フリアン・アルバレス獲得交渉の現状とRFEFによる懲戒手続き

🇦🇷 ハンジ・フリック監督が前線の補強としてフリアン・アルバレスを希望しているが、アトレティコ・マドリードが交渉開始時から強硬な姿勢を崩しておらず、オペレーションは完全に停滞している。クラブ側はプレシーズン中に長引くのを避けるため8月前の決着を想定していたが、合意には至っていない。さらに、アトレティコ・マドリードは2030年までの現行契約を持つ同選手と不正に接触したとしてスペイン王立サッカー連盟(RFEF)に提訴した。RFEFはこれを受けて異例の懲戒手続きを開始し、今後の申し立て次第では選手への出場停止などの厳しい制裁が科される可能性もある。クラブ側は、ワールドカップ期間中に選手自身が『自分のキャリアで新たな一歩を踏み出し、大きな夢の一つを叶えたい』と公に発言したことを挙げ、提訴は大きな影響を持たないと考え、反論の準備を進めている。ジャーナリストのラモン・ベサは『フリアン・アルバレスは監督の要望であり、上層部も同意している。もしこの獲得が不可能なら、他の選択肢は小粒であるため、フォワードを誰も獲得しないかもしれない』と述べ、さらに『もしフリアンが残りたくないなら、アトレティコも問題を抱えることになる。私の情報では、彼も彼の家族もプレミアリーグに戻りたくないと考えているため、アトレティコにとっても簡単なことではない』と状況を分析している。(via SPORT / ElDesmarque)

トッテナムのクリスティアン・ロメロへの関心と優先順位

🇦🇷 トッテナムのクリスティアン・ロメロは今夏の移籍市場で最も評価の高いセンターバックの一人となっている。ロベルト・デ・ゼルビ監督が退団の扉を開き、すでにマルコス・セネシとジャン・ポール・ファン・ヘッケを後釜として獲得しているためだ。このアルゼンチン人ディフェンダーに関心を寄せているものの、現在はフリアン・アルバレスのようなストライカーの獲得を優先しているため、具体的な動きには至っていない。ロメロの移籍金は4000万ユーロから5000万ユーロと見込まれ、年俸も手取りで600万から700万ユーロという高額な条件が、財政面での障害となっている。(via Estadio Deportivo)

ドゥシャン・ヴラホヴィッチの獲得の可能性と選手の意向

🇷🇸 ユベントスとの契約を6月30日で満了し、フリーエージェントとなっているセルビア人ストライカーのドゥシャン・ヴラホヴィッチは、オファーを待っている。ユベントスはすでにPSGからコロ・ムアニを獲得しており、ヴラホヴィッチの残留の可能性は完全に消滅した。選手側は夏の初めからアプローチしており、当初は年間手取り800万ユーロの2年契約と契約金、関係者へのコミッションを要求していたが、これは不釣り合いと判断され静観されていた。現在、ヴラホヴィッチにはベシクタシュから契約金込みの2年契約という条件を改善した再オファーが届いており、8月の第1週までに決断を下す意向だが、彼はアクションがあれば条件を下げる用意がある。フリアン・アルバレスの獲得交渉が難航している場合や、フェラン・トーレスが退団した場合の選択肢としてヴラホヴィッチの動向が注視されている。(via SPORT)

ジョアン・カンセロのアル・ヒラル退団とバルセロナ復帰への動き

🇵🇹 ジョアン・カンセロがオーストリアで行われているアル・ヒラルのプレシーズン合宿に合流していないことについて、サウジアラビアの一部メディアで規律違反による罰金の噂が流れたが、クラブ側と合意の上での遅れであることが判明した。アル・ヒラルは電子メールで合流日を通知する通常の手続きを踏んでおり、カンセロの到着遅れは事前に承認されている。カンセロ本人も自身のInstagramでこの噂を絵文字で否定した。現在、アル・ヒラルと代理人のジョルジュ・メンデスの間で移籍に向けた交渉が進行している。アル・ヒラルとの契約は2027年まで残っており、サウジアラビアのクラブは約1000万ユーロの移籍金を要求している。ハンジ・フリック監督は左サイドバックの強化としてカンセロの加入を最優先事項とみなしており、すべての関係者が納得する経済的条件での合意が目指されている。(via SPORT / Mundo Deportivo)

フェラン・トーレスを巡る移籍市場の動向とPSGやプレミアリーグからの関心

🇪🇸 ワールドカップの決勝戦でゴールを決め、スペイン代表の優勝に貢献したフェラン・トーレスの周辺が騒がしくなっている。契約は2027年まで残っており、9月以降に契約更新のオファーが出される意向だが、フェラン・トーレスやその関係者は他の選手の契約更新が優先されてきたことに不満を抱いており、出場機会を求めている。この状況に目をつけたパリ・サンジェルマン(PSG)のルイス・カンポスSDとルイス・エンリケ監督は彼を最優先ターゲットに設定し、大幅な給与増を伴う5年契約を提示している。PSGはコロ・ムアニをユベントスへ、ゴンサロ・ハモスをミランへ放出する準備を進めており、さらにアヤックスからミカ・ゴッツを6000万ユーロで獲得する動きも見せている。一方、プレミアリーグからもアーセナルとトッテナムが獲得競争に参戦している。アーセナルはヴィニシウス・ジュニオール獲得が難航した場合の選択肢として彼をリストアップし、欧州大会の出場権を持たないトッテナムも関心を示している。移籍金は4500万から5000万ユーロと見込まれており、最終的な決断は選手本人に委ねられている。なお、休暇中の彼はイビサ島でマルコス・ジョレンテらと過ごしており、美容師ナンド・ディアスの手による「ミドル・ラージ・エグゼクティブ」というヘアスタイルへの変更や、背中のフェニックスと「FT」のロゴ、イバイ・ジャノスの言葉のタトゥー、動物保護活動への参加なども注目を集めている。行きつけのレストランはガバの「ホテル・リゾート・プラヤ・グランデ・トロピカル」、イビサの「カサ・ホンダル」や「ベソ・ビーチ」、バルセロナの「ハラ・寿司・オマカセ」である。ハンジ・フリック監督は『ワールドカップ中に彼と話した。今は休暇中でありそれを尊重するが、昨季多くの試合で証明したように彼は我々にとって重要な選手であり、彼を必要としている』と明言した。フリアン・アルバレスが加入しない場合、彼の出場機会が増加する可能性がある。(via SPORT / Estadio Deportivo / Mundo Deportivo)

アヤックスへのマルク=アンドレ・テア・シュテーゲン期限付き移籍の詳細

🇩🇪 マルク=アンドレ・テア・シュテーゲンのアヤックスへの期限付き移籍が合意に達した。契約はあと2年残っているが、彼はハンジ・フリック監督の構想外となっており、ジョアン・ガルシアが正GKとして定着している。昨夏からジョアン・ガルシアの加入や自身の負傷離脱期間に関する見解の相違で対立しており、キャプテンマークを一時的に剥奪されたこともあった。この移籍にあたり、給与の約90%が負担されるだけでなく、オランダでの二重居住による税金関連の費用も負担することでようやく合意に至った。テア・シュテーゲンは8月1日の16時頃にバーミンガムの空港からプライベートジェットでアムステルダムのスキポール空港へ向かった。出発前に彼は『まだ全てが終わったわけではない』と語ったが、メディカルチェックと契約の署名を経て、2027年6月30日までのレンタル移籍が正式に完了し、ミチェル・サンチェス監督が率いるアヤックスに合流する予定だ。アヤックスには彼がドイツ代表やドルトムントで共にプレーしたユリアン・ブラントも新たに加わっている。(via SPORT / Mundo Deportivo / Esport3)

ヴォイチェフ・シュチェスニーの契約と自身の喫煙習慣に関する発言

🇵🇱 一度は現役を退いていた36歳のポーランド人GKヴォイチェフ・シュチェスニーは、オファーを受け入れて現役復帰を果たし、2027年6月30日までの契約を結んだ。現在彼はスポティファイ・カンプ・ノウでの生活を「キャリアで最も美しい瞬間の一つ」として楽しんでおり、ファンから彼自身のチャントも作られている。インタビューで彼は自身の喫煙習慣について隠すことなく語り、『タバコはひどいもので誰にも勧めないが、自分の弱さであり、それと戦うつもりはない。パパラッチに撮られた写真のせいで人々は私がタバコを吸っていると信じていないようだが、私は自分の依存症を認めている。私はありのままの自分を受け入れており、それが人々に本物だと受け止められているのかもしれない』と述べた。さらに『プロフェッショナルに見えないかもしれないが、私は私だ。人々は私がロッカールームで一番の年長者で、よく笑い、リラックスしていると見ている。サッカーの知識を若手に伝えるために、黙って笑顔を見せずに生きることは選ばない』と、自身のスタンスを明確にしている。(via SPORT)

フレンキー・デ・ヨングの負傷離脱とクラブ内の対立

🇳🇱 キャプテンの一人であるフレンキー・デ・ヨングは、ワールドカップのオランダ代表の最後の2試合で負傷を抱えながらプレーし、右膝の内側側副靱帯の断裂という重傷を負ってチームに合流した。これにより年末まで数ヶ月間の離脱を余儀なくされる。上層部やコーチングスタッフは、ロナルド・クーマン代表監督が負傷状態の彼を起用したこと、そしてデ・ヨング自身がそのようなリスクを冒して出場したこと、さらには手術を拒否したことに対して強い不満を抱いている。デ・ヨングはオランダの医療スタッフから軽傷だと言われていたと主張しているが、出場を受け入れるべきではなかったと考えられている。(via SPORT)

ハビ・ゲラの契約解除金上昇とバルセロナの関心

🇪🇸 バレンシアのミッドフィールダー、ハビ・ゲラの契約解除金が8月1日を境に4000万ユーロから6000万ユーロへと50%上昇した。2029年までの契約を持つ彼は、バレンシアのプロジェクトの柱とされており、クラブは放出を望んでおらず、オファーがあっても契約解除金を要求する構えだ。しかし、ピーター・リム・オーナーが契約解除金以下での売却に応じる可能性は否定できない。デコSDは6月に彼の代理人と会談を行っており、フリック監督のシステムに合う選手として獲得を検討している。プレシーズン合宿地のイングランド、セント・ジョージズ・パークでバレンシアと同宿しており、両クラブ間で接触があった可能性もある。ただし、この動きはフリアン・アルバレスの獲得交渉の行方に左右される見込みだ。ハビ・ゲラ自身は『クラブが望むならバレンシアに残りたい』と残留の意思を示している。(via SPORT / Estadio Deportivo / ElDesmarque)

新加入と退団選手の最新動向およびアデイェミのデビュー

🔄 今夏の移籍市場での動きが活発化している。ニューカッスルから8000万ユーロ(固定7000万ユーロ+変動1000万ユーロ)でアンソニー・ゴードン、ボルシア・ドルトムントから2200万ユーロでカリム・アデイェミが加入した。ゴードンの移籍は5月29日に発表されており、ニューカッスル崩壊の引き金となったと言われている。一方で、アンス・ファティが1100万ユーロでモナコへ、イニャキ・ペーニャが300万ユーロでパナシナイコスへ、ロベルト・レヴァンドフスキがフリーで退団し、ディエゴ・コチェンがリンビーへレンタル移籍した。また、ルーニー・バルドグジやマルク・カサドにも重要なオファーがあれば退団の可能性がある。新加入のアデイェミはバーミンガム・シティとのプレシーズンマッチで右ウイングとしてスタメン出場し、デビューを飾った。45分間の出場でパス17本を成功(3本失敗)させ、スピードやスペースを突く動き、守備での献身性を見せた。ハンジ・フリック監督はアデイェミについて『彼にはポテンシャルがある。まだ改善すべき点はあるが、我々に多くのものをもたらしてくれると確信している』と期待を寄せ、さらに退団したマーカス・ラッシュフォードについて『彼と一緒に仕事ができたことに感謝している。寂しくなるが、ゴードンが来て燃えている』と語った。(via SPORT / MARCA)

ジェシー・ビシウの完全移籍加入とトップチームでの役割

🇧🇪 クラブ・ブルージュから18歳のベルギー国籍(ガーナ系)ウイング、ジェシー・ビシウを獲得した。移籍金は850万ユーロで、将来の売却益の20%をブルージュが保持する条件となっている。契約期間は2031年6月30日までの5年間。ビシウは8月1日の12時30分にジョアン・ガンペール練習場で契約書に署名し、デコSDと共にプレシーズン合宿地のイングランドへ向かった。ビシウは2025年のU-17欧州選手権でベストイレブンに選出されており、過去2シーズンはブルージュのユースチームやセカンドチーム(クラブNXT)で36試合に出場し経験を積んでいた。基本的にはバルサ・アトレティックの登録となるが、ハンジ・フリック監督のトップチームの練習に常時参加し、両チームを行き来する予定である。8月8日にウーディネで開催されるウディネーゼおよびノッティンガム・フォレストとの3つ巴の大会でのデビューが期待されている。(via SPORT / ElDesmarque / MARCA / Esport3)

アレクシス・オルメドのセルタ移籍

🇪🇸 カンテラの多才なディフェンダー、アレクシス・オルメドをセルタに売却する。オルメドは右センターバックを本職としつつ、左センターバックや右サイドバックもこなせるポリバレントな選手だ。彼はプレベンハミンの頃からラ・マシアで育った生え抜きである。昨季は半月板の負傷で数ヶ月間離脱したものの、バルサ・アトレティックのジュリアーノ・ベレッチ監督の信頼は厚く、キャプテンマークを巻くこともあった。また、フリック監督のトップチームの練習にも参加し、オサスナ戦(3-0で勝利)ではベンチ入りを果たした。今後はセルタのBチームであるセルタ・フォルトゥナに合流するが、クラウディオ・ヒラルデス監督率いるトップチームからも注視されており、早期のトップチーム昇格の可能性もある。(via SPORT)

ラミネ・ヤマルと父親の関係、そして自身のルーツについての告白

🇪🇸 19歳のラミネ・ヤマルは、ワールドカップでの活躍によりスペイン代表の2つ目の星獲得に貢献し、現在は恋人のイネス・ガルシアと休暇を楽しんでいる。彼の両親は彼が生まれた時に非常に若く、経済的に苦労していた。父親のムニル・ナスラウィは家族を養うために路上で物を拾って生計を立て、母親はファストフード店で働いていた。ヤマルは父親について『彼も若いので、友人のように思っている。毎日会って一緒にPlayStationで遊んでいる』と語っている。父親のムニルも『彼が生まれた時からスターになるとわかっていた』と誇りを持っている。また、自身のルーツであるマタロのロカフォンダ地区(郵便番号の末尾にちなんでゴール時に304のジェスチャーをする)についてもポッドキャストで言及しており、『祖母がモロッコからバスに忍び込んでスペインにやってきた。その後、父や母もギニアからやってきた。両親はバルセロナで出会い、若い親たちが集まる施設で育った』と明かした。ラ・マシアに入寮した当初は『他の社会的階層の人たちと生活することに慣れておらず、学校では自分の居場所がないように感じた。勉強は自分には向いていないと思った』と葛藤があったことも告白している。プロデビュー後も母親から勉強のことで叱られたといい、『他の人には私の真似をしないよう勧める。サッカー選手になれなかった可能性も十分にあったのだから』と謙虚な姿勢を見せている。(via SPORT)

新たな才能エブリマ・トゥンカラの台頭と関係者の評価

🇬🇲 プレシーズンで最も注目を集めている若手の一人が、16歳(2010年生まれ)のエブリマ・トゥンカラである。ガンビア生まれで幼少期にマタロに移住した彼は、1月にプロ契約を結び、3月の16歳の誕生日にRFEFで正式に登録された。U-17スペイン代表としても活躍し、欧州選手権では1ゴール4アシストを記録している。トップチームの練習でもそのフィジカルの強さと卓越した技術でチームメイトを驚かせており、フェルミン・ロペスはインタビューでオリアン・ゴレンと共に最も驚いた選手として彼の名前を挙げている。バーミンガム・シティ戦ではスタメン出場し、ピッチ上で際立った存在感を示し、相手キャプテンのクラレルにイエローカードを誘発させた。フリック監督や新フィジカルコーチのベンヤミン・クーゲルも彼の強靭さとスタミナに高い評価を与えている。攻撃的ミッドフィールダーやウイングとしてプレーできる多才さを持ち、判断力にはまだ課題があるものの、将来を担う逸材として期待されている。(via SPORT / Mundo Deportivo)

バーミンガム・シティとのプレシーズンマッチの結果と若手選手の活躍

🏴󠁧󠁢󠁥󠁮󠁧󠁿 イギリスのセント・アンドルーズ・スタジアムで3万人の観衆を集めて行われたバーミンガム・シティとのプレシーズンマッチは、2-2の引き分けの末、PK戦(2-3)で敗れた。スタジアムにはスティーブン・ナイト(Peaky Blindersのクリエイター)がスポンサーとなったトロフィーが用意され、マスコットのCATも相手マスコットと交流した。試合はジュード・ベリンガムがVIP席から家族と共に観戦する中で行われた。スタメンはシュチェスニー、エスパルト、クリステンセン、ジェラール・マルティン、ジョフレ・トレンツ、カサド、マルク・ベルナル、アデイェミ、エブリマ・トゥンカラ、ハムザ・アブデルカリム、シェイン・クライファートという、トップチームとカンテラの混成チームだった。前半はバーミンガムの強烈なプレスに苦しみ、プリスケにヘディングで先制を許したが、ハムザがPKを獲得して自ら同点ゴールを奪った。後半は選手を大幅に入れ替え、ルーニー・バルドグジやアレックス・ゴンサレスらが躍動。ルーニーのシュートの枠に弾かれたこぼれ球をハムザが押し込んで逆転したが、セットプレーから元ジローナのジョン・ソリスに同点ゴールを許した。ジェラール・マルティンは試合後、『相手の方が試合勘があったが、我々も良い時間帯を作れた。クリステンセンとプレーするのは快適だ。トップチームに定着するために戦う。チャンピオンズリーグをはじめ全て勝ちたい』と手応えを語った。フリック監督も『もう少しポゼッションしたかったが、若手選手のクオリティと激しさを示してくれたことを高く評価している。彼らと働くのは喜びだ。新たなストライカーについては今いる選手に集中しており、夢を見ることはしない』と満足感を示した。また、W杯に出場して合流が遅れているガビのために、スタッフが手紙などのプレゼントを用意して持ち帰るという一幕もあった。(via SPORT / Estadio Deportivo / Mundo Deportivo / MARCA / Esport3 / ElDesmarque)

ハムザ・アブデルカリムの劇的な活躍と指揮官の評価

🇪🇬 バーミンガム・シティ戦で最も輝きを放ったのは、エジプト出身の18歳のストライカー、ハムザ・アブデルカリムだった。1月にアル・アハリからレンタルで加入し、今夏300万ユーロの買い取りオプションが行使されて完全移籍を果たした彼は、この試合で全2ゴールを記録した。ワールドカップではモハメド・サラーらと共にエジプト代表として出場した経験を持つ。前半に自らの強靭なフィジカルでPKを獲得し、それを左足で冷静に沈めて同点ゴールを奪うと、後半にはルーニー・バルドグジのシュートのディフレクションに鋭く反応して逆転ゴールを決めた。激しい守備も見せ、イエローカードも1枚貰っている。試合後、ハムザはSNSで『このシャツでゴールを決めるのは全く違う感覚だ。チームとして働き続ける』と喜びを表現し、メディアに対しても『信じられない気分だ。非常にタフでフィジカルな相手だったが、毎試合良くなっている』と語った。フリック監督は彼の活躍について、『ハムザは非常に謙虚で良い性格を持っている。常にベストを尽くそうとしており、大きなポテンシャルがある。ストライカーとしてペナルティエリア内のあのような場面に顔を出す必要があり、今日彼はそこにいた。それが私が9番に求めることだ』と最大限の賛辞を送った。新たなストライカーを探している中で、彼はトップチームの第2ストライカーとしての地位を強烈にアピールしており、プレシーズンで最多得点者となっている。なお、彼を獲得した際の一環として、8月19日のジョアン・ガンペール杯でアル・アハリと対戦することが決まっている。(via SPORT / Estadio Deportivo / Mundo Deportivo / MARCA)

アーロン・ヤアコビシュヴィリのPK戦での活躍と去就

🇭🇺 バーミンガム・シティ戦の後半62分からシュチェスニーに代わって出場した20歳のハンガリー人GK、アーロン・ヤアコビシュヴィリは、試合終盤の失点を防ぐことはできなかったが、PK戦でその卓越した能力を証明した。ルイス・バスケスとロビンソンの2本のペナルティキックを見事にセーブし、最初の1本以外はすべてのキックの方向を読んでいた。アンドラへのレンタル移籍から復帰し、現在はトップチームのプレシーズンに参加しているが、クラブと本人は出場機会を求めて再びレンタル移籍することを最善の選択肢と考えている。現在、ラシン・サンタンデール、レバンテ、マジョルカなどが彼の獲得に興味を示しており、数週間以内に去就が決定する見込みである。(via SPORT)

モロッコでの親善試合発表の延期事情

🇲🇦 8月15日にモロッコのタンジェで現地のチームと親善試合を行う契約を既に結んでいる。この試合はジョアン・ガンペール杯の前に行われる予定であり、ワールドカップ参加組がすべて合流したフルメンバーで臨む最初のテストマッチとなるはずだった。しかし、セウタの国境で発生した数万人のモロッコ人による大規模な不法越境と、それに伴う20人以上の死亡者を出した移民危機の痛ましい映像が世間に与えた衝撃を考慮し、クラブの理事会は木曜日に予定されていた公式発表を延期する決定を下した。契約自体は完了しており、事態が沈静化し状況が正常化した段階で改めて正式に発表される見通しである。(via SPORT)

【本日の総括】

移籍市場ではフリアン・アルバレスの交渉が難航し、アトレティコからの提訴という波乱の展開に。一方でフェラン・トーレスへの関心が高まり、テア・シュテーゲンのアヤックス移籍やビシウの加入など陣容整理が進行中。ピッチ内では若手主体のチームがバーミンガム相手に奮闘し、ハムザの2ゴールやヤアコビシュヴィリのPKセーブなど、カンテラと若手の躍動が光るプレシーズンとなっている。