11月決戦のロードマップ:降格圏脱出を懸けた直接対決5連戦と12月の厳冬日程

10試合を終えて勝ち点わずか6、わずか7ゴールという深刻な得点力不足に喘ぎ、19位に沈むバレンシアCFにとって、11月は今季の運命を左右する決戦の1か月となる。

ハビエル・アギーレ監督率いるチームには、これから11月末にかけて公式戦5試合が控えているが、その日程は降格圏脱出に向けた千載一遇のチャンスであり、同時に一歩も引けない崖っぷちの試練でもある。

11月の公式戦全スケジュール:

1. 11月1日(日)18:30:ラ・リーガ第11節 エルチェCF戦(アウェイ・マルティネス・バレーロ)

2. 11月7日(土)21:00:ラ・リーガ第12節 レアル・マドリード戦(ホーム・メスタージャ)

3. 11月10日(火):コパ・デル・レイ1回戦 UEタバーネス戦(ホーム・メスタージャ)※延期分

4. 11月21日(土)16:15:ラ・リーガ第13節 ラヨ・バジェカーノ戦(アウェイ・バジェカス)

5. 11月29日(日):ラ・リーガ第14節 オサスナ戦(ホーム・メスタージャ)※日時未定

この1月の最大のポイントは、残留を争う直接のライバルたちとの直接対決が集中している点だ。現在、エルチェは勝ち点10(15位)、ラヨ・バジェカーノは未消化1試合を残して勝ち点9(16位付近)、オサスナは勝ち点11(中位下位)となっている。バレンシアはこれら下位〜中位下位のライバルと直接相まみえることになり、獲得可能な勝ち点9がそのまま順位の直接逆転につながる。

初戦のエルチェ戦で勝利を収めることができれば、エルチェとの勝ち点差を「1」まで縮め、アギーレ体制となってからの初勝利(これまではレーシング戦・アスレティック戦で引き分け、ビジャレアル戦で敗戦)を記録してチームに勢いをもたらすことができる。

続く11月7日のレアル・マドリード戦では、相手のエースFWヴィニシウス・ジュニオールが出場停止処分により欠場することが確定している。そしてその3日後となる11月10日には、国際FA中断期間を利用して延期となっていたコパ・デル・レイ初戦のUEタバーネス戦がメスタージャで開催され、出場機会の少ない選手たちの試運転の場となる。代表ウィーク明けの11月21日には敵地バジェカスでのラヨ戦、29日にはホームでのオサスナ戦と、まさに勝ち点を直接奪い合う戦いが続く。

なぜ11月中に勝ち点を荒稼ぎしなければならないのか。その理由は12月の過酷な日程にある。12月に入ると、バレンシアは敵地でのヘタフェ戦、アンドアトレティコ・マドリード戦という極めてタフなアウェイ2連戦を迎えることになるからだ。

「これ以上の後退は許されない」という明確な現実に直面するバレンシア。11月1日のエルチェとのダービーマッチから、反撃の狼煙を上げられるかが問われている。(via SPORT)