衝撃のベンチ暴露と闘志なき戦い

バルセロナ戦(0-5)の大敗の後、今夏バルセロナに電撃移籍したスペイン代表MFロドリが、後半62分に交代してベンチに下がった直後、同僚のDFパウ・クバルシやDFエリック・ガルシアと交わしたプライベートな会話が、Movistar+の番組「El Día Después」のカメラに完全に捉えられていました。ロドリはバレンシアのあまりのレベルの低さに大きな衝撃を受け、口元を隠すこともなく、信じられないといった様子でこう漏らしていました。

『本当に弱い、こいつらは本当に弱いぞ。本当に最悪だ、本当に最悪なんだ』

さらにロドリは、驚きを隠せない様子でクバルシにこう尋ねました。

『バレンシアは昨年どうやってシーズンを終えた(何位だった)んだ?』

クバルシが『ヨーロッパ(欧州カップ戦)のすぐ手前だった(9位)』と答えると、ロドリはあり得ないといった表情で口を大きく開けて驚愕しました。そして、後半の戦いぶりについてもこう指摘していました。

『おい、後半なんてハーフラインすら一度も越えてないぞ』

かつてのアトレティコ・マドリード時代に、スペインフットボール界の巨人としてのバレンシアを知るロドリだからこそ、この現状の脆さは信じがたいものだったのです。(via SPORT) (via MARCA) (via Mundo Deportivo)

実際、ピッチ上で繰り広げられた数字が、彼の言葉の正しさを冷酷に裏付けています。バレンシアはこの試合、前半アディショナルタイムの45+6分にMFアリウ・ディエンがペナルティエリア手前で相手を倒すまで、「1度もファウルを犯さなかった」のです。前半の51分間(アディショナルタイム含む)、バルセロナの流麗なパス回しに対し、バレンシアは一切の物理的な抵抗をせず、ただ傍観していたことが露呈しました。試合全体のファウル数もわずか7回(うち6回は後半)にすぎず、バルセロナは何の障害もなく、自在にゲームをコントロールしていました。(via Superdeporte)

この全く闘志の感じられない姿勢に、試合後バレンシアの公式メディアに応じたFWアルナウト・ダンジューマは激怒し、極めて重い苦言を呈しました。

『フットボールは、ただピッチに立って「魂を見せる(必死さを示す)」だけでどうにかなるほど単純なものではない。チームとしてかみ合うための変化を生み出し、サポーターを満足させるために必要な取り組みがまだ山ほどある。現状は本当に痛々しいものだが、何としてもすぐに変えなければならない。負けるにしても、負け方というものがある。最速で解決策を見つけ出す必要がある』

また、DFアルナウ・マルティネスも『ファンがマークするのは当然だ。結果が出ていない現状は極めて深刻だが、何とかしてこの苦境を切り抜けてみせる』と言葉を絞り出しましたが、闘争心を失ったピッチでの姿にサポーターは深く傷ついています。(via ElDesmarque)