アルゼンチン代表の試合後の蛮行とオタメンディの暴言

試合終了後、ピッチ上でアルゼンチン代表選手たちによる暴力的で非スポーツマン的な行為が多数発生した。発端は、スペインの選手たちがベンチから飛び出して喜びを爆発させていた際、途中出場のナウエル・モリーナが走ってきたロドリの腹部を理由もなく突然殴打したことだった。ロドリが足を止めてモリーナに説明を求めて口論になると、エリック・ガルシアが仲裁に入った。そこへレアンドロ・パレデスが乱入し、エリック・ガルシアの首を掴んで乱闘へと発展した。さらにパレデスは、チームメイトを助けようと駆けつけたガビを、ティアゴ・アルマダと共に2度にわたって地面に突き飛ばした。アルゼンチンのリオネル・スカローニ監督やコーチ陣が割って入り、ようやく事態は収束したが、パレデスには試合終了後にもかかわらずレッドカードが提示された。

また、その直後にはアルゼンチン代表アシスタントコーチのロベルト・ファビアン・アジャラが、ダニ・オルモの首元にパンチを見舞うという信じがたい光景も繰り広げられた。隣にいたエリック・ガルシアは、目の前で起きた事態に驚愕し、アジャラを突き飛ばして抗議した。

さらに、メダル授与式の前には、ニコラス・オタメンディがスペインのキャプテンであるロドリに詰め寄り、試合前のアイメリク・ラポルテの発言を根に持って暴言を吐いた。オタメンディは『ボケが、少しは口を閉じろ。お前らは一週間ずっと泣き言を言っていただろ。お前もラポルテもだ。あんなことはするもんじゃない。審判のことで泣き言を言っていただろ、友よ』と激しく非難した。ロドリは驚きながらも挑発には乗らず、『君をリスペクトしているよ』と冷静に返答し、ミケル・オヤルサバルが間に入ってその場を収めた。

その後に行われた表彰式では、ロドリがW杯のトロフィーを掲げる瞬間、アルゼンチンの選手たちは意図的に背を向け、自分たちのサポーターがいるスタンドの方を向いて拍手を送るという侮辱的な態度をとった。この振る舞いについてダニ・オルモは『僕らは気にしない。外に向けて発信する価値観の方が重要だ。僕らは多くの世代の子供たちの模範であり、彼らもすべてにおいて良い模範となるべきだ』と大人な対応を見せた。

この一連の騒動に対し、2010年のW杯優勝メンバーである元スペイン代表GKのペペ・レイナは『パレデスは馬鹿だ。あいつはああいう奴で、嘆かわしい男だ』と痛烈に批判した。 (via SPORT) (via ElDesmarque) (via MARCA) (via Estadio Deportivo)

ブエノスアイレスのオベリスクで敗北に荒れたファンが暴動

試合後、敗北を受け入れられない一部のアルゼンチンサポーターがブエノスアイレスのオベリスク周辺で暴動を起こした。当初は最近4大会で3度目の決勝進出を果たしたことを祝うために集まっていたが、スペインに対する敗北のフラストレーションから、一部の暴徒が警察に対して瓶や石を投げつけ始めた。さらに、花火を飛び道具として治安部隊に向けて発射するなど、事態は悪化の一途をたどった。

ブエノスアイレス市当局は、試合結果にかかわらず数千人が集まることを見越し、約1,000人の警察官とバリケード、放水車を用意する特別態勢を敷いていた。警察は暴徒を鎮圧するために放水車を出動させ、群衆を強制的に解散させた。この騒乱により、少なくとも15人が逮捕され、3人が負傷した。

現場にいたアルゼンチンのサポーターは『僕たちは気分良く祝っていた。負けたとしても100%アルゼンチン人だからね。でも、彼らがすべてを台無しにした。瓶を投げ始めて最悪な雰囲気になった。本当に悲惨だよ』と嘆いた。一方で別のサポーターは『僕たちはただ祝っていただけなのに、警察が撃ってきた。彼らが弾圧し、催涙スプレーを撒いて僕たちを殴ったんだ』と警察の強硬な対応を非難した。 (via SPORT)