アントニーの独占インタビュー 苦難を越えベティスで掴んだ幸福とCLへの熱狂
🟢ブラジル代表としてカルロ・アンチェロッティ監督が率いるワールドカップの最終メンバーから落選するという苦い経験を乗り越え、アントニーはすでに7月7日頃にスタートするレアル・ベティスのプレシーズンに向けて気持ちを切り替えている。現在休暇中のウインガーは、昨シーズン悩まされていた恥骨炎(pubalgia)を解決するための手術を受ける予定はない。
🟢ブラジルのYouTubeチャンネル「Podpah」の長時間のインタビューに応じたアントニーは、アヤックスやマンチェスター・ユナイテッドでのプレミアリーグでの経験を振り返りつつ、ベティスへの愛情を深く語った。
🟢欧州でのプレーについてアントニーは次のように語った。
『アヤックスへ行くという決断は15分で下した。心に平穏を持てるように祈って、それを受け入れた。最後の試合はコロナ禍が始まる前のサントス戦だった。ダビド・ネレスは僕が適応するのをすごく助けてくれて、サッカー界の親友になった。でもヨーロッパのサッカーは違う。パスがシュートみたいだ。もっとずっと知的で戦術的なんだ』
🟢マンチェスター・ユナイテッド時代とクリスティアーノ・ロナウドについて。
『エリック・テン・ハグから、僕を必要としているとメッセージをもらってユナイテッドへ行った。クリスティアーノ・ロナウドは信じられないほど素晴らしい人で、とても冗談好きで礼儀正しい。彼からは「お腹に蝶が飛んでいるような緊張感を感じなくなったら気をつけるべきだ」と言われた。アーセナル戦でのデビュー前には「最初のタッチは落ち着いていけ、残りのプレーの仕方はもう知っているだろう」と言って落ち着かせてくれた』
🟢イングランドでの困難とスペインへの移籍について。
『イギリスのメディアは少し「重い」ところがある。自分自身を疑った時期もあったけれど、家族が「悪い時期が君の物語を決めるわけじゃない」と思い出させてくれた。だから自分を取り戻して幸せになるためにスペインへ行く必要があったんだ。プレミアリーグは攻守のインテンシティが極端だけど、スペインには1対1のスペースがもっとある。ベティスは庶民のクラブだから、とても共感したんだ』
🟢メンタルケアの重要性について。
『サッカーは自然に流れていくものだ。あまり努力しなくても物事が進むことがある。それは自然なことだよね。ブラジル人選手はプレーするために幸せでなければならない。それ以外の方法はないんだ。どれだけのスター選手でも、幸せじゃなくて自信が欠けていたら機能しない。プロとしてヨーロッパのようなレベルに到達したら、もう誰かにサッカーのプレーの仕方を教えてもらう必要はない。重要なのは頭のケアをして、ピッチでパフォーマンスを発揮できるようにメンタルを良好に保つことだ』
🟢ベティスでの生活と現在の幸福感について。
『僕はあそこでとても幸せだ。本当に、すごく幸せだよ。街は信じられないほど素晴らしい。僕の息子も娘もあそこに住むことに大喜びしている。加入して1年ちょっと経つ。2030年まで契約があるし、これからはプレーすべきチャンピオンズリーグもある。明日のことは誰にも分からないけれど、僕はめちゃくちゃ楽しんでいる。あそこの場所を本当に愛するようになった。生活が最高なんだ』
🟢チャンピオンズリーグ出場権獲得の熱狂について。
『僕たちはカンファレンスリーグの決勝でプレーした。これはクラブがこれまで成し遂げたことがなかったことだ。ヨーロッパリーグでもベスト8に進出した。それも今まで達成したことがなかった。そしてさらに、僕たちはチャンピオンズリーグの出場権を手にしたんだ。21年ぶりだよ。あの日、クラブの従業員たちが泣きながら「今日は人生で一番幸せな日だ」と言っていた。僕も泣きたくなったよ。彼らは僕の顔を掴んで「君には分からないよ、分からないんだ」と言ってきた。僕は「なんてことだ…」と思った。もちろん、すごく幸せだった』
『以前にもチャンピオンズリーグでプレーしたことはあるけれど、ベティスでのそれは特別だ。あそこの人々はとても熱狂的だし、選手たちも団結していて、とても美しい瞬間を生きているからね』
🟢チームメイトのイスコについて。
『何が一番印象的だったか分かるかい? チャンピオンズリーグ出場が決まった時にイスコが泣いているのを見たことだ。チャンピオンズリーグで5回も優勝している男が、子供のように泣いていたんだ。彼は素晴らしいチームメイトだ。本当にね。すごくいい人だ。しょっちゅうメッセージをくれるし、それに加えて信じられないようなサッカーをする』
🟢セビージャとのエル・グラン・デルビについて。
『あそこのライバル関係は強烈だ。信じられないレベルだよ。パルメイラス対コリンチャンスのようだ。通りを挟んで向かい側から相手のファンが何か叫んでくるのを見るんだ。クラブが2つしかない街がどうなるか分かるかい? 物事はもっとずっと激しくなる。街は完全に二分され、デルビを生きるんだ。少し敵対的な雰囲気が漂う。そして試合の前日にはスタジアムで公開練習がある。この前の最後の練習では、僕たちを応援するためだけに約3万人ものファンが集まったんだ。一つの練習にだよ』
🟢デルビでの自身のゴールについて。
『ラ・カルトゥーハでのセカンドレグは2-2で引き分けた。僕はバイシクルキックでゴールを決めたんだ。クリスティアーノ・ロナウドのゴールのような本物のバイシクルじゃなかった。ボールがそこに来たから決めただけだ。本当のバイシクルとしてはカウントされないだろうけど、まあ、自分ではそうカウントしている。75%くらい、少し引っ掛けただけだったけどね』
(via Estadio Deportivo)
(via SPORT)
(via MARCA)
ダニ・ペレスがバジャドリードへ完全移籍 SNSで別れと感謝のメッセージ
🟢レアル・ベティスで将来を嘱望されていた20歳のトップ下、ダニ・ペレスがレアル・バジャドリードへ完全移籍することが決定し、あとは公式発表を待つのみとなっている。
🟢バジャドリードのスポーツディレクターであるビクトル・オルタとは良好な関係があり、数ヶ月前から獲得に動いていた。火曜日には選手本人がバジャドリードへ赴き、メディカルチェックや最終手続きを済ませた。セグンダの複数のクラブが狙っていたなかで、バジャドリードが争奪戦を制した。
🟢契約期間は3シーズンで、移籍金は発生しない(ゼロ円)。ダニ・ペレスは本来2026年6月30日までの契約だった。ベティスは移籍金を要求しなかった代わりに、将来の売却益の20%を保持する権利や、海外移籍時の育成補償金を受け取る権利などの条件を盛り込んだ。
🟢また、ベティスが買い戻しを希望した場合のオプションも設定されている。バジャドリードがセグンダに所属している場合は400万ユーロ、プリメーラに昇格している場合は倍の800万ユーロを支払うことで買い戻しが可能となる。
🟢U-16からU-20までのスペイン代表経験があり、マヌエル・ペジェグリーニ監督のお気に入りでもあった。トップチームでも5試合に出場する機会を与えられたが、イスコ・アラルコン、ジオヴァニ・ロ・チェルソ、パブロ・フォルナルスといった厚い選手層に阻まれ、完全な昇格は難しい状況だった。
🟢ダニ・ペレスは自身のInstagramのストーリーで、これまで指導を受けたダニ・フラゴソ監督へ向けた感謝のメッセージを投稿し、別れを告げている。
『ダニ・フラゴソ監督、12月のあの話し合いを今でも覚えています。すべてが終わったように見えた時でした。しかし、僕たち二人は同じ方向へ漕ぎ出し、信じ続けることを決めました。僕に教えてくれたすべてのこと、あなたの信頼、そして日々のあらゆるアドバイスに感謝します。すぐにサッカーがあなたにすべてを返してくれるでしょう。僕もいつか、あなたが僕のためにしてくれたことのほんの一部でもお返しできる日が来ることを願っています。またすぐに会いましょう』
(via Estadio Deportivo)
ナタンにバルサ移籍の噂が浮上 代理人がデコと会談、ベティスの要求額は4500万ユーロ
🟢昨夏にナポリからのレンタル(レンタル料100万ユーロ)を経て、ベティスが900万ユーロの買い取りオプションを行使して完全移籍で獲得した25歳のブラジル人CBナタン・ベルナルド・デ・ソウザに、FCバルセロナ移籍の可能性が浮上している。
🟢ナタンは今季マヌエル・ペジェグリーニ監督の下で定位置を確保し、公式戦45試合で3755分間プレーし1アシストを記録。チームのチャンピオンズリーグ出場権獲得に大きく貢献する素晴らしいシーズンを送った。
🟢バルセロナはハンジ・フリック監督が指摘する守備陣の補強を目指しており、ナタンが売り込まれた形だ。1.88メートルの長身で、左利きながら左右どちらでもプレーできる汎用性、優れたビルドアップ、ロングフィード、空中戦の強さに加え、そのスピードも魅力。ラ・リーガのCBの中でも最速クラスで、平均時速33.5kmを超え、アトレティコ・マドリード戦では時速35kmに達した。昨季モンジュイックで行われた試合では、コーナーキックからバルサのGKシュチェスニーを破るヘディングシュートを決めている。
🟢代理人を務めるブラジル人のアンドレ・キュリーが、バルサのスポーツディレクターであるデコと会談し、移籍の条件について話し合った。両者はかつてバルサのアドバイザーやスカウトとして、ヴィトール・ロッキの獲得と放出に携わった旧知の仲である。現時点ではこの動きのみで、正式なオファーやベティスへの問い合わせはまだ行われていない。
🟢ナタンは自身のキャリアアップとなる移籍のみを考慮しており、その条件を満たすのはFCバルセロナへの加入のみと考えている。しかし、プレミアリーグ(特にニューカッスル)やセリエA(ユベントスなど)のクラブも状況を問い合わせている。
🟢ベティスはナタンと2030年までの4年契約を結んでおり、十分な高さの契約解除金も設定している。約1年前にはリーズやラツィオからと見られる2700万ユーロのオファーを拒否しており、現在も要求額は4500万ユーロに設定している。固定額を少し下げて変動ボーナスでその額に到達するような条件なら妥協する可能性もあるが、セルジ・アルティミラやネルソン・デオサなど他の選手の売却を優先して資金を調達する方針だ。ナタンやエズ・アブデといった主力を市場外の法外なオファーがない限り手放すつもりはない。
🟢ナタンと彼のエージェントである「Link Sports」とベティスの関係は非常に良好であるため、全関係者が納得する取引でなければ移籍は成立しない。ナタン自身も以前、買い取ってもらうため、そして今はチャンピオンズリーグでプレーするためにベティス残留を希望する発言を繰り返している。
🟢さらに、ナタンはスペイン国籍取得の手続きを開始している。法律で定められた2年間の継続居住要件を満たしつつあり、2027年初頭の冬の移籍市場にはEU圏内選手として扱われる見込みだ。これは残留するにしても売却するにしてもベティスにとって有利に働く。
(via Mundo Deportivo)
(via Estadio Deportivo)
アムラバト再獲得に向けた動き 来週以降にフェネルバフチェと本格交渉へ
🟢レアル・ベティスは、昨シーズン無償レンタルで加入していたソフィアン・アムラバトを2026-27シーズンのために再び呼び戻すことを諦めていない。選手はすでに所属元のフェネルバフチェへ戻っている。
🟢理想的な形は、買い取り義務ではなく「買い取りオプション」を含めた形でのレンタルの延長だ。昨夏の移籍市場最終日、トルコのクラブはアムラバトの約500万ユーロという高額な年俸のうち、ベティスが25%のみを負担するという条件を受け入れていたが、今回はベティスがより高い割合の給与を負担する用意がある。
🟢マヌエル・ペジェグリーニ監督からの強い要望があり、チャンピオンズリーグという一つ上のレベルで戦うための彼のパフォーマンスと経験が高く評価されている。
🟢スポーツディレクターのマヌ・ファハルドと選手の代理人とのここ数週間の話し合いは良好で、モロッコ代表のアムラバトにとってベティスが第一希望であることが確認されている。彼は移籍を成立させるためなら給与の調整も受け入れる構えだ。
🟢フェネルバフチェとの正式な交渉は時間をかけずに行われる予定で、ベティスは獲得の可能性が現実的かどうかを早急に知りたいと考えている。フェネルバフチェの要求額(約1200万ユーロ)での完全移籍は、予期せぬ値下げがない限り見送られるが、すべての当事者が満足する中間的な解決策を探る。
🟢交渉は来週の月曜日以降に本格化する。今週末(6月6日〜7日)にフェネルバフチェの会長選挙が行われるためだ。スポーツ面での不振による内部からの強い圧力により、現在のサデッティン・サラン会長が臨時選挙の開催を発表。1998年から2018年まで会長を務めたアジズ・ユルドゥルムらが立候補している一方で、2018年から2025年まで会長だったアリ・コチは出馬を見送った。この選挙で選ばれた新たな責任者が、ベティスとの交渉窓口となる。
🟢ベティスは通常、若くて再販価値のある選手への投資を優先するが、夏に30歳になるアムラバトはこれに当てはまらない。しかし、彼に有利に働く要素がいくつかある。ロッカールームへの見事な適応、2027年のアフリカネイションズカップが冬ではなく夏に開催されること、そしてサウジアラビアからの関心である。現在は選手本人が中東行きを望んでいないが、数年後には投資を回収したり利益を生み出すための理想的な移籍先になる可能性がある。さらに、チャンピオンズリーグ出場による収入増も後押しとなり、特別なケースとして今後数日間で評価されることになる。
(via Estadio Deportivo)
アブデは残留が基本線 ニューカッスルは獲得を断念し別ターゲットへ
🟢レアル・ベティスは、エズ・アブデを手放す条件として、契約解除金である6000万ユーロの満額支払いを要求している。この金額が支払われた場合、共同保有するFCバルセロナに約16%(約960万ユーロ)が渡ることになる。
🟢アブデ自身もセビージャでの生活に満足しており、緑と白のユニフォームでチャンピオンズリーグを戦うことに胸を躍らせているため、移籍を強要するつもりは全くない。
🟢ベティスとしては、主力選手への法外なオファーがない限り、まずはそれほど重要ではない選手の売却で資金を調達したいと考えている。そのため、チャンピオンズリーグに出場しないクラブがこの解除金を支払う可能性は低く、ニューカッスルもベティスの強硬な姿勢(メッセージを明確に受け取った)により、アブデの獲得を断念した。
🟢ニューカッスルは、バルサへの移籍が決まったアンソニー・ゴードンの代役として、より安価な左ウイングを探しており、オサスナのビクトル・ムニョスにターゲットを変更した。契約解除金4000万ユーロに対し、固定3500万ユーロ+変動500万ユーロのオファーを提示したという。
🟢ベティスは、6月30日までに誰かがアブデの6000万ユーロの契約解除金を支払わない限り、アメリカ・カナダ・メキシコで開催されるワールドカップ後まで彼を保持する方針だ。ワールドカップで彼の価値がさらに上がる可能性があるためだ。
🟢アブデは代表チームでも好調を維持している。来週から始まるワールドカップに向けた最後の親善試合として、火曜日にラバトで行われたマダガスカル戦(4-0で勝利)では、ベティスのチームメイトであるソフィアン・アムラバトと共にスタメン出場を果たした。日曜日にはニュージャージーのレッドブル・アリーナでノルウェーと対戦し、その1週間後には隣のメットライフ・スタジアムでブラジルとのワールドカップ初戦という大舞台を迎える。
🟢アブデは現在、代理人を変更する手続きの最中だが、これまでクラブに対して他クラブからの関心をすべて報告し、その対応をクラブの判断に委ねてきた。
(via Estadio Deportivo)
アルバロ・バジェスの驚異的な記録 今季11回のクリーンシートで21世紀クラブ歴代5位に
🟢レアル・ベティスは、マヌエル・ペジェグリーニ監督とマヌ・ファハルドSDにとって、ゴールキーパーのポジションが最も懸念の少ないエリアとして夏をスタートさせた。
🟢唯一の変更は、ベテランのアドリアン・サン・ミゲル(39歳)が契約満了で引退することに伴うもので、カンテラ出身選手同士の自然な交代となる。空いた第3GKの枠には、若手のマヌ・ゴンサレス(19歳)が昇格する。彼はセグンダ・フェデラシオンのフィリアルで試合勘を保ちつつ、昨夏復帰したパウ・ロペス(31歳)とアルバロ・バジェス(28歳)のバックアップとしてトップチームの練習に参加する。昨シーズンのフラン・ビエイテスの退団時と同じ流れだ。
🟢ベティスのゴールマウスは完全にカンテラ出身者で固められることになった。その中でも、UDラス・パルマスから加入して1年目のアルバロ・バジェスは、正GKとしてスタートする権利を十分に証明した。公式戦33試合中11試合で無失点(クリーンシート)を達成し、全体の3分1の試合でゴールに鍵をかけた。
🟢この11回のクリーンシートという記録は、今世紀(21世紀の26年間)のベティスのGKとして5番目に良い成績である。セグンダ・ディビシオンでのシーズンを含めても、彼を上回ったのは4人のGK(6シーズン)のみだ。
🟢21世紀でアルバロ・バジェスを上回るのは、2001/02シーズンのトニ・プラッツの17試合。そして12試合を記録したアントニオ・アダン(15/16)、トニ・ドブラス(05/06)、トニ・プラッツ(02/03)。また、アドリアン・サン・ミゲル(12/13)とルイ・シウバ(21/22)も同じく11回のクリーンシートを記録しているが、アルバロ・バジェスは彼らより1試合少ない出場数でこの数字に到達した。
🟢ペジェグリーニ監督が再び大会ごとにGKをローテーションさせるのか、それともマヌ・ゴンサレスもそこに加わるのかが注目される。誰もが渇望するチャンピオンズリーグの出場権をどのように分配するのかが見どころだ。
🟢2025/26シーズンは、ごく限られたローテーションを除き、国王杯はパウ・ロペス、ヨーロッパリーグはアドリアン、ラ・リーガEAスポーツはアルバロ・バジェスが担当した。パウ・ロペスは16試合で3回、アドリアンは6試合で1回のクリーンシートを記録している。
🟢ちなみに、ベティスの歴代最高記録は、サモラ賞を獲得した唯一のベティスGKであるペドロ・ハロが1994/95シーズンに記録した38試合中20試合無失点である。
(via Estadio Deportivo)
カルタヘナの財政危機でベティス・デポルティーボにプリメーラRFEF残留の可能性が浮上
🟢プリメーラRFEFに所属するFCカルタヘナが深刻な財政危機に陥っており、未払い給与の総額は約50万ユーロに上る。トップチーム24名とフィリアル18名の全選手がAFE(スペインサッカー選手協会)を通じて未払いを告発し、合計44件の訴えが起こされている。
🟢カルタヘナの経営陣は、2026年6月30日までにこの未払い額を清算するか、関係者と合意に達しなければならない。もし解決できなければ、セグンダRFEFへの行政降格という重い処分が下される。
🟢この状況を最も注視しているのが、今季の最終節で降格が決定したベティス・デポルティーボだ。ベティス・デポルティーボはカルタゴノバでのカルタヘナ戦をドローで終え、16位(勝ち点45)でシーズンを終了した。直接対決で上回っているSDタラソナと同勝ち点であるため、もしカルタヘナが降格処分を受ければ、ベティス・デポルティーボが繰り上げ(リペスカ)でプリメーラRFEFに残留できる可能性がある。
🟢カルタヘナは今季、アベラルド・フェルナンデス、ハンドロ・カストロ、ギジェルモ・フェルナンデス・ロモと3人の監督が指揮を執ったが、前の2人も未払い給与を告発している。さらに来季(25/26)に向けても、すでにハビ・レイ、フェデリコ・アリアス、イニゴ・ベレスと3人の監督が就任している状況だ。
🟢クラブの赤字は全体で1400万ユーロに達すると報じられている。元セビージャのCBであり、現在カルタヘナの会長を務めるアレハンドロ・アリバスは、クラブの株式を100%取得する際に約550万ユーロの評価額で合意し、約270万ユーロを支払い、残りは2027年までの分割払いとなっていた。しかし4月から資金繰りが悪化し、アリバス会長は未払い給与や買収資金の支払いを支援する他の投資家との会合を持っているとされている。
🟢アリバス会長は来週記者会見を開き、現状を説明する予定だ。セビージャにあるベティスのカンテラ責任者ミゲル・カルサドのオフィスでも、ベティス・デポルティーボが来季どちらのカテゴリーでプレーするのかが不透明なため、計画が一時停止状態(スタンバイ)となっており、カルタヘナの動向を固唾を呑んで見守っている。
(via Estadio Deportivo)
クルゼイロのDFカイキ・ブルーノに熱視線 左サイドバック補強の新たな候補
🟢チャンピオンズリーグ出場を控えるレアル・ベティスにとって、シーズンの初めから最も補強が必要だと指摘されているのが左サイドバックのポジションだ。リカルド・ロドリゲスが退団し、フニオル・フィルポは期待に応えられず、バレンティン・ゴメスは望まない緊急措置として何度も起用されてきた。
🟢スポーツディレクターのマヌ・ファハルドは新たな左サイドバックを探しており、その中で最も名前が挙がっているのがクルゼイロに所属する23歳のブラジル人DF、カイキ・ブルーノだ。
🟢カイキ・ブルーノは育成組織を過ごしたベロオリゾンテのクルゼイロで既に129試合に出場しており、ブラジル代表としても1キャップを刻んでいる(来週開幕するワールドカップのメンバーには入っていない)。アルトゥール・ジョルジェ監督の下で昨シーズン成長を遂げ、ブラジル市場に強いベティスが彼をモニタリングしている。
🟢最近ブラジル国内では、ベティスから正式なオファーが提示されたと報じられていたが、現時点ではスポーツ部門のリストに名前があるだけで、具体的な提案には至っていない初期段階の関心であることが確認されている。
🟢移籍の障害となる要素が2つある。1つは移籍金で、Transfermarktでは1400万ユーロと評価されており、CL出場による収入増を見越して相手クラブが強気な交渉に出る可能性がある。もう1つはEU外選手枠だ。現在ベティスはアントニー、ナタン、ネルソン・デオサで3枠すべてが埋まっている。デオサは退団の可能性が高く、レンタルバックするゴンサロ・ペティットもトップチームのプレシーズンに参加するものの再レンタルが濃厚だが、枠の調整は必須となる。
🟢カイキ・ブルーノは2027年末までの契約を残しており、数週間前には同じくCLに出場するイタリアのコモとも交渉を行っていた。選手としての評価は高く、ヨーロッパへのステップアップの可能性もあるが、ベティスにとってはクリアすべき条件が多い状況だ。
(via ElDesmarque)
ラシンのMFグスタボ・プエルタに関心 中盤の補強候補もEU外枠がネックに
🟢セグンダ・ディビシオンで優勝し、プリメーラへの復帰を果たしたラシン・サンタンデールで大きな旋風を巻き起こしたのが、コロンビア代表としてワールドカップに出場する22歳のMFグスタボ・プエルタだ。
🟢プエルタはラシンで不動のレギュラーとなり、33試合(2715分)に出場して3ゴール1アシストを記録した。3年前にボゴタFCから200万ユーロで彼を獲得したバイエル・レバークーゼンは、ニュルンベルクとハル・シティへのレンタルを経て彼のブレイクを半ば諦めかけていたが、3度目の正直で才能が開花した。
🟢ラシンは昨夏、350万ユーロを支払って彼のパスの半分を買い取り、2029年6月30日までの契約を結んだ。契約解除金は1600万ユーロに設定されているが、Transfermarktによる市場価値は500万ユーロとなっている。
🟢ドイツの「Fussball Transfers」によると、レアル・ベティス、ビジャレアル、ポルト、ラツィオ、ボローニャが彼の状況に関心を示しているという。ただしラシン側は、コロンビア代表として参加するワールドカップでのさらなる価値上昇を見込んで、大会終了まで動かない構えだ。
🟢ベティスはセルジ・アルティミラとネルソン・デオサを移籍市場に出しており、ソフィアン・アムラバトがレンタル期間を終えて退団したため(再獲得を目指してはいるが)、中盤の守備的MFを1、2名探している。ダニ・セバージョスの動向も注視しつつ、ポジションを守れるタイプと万能型の両方を求めている。ただし、現在の最優先事項は人員整理で資金を作り、新シーズンに向けた再構築の準備をすることだ。
🟢プエルタ獲得における最大の障害は、彼がEU外選手であることだ。現在ベティスはブラジル人のアントニーとナタン、そしてコロンビア人のデオサで3枠が埋まっている。デオサはスペイン国籍取得の手続きを始めている上に移籍市場にも出ているため、8月末には状況が変わる可能性もあるが、ウルグアイ人FWゴンサロ・ペティットも枠の空きを待っている状態(昨季は枠の関係でミランデスやグラナダへレンタルされた)であり、現時点では大きなハンディキャップとなっている。
(via Estadio Deportivo)
宿敵セビージャとのカンテラ引き抜き合戦 アドリアン・シナを獲得しニコ・ペレスが流出
🟢セビージャFCとレアル・ベティスの間でのカンテラ選手の行き来は、想像以上に頻繁に行われているが、常にニュースの的となる。近年はベティスの経済的・スポーツ的優位性から、セビージャからベティスへ向かう流れが強まっている。
🟢「EsportBase」の報道によると、ベティスはセビージャのカデテBで昨季23試合に出場し5ゴールを挙げた有望株、アドリアン・シナを獲得した。1対1でのドリブル突破と大胆さが持ち味のウインガーで、スペイン生まれながらアルバニアU-14代表でのプレー経験があり、将来を高く評価されている。
🟢カスティジェハで育成をスタートし、セビージャからドス・エルマナスのCDサム・カムへレンタルされた経験も持つアドリアン・シナは、セビージャで2シーズン過ごした後、ベティスのカデテAに加入する予定だ。そこには、2011年生まれのチアゴ・ポロ、ママドゥ・クリバリ、ジョセフ・アムニケ、フアン・マティートといった黄金世代が揃っている。ベティスは昨季もセビージャからU-16スペイン代表GKのダビド・ベニテスを引き抜いている。
🟢一方、セビージャも反撃に出た。「Talento Base」の報道によると、アドリアン・シナとは逆のルートを辿ったのが、ニコ・ペレス(本名ガブリエル・ニコラス・ペレス・ラドゥレスク)だ。ルーマニアU-15代表経験を持つ2011年生まれのストライカーで、過去3シーズンにわたってベティスのユニフォームを着ていたが、昨季はカデテBで24試合1ゴールという成績だった。
🟢ニコ・ペレスの次のステップはセビージャのカデテAとなる。セビージャは厳しい財政状況のなか、強力なライバルからの引き抜きを防ぎ、オソやカストリンのようにトップチームの救世主となり得る才能を確保するため、カンテラに力を入れている。
(via Estadio Deportivo)
闘牛士モランテ・デ・ラ・プエブラ 喝采の闘牛場でベティスのユニフォームにキス
🟢時代を象徴する闘牛士、ホセ・アントニオ・モランテ(モランテ・デ・ラ・プエブラ)が、木曜日にセビージャのレアル・マエストランサ・デ・カバジェリア闘牛場で行われた聖体の祝日(コーパス・クリスティ)の興行で大成功を収めた。割り当てられた2頭の牛から3つの耳を切り取り、自身3度目となる「プエルタ・デル・プリンシペ(王子の門)」を開く快挙を成し遂げ、ファンを熱狂させた。
🟢シガレロ(ラ・プエブラ・デル・リオ出身者)の彼が勝利を祝う場には、しばしばレアル・ベティスへの愛情を示すディテールが登場する。彼の息子、ホセ・アントニオ・モランテはベティス・デポルティーボの有力選手であり、すでにトップチームでのデビューも果たしている。また、息子は父親の闘牛に毎回付き添う熱狂的なサポーターでもある。
🟢今回、父親のモランテ・デ・ラ・プエブラが闘牛場を回る際、ベティスのユニフォームを手に取りキスをした様子を、息子のモランテJr.が目撃し、自身のInstagramストーリーでその映像をシェアした。「最も偉大な人物」というコメントが添えられており、緑と白のカラーへの無条件の愛が証明された。
🟢モランテ・デ・ラ・プエブラは、闘牛場から約700メートル離れたホテル・コロンまで、多くの支持者たちによって肩車で運ばれた。この道中も息子は動画に収め、「モランテのフーリガン」という言葉とともに投稿している。
🟢奇しくも、闘牛士がサンタス・パトロナス通りを通ってトリアナ門に到着した時、並行するサラゴサ通りではモンセラート同信会が主催する聖体の祝日のためのサン・イサイアス特別行列が進んでいた。ほんの少しの間、モランテの「コスタレロ(神輿の担ぎ手)」たちと、礼拝堂に向かう行列の神輿を待つ人々が、ホテル・コロンのすぐ近くで入り混じるという珍しい光景が見られた。
(via ElDesmarque)
RFEFの新レンタル移籍制限 ベティスのカンテラ運営やトップチームの編成に影響
🟢RFEF(スペインサッカー連盟)は、FIFAのルールに準拠する形で、スペイン国内クラブ間でのレンタル移籍の数に制限を設ける新ルールを導入した。2025年11月に承認され、2026/27シーズンから適用されるこの規定により、1つのクラブからの国内レンタル放出および国内レンタル獲得の上限はそれぞれ6人までとなる。このルールはトップチームだけでなく、プロ契約を結んでいるフィリアル(Bチーム)やフベニル(ユース)の選手にも適用される。
🟢ただし、「カンテラーノ(クラブ育成選手)」には例外が設けられている。FIFAの定義によれば、15歳から21歳の間に自クラブに3シーズン(連続していなくても可)在籍した21歳未満の選手は、この上限6人のカウントに含まれない。
🟢さらに、多重所有(マルチクラブ・オーナーシップ)やサテライトクラブへの対策として、特定の同じクラブへ貸し出せる人数、または借り受けられる人数は最大3人までに制限される。この「同一クラブ間最大3人」の制限は、前述のカンテラーノの例外条件を満たしていても適用される。ベティスの場合、カラベラのような提携クラブへの選手の移動に影響が出る可能性がある。
🟢ベティスは昨シーズン、この上限を超える国内レンタル放出を行っていた。プリメーラではイケル・ロサダ(レバンテ)とノーベル・メンディ(ラージョ・バジェカーノ※買い取りオプション行使予定)。セグンダではGKギリェルメ・フェルナンデス(バジャドリード)とゴンサロ・ペティット(ミランデス、グラナダ)。ベティス・デポルティーボからはバスコ・ソウザ(ポンフェラディーナ)、ジョアン・フェルスーラ(UDイビサ)、ラミネ・ゲイェ(オウレンセCF)を貸し出した。その他、1月に完全移籍したセルヒオ・アリーバス(ウエスカへレンタル)、イスマエル・バレア(ミランデス)、ホルヘ・ルイス・ロドリゲス(アレナス・デ・ゲチョ)を含め、合計10人の放出があった。マテオ・フローレス(ポルトガルのアロウカ)やアレックス・ペレス(トリノ)は国外への移籍でありカウントされない。
🟢一方、昨シーズンの国内クラブからのレンタル獲得はゼロだったため(アムラバトはフェネルバフチェから、ヴラド・ラファイラはファルルから、ロブソン・フェルナンデスはパルメイラスとすべて国外から)、獲得面での問題はない。
🟢スポーツディレクターのマヌ・ファハルドは今後、トップチームの構想外選手の放出と、カンテラの有望株の武者修行先探しを、この上限枠を考慮しながら慎重に調整していく必要がある。
(via Estadio Deportivo)
(via ElDesmarque)
【本日の総括】
アントニーがインタビューでベティスでのCLに向けた熱い思いや自身の幸せを語り、新シーズンの主役になる予感。移籍市場では、期待の若手ダニ・ペレスがバジャドリードへ完全移籍した一方で、ナタンにはバルサ行きの噂、アムラバトの再獲得に向けたフェネルバフチェとの交渉準備、アブデの残留路線、そして左SBや中盤の新たな補強ターゲットが浮上するなど動きが活発化。また、セビージャとのカンテラ引き抜き合戦や、アルバロ・バジェスの記録的クリーンシート、さらにはRFEFの新レンタル制限への対応など、ピッチ内外でベティス周辺は話題に事欠きません。