元VCFアディル・ラミの現在:40歳で舞台俳優に転身!『演劇で脳が覚醒した』と語る第2の人生とメスタージャ退団劇の全貌
かつてバレンシアCF(2011〜2013)のディフェンスラインを支え、2018年ロシアワールドカップではフランス代表として世界王者の称号を手にした元DFアディル・ラミ(40)が、スパイクを脱いだ後に驚くべき転身を果たしている。かつての熱狂的なスタジアムから舞台へと情熱の場を移し、本格的な舞台俳優として新たな一歩を踏み出しているのだ。
ラミは2026年1月21日より、パリのアポロ劇場にて上演されている舞台『Le Jeu de la Vérité(真実のゲーム)』に出演中だ。フィリップ・レルーシュが脚本・演出を手掛けたこのコメディ作品で、ラミはサム・レルーシュ、マノン・サショ、ルディ・ドゥカンらと共演。定期的に集まって夕食を楽しむ親友3人のもとに、かつて全員が恋心を抱いていた高校時代のマドンナが現れることで巻き起こる愛憎劇を描いた作品で、主要キャストの一人を熱演している。
現役引退後、フランス版『ダンシング・ウィズ・ザ・スターズ』などの人気テレビ番組に出演しタレント性を発揮していたラミだが、演劇の世界はこれまでにない刺激をもたらしたという。フランス『L'Équipe』紙のインタビューに対し、ラミは自身の大きな変化をこう語っている。
『演劇を通じて、自分の脳が覚醒したんだ』
現役時代の自分について『サッカー選手としてのキャリアでは、主に身体的な能力を極限まで活用していた』と振り返るラミ。しかし現在は、長文のセリフを記憶し、人格を演じ分け、大勢の観客の前で演技を表現するという全く異なる高次元の挑戦に直面している。『小学生の時以来、文章を丸暗記することなんてなかった』と笑顔で明かした。
テレビ出演を通じて映画出演のオファーも多数届いていたというが、『元サッカー選手としての知名度だけで画面に出るような真似はしたくなかった。自分に必要なのは本当の挑戦であり、演劇が自分を納得させてくれた。私には常にアドレナリンの補給が必要なんだ』と語る。現在はリーグ・アン+の解説者やTwitch配信者としても活動しているが、他の元選手たちのように「監督業に進むつもりは一切ない」と断言。ピッチ外で新たな情熱を見出している。
ラミとバレンシアCFの歴史は2011年夏に始まった。フランスの強豪リールでリーグ戦とカップ戦の2冠を達成した後、メスタージャにやってきたラミは、ウナイ・エメリ監督(当時)のもとで即座にセンターバックの主力に定着。2011-12シーズンにはリーグ3位フィニッシュやヨーロッパリーグ準決勝進出に大きく貢献した。バレンシアでの2シーズンでリーグ戦通算61試合に出場し2ゴールを挙げ、守備の要として君臨した。
しかし、メスタージャでの物語は2013年9月に突如として暗転する。ラジオ番組等で当時のミロスラヴ・ジュキッチ監督やチームメイトに対する強い批判・物議を醸す不適切発言を行ったことで、クラブから即座に厳重な懲戒処分および謹慎処分が下された。クラブとの信頼関係は完全に崩壊し、そのままACミランへ放出されるというショッキングな結末を迎えたのだった。
その後、セビージャ、マルセイユ、フェネルバフチェ、ボアヴィスタ、トロワなどを渡り歩き、2018年W杯では出番こそなかったもののフランス代表の一員として世界一に輝いた。かつてメスタージャを沸かせ、激動の退団劇を演じた暴れん坊は今、劇場の舞台の上で観客を魅了しながら、新たなアドレナリンに満ちた人生を楽しんでいる。(via Superdeporte)
【本日の総括】
ダビド・オトルビとの2031年までの長期契約更新と6000万ユーロの巨額プロテクト設定は、クラブの未来を見据えた素晴らしいニュースとなりました。怪我からの復帰が待ち望まれる一方、チームは今週末のエルチェ戦から始まる11月の直接対決5連戦で降格圏脱出を目指さなければなりません。また、元VCFアディル・ラミの演劇俳優への転身など、記憶に残る旧友の話題も届いています。アギーレ体制初勝利と浮上へ向け、一致団結して挑む重要な局面です。