キケ・アルバレスが新監督に就任
最終節での悲劇的なセグンダ・ディビシオン(2部)降格と、ミチェル・サンチェス前監督の退任から1ヶ月が経過し、ジローナFCは新監督としてキケ・アルバレスを正式に任命した。これまでジローナBを指揮していた彼は、トップチームへと内部昇格を果たし、2027年6月30日までの1年契約を結んだ。クラブのスポーツ部門を率いるキケ・カルセルは、外部の候補者も検討した中で、最終的にクラブの構造を深く知る生え抜きの指導者にチームの再建を託す決断を下した。
クラブは公式声明にて『キケ・アルバレスが今季のジローナFCの新監督になります。クラブは内部昇格に賭け、スポーツプロジェクトの継続性を重視し、クラブの構造を深く知る生え抜きの監督にトップチームの指揮を託します』と発表。さらに『才能を育成し、高い要求の中で競争する能力、そしてクラブの柱の一つであるジローナFCの下部組織に対する彼の知識が評価されました』と、その手腕を高く評価している。
彼は2009年にバルセロナの下部組織で指導者キャリアをスタートさせ、ビジャレアル、アラベス、レバンテなどでアシスタントコーチとして経験を積んできた。また、ジローナBではチームをセグンダRFEF(4部相当)へ昇格させ、同カテゴリーに定着させるなど、リザーブチーム史上最高の2シーズンを記録している。(via ElDesmarque)
コーチングスタッフ陣の顔ぶれ
キケ・アルバレス新監督を支えるコーチングスタッフも、クラブ内部を熟知する信頼できるメンバーで固められた。アシスタントコーチには、新監督の実弟であるオスカル・アルバレスがBチームからともに昇格して就任する。オスカルはかつてUEリャゴステラ(現コスタ・ブラバ)のセグンダ昇格時のキープレーヤーであり、指導者としても同クラブの監督やバレンシアでのアシスタント経験を持つ。彼らの父親はバルセロナの伝説的選手であり指導者のキケ・コスタスという、まさにサッカー一家である。
プロのトップチームでの第一監督経験がない兄弟コンビにチームを託すのは一定のリスクを伴うとの見方もあるが、クラブの哲学を共有している強みがある。さらに、フィジカルコーチにはジョルディ・バルセルスが就任した。彼もBチームからの昇格となるが、過去にパブロ・マチン監督時代にもジローナのトップチームでフィジカルコーチを務めており、勝手知ったるクラブへの復帰となる。(via Mundo Deportivo)
レンタルバック組の復帰と元監督の動向
移籍市場の動きとして、昨シーズン他クラブへ武者修行に出ていた複数名の若手選手たちがジローナへと復帰する。FCアンドラからはミンス・キムとハスティン・ガルシア、カディスからはダウダ・カマラ、テネリフェからはアンタル・ヤアコビシュヴィリ、そしてコルネジャからはイサン・ゴンサレスがそれぞれレンタル期間を終えて帰還する。プリメーラ復帰に向けたチーム編成において、彼ら若手の力がどのように組み込まれていくのか注目される。(via MARCA)
なお、チームを離れてオランダのアヤックスの指揮官に正式就任したミチェル前監督は、左サイドバックの補強としてFCバルセロナの若手ジョフレ・トレンツのレンタルでの獲得に興味を示しているという。(via Mundo Deportivo)
2026/27シーズンの新ユニフォーム発表
月曜日、ジローナはセグンダ・ディビシオンを戦う2026/27シーズンの新ユニフォームを発表し、公式ストア等で発売を開始した。ホームキットは、白と赤のストライプのシャツに青のパンツという、ジローナの最もクラシックなスタイルに回帰した。余計な装飾を排し、昔からのファンを惹きつける王道のデザインとなっている。
胸スポンサーは引き続きエティハド航空が務め、襟と袖には青のアクセントが施されているほか、背番号の上部にはセニェーラ(カタルーニャ州旗)が維持されている。この新ユニフォームのプロモーションキャンペーンには『すべての大きな挑戦には出発点がある。信じること。』というスローガンが掲げられており、プロモーション映像はコスタ・ブラバの風景やサルバドール・ダリを連想させるアーティスティックな仕上がりとなっている。(via Esport3)
プリメーラ復帰への決意
2024/25シーズンには歴史的なリーグ3位フィニッシュを果たし、チャンピオンズリーグ出場という快挙を成し遂げたジローナだったが、今シーズンは厳しいセグンダでの戦いを強いられる。ジローナの降格により、今季のプリメーラ・ディビシオン(1部)におけるカタルーニャ州のクラブは、FCバルセロナとRCDエスパニョールの2チームのみに減少した。クラブの第一の目標は明確であり、1年でのプリメーラ復帰である。キケ・アルバレス新監督の下、原点回帰のユニフォームを身にまとい、新たな挑戦のシーズンが幕を開ける。(via MARCA)
【本日の総括】
降格のショックから再起を図るジローナは、Bチームからキケ・アルバレスを新監督に昇格させ、弟のオスカルらと共にクラブを知り尽くした体制で1年での1部復帰を目指します。レンタルバック組の合流や、伝統的なデザインに回帰した新ユニフォームの発表など、来季に向けた準備が着々と進められています。