ファビオ・シウバ獲得交渉
ポルトガル人フォワード、ファビオ・シウバの獲得に向けて具体的な動きがありました。クラブの最高経営責任者であるラモン・アラルコンとテクニカルセクレタリーのアルバロ・ラドロン・デ・ゲバラがドイツのドルトムントに渡り、ボルシア・ドルトムントの幹部と直接会談を行いました。ベティス側は買い取りオプション付きのレンタル移籍を正式に提案したものの、ドルトムント側からは最初の回答としてこれを拒否されました。現在のベティスの厳しい給与制限において、レンタルが唯一の現実的な獲得方法となっていますが、交渉自体は完全に決裂したわけではなく、今後も継続される見込みです。
選手本人とは経済条件面で個人合意に達しており、ベティスへの加入を最優先する意向を示しています。ただし、ドルトムントに対して強硬な手段で移籍を強要するつもりはありません。本人はもし移籍するならば、かつてラス・パルマスで活躍したラ・リーガへの復帰を望んでおり、ベティスのほかにもレアル・ソシエダ、ビジャレアル、デポルティーボ・ラ・コルーニャが彼の獲得に関心を示しています。
ファビオ・シウバの身辺からは『まだ具体的な進展は何もありません』との声が聞かれており、交渉は長期戦の様相を呈しています。現在、ドルトムントにおいて彼の立場はセイル・ギラシやマキシミリアン・バイヤーに次ぐ控えの役割にとどまっているものの、ドルトムント側は1800万ユーロの未償却残高と一定のプラス利益を即時または1年以内に確実に回収できるオファーがない限り、簡単には手放さない姿勢です。中盤の補強としてヨエイ・フェールマンやジャンニス・コンスタンテリアスの交渉が進められており、その後フォワードの確保に注力する予定です。チミ・アビラのインデペンディエンテ移籍が迫り、セドリック・バカンブのポルト・アレグレ移籍が破談に終わったため、このポジションの補強は急務となっています。(via Estadio Deportivo)
ダニ・セバジョスのベティス帰還への熱烈な想い
レアル・マドリードを退団して古巣への復帰を強く望んでいる30歳のダニ・セバジョスの動向が、移籍市場の最終盤に向けて大きな盛り上がりを見せています。セバジョスは高額な年俸を諦めて契約を解除し、ベティスへの復帰に向けたすべての準備を整えていますが、クラブの複雑な財務・給与制限問題が原因で、まだ最終的な獲得への青信号が灯っていません。
この膠着状態の中で、セバジョスは自身のインスタグラムの公式プロフィールに『ある日、愛のためにした最も狂気的なことは何かと聞かれ、私はこう答えた。「待つこと」だと』という非常に意味深なメッセージを投稿しました。この発言は、他のクラブからのオファーを断り、愛するベティスからの最終合意の連絡を頑なに待ち続けている彼自身の現状をストレートに表現したものとサポーターの間で受け止められており、復帰への強い意志が示されています。(via ElDesmarque)
ネルソン・デオッサの去就とプレミア移籍の可能性
コロンビア人ミッドフィールダーのネルソン・デオッサを巡り、ブラジルのヴァスコ・ダ・ガマからの獲得交渉が1ヶ月半にわたり行われていましたが、土壇場で交渉は難航しています。ヴァスコ・ダ・ガマに所属するヨハン・ロハスは親友であるデオッサに対し、『彼は私の兄弟であり、友人です。私個人の意見としては、ヴァスコ・ダ・ガマは素晴らしいクラブであり、私自身もとても良く扱われたので、いつでも推薦します。彼には常にここの門戸は開かれており、素晴らしい扱いを受けるだろうと伝えていますが、移籍交渉の行方については私が語るべきことではありません。彼が良い選手であることは間違いなく、クラブに来てくれることを願っています』とラブコールを送っていました。しかし、デオッサ本人はベティスへの残留を強く希望しているため、ブラジル移籍には否定的な姿勢を見せています。ヴァスコ側はすでにターゲットをアトレティコ・ミネイロのアレクサンデル・ゴメスへと切り替える動きを見せています。
しかし、ベティス側は依然としてデオッサの売却を計画から外していません。特にプレミアリーグのクラブが彼に強い関心を示しており、ダブリンで行われたアーセナルとの親善試合では、4つのイングランドのクラブのスカウトが視察に訪れました。この試合でデオッサは偽9番として起用され、素晴らしいゴールとパブロ・フォルナルスへのアシストを記録して強い印象を残しました。クラブとしては、1年前に投資した1200万ユーロを回収し、できれば売却益を得ることで、新たなストライカーの獲得やダニ・セバジョスを登録するための給与枠を確保したいと考えています。(via Estadio Deportivo)
エンゾ・バレンネチェア獲得のチャンス
ベティスが3年前から動向を追っているベンフィカ所属のアルゼンチン人ミッドフィールダー、エンゾ・バレンネチェアの獲得に向け、状況が好転しています。バレンネチェアは過去にジュベントスからフロジノーネにレンタルされていた際に関心を集め、その後アストン・ヴィラを経由してベンフィカへ完全移籍したものの、ポルトガルの地では不要戦力となっており、エスパニョールのスポーツディレクターも獲得費用が割に合わないと判断した経緯があります。
ソフィアン・アムラバトやセルジ・アルティミラの退団によって中盤の駒不足に陥っているベティスにとって、ベンフィカ側がこれまでの完全移籍の要求を和らげ、買い取り義務付きのレンタル移籍を容認する姿勢に転じたことは大きな追い風です。
バレンネチェアは2019年からイタリア国籍を保持するEUパスポート所持者であるため、ベティスの外国人枠(現在アントニー、ナタン、デオッサで埋まっている枠)を圧迫しない点も非常に魅力的です。アムラバト自身もフェネルバフチェとの契約解除交渉を進めてベティス復帰への道を模索していますが、バレンネチェアも中盤の有力な候補としてスポーツディレクターのリストに残り続けています。(via Estadio Deportivo)
ヘクター・ベジェリンのインテル戦負傷と開幕戦への影響
プレシーズン最終戦のインテル・ミラン戦において、右サイドバックのヘクター・ベジェリンが開始わずか80秒で相手の激しい踏みつけを受け、右足首を捻挫するアクシデントに見舞われました。ベジェリンは強固なテーピングを施して一度はピッチに戻ったものの、走る際や踏み込む際の鋭い痛みが引かず、開始10分でアンヘル・オルティスとの交代を余儀なくされました。
試合直後の簡易検査では骨や靭帯の深刻な損傷は見られなかったものの、足首は大きく腫れ上がっており、月曜日に予定されている詳細な精密検査の結果を待つ必要があります。現状、8月21日のレアル・ソシエダとのリーグ開幕戦への出場は極めて不透明な状態です。
なお、ベジェリンはかつて所属したアーセナルとの対戦を前に、『ベティスはまさに私が必要としていた時に現れてくれました』と語り、マーク・バルトラからキャプテンマークを受け取った際には『このように美しく素晴らしい責任を背負えることに、本当にワクワクしていました』と語っていました。
現在、ベティスの守備陣はゴールキーパーのディエゴ・コンデや、前線とサイドをこなすアイトール・ルイバルが負傷により9月末から10月上旬の代表ウィーク明けまで長期離脱することが確定しており、ベジェリンまでもが離脱となれば、開幕戦の右サイドバックは若手のアンヘル・オルティスに託されることになります。なお、今節はバルレンシアへの開幕戦が延期されたため、ソシエダ戦が実質的な初陣となります。(via Estadio Deportivo, Mundo Deportivo)
インテル・ミランとの最終親善試合での敗戦と全選手採点
イタリアのバーリで行われたプレシーズン最終戦において、ベティスはセリエA王者のインテル・ミランに0-1で惜敗しました。試合を通じて相手のハイプレッシングに苦しみ、ポゼッションを放棄してカウンターを狙う防戦一方の展開が続きました。試合は82分、セットプレーの二次攻撃からインテルの新加入ジョン・ストーンズに押し込まれ、セットプレーからの失点という課題を再び露呈して敗れました。
この最終テストマッチにおける各選手の詳細な現地採点と評価は以下の通りです。
・アルバロ・バジェス(評価:6)
前半に先発出場し、守備範囲の広さと落ち着いたセービングを見せた。
・ヘクター・ベジェリン(評価:なし)
開始早々の負傷により、わずか10分で交代。
・マーク・バルトラ(評価:6)
非常に冷静な守備対応を見せ、相手に決定的な仕事をさせなかった。
・ナタン(評価:5)
空中戦で強さを見せ安定していたが、後半アディショナルタイムにイエローカードを提示された。
・フラン・ガルシア(評価:6)
持ち前の走力を活かして何度も左サイドを駆け上がったが、守備面での軽さが目立った。
・マーク・ロカ(評価:5)
試合を通じて存在感を欠き、中盤での効果的なビルドアップの起点となれなかった。
・ファクンド・ベルナル(評価:6)
中盤での激しいプレッシングとボール回収に奔走した。
・アントニー(評価:5)
前線で焦りが見られ、得意の左足からのミドルシュートを放ったものの枠を捉えきれなかった。
・パブロ・フォルナルス(評価:5)
相手のプレスに苦しみ、決定的なパスを供給できずハーフタイムに交代。
・ロドリゴ・リケルメ(評価:4)
プレーの判断が非常に遅く、クチョ・エルナンデスからの決定的なパスを活かせずにボールを失うなど精彩を欠いた。
・クチョ・エルナンデス(評価:4)
前線でのキープや落としには参加したものの、肝心のシュートシーンには全く絡めなかった。
・アンヘル・オルティス(評価:6)
ベジェリンの負傷に伴い急遽出場したが、右サイドから果敢なオーバーラップとクロスでチャンスを創出した。
・イスコ(評価:5)
後半から出場し、コンディション調整の段階。まだ本来のキレには遠い。
・マヌ・ゴンサレス(評価:6)
後半から出場。何度も見事な好セーブを連発し、失点シーン以外は完璧な壁となった。
・ネルソン・デオッサ(評価:5)
交代出場後、中盤からミドルシュートを狙うなど積極性は見せたが効果は薄かった。
・パブロ・ガルシア(評価:6)
非常にインテンシティが高く、前線から激しい守備プレスをかけ続けた。
・ニャンゴロ・ブアレ(評価:6)
短い出場時間ながら、中盤で落ち着いたボール捌きと守備でのインテリジェンスを見せた。
・アルバロ・フィダルゴ(評価:4)
インテルの決勝ゴールの場面において、マークの受け渡しと反応が遅れ、ストーンズに広大なスペースを与えてしまった。
・アブネル・ジュニア(評価:5)
目立ったミスはなかったものの、攻守において無難なプレーにとどまった。
・イケル・ロサダ(評価:なし)
出場時間が短く、見せ場を作れなかった。(via Estadio Deportivo, ElDesmarque)
ゴンサロ・プティの去就難航
19歳のウルグアイ人若手フォワード、ゴンサロ・プティの移籍先探しが難航しています。昨夏に450万ユーロで獲得し、昨シーズンはミランデスとグラナダへレンタル移籍していたプティですが、マヌエル・ペレグリーニ監督の構想外となっています。
当初、セグンダのレガネスが獲得に最も近い位置にいましたが、レガネスがウナイ・デル・クラの契約解除金を支払って完全移籍で獲得したため、前線の登録枠が埋まり、プティの獲得から完全に撤退しました。
さらに、プティは今週初めから筋肉系のトラブルに見舞われて全体練習に参加できておらず、インテル戦も招集外となりました。移籍市場の閉幕まで残り2週間となる中、現在はスポルティング・ヒホン、バリャドリード、アルバセテなどが彼の獲得に向けた調査を行っています。(via Estadio Deportivo)
次節レアル・ソシエダ戦に向けたライバルの動向
8月21日(金曜日)21:00に本拠地カルトゥハで行われるラ・リーガ実質的な開幕戦において、対戦相手であるレアル・ソシエダの負傷者状況と準備状況が明らかになっています。
ソシエダ側は、前十字靭帯断裂で年内絶望のアルバロ・オドリオソラが欠場。また、筋肉のトラブルを抱えるジョン・ゴロツァテギや、極秘の私的手術を受けて11日間行方不明となっているゴンサロ・ゲデスも開幕戦を欠場する可能性が極めて高い状況です。一方で、チェルシー戦で負傷交代が懸念されたオルリ・オスカルソンは大きな怪我はなく、ミケル・オヤルサバルも全体練習に合流しています。
ソシエダは新加入選手が一人もいない状態で開幕を迎えることになりますが、ベティス側もベジェリンの負傷状況や、エズ・アブデ、ジョバニ・ロ・セルソ、ホセ・アントニオ・モランテらの調整遅れを抱えており、開幕戦は両者ともに満身創痍の中での非常に厳しい立ち上がりとなる見込みです。(via Estadio Deportivo)
【本日の総括】
インテルとの最終テストマッチに敗れ、セットプレーなどの守備の課題やヘクター・ベジェリンの負傷という大きな試練を抱えたレアル・ベティス。ピッチ外ではダニ・セバジョスの帰還に向けた熱烈なアプローチ、ファビオ・シウバ獲得への駆け引き、デオッサの動向など緊迫した交渉が続いています。満身創痍の状態で迎えるレアル・ソシエダとの決戦に向けて、ペレグリーニ監督の手腕とチーム全体の結束が問われます。
