移籍市場:ラウタロ・リベロ争奪戦
レアル・ソシエダは、ジョン・マルティンの相棒となる新たなセンターバックを探しており、リーベル・プレートに所属する22歳の左利きCB、ラウタロ・リベロの獲得に動いています。リベロは身長185cmで、空中戦やインターセプトに優れているだけでなく、左足でのロングフィードなどビルドアップ能力も高く評価されています。
エリック・ブレトスSDは、過去2年間にわたって獲得してきたナイフ・アゲルドやドゥイェ・チャレタ=ツァルといったベテラン路線がチームに定着しなかった反省から、方針を転換し、将来性のある若いプロファイルを優先しています。
リベロの移籍金は700万から1000万ユーロと見込まれており、リーベルのパブロ・ロンゴリア新SDは可能な限り高い移籍金を引き出そうと交渉を進めています。ただし、この争奪戦にはディエゴ・シメオネ監督率いるアトレティコ・マドリードも強く関心を示しており、すでに正式なオファーを提示したとされています。さらにウディネーゼやドルトムント、チェルシーなども動向を探っており、獲得には迅速な決断が求められます。
(via ElDesmarque)
移籍市場:ドイツ人GKの獲得要望
守護神アレックス・レミロの去就が今夏の移籍市場の大きな焦点となっています。レミロはアノエタで行われたバレンシア戦(3-4で敗戦)の後にクラブへ退団の意思を伝えており、クラブとの良好な関係を保ったまま新たな挑戦を望んでいます。現在、ナポリがアレックス・メレトとのトレードを提案しており、ナポリのスペイン人GKコーチ、アレハンドロ・ロサレンの存在がこの移籍を後押ししています。
しかし、交渉は複雑です。メレト本人がソシエダへの加入を渋っていることに加え、ホキン・アペリバイ会長は急いで売却するつもりはなく、条件が合わなければレミロの残留も十分にあり得ると考えています。アラベスのアントニオ・シベラへの関心もありましたが、ジョン・パチェコを取引に含める案がまとまらず、このオプションは消滅しました。
一方で、ペジェグリーノ・マタラッツォ監督のスタッフは、スタメン用であれマレーロの控えのベテランであれ、ドイツ人GKの獲得を強くクラブに要望しています。リストアップされているのは、フライブルクでヨーロッパリーグ準優勝を果たした24歳のノア・アトゥボル(市場価値2500万ユーロ)、アウクスブルクの28歳フィン・ダーメン(1200万ユーロ)、フルハムの34歳ベルント・レノ、そして同じくフルハムの27歳スティーブン・ベンダです。特にアトゥボルはクラブからの契約延長オファーを拒否して対立状態にあり、プレミアリーグ移籍を希望しているもののオファーが届いていないため、魅力的なターゲットとなっています。
(via Mundo Deportivo)
移籍市場:日本人CBの完全移籍獲得と久保建英の去就
クラブは、市場価値が非常に高く他クラブからの関心が絶えない日本人MF久保建英や、DFアイエン・ムニョスといった主力選手たちの去就対応に追われています。現地メディアも彼らの動向に高い関心を寄せています。
その一方で、将来に向けた投資も怠っていません。昨夏から京都サンガからサンセ(Bチーム)にレンタル加入していた20歳の日本人CB、北和成(カズナリ・キタ)のパフォーマンスを高く評価し、150万ユーロを支払って完全移籍で買い取ることを決定しました。契約期間は2030年までとなります。
クラブの計画では、北和成は平日にマタラッツォ監督が率いるトップチームの練習に参加して戦術を学びつつ、週末はサンセで試合に出場して経験を積む予定です。トップチームは前述の通りチャレタ=ツァルの残留を見送ったため、新たなCBの補強を狙っています。北が今夏のプレシーズンからトップチームに帯同するかどうかは、マタラッツォ監督の最終判断に委ねられています。
(via ElDesmarque)
チーム動向:レンタル組の通信簿と来季の構想
ヨーロッパの舞台へ復帰する来季に向けて、他クラブへレンタル移籍していた4選手のパフォーマンス評価が行われました。
アラベスでプレーしたジョン・パチェコは、22試合(2004分)に出場し、大きな成長を遂げました。ファク・ガルセスの出場停止を機に定位置を掴み、コパ・デル・レイ準々決勝のソシエダ戦でも先発を果たしました。シーズン終盤は足首の遊離体除去手術のため欠場しましたが、第2の左利きCBとして来季トップチームに残留する可能性が最も高い選手です。
オビエドにレンタルされたハビ・ロペスは、ギジェルモ・アルマダ監督就任後に左サイドバックのレギュラーを掴み、25試合(1769分)に出場して1アシストを記録しました。しかしチームは降格し、ソシエダにはセルヒオ・ゴメスが君臨しているため、復帰は非常に困難な状況です。
ミランデスでプレーしたカルロス・フェルナンデスは、35試合(2661分)に出場して16ゴール2アシストという素晴らしい個人成績を残しました。3人の異なる監督のもとで不動のレギュラーでしたが、チームの降格を救うことはできませんでした。これだけの実績を残しながらも、ソシエダのトップチームの要求水準が高すぎるため、来季の居場所はないと見られています。
冬にコルドバへ加入したミケル・ゴティは、加入当初こそインパクトを残しましたが、4月以降は出場機会が激減し、合計825分の出場にとどまりました。ライン間での高い技術は見せたものの、決定的な数字を残せなかったため、新たな移籍先を探すことになります。
(via Mundo Deportivo)
代表動向:ジョン・マルティンとトゥリエンテスがA代表デビュー
スペイン代表がリアソールで行ったイラクとの親善試合(1-1の引き分け)で、ソシエダの若手2選手が嬉しいフル代表デビューを飾りました。
センターバックのジョン・マルティンはスタメンに抜擢され、安定したプレーを披露しました。試合後、彼は次のように喜びを語っています。
『私にとってこれは大きなサプライズであり、大きな満足感です。今は休息をとって、できるだけ強くなって戻りたいです。この機会を与えられたことにとても満足していますし、もっと機会を得られるように努力を続けます。私は若く、改善すべき点が多いですが、目標を達成するために改善を続けます。個人的には良いシーズンでしたが、この調子で続けなければなりません』
また、ベニャト・トゥリエンテスも後半30分からピッチに立ち、デビューを果たしました。彼はチームメイトのミケル・オヤルサバルに返還するため、この日が最後となる背番号21を背負ってプレーしました。トゥリエンテスは今年1月の時点では出場機会の少なさからレンタル移籍を考えていましたが、マタラッツォ監督の就任により状況が一変。コパ・デル・レイ優勝の原動力となり、後半戦だけで24試合(17先発)に出場する飛躍を遂げました。来季はジョン・ゴロチャテギ、ヤンヘル・エレーラ、カルロス・ソレールといった実力者たちとの激しいポジション争いが待っています。
(via Estadio Deportivo)
(via MARCA)
代表動向:スペイン代表の主力組の状況
ワールドカップ開幕を控えたスペイン代表において、ソシエダの主力選手たちは慎重な調整を行っています。
イラク戦では、ミケル・オヤルサバルとマルティン・スビメンディはコンディション調整と休養を優先し、スタンドから試合を観戦しました。スビメンディはファビアン・ルイスやダビド・ラヤと共にチャンピオンズリーグ決勝を戦ったため、代表合流が遅れていました。一方、ミケル・メリーノもCL決勝の舞台であるブダペストに帯同していましたが、試合には出場しなかったため、このイラク戦では後半からピッチに立ち、試合勘を養いました。ルイス・デ・ラ・フエンテ監督は本大会に向けた主力組のコンディション管理に細心の注意を払っています。
(via Estadio Deportivo)
W杯情報:ソシエダから5人がW杯へ
アメリカ、メキシコ、カナダで共同開催されるワールドカップ2026において、ラ・リーガ全体から81名の選手が選出されましたが、レアル・ソシエダからも5名の選手が各国の代表として大舞台に挑みます。
日本代表のエースとして久保建英が選出されたほか、スペイン代表にはミケル・オヤルサバルが名を連ねています。また、ポルトガル代表としてゴンサロ・ゲデス、クロアチア代表としてルカ・スチッチとドゥイェ・チャレタ=ツァルが選ばれました。ただし、チャレタ=ツァルについては、前述の通りトップチームが来季の残留を見送る決定を下しているため、大会終了後の去就が注目されます。
(via MARCA)
オフの話題:オヤルサバルの休息地
激動のシーズンを終え、スペイン代表としてワールドカップに挑むミケル・オヤルサバル(29歳)ですが、彼の心と体を癒やす定位置は常に決まっています。
それはウエスカ県に位置する人口1万3000人ほどの小さな街、ハカ(Jaca)です。彼にとってこの街は第二の故郷であり、サッカーの喧騒やメディアのフラッシュから完全に離れ、一人の避暑客として静かな時間を過ごすことができる完璧な隠れ家となっています。ピレネー山脈の豊かな自然や、サン・ペドロ大聖堂などの歴史的な建造物に囲まれ、テラス席でリラックスしながら過ごす時間が、彼のパフォーマンスを支える重要なエネルギー源となっています。
(via SPORT)
【本日の総括】
移籍市場ではドイツ人GKの獲得や新たな若手CBラウタロ・リベロへの関心、そして日本人CB北和成の完全移籍と久保建英の去就に注目が集まっています。代表ウィークではジョン・マルティンとトゥリエンテスが嬉しいA代表デビューを飾り、久保ら5選手がワールドカップの舞台へ向かいます。マタラッツォ監督のもと、新シーズンに向けた陣容整理が着々と進んでいます。