隠蔽された判定と最悪の予想
先日のメスタージャでのバルセロナ戦で味わった0-5の大惨敗。その裏で、もし審判が正常に機能し、テレビカメラがその瞬間を映し出していれば、試合の行方は全く異なるものになっていたはずであるという疑惑のシーンが、現地で怒りとともに大論争を引き起こしています。
問題のシーンは前半33分、スコアが0-2だった時間帯に発生しました。バレンシアの攻撃陣で唯一孤軍奮闘し、前を向いて戦っていたFWアルナウト・ダンジュマ選手がエリア内へカットイン。バルセロナの守護神ジョアン・ガルシア選手との1対1に持ち込んだ際、DFに倒され、ピッチに倒れ込みながら必死にペナルティキック(PK)をアピールしました。しかし、主審のホイッスルは吹かれず、テレビ中継でもその場面のリプレイは意図的に隠されるようにして流されませんでした。
しかし、月曜日になって流出した「疑惑の別アングル映像」により、スタジアム全体が隠蔽されていた驚愕の事実を知ることになります。バルサのボランチとして先発出場していたロドリ・エルナンデス(Rodri Hernández)選手が、エリア内の最後のディフェンダーという状況で、ダンジュマ選手のシュートを阻止するために、手と身体の両方を強引に使って完全に引き倒していたことが判明したのです。
これはルール上、バレンシアにペナルティキック(PK)が与えられ、さらにロドリ選手には一発レッドカードによる退場処分が下されるべき明白なファウルでした。もしここで正しい判定が下されていれば、バレンシアが1点を返し、さらに相手は残り時間を10人で戦うことになり、試合の流れは劇的に変わっていたはずでした。
しかし、この決定的なシーンはVARからもスルーされ、命拾いをしたロドリ選手は47分にディエン選手へのラフプレーでようやくイエローカードを提示されるにとどまり、62分に観客の拍手を浴びながらベンチへと退きました。
さらに火に油を注いだのが、ベンチに下がったロドリ選手が、隣にいたパウ・クバルシ選手と口元を隠さずに会話した内容です。ロドリ選手はバレンシアの選手たちを見下し、口を極めて『あいつらは本当にひどい、クソみたいなレベルだ』と言い放ち、その様子がSNSを通じて全世界に拡散されました。この傲慢な態度と、テレビに隠された大誤審に対して、著名なジャーナリストであるアレックス・シルベストレ(Álex Silvestre)氏はメディアを通じて怒りを爆発させ、多くの不条理に苦しむバレンシアファンの心を代弁しています。
一方、テレビ番組「El Chiringuito」に出演したジャーナリストのエドゥ・アギーレ(Edu Aguirre)氏は、今シーズンのラ・リーガの展望を大胆に予測。その中で、バレンシアを「今シーズン最大の失望となるチーム」として迷わず名指ししました。開幕4戦全敗で単独最下位に沈むという屈辱的な現実は、悲しくもこの冷酷な最悪の予測を完全に裏付けるものとなってしまっています。(via SPORT) (via Superdeporte) (via ElDesmarque)
【本日の総括】
歴史的なフロントの迷走と、12年間で12人の監督が犠牲になってきた血塗られたガバナンスが、現在の最下位転落という悲劇の根底にあります。バルサ戦での決定的な「疑惑の誤審」や相手主力からの侮辱的な発言に怒る暇もなく、チームは今週金曜日の過酷なセビージャ戦に向けて、右足大腿四頭筋を痛めた絶対的守護神ギド・ロドリゲス選手の強行復帰プランに一縷の望みを託すしかありません。