CDテネリフェ

CDテネリフェが前節まで無敗を誇っていた首位級のCDレガネスを2-0で粉砕した一戦の陰には、40歳を迎えたベテランFWエンリク・ガジェゴの凄まじい執念と、クラブの綿密な経営努力が存在する。

エンリク・ガジェゴは相手GKのファウルを誘発してPKを獲得・自ら成功させると、さらにVARで一度は取り消されたものの見事なヘディングシュートで2点目を奪い、エスタディオ・ヘルドロ・ロドリゲス・ロペスに集まった18,000人の観客を歓喜させた。エンリク・ガジェゴは16歳から建設現場の作業員、港湾でのトラック運転手、自転車レンタル業などの過酷な肉体労働を経験しながら叩き上げでプロへ上り詰めた異色の経歴を持ち、その泥臭い姿勢と驚異的な体力が40代を迎えた今もチームの最大の原動力となっている。

また、ラ・リーガから発表されたテネリフェの今季の選手人件費上限額(LCPD)は870万7,000ユーロとなっているが、フロント陣の徹底したコスト管理により、実際のファーストチームへの支出は約650万ユーロ(かつて降格したシーズンの約半額)に抑えられており、極めて高い資金効率でチームが強化されている。一方、新戦力として期待されるボスニア代表MFアネス・クルドザリッチ(Anes Krdzalic)については、マヌ・ギルSDがその卓越した戦術眼を絶賛するものの、セルベラ監督は守備的MFではなく一歩前方のインサイドハーフとして評価しており、ヘスス・アルバレスが欠場した今節も出番が与えられないなど、ポジション上の課題が残っている。(via SPORT)

コルドバCF

コルドバCFが開幕5試合を終えて勝ち点3(15ポイント中3)にとどまり、21世紀のクラブ史上3番目に悪いスタートという深刻な事態に直面している。2部リーグにおいて過去これ以上に勝ち点が少なかったのは、いずれも最終的に降格の悲劇を味わった2018-19シーズン(勝ち点2)と2004-05シーズン(勝ち点1)の2回のみであり、ファンや周囲には不吉な暗雲が立ち込め始めている。前節UDアルメリア戦(0-2)の終了後には、FWカラセードがスタンドの一部ウルトラスと激しい口論になるなど、スタジアムの緊張感も限界に達しつつある。

この危機的状況において、イバン・アニア監督の崩壊するチームを一人で支えているのがミッドフィルダーのイスラ・ルイス(Isma Ruiz)である。守備陣や前線が目まぐるしく入れ替わる中、イスラ・ルイスは今季チームで唯一の「全5試合450分フル出場」を達成している。今季からカラセード、アルバラン、アレックス・マルティンと共に4人の主将の1人に選ばれたホセ・ルイスは、アルメリア戦後に『結果には非常に傷ついているが、お互いに励まし合い、何としても前に進まなければならない』と語り、チームの団結を訴えた。

さらに予算規模の差について『アルメリアの予算が我々より遥かに高いことは知っているが、そんなことは関係ない。後半相手に効率よく決められたが、サッカーの内容自体は我々の方が上だった。足りなかったのは決定力だけだ』と毅然とした態度を見せた。中盤の相棒であるエデル・ガルシアやディアラが途中で下げられる中、新主将イスラ・ルイスがチームの最後の砦として孤軍奮闘を続けている。(via MARCA) / (via SPORT)