プレシーズン初勝利!シャルルロワ戦を劇的展開で制す
スコットランドのハーツ戦、オランダのフェイエノールト戦と1-2での連敗が続いていたラージョ・バジェカーノだが、ベルギーのシャルルロワとアウェーで対戦し、2-3でプレシーズン初勝利を飾った。
ベニャト・サン・ホセ監督は、GKバタジャ、DFにラティウ、ペラヨ、ルジューヌ、左サイドバックにバジウを起用。中盤はペドロ・ディアス、ウナイ・ロペス、オスカル・バレンティンの3枚、前線にデ・フルートス、フラン・ペレス、そしてアレマオに代わってスタメン復帰したエンテカを並べた。
試合序盤は、すでにプレシーズン最後の仕上げに入っているシャルルロワがペースを握った。開始6分にベルニエのシュートがバタジャを脅かし、ベルニエの突破に苦戦したバジウが10分に早くもイエローカードを受ける展開に。逆サイドでもギアゴンが大きな脅威となったが、ラージョも徐々に盛り返す。24分、デ・フルートスのパスからエンテカが合わせて今季初ゴールを奪い先制に成功。デ・フルートスはフェイエノールト戦に続き2試合連続のアシストとなった。38分にはシャルルロワのコラサンを起点としたカウンターを受けたが、バタジャが好セーブで凌いだ。
後半に入り62分、相手ディフェンスの酷いミスを突いてフラン・ペレスが追加点を奪い0-2とリードを広げる。しかしその直後の64分、シャルルロワの身長1.92mの長身FWシェイドラーにヘディングを決められ1点差に。さらに76分にシェイドラーのシュートがポストを直撃すると、シャルルロワはキャプテンのウスウに代えて23歳のDFノア・ソルヘイドを投入。そのわずか1分後の77分、ソルヘイドにアクロバティックなバイシクルシュートを叩き込まれ、バタジャもなす術なく2-2の同点に追いつかれてしまう。
試合はこのまま引き分けで終わるかと思われたが、後半アディショナルタイムの92分、途中出場のアルバロが入れたクロスがソルヘイドのオウンゴールを誘発。ラージョが土壇場で2-3とし、見事に勝利をもぎ取った。
後半にはアレマオ、イシ、アルバロ、ジョシュア・フェルトルード、マルコ・ロマン、デ・ラス・シアスが途中出場し、チームの底上げを図っている。なお、ルイス・フェリペは怪傷のため欠場した。次のプレシーズンマッチは8月8日、イングランドのイプスウィッチと対戦する予定となっている。
(via AS / MARCA / Mundo Deportivo)
移籍市場の動向:メンディらの退団懸念とウナイ・ヌニェス獲得の噂
シャルルロワ戦ではペップ・チャバリアとノベル・メンディが揃って招集外となった。両選手にはプレミアリーグ移籍の噂があり、イングランド上陸が近づいていると見られている。
特にメンディに関しては、ハル・シティへ2000万ユーロという破格の移籍金で向かう可能性が浮上している。ベティスから350万ユーロで買い取ったばかりの若手有望株だが、信じられない形でのスピード退団となるかもしれない。なお、ベティスはメンディの保有権の20%を保持しており、この移籍が実現すれば400万ユーロの固定額に加え、条件次第で最大100万ユーロのボーナスを受け取ることになる。
ベニャト・サン・ホセ監督はメンディが抜ける穴を埋め、守備陣を強化するために、セルタに所属するウナイ・ヌニェスのローンでの獲得をクラブに要請している。しかしウナイ・ヌニェスにはオサスナやバレンシアも関心を示しており、争奪戦になる見込みだ。
また、前線の補強としてレアル・サラゴサのFWアドリアン・リソにも関心を示して問い合わせを行ったものの、サラゴサ側が要求する500万ユーロという移籍金には到底届いていない。
今夏の市場では、これまでに支出が500万ユーロ、収入がゼロという状況にある。ジョシュア・フェルトルードをカステリョンから150万ユーロで獲得した一方で、長年クラブを支えたオスカル・トレホをはじめ、ミゲル・アンヘル・モロ、アルフォンソ・エスピノ、アブドゥル・ムミンらがフリーで退団するなど、チームは大きな過渡期を迎えている。
(via MARCA / SPORT / ElDesmarque / Mundo Deportivo)
ピッチ外の深刻な問題:バジェカス・スタジアムの使用ライセンス取り消し
ピッチ内ではプレシーズン初勝利という明るいニュースがあったものの、クラブは現在、深刻な組織的危機に直面している。マドリード州政府は今週、治安と衛生上の問題を理由に、本拠地であるバジェカス・スタジアムの使用ライセンスをラージョ・バジェカーノから取り消すという非常に重い決定を下した。新シーズン開幕が迫る中、このスタジアム問題の解決が急務となっている。
(via SPORT / MARCA)
【本日の総括】
プレシーズンマッチで待望の初勝利を挙げたラージョですが、主力の引き抜きやスタジアムの使用ライセンス取り消しなど、ピッチ外では頭の痛い問題が山積しています。開幕に向けてクラブの危機管理能力とフロントの手腕が問われることになりそうです。