アントニーの独占インタビュー 苦難を越えベティスで掴んだ幸福とCLへの熱狂
🟢ブラジル代表としてカルロ・アンチェロッティ監督が率いるワールドカップの最終メンバーから落選するという苦い経験を乗り越え、アントニーはすでに7月7日頃にスタートするレアル・ベティスのプレシーズンに向けて気持ちを切り替えている。現在休暇中のウインガーは、昨シーズン悩まされていた恥骨炎(pubalgia)を解決するための手術を受ける予定はない。
🟢ブラジルのYouTubeチャンネル「Podpah」の長時間のインタビューに応じたアントニーは、アヤックスやマンチェスター・ユナイテッドでのプレミアリーグでの経験を振り返りつつ、ベティスへの愛情を深く語った。
🟢欧州でのプレーについてアントニーは次のように語った。
『アヤックスへ行くという決断は15分で下した。心に平穏を持てるように祈って、それを受け入れた。最後の試合はコロナ禍が始まる前のサントス戦だった。ダビド・ネレスは僕が適応するのをすごく助けてくれて、サッカー界の親友になった。でもヨーロッパのサッカーは違う。パスがシュートみたいだ。もっとずっと知的で戦術的なんだ』
🟢マンチェスター・ユナイテッド時代とクリスティアーノ・ロナウドについて。
『エリック・テン・ハグから、僕を必要としているとメッセージをもらってユナイテッドへ行った。クリスティアーノ・ロナウドは信じられないほど素晴らしい人で、とても冗談好きで礼儀正しい。彼からは「お腹に蝶が飛んでいるような緊張感を感じなくなったら気をつけるべきだ」と言われた。アーセナル戦でのデビュー前には「最初のタッチは落ち着いていけ、残りのプレーの仕方はもう知っているだろう」と言って落ち着かせてくれた』
🟢イングランドでの困難とスペインへの移籍について。
『イギリスのメディアは少し「重い」ところがある。自分自身を疑った時期もあったけれど、家族が「悪い時期が君の物語を決めるわけじゃない」と思い出させてくれた。だから自分を取り戻して幸せになるためにスペインへ行く必要があったんだ。プレミアリーグは攻守のインテンシティが極端だけど、スペインには1対1のスペースがもっとある。ベティスは庶民のクラブだから、とても共感したんだ』
🟢メンタルケアの重要性について。
『サッカーは自然に流れていくものだ。あまり努力しなくても物事が進むことがある。それは自然なことだよね。ブラジル人選手はプレーするために幸せでなければならない。それ以外の方法はないんだ。どれだけのスター選手でも、幸せじゃなくて自信が欠けていたら機能しない。プロとしてヨーロッパのようなレベルに到達したら、もう誰かにサッカーのプレーの仕方を教えてもらう必要はない。重要なのは頭のケアをして、ピッチでパフォーマンスを発揮できるようにメンタルを良好に保つことだ』
🟢ベティスでの生活と現在の幸福感について。
『僕はあそこでとても幸せだ。本当に、すごく幸せだよ。街は信じられないほど素晴らしい。僕の息子も娘もあそこに住むことに大喜びしている。加入して1年ちょっと経つ。2030年まで契約があるし、これからはプレーすべきチャンピオンズリーグもある。明日のことは誰にも分からないけれど、僕はめちゃくちゃ楽しんでいる。あそこの場所を本当に愛するようになった。生活が最高なんだ』
🟢チャンピオンズリーグ出場権獲得の熱狂について。
『僕たちはカンファレンスリーグの決勝でプレーした。これはクラブがこれまで成し遂げたことがなかったことだ。ヨーロッパリーグでもベスト8に進出した。それも今まで達成したことがなかった。そしてさらに、僕たちはチャンピオンズリーグの出場権を手にしたんだ。21年ぶりだよ。あの日、クラブの従業員たちが泣きながら「今日は人生で一番幸せな日だ」と言っていた。僕も泣きたくなったよ。彼らは僕の顔を掴んで「君には分からないよ、分からないんだ」と言ってきた。僕は「なんてことだ…」と思った。もちろん、すごく幸せだった』
『以前にもチャンピオンズリーグでプレーしたことはあるけれど、ベティスでのそれは特別だ。あそこの人々はとても熱狂的だし、選手たちも団結していて、とても美しい瞬間を生きているからね』
🟢チームメイトのイスコについて。
『何が一番印象的だったか分かるかい? チャンピオンズリーグ出場が決まった時にイスコが泣いているのを見たことだ。チャンピオンズリーグで5回も優勝している男が、子供のように泣いていたんだ。彼は素晴らしいチームメイトだ。本当にね。すごくいい人だ。しょっちゅうメッセージをくれるし、それに加えて信じられないようなサッカーをする』
🟢セビージャとのエル・グラン・デルビについて。
『あそこのライバル関係は強烈だ。信じられないレベルだよ。パルメイラス対コリンチャンスのようだ。通りを挟んで向かい側から相手のファンが何か叫んでくるのを見るんだ。クラブが2つしかない街がどうなるか分かるかい? 物事はもっとずっと激しくなる。街は完全に二分され、デルビを生きるんだ。少し敵対的な雰囲気が漂う。そして試合の前日にはスタジアムで公開練習がある。この前の最後の練習では、僕たちを応援するためだけに約3万人ものファンが集まったんだ。一つの練習にだよ』
🟢デルビでの自身のゴールについて。
『ラ・カルトゥーハでのセカンドレグは2-2で引き分けた。僕はバイシクルキックでゴールを決めたんだ。クリスティアーノ・ロナウドのゴールのような本物のバイシクルじゃなかった。ボールがそこに来たから決めただけだ。本当のバイシクルとしてはカウントされないだろうけど、まあ、自分ではそうカウントしている。75%くらい、少し引っ掛けただけだったけどね』
(via Estadio Deportivo)
(via SPORT)
(via MARCA)
ダニ・ペレスがバジャドリードへ完全移籍 SNSで別れと感謝のメッセージ
🟢レアル・ベティスで将来を嘱望されていた20歳のトップ下、ダニ・ペレスがレアル・バジャドリードへ完全移籍することが決定し、あとは公式発表を待つのみとなっている。
🟢バジャドリードのスポーツディレクターであるビクトル・オルタとは良好な関係があり、数ヶ月前から獲得に動いていた。火曜日には選手本人がバジャドリードへ赴き、メディカルチェックや最終手続きを済ませた。セグンダの複数のクラブが狙っていたなかで、バジャドリードが争奪戦を制した。
🟢契約期間は3シーズンで、移籍金は発生しない(ゼロ円)。ダニ・ペレスは本来2026年6月30日までの契約だった。ベティスは移籍金を要求しなかった代わりに、将来の売却益の20%を保持する権利や、海外移籍時の育成補償金を受け取る権利などの条件を盛り込んだ。
🟢また、ベティスが買い戻しを希望した場合のオプションも設定されている。バジャドリードがセグンダに所属している場合は400万ユーロ、プリメーラに昇格している場合は倍の800万ユーロを支払うことで買い戻しが可能となる。
🟢U-16からU-20までのスペイン代表経験があり、マヌエル・ペジェグリーニ監督のお気に入りでもあった。トップチームでも5試合に出場する機会を与えられたが、イスコ・アラルコン、ジオヴァニ・ロ・チェルソ、パブロ・フォルナルスといった厚い選手層に阻まれ、完全な昇格は難しい状況だった。
🟢ダニ・ペレスは自身のInstagramのストーリーで、これまで指導を受けたダニ・フラゴソ監督へ向けた感謝のメッセージを投稿し、別れを告げている。
『ダニ・フラゴソ監督、12月のあの話し合いを今でも覚えています。すべてが終わったように見えた時でした。しかし、僕たち二人は同じ方向へ漕ぎ出し、信じ続けることを決めました。僕に教えてくれたすべてのこと、あなたの信頼、そして日々のあらゆるアドバイスに感謝します。すぐにサッカーがあなたにすべてを返してくれるでしょう。僕もいつか、あなたが僕のためにしてくれたことのほんの一部でもお返しできる日が来ることを願っています。またすぐに会いましょう』
(via Estadio Deportivo)