マンチェスター・ユナイテッドとのプレシーズンマッチ

🇸🇪ストックホルムのストロベリー・アリーナで行われたマンチェスター・ユナイテッドとのプレシーズンマッチは、1-2でアトレティコ・マドリードが敗北を喫した。アトレティコはワールドカップ参加組11人と負傷者2人の合計13人を欠く中で試合に臨んだが、ディエゴ・パブロ・シメオネ監督はカンテラーノを積極的に起用し、チャンピオンズリーグ出場チームを相手に堂々たる戦いぶりを見せた。

📋シメオネ監督は4-3-3のシステム(試合展開によっては5-3-2、4-4-2、5-4-1と流動的に変化)を採用し、オベド・バルガス、ホルヘ・カスティーヨ、アルナウ・オルティスらを先発に抜擢した。特に右サイドバックには、マルコス・ジョレンテとナウエル・モリーナが休暇中で不在のため、16歳のセンターバックであるホルヘ・ドミンゲスが起用された。なお、パブロ・バリオスとジョニー・カルドーソは、負傷からの回復による休養のためメンバーから外れている。

⚽️試合は序盤からマンチェスター・ユナイテッドが主導権を握ったが、アトレティコは堅い守備で対抗。前半5分、ホルヘ・カスティーヨのプレーから得たコーナーキックをコケがショートでアルナウ・オルティスに出し、彼が放ったクロスがそのままゴールネットを揺らして先制に成功した。その後はヤン・オブラクがルーク・ショーの強烈なボレーやアマド・ディアロのフリーキックを神がかり的なセーブで防ぎ、1-0で前半を折り返した。

🔄後半に入り、シメオネ監督はエスキベル、ヒメネス、ヒュルマンド、メンドーサらを投入し、最終的にスタメン全員を入れ替えた。後半7分、カスティーヨがシェイ・レイシーにペナルティエリア内でファウルを犯し、これをブライアン・ムベウモに決められて同点に追いつかれた。その後はアトレティコがボールを支配する時間帯が続いたが、後半29分、ロドリゴ・メンドーサのビルドアップ時のパスミスとエスキベルのクリアミスが重なり、ジャック・フレッチャーの折り返しを再びムベウモに押し込まれて逆転を許した。

💥終盤、ミスを取り返そうとメンドーサが好プレーを見せ、ヒュルマンドへのパスから放たれたシュートがポストを直撃。さらに続くプレーでメンドーサのヘディングシュートや、イケル・ルケの惜しいシュートもあったが、同点に追いつくことはできなかった。敗れはしたものの、主力不在の中で若手が躍動し、チームとしての形を示した収穫の多い試合となった。(via ElDesmarque)

アルナウ・オルティスの活躍と充実のコメント

🌟プレシーズンマッチで猛アピールを続けているのが、24歳のカンテラーノ、アルナウ・オルティスだ。ヘタフェ戦でのゴールに続き、マンチェスター・ユナイテッド戦でもクロスがそのままゴールに吸い込まれる形で2試合連続となる得点をマークした。昨季プリメーラRFEFでチーム得点王に輝いたフィゲラス出身のウインガーは、トップチーム定着に向けて並々ならぬ決意を見せている。

🎙️試合後、オルティスはメディアの取材に対して充実感を滲ませながら次のように語った。

『とても良い気分だ。僕のようなBチームから来た若手にとって、このクラブを代表することは素晴らしい機会であり名誉だから、与えられたチャンスを活かそうとしている。本当に幸せだよ』

『僕は陽気で縦への意識が強く、前に進むのが好きな選手だ。でも結局のところ、最も重要なのは常にチームのために働くことだね』

『チャンスを活かして、この瞬間を最大限に楽しむことだと思う。ここに来られたのは夢のようだし、今と毎日を楽しむことが最も重要だ』

『トップチーム定着については、正直に言うとあまり重きを置いていないんだ。一番集中しているのは日々のこと、ここにいることを楽しみ、働くこと。神のみぞ知るで、僕の手に負えることではないからね。僕の手の中にあるのは日々の努力で、それだけは欠かさないと約束するよ』

『今の状況をテストだとは思っていない。むしろその逆だ。1年前にはアトレティコ・マドリードのトップチームとプレシーズンを過ごせるなんて想像もできなかったから、楽しもうとしている。結局こうやって実現したんだから、楽しむという贅沢を自分に許さないのは不公平だと思う』

『逆転された後も僕たちはアトレティコ・マドリードだから、全試合に勝ちにいかなければならないし、そうした。ラ・リーガ開幕に向けてとても良い準備ができていると思うし、これが進むべき道だ』

🗣️さらに、クラブ公式メディアに対してもチームへの献身を強調している。

『このようなレベルの高い試合は、チームをより良く準備するのに役立つ。良い仕事ができているし、正しい軌道に乗っていると思う』

『ゴールは嬉しいけれど、一番大事なのはチームのためにやることだ。個人としてではなく、チームとして向上すること。昨年のマドリレーニョでのゴール記録を続けられて嬉しいよ』

『僕たちBチームの若手にとって、トップチームでこのような試合に出られるのは喜びだ。これからも出場時間を得て、とても厳しいリーグ開幕に向けて準備できればと願っている』(via ElDesmarque)

ガビのセットプレー戦術がもたらす効果

🧠今シーズンからディエゴ・パブロ・シメオネ監督のコーチングスタッフに加わったかつての偉大なカピタン、ガビの存在が早くも結果に表れている。プレシーズン2試合目のマンチェスター・ユナイテッド戦で生まれたアルナウ・オルティスの先制ゴールは、まさにガビの頭脳から生み出されたものだった。

🎯コケからのショートコーナーを受け、アルナウ・オルティスが壁パスのフェイントを挟んでニアポストへクロスを送り、後ろから走り込んだカルロス・マルティンがヘディングを試みることで相手のタイミングをずらし、そのままボールがネットに吸い込まれるという、完全に計算し尽くされた3つの動きによるものだった。

🔥ガビは日々のトレーニングで、セットプレーの重要性を選手たちに熱く説いている。練習中には『みんながこれを好きじゃないのはわかっている。でもこれで試合に勝てるし、多くの勝ち点をもたらしてくれるんだ』と叫ぶ姿が確認されている。ヘタフェ戦の前にも、紙を手に選手たちに指示を出しており、その役割の重要性がうかがえる。

🔙かつてチョリスモの初期には、ヘルマン・ブルゴスのアシストのもと、ガビ自身がピッチ上でセットプレーの実行役を担い、ミランダやゴディンらのゴールを演出してきた。昨季は外部のスペシャリストを招聘したものの期待した成果が得られなかったが、今季はエルナン・ボンビチーニが第二監督的な役割を担う中、セットプレーの局面ではガビが前面に出て指揮を執っている。

✈️現在のアトレティコには、ロビン・ル・ノルマン、ダビド・ハンツコ、マルク・プビル、アレクサンダー・セルロートといった空中戦に滅法強い長身選手が揃っている。ガビの緻密な戦術と彼らのフィジカルが融合すれば、セットプレーでヨーロッパを震え上がらせた栄光の時代が再び訪れることになりそうだ。(via MARCA)

ダビド・ハンツコ、ユナイテッド戦を終えての決意

💬マンチェスター・ユナイテッド戦後、ダビド・ハンツコはメディアの取材に応じ、スロバキア代表デビューを飾った思い出の地であるスウェーデンでの試合の感想や、新シーズンに向けた強い意気込みを語った。

『マンチェスター・ユナイテッドのような巨大なチームとの対戦はキャリアで初めてで、とても特別だった。子供の頃、彼らは巨大なチームだったからね。とても楽しかった。残念ながら勝つことはできなかったけれど、まだプレシーズンの始まりだということはわかっている』

『1年目の昨季は、チームで最も多くの出場時間を得られたことに本当に満足している。信じられないことだった。チームメイトや監督、みんなに感謝しているよ。すべての大会で惜しいところまで行ったけれど、トロフィーを勝ち取ることはできなかった。今年は何かタイトルを獲得できたら信じられないことだね。でも、また非常にタフなシーズンになることはわかっている。ワールドカップに参加した多くの選手がまだ合流していないけれど、彼らの帰りを待っているし、素晴らしいシーズンのスタートを切りたい』

『相手に欠場者が多かったのは少し奇妙だったね。でも、うちの若い選手たちはプレーできることを証明した。新しいことに取り組んでいるし、この試合で試みたこと、ピッチでできたことには満足している』

『ユナイテッドは特に攻撃面で素晴らしいチームだった。彼らはとてもスピードがあり、気をつけなければならない。プレッシャーをかけようとすると背後に広大なスペースを空けてしまうから、我々にとって大きな挑戦だった。前半は彼らにチャンスがあったけれど、主にクロスやコーナーからのものだった。我々は試合を通してとてもよくやったと思う。フォワードはうまくプレスをかけていたし、相手のペナルティエリアでもっとチャンスを作れたらよかったけれどね』

『スウェーデンはとても素敵で美しいところだ。2018年にここで代表デビューをしたから、戻ってこられて嬉しい。とても美しい国で大好きだよ』(via Mundo Deportivo)

フリアン・アルバレスを巡るバルセロナとの対立

⚔️アトレティコ・マドリードのストライカー、フリアン・アルバレスの去就を巡り、FCバルセロナとの間で激しい対立が起きている。バルセロナは昨季アトレティコで20ゴールを挙げたアルゼンチン代表FWを今夏のトップターゲットに設定し、1億ユーロ近いオファーを提示して獲得を目指している。

🛑しかし、アトレティコ側は断固として売却を拒否する姿勢を崩していない。移籍市場が終盤に差し掛かる中でエースを放出すれば、代役の確保が極めて困難になるためだ。さらにアトレティコは、2030年まで契約を残す選手に対してバルセロナが不正に接触したとして、スペインサッカー連盟(RFEF)に告発を行った。これを受け、RFEFはバルセロナに対する特別懲戒手続きを開始している。

🗣️バルセロナ側は反論の準備を進めているが、移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノは『バルサはフリアン獲得を試み続けるが、オペレーションがまとまるかどうかはアトレティコ次第だ』と指摘している。

🧩また、アトレティコにとってもこの問題は複雑だ。アルバレス本人はワールドカップ中に新たなステップへ進む希望を公言しているものの、イングランドのプレミアリーグへの復帰は本人も家族も望んでいないとされている。バルセロナのオファーがこのまま期限切れとなるのか、それとも事態が急転するのか、クラブ間の神経戦は泥沼化の様相を呈している。(via SPORT)

ティアゴ・アルマダの移籍動向とクラブの思惑

🛫アトレティコ・マドリードで適応に苦しむアルゼンチン代表MFティアゴ・アルマダの退団が現実味を帯びている。昨季は40試合(1704分)に出場して2ゴール2アシストと期待を大きく下回る成績に終わり、クラブはワールドカップ決勝まで戦い抜いた彼が8月10日の全体練習合流日を前にチームを離れることを望んでいる。契約は2030年6月30日まで残っている。

🔥現在、彼の獲得を巡ってブラジルのフラメンゴとアルゼンチンのリーベル・プレートが激しい争奪戦を繰り広げている。1週間前はフラメンゴが有利と見られており、彼らはアトレティコが保有するパスの50%に対して2000万ユーロ以上の強力な金銭的オファーを提示していたが、ここに来て交渉が停滞している。

🇦🇷その隙を突いてリーベル・プレートが交渉を再開した。リーベルのエドゥアルド・コウデ監督は、フランコ・マスタントゥオノの退団に伴い、リンクマンやウイング、メディアプンタとして機能するアルマダをチームの最重要ターゲットに据えている。そして何より、アルマダ本人が経済的条件よりも母国アルゼンチンのリーベル・プレートでのプレーを優先していることが大きなアドバンテージとなっている。

💰アトレティコ・マドリードとしては、昨夏にアルマダの権利の50%を獲得する際に投じた2000万ユーロを回収することを絶対条件としている。リーベル・プレートは先日、アルマダの友人であり同じ代理人を持つアンヘル・コレアを2000万ユーロで獲得したばかりであり、さらなる大型投資が可能かどうかが焦点となる。スペインの移籍市場は9月1日まで開いているため、アトレティコに焦りはない。クラブはアルマダを売却した資金で、ストライカーとセンターバックを獲得し、ニコ・ゴンザレスを復帰させるという明確な補強プランを描いている。(via Estadio Deportivo)

イリアス・コスティスのCDカステリョンへの完全移籍

🤝アトレティコ・マドリードは、ギリシャとキプロスの国籍を持つ23歳のディフェンダー、イリアス・コスティスがセグンダ・ディビシオン(ラ・リーガ・ハイパーモーション)のCDカステリョンへ完全移籍することで合意に達したと公式に発表した。契約を1年残しての退団となる。

🛡️コスティスは2019年からアトレティコのアカデミーに所属。ディエゴ・パブロ・シメオネ監督からも高く評価され、頻繁にトップチームのトレーニングや遠征(クラブワールドカップなど)に帯同していた。トップチームでの公式戦出場は、23/24シーズンのチャンピオンズリーグ・グループステージでのフェイエノールト戦と、24/25シーズンのコパ・デル・レイのビック戦の2試合だった。

🏥昨シーズンの10月、トップチームの親善試合で膝の十字靭帯断裂という重傷を負い、長期離脱を余儀なくされた。この怪我により、プリメーラRFEFで戦うBチームの昇格争いに貢献することも、トップチームでの新たなチャンスを掴むことも叶わなかった。

🏟️カステリョンは昨季プリメーラRFEFから昇格を果たしたチームであり、コスティスにとってはプロリーグでの初めての本格的な挑戦となる。アトレティコ・マドリードは公式声明の中で『これまでのシーズンにおけるすべての働き、献身、努力に感謝し、新たなプロとしての挑戦において最高の幸運を祈ります』とエールを送っている。(via ElDesmarque)

【本日の総括】

主力不在のマンチェスター・ユナイテッド戦では若手のアルナウ・オルティスがアピールを続け、ガビのセットプレー戦術が早くも機能する収穫を得ました。一方で、フリアン・アルバレスやティアゴ・アルマダといったアタッカー陣の移籍問題はクラブ間交渉が難航しており、夏の市場終盤に向けたフロントの立ち回りに注目が集まります。