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ラ・リーガ / 第11節 / マルティネス・バレロ / U-NEXT・DAZN / 2026年11月2日(月)

エルチェCF 対 バレンシア

エルチェCF 0-1 バレンシア

最終更新: 11月2日 10:15(試合後会見を追加)

ほかの公式ハイライト: DAZN Japan(8:03)

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エルチェCF 対 バレンシア スタメン(先発メンバー)

エルチェCF

  • GK 1 マティアス・ディトゥーロ
  • DF 23 ビクトル・チュスト、3 ロイ・レヴィヴォ、47 ハビエル・モルシージョ、11 ヘルマン・バレラ、2 ブバ・サンガレ
  • MF 5 フェデリコ・レデンド、18 トマ・ルマール、12 ゴンサロ・ビジャール
  • FW 14 フェル・ニーニョ、21 ルーカス・セペダ

バレンシア

  • GK 1 ストレ・ディミトリエフスキ
  • DF 5 セサル・タルレガ、18 ペペル、14 ホセ・ガヤ、22 アルナウ・マルティネス
  • MF 2 ギド・ロドリゲス、33 アーロン・マヨル、11 ルイス・リオハ、24 パブロ・マフェオ
  • FW 7 アルノート・ダンジュマ、8 ハビ・ゲラ

試合サマリーと得点経過

2026年11月1日、エスタディオ・マヌエル・マルティネス・バレロに集まった28,360人の大観衆の前で開催されたラ・リーガ第11節、エルチェCF対バレンシアCFの自治州derbi(ダービー)は、アウェイのバレンシアが0-1で接戦を制し、ハビエル・アギレ監督体制での初勝利を挙げた。

試合は立ち上がりからホームのエルチェが主導権を握る展開となった。マルティン・アンセルミ監督が植え付けたポゼッションスタイルが機能し、前半のボール保持率は実に73%に達した。20分には右サイドのイグナシオ・セペダがカットインから放った鋭いシュートがクロスバーを直撃。さらにペドロ・レビボのミドルシュートやフェル・ニーニョの鮮やかなオーバーヘッドキックがバレンシアゴールを脅かした。バレンシアは4-4-2のローブロックで耐え忍ぶものの、中盤でパスを繋げず苦しい時間が続いた。

しかし後半、アギレ監督の采配とハーフタイムの修正が実を結ぶ。60分、怪我から約2か月ぶりに復帰したナイジェリア代表FWウマル・サディクがピッチに立つと、バレンシアの攻撃に明確な深みと力強さが加わった。

ゲームが動いたのは68分。エルチェのファクンド・ブオナノッテのセットプレーをキャッチしたバレンシアのGKストーレ・ディミトリエフスキが、素早いスローで中盤のハビ・ゲーラへ素早く展開。ハビ・ゲーラが相手防衛線の裏へ極上のロングスルーパスを通すと、左サイドのスペースへ抜け出したアルナウト・ダンジュマがそのままペナルティエリア内へ侵入する。アルノート・ダンジュマが絶妙なタイミングで中央へ折り返すと、走ってきたウマル・サディクが右足のキックフェイントでエルチェのMFゴンサロ・ビジャールとGKマティアス・ディトゥーロを鮮やかに力強く交わし、最後は左足で冷静に無人のゴールネットへ蹴り込んだ。復帰戦での鮮烈な先制ゴールに、サディクは独特の「水泳パフォーマンス」で喜びを爆発させた。

追い詰めたエルチェは試合終盤にかけて怒涛の猛攻を仕掛ける。アディショナルタイム93分には、GKディトゥーロまで攻撃に参加したコーナーキックから、ディトゥーロが頭でそらしたボールをDFフェデリコ・レドンドが至近距離からボレーで合わせたが、バレンシアのGKディミトリエフスキが驚異的な反応で右手を伸ばして失点を阻止。最後まで泥臭く守り抜いたバレンシアが、待望の勝ち点3を手にした。

両チームのスタメンと交代

ホーム: エルチェCF(4-3-3)

  • GK: マティアス・ディトゥーロ
  • DF: ブバ・サンガレ、ビクトル・チュスト、フェデリコ・レドンド、ペドロ・レビボ
  • MF: セサル・モルシージョ、トマ・レマル、ゴンサロ・ビジャール
  • FW: イグナシオ・セペダ、フェル・ニーニョ、ヘルマン・バレラ

主な交代・負傷:

  • 23分: トマ・レマル ➔ ファクンド・ブオナノッテ(内転筋の違和感による負傷交代)
  • 62分: ブバ・サンガレ ➔ ルベン・サンチェス
  • 62分: イグナシオ・セペダ ➔ テテ・モレンテ
  • 62分: ヘルマン・バレラ ➔ ダーウィン・オソリオ
  • 77分: セサル・モルシージョ ➔ グラディ・ディアンガナ

アウェイ: バレンシアCF(4-4-2)

  • GK: ストーレ・ディミトリエフスキ
  • DF: アルナウ・マルティネス、セサル・タルエガ、ペペル、ホセ・ルイス・ガヤ
  • MF: パブロ・マフェオ、ギド・ロドリゲス、アアロン・マジョール、ルイス・リオハ
  • FW: ハビ・ゲーラ、アルナウト・ダンジュマ

主な交代・負傷:

  • 60分: パブロ・マフェオ ➔ ウマル・サディク
  • 77分: アアロン・マジョール ➔ フィリプ・ウグリニッチ
  • 77分: ルイス・リオハ ➔ ダン・ラバ
  • 88分: ハビ・ゲーラ ➔ ムクタル・ディアカビ
  • 88分: アルナウト・ダンジュマ ➔ ヘスス・バスケス

戦術・采配のポイント

試合の構図は、ポゼッションを軸に主導権を握るエルチェのマルティン・アンセルミ監督と、堅守速攻を徹底するバレンシアのハビエル・アギレ監督による明確なスタイルのぶつかり合いとなった。

エルチェはセサル・モルシージョがセンターバックの間に降りる3バックの変形ビルドアップから、高い位置を取る両サイドバックとイグナシオ・セペダの個人技を活用して攻め立てた。しかし、前半23分に中盤のゲームメイカーであるトマ・レマルが負傷離脱したことが大きな痛手となった。パス循環のテンポチェンジを失ったエルチェは、70%を超えるボール保持率を記録しながらもブロックを固める相手に対してファイナルサードでの決定力を欠き、攻守の切り替え時に隙を生み出してしまった。

一方のバレンシアは、右サイドにアルナウ・マルティネスとパブロ・マフェオを並べるダブル・サイドバックで守備の強度を確保した。前半はボールを奪っても前線への展開に苦しんだが、ハーフタイムにアギレ監督が「焦らずセーフティパスを挟み、最低3回はパスを繋げ」とピッチ上の意識を大修正。60分に投入されたウマル・サディクが前線でボールを収めるタメを作り、アルノート・ダンジュマを左ウィングへ移動させたことでカウンターの威力が倍増した。

アギレ監督は先制後も88分にムクタル・ディアカビとヘスス・バスケスを投入して5バックへシフトし、守備ブロックを完全に固めて逃げ切りを図った。アンセルミ監督も2トップへの変更や幅を使ったクロス攻撃を試みたが、バレンシアの粘り強い守備を切り崩すには至らなかった。

現地メディアの選手採点・評価比較

現地メディア各紙(SPORT, MARCA, El Desmarque, Superdeporte, MundoDeportivo)は、復帰戦で決勝点を挙げたウマル・サディクと、終了間際に神がかり的なセーブを見せたGKストーレ・ディミトリエフスキを高く評価している。

  • ウマル・サディク
  • El Desmarque: 9点 / 10点満点(単独最高評価)
  • 評価比較: SPORTやSuperdeporteは「2か月ぶりの復帰戦で即座に違いを作り出した」「フィジカルを活かしたボールキープで攻撃に深みをもたらし、キレのあるフェイントからのゴールは一級品」と絶賛。ユニークな水泳パフォーマンスを含め、勝利の立役者として称賛された。MARCAも「アギレ体制の閉塞感を打破した救世主」と位置づけた。
  • ストーレ・ディミトリエフスキ
  • El Desmarque: 9点 / 10点満点
  • 評価比較: 93分に失点を防いだ至近距離からの超絶セーブに対し、Mundo DeportivoやSPORTは「勝ち点3を確実にしたMVP級の活躍」と高評価。高速カウンターの起点となった素早いスローインを含め、守備陣の集中力を象徴する存在として称えられた。
  • ハビ・ゲーラ
  • El Desmarque: 8点 / 10点満点
  • 評価比較: MARCAおよびSPORTは「中盤で推進力を発揮したキーマン」と評価。決勝点をアシストしたアルノート・ダンジュマへのスルーパスの精度と、攻守に走り回る運動量が高く認められた。
  • アルナウト・ダンジュマ
  • El Desmarque: 6点 / 10点満点
  • 評価比較: サディクへのラストパスという結果を残したものの、前半の判断ミスや決定機逃しが響き、各紙の採点は控えめ。「アシストの功績は大きいが決定力の精度には課題」と分かれる評価となった。
  • エルチェ側の主力選手(イグナシオ・セペダ、フェデリコ・レドンド)-SPORTは「前半に右サイドから脅威を与え続けたセペダの突破力」を評価したものの、チーム全体の決定力不足を指摘。MARCAはレドンドの守備のカバーリングを評価しつつも、「カウンター失点時の自陣への戻りの鈍さ」が敗戦に繋がったと分析した。

試合後の監督・選手コメント

ハビエル・アギレ監督(バレンシアCF)「前半はボールを失うのが早すぎた。『落ち着いてセーフティパスを出し、まず3回はパスを繋げ。プリメーラのチームに見えないぞ』とハーフタイムに指導した。選手たちはそれを見事に理解してくれた。サディクの起用についてはドクター陣から『まだ早い』と言われていたが、私の責任で強引に出場させた。リスクはあったが報われて良かった。最後のアディショナルタイムには同点にされかけて肝を冷やしたよ(笑)」

マルティン・アンセルミ監督(エルチェCF)「複雑な心境だ。ピッチ上では自分たちのサッカーを展開し、主導権を握り続けたが手ぶらで帰ることになった。たった一度のカウンターでやられてしまった。自陣への戻りが遅く、足が止まってしまったのは猛省しなければならない。前線のチャンスを決め切る力が必要だった。また、レマルの早い段階での負傷離脱も大きな痛手だった」

ストーレ・ディミトリエフスキ(バレンシアCF)「アウェイで勝ち点3を獲得できて最高に嬉しい。試合前にサディクへ『今日はお前の番だぞ』と伝えていたんだ。チーム全員で苦しい時間を耐え抜いた勝利だ」

ハビ・ゲーラ(バレンシアCF)「最後のピンチの場面は正直マジでビビった。前節のように土壇場で失点する悪夢が頭をよぎったけれど、ストレ・ディミトリエフスキのスーパーセーブに救われた。最後まで耐え抜いて勝ったこの経験は、チームを大きく成長させてくれる」

ゴンサロ・ビジャール(エルチェCF)「僕たちは16本のシュートを打ち、相手はわずか数本だった。絶対に負けるべき試合ではなかったが、一度のカウンターでやられてしまった。有利な展開の中で簡単に失点してしまったことを反省しなければならない」

エルチェCF 対 バレンシア の背景データ

順位

順位クラブ試合勝分負得失差点直近
17 エルチェCF 11 2 4 5 14 18 -4 10 LWDDW
19 バレンシア 11 2 3 6 8 17 -9 9 WLDDL
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