を祈っていると発言し騒動になっている。これに対し、妻のナタリア・ベロリがポッドキャストで『私の経済状況について話さなければならないのは本当に馬鹿げています。もし現在ラフィーニャが稼いでいる額の10%しか稼いでいなかったとしても、私たちは非常に恵まれているでしょう。私たちが住んでいる社会の現実を完全に理解しているので、SNSでこれを暴露する必要はないと思っていました。「私は貧しくない、まだ金持ちだ」なんて投稿したら、品がないと言われるでしょう。この噂は静まると思っていましたが、スペインにまで届いてしまい、みんな私たちが困窮していると思っています』と怒りの反論を行った。父親が義父に代理人を任せたことで怒っているという噂も『今は二人でマイアミに行っています』と否定。いとこのイゴール・パディーリャも『友よ、この嘘を説明しなければならないだろう』と反論した。ハフィーニャはチーム内で3番目の高給取りであり、総収入は約1700万ユーロに加えてボーナス約400万ユーロを受け取っている。彼がピニ・ザハヴィ、ジュリアーノ・ベルトルッチ、ロック・ネイション、ジョルジュ・メンデスといった大手代理人と契約しなかったため、ブラジルでのメディア対応に苦慮しているとの指摘もある。ハフィーニャ本人もSNSで『この写真を最初に選んだのは、すべてが始まった場所を思い出させてくれるからです。ブラジル代表のユニフォームを着ることを夢見ていた少年はまだここにいます。同じ夢、同じ感謝、そして私たちの国を代表する同じ欲望を持って。私はサッカーを愛し、自分のしていることを愛し、ブラジル代表のユニフォームを着ることを愛しています。私を知っている人なら、私が自分にどれだけ厳しく、進化するために毎日どれだけ努力しているかを知っているでしょう。そして、それは決して変わりません。できるだけ早く回復して戻れるように、自分の手にあるすべてを尽くします。チームメイトのそばにいて、目標のために戦い、このユニフォームを称え、ブラジルのファンに喜びをもたらすためにすべてを捧げ続けたい。私はまだしっかり立っています』と綴り、移籍の噂や金銭問題を完全に否定している。 (via SPORT / Mundo Deportivo / MARCA / ElDesmarque)
ラミン・ヤマルの絶大な影響力
18歳のラミン・ヤマルが、ワールドカップのサウジアラビア戦(4-0で勝利)でわずか45分間の出場ながら試合の均衡を破るゴールを記録した。スペイン代表のワールドカップでの史上2番目に若い得点者(1番はガビ)、全体でも8番目に若い記録となった。このゴール後、JD Sportsのデータによると、スペイン国内での「ラミン・ヤマルのユニフォーム」のGoogle検索数が24時間で448%、「ラミンのスパイク」が過去1ヶ月で362%も急増。さらにアディダスのサッカースパイクの検索もデビュー戦後に90%増となった。マクドナルドのワールドカップキャンペーンにもロナウジーニョ、アンリ、ベッカムと共に起用されるなど、影響力はピッチ外にも波及している。Instagramのフォロワーは4430万人を超え、弟のケインがゴルフで空振りして転ぶ動画を投稿して大爆笑する様子もすぐにバイラルとなった。有名配信者のイバイ・ジャノスとLa Cobraの配信では、イバイが『彼がレアル・マドリードでプレーするのを見るために大金を払いたい』と語るほど、ライバルサポーターからも熱視線を浴びている。 (via MARCA / ElDesmarque / SPORT)
W杯でのバルサ所属選手たちの動向
スペイン代表のパウ・クバルシは守備で安定感を示し、ダニ・オルモは狭いスペースで見事なプレーを披露。ペドリは中盤の低い位置でプレーの起点となりバルサの大きな夜のように輝きを放った。フェラン・トーレスはオヤルサバルと交代でハーフタイムに投入されたものの、オフサイドでゴールを取り消され、GKとの1対1の決定機を逃している。ガビ、エリック・ガルシアは出番がなかった。フランス代表のジュール・クンデはイラク戦(3-0勝利)で通算50試合出場を達成し、守備でほとんど脅かされることなく83分に交代。ベスト16進出に貢献した。ポルトガル代表のジョアン・カンセロはウズベキスタン戦(5-0勝利)に先発し、6分に右サイドから二人を抜き去ってクリスティアーノ・ロナウドの先制点を正確なクロスでアシスト。ハーフタイムにセメドと交代した。同じく先発したジョアン・フェリックスは、前半はチームから切り離され悪い判断が目立ったが、後半は持ち直し、ロナウドの2点目の起点となるパスをブルーノ・フェルナンデスに出したほか、59分には彼のタッチからオウンゴールを誘発した。彼はCOPEのインタビューでフリアン・アルバレスの移籍願望について『彼にはそう言うだけの理由があるのでしょう。あまり多くのことは言えませんし、口出しもしたくありません。彼には理由があるはずです。中では彼にしか分からないことが起きているのでしょう。クラブと選手の間だけのこともあります。彼が幸せで、彼にとってベストなことをしてほしいです』とコメント。また自身のアル・ナスルでのシーズン(26ゴール19アシスト)については『成長し、自分のポジションでプレーするために行きました。良いシーズンを送れました。調子は良く、自信を持っています』と語った。オランダ代表のフレンキー・デ・ヨングも中盤を支配し、スウェーデンを圧倒してチームをグループ首位に導いている。一方でウルグアイ代表のロナルド・アラウホはふくらはぎの小さな断裂で未だ出場できておらず、スペイン戦に間に合うかは非常に難しい状況だ。バルサの選手でW杯第2戦で勝利しなかった唯一の選手となった。 (via SPORT / Mundo Deportivo / ElDesmarque / MARCA)
Spotifyカンプ・ノウの改修工事
サッカーの試合が行われないこの3ヶ月間を利用して、Spotifyカンプ・ノウの改修工事が急ピッチで進められている。8月19日に予定されているジョアン・ガンペール杯まで残り9週間となり、Limak社による作業は試合による中断がないためスムーズに進行している。現在は第3層の建設が進行中で、座席の設置前にコンクリートが流し込まれ、溶接や防水作業の段階に移行している。クラブは10月を目標に第3層の最初の開放を目指しており、バルセロナ市議会との手続きも加速させている。 (via SPORT)
ホセ・エリアスの会長選出馬の可能性
2021年の選挙でジョアン・ラポルタ会長を財政面で支援したAudax Renovables社長のホセ・エリアスが、次期会長選への出馬をほのめかしている。インタビューにおいて『たぶんバルサの理事会に立候補するだろう。カルレス・プジョルやジェラール・ピケが来るような感じで、良いチームを持つことが大事だ。ただ行くだけではダメだ。プロジェクトと情熱を持って行かなければならない』とコメント。ラポルタが次回の選挙に出馬できないため、今が良いタイミングだと考えており、明確なプロジェクトと情熱を持って臨む意欲を見せている。また、友人でレアル・マドリードの会長選に出馬したエンリケ・リケルメと『一人がクレの会長になり、もう一人がメレンゲのトップになることをディナーで空想したことがある』と明かした。 (via SPORT)
モウリーニョが語るバルサ時代
レアル・マドリードの新監督に就任したジョゼ・モウリーニョが、Vanity Fairのインタビューでバルサ時代を振り返った。ボビー・ロブソン監督のコーチ時代について『とても面白い写真があるんだ。私とペップ・グアルディオラ、そしてルイス・エンリケが一緒に写っている練習中の写真さ。私は若いアシスタントで、ペップとルイスはまだただの選手だった。私は自分が到達する場所から遠く離れていた。あの頃、私たちはただ自分の仕事をベストを尽くしてやろうとしていただけだ。もちろん、ペップがプレースタイルや試合の読み方において非常に賢い選手であることは分かっていた。ルイスがリーダーであり、モチベーターであることも分かっていた』と回想。また、バルサへの恨みはないと断言し、『バルセロナでは、家族として素晴らしい時代を過ごした。娘は生後わずか1ヶ月でバルセロナへ行き、息子はバルセロナで生まれた。妻と子供たちと私はバルセロナで信じられないような4年間を過ごした。そして、そのことに悪い思い出は一切ない。最高のチームと対戦して彼らが自分を良くしてくれるのを楽しむだけだ』と語った。かつてのクラシコについては『あの頃のクラシコは特別だった。ナダル対フェデラー、あるいはナダル対ジョコビッチのようなものだと思う』と振り返っている。 (via SPORT / Mundo Deportivo / MARCA)
アルベルト・サンチェスの回想
バルサ・アトレティクの元監督であるアルベルト・サンチェスが、2年前のコルドバでの昇格プレーオフを振り返った。メキシコ代表のアシスタントコーチに就任したラファ・マルケスの後任として急遽チームを率いることになった彼は、『最初の年は良い選手がいたが個人技に依存していた。2年目はよりソリッドなグループだった。多くの選手が今でも友達だ』とマルケス時代のチームを回想。また、昇格を逃したことについて『昇格していればカサドやジェラール・マルティン、ベルナルはBチームに残っていたかもしれない。何がベストかは分からない。私の感覚では、チャンスを逃したというより、ひとつのサイクルが終わり、選手たちもそれを分かっていたという感じだった』と語り、当時の敗北が結果的に若手選手のトップチーム定着につながった可能性を示唆した。イビサでの準決勝第1戦後の夜、カサドがマルケス監督と門限の交渉をしたという人間味あふれるエピソードも笑顔で明かしている。 (via SPORT)
ラ・マシア2025/26ベストイレブン
SPORTが選出した今シーズンのカンテラ(フベニルAまで)のベストイレブンが発表された。GKにはPKストッパーでバルサ・アトレティクへの昇格・契約延長を決めたマックス・ボンフィル(ダビド・ソリアに類似)。DFラインは、守備のスペシャリストである右SBのニル・テイシドール(ペドロ・ポロに類似)、空中戦に強いルカ・ペレス(ピトゥ・アベラルドに類似)、MFから転向しシュート力のあるギジェム・バルセルス(エリック・ガルシアに類似)、得点力を持つ左SBのルーカス・ベルナル(ヌーノ・メンデスに類似)。中盤には、攻守に万能なペドロ・ビジャール(ロドリに類似)、ウクライナ出身で黄金の左足を持つアルテム・リバク(グリーズマンに類似)、創造的でボールキープに優れるペドロ・ロドリゲス(シャビ・エルナンデスに類似)。前線は、驚異的なスピードの右ウイング、エクトル・アスム(ブカヨ・サカに類似)、推進力抜群の左ウイング、イウ・マルティネス(ハフィーニャに類似)、そして生粋のストライカーであるデスティニー・エジオフォール(クン・アグエロに類似)が選ばれている。 (via SPORT)
【本日の総括】
移籍市場ではペーニャとコチェンが新天地へ旅立ち、アブデルカリムの完全移籍とアルバレス獲得に向けた動きが活発化。W杯ではヤマルを筆頭にバルサの選手たちが躍動し、ハフィーニャは負傷とピッチ外の不穏な噂を自らの言葉で払拭しました。
デスクコメント
戦術デスク
配置と起用法から読む
イニャキ・ペーニャの退団とコチェンの武者修行は、バルサのGK陣における序列と役割の再定義を意味します。特に注目すべきは、フリアン・アルバレス獲得に向けた動きです。彼の加入は、前線でのプレス強度と連動性を劇的に高める可能性を秘めており、フリック監督が求めるハイインテンシティな戦術を完成させるためのピースとなるでしょう。また、ハフィーニャの負傷離脱に伴い、アンソニー・ゴードンが左サイドでどれだけ戦術的規律を保ちつつ個の打開力を発揮できるか、その適応速度が今後の攻撃の質を左右します。
クラブ動向デスク
フロントとクラブの空気を追う
クラブ全体がワールドカップの熱狂と、カンプ・ノウ改修という未来への投資の狭間で揺れています。ホセ・エリアスの会長選出馬への意欲は、ラポルタ体制の次を見据えた動きとして無視できません。また、ハフィーニャを取り巻く不穏な噂に対し、選手本人が毅然と反論したことは、チーム内の結束とプロ意識の高さを示す好例です。ピッチ外のノイズを跳ね除け、クラブとしての一体感を維持できるか。この夏は、単なる補強だけでなく、組織としての成熟度が試される重要な局面を迎えています。
移籍・契約デスク
契約・補強・登録を整理する
今夏の編成は、若手への投資と余剰戦力の整理が極めて論理的に進められています。アブデルカリムの完全移籍は、将来的な資産価値と戦力化を両立させる賢明な判断です。一方で、フリアン・アルバレスを巡るアトレティコとの交渉は、契約保護期間の解釈を巡る法的なリスクを孕んでおり、慎重な立ち回りが求められます。1億ユーロ超の投資はクラブの財政に直結するため、単なるネームバリューではなく、戦術的適合性と将来の再販価値を天秤にかけた、極めてシビアな経営判断が続いています。