アトレティコ・マドリード

昨季20ゴールを挙げたノルウェー代表FWアレクサンダー・セルロートの去就が慌ただしくなっています。クラブは彼の実績に完全には満足しておらず、代役としてユヴェントスを退団してフリーエージェントとなっているセルビア代表FWドゥシャン・ヴラホヴィッチの獲得を熱望しています。セルロートの放出には最低4000万ユーロを要求しており、選手自身はトルコのフェネルバフチェやトラブゾンスポルへの移籍を視野に入れているものの、年俸1200万ユーロクラスの極めて魅力的な条件提示を求めています。一方、バルセロナへの移籍が噂されるフリアン・アルバレスに対し、クラブは『譲渡の意思はなく、1億5000万や2億ユーロのオファーであっても受け入れない』と極めて強硬な引き止め姿勢を崩していません。また、チアゴ・アルマダのリバープレート移籍が2000万ユーロで近づいており、資金確保と戦力整理が着実に進められています。(via Estadio Deportivo / via Mundo Deportivo / via ElDesmarque)

セビージャFC

今夏の移籍市場で劇的な血入れ替えが行われています。若き才能であるフアンル・サンチェスがボーンマスへ完全移籍することが決まり、ファンへ向けて『セビリアの街とクラブは私の家であり、一生セビジスタであり続ける』と涙の別れを告げました。さらにジブリル・ソウのジェノアへの完全移籍も正式発表され、高額な給与負担を軽減することに成功しています。クラブは代役としてスポルティング・ポルトガル所属のギオルギ・コチョラシヴィリの獲得を狙っており、買い取りオプション付きのレンタルでの合意を急いでいます。一方で、若手GKアルベルト・フローレスのグラナダへの移籍も合意に達しました。また、クラブの買収交渉を巡っては、かねてより噂のあったアメリカの投資ファンド「リバーサイド」との交渉が、保証金200万ユーロの要求に応じられず決裂し、現在はゴールドマン・サックスを介して新たな西洋の有力投資家を探しています。なお、退団したフアンルが背負っていたアントニオ・プエルタの象徴的な背番号16は、下部組織出身のキケ・サラスが継承する最有力候補となっています。(via MARCA / via ElDesmarque / via Estadio Deportivo)

ヘタフェCF

モナコとのプレシーズン親善試合に1-0で敗れたものの、それ以上にチームに大きな衝撃が走っています。後半終盤、ナイジェリア人MFクリスタンタス・ウチェがモナコのクリスティアン・マウィサから激しいタックルを受け、右膝を不自然に曲げて倒れ込み、そのまま担架で運ばれて退場しました。深刻な重傷の懸念があり、チーム全員が固唾をのんで検査結果を待っています。試合では、新守護神のディエゴ・フェレールが好セーブを連発し、相手のフリーキックをスーパーセーブで防ぐなど輝きを放ちましたが、PKによる失点で敗れました。負傷者リストはさらに増えており、キコ・フェメニアやジェネ、ザイド・ロメロも試合中に体を痛める満身創痍の事態に。明るい兆しとしては、リヨンからベルギー代表MFオレル・マンガラのレンタル獲得が秒読み段階に入っており、手薄な中盤の補強が急務とされています。(via MARCA / via Mundo Deportivo / via AS)

デポルティーボ・ラ・コルーニャ

プレシーズン5試合目となったフィオレンティーナとの一戦は、ピッチ状態の悪さとスタジアムの停滞した照明トラブルに悩まされながらも、1-1の引き分けで無敗を維持しました。前半に先制を許し、イタリアの強豪に終始押し込まれる苦しい展開が続きましたが、89分にエリア内でのバックパスによる間接フリーキックを獲得。これをンソンゴ・ビルが放ち、相手ディフェンダーに屈折してゴールへ吸い込まれる劇的な同点劇となりました。この日、14年ぶりに古巣へ復帰したアンヘリーニョが全体練習に合流したものの、コンディション調整のため出場は見送られました。彼のデビューは週末のジェノア戦に持ち越される見込みです。一方で、FWモハメド・ブルディーニとの契約解除が正式に発表され、彼はポルトガル1部へ昇格したアカデミコ・デ・ヴィゼウへ加入する見通しです。(via Mundo Deportivo / via MARCA / via AS / via SPORT)

バレンシアCF

長年の懸案事項である右サイドバックの補強に向けて、クラブが決定的なアクションを起こしました。ジローナのキャプテンであり、リーグ屈指の若き右サイドバックであるアルナウ・マルティネスに対し、5年契約という破格のオファーを提示しました。クラブはシンガポールから投資の許可を得ており、資金力を高めた状態で交渉に臨んでいます。ジローナは2部降格に伴い主力を手手放さざるを得ない状況にあり、交渉の成立に期待がかかります。一方で、下部組織のホープであるミゲル・モンフェレールがプレシーズン中に筋肉系の怪我を負い離脱したため、補強の緊急性がより増しています。また、カルロス・コルベラン新監督のコーチングスタッフとして、アシスタントコーチのパブロ・アルバレスやセットプレー専門コーチのダリオ・ナバロらの就任が正式発表され、新体制の基盤が整えられました。(via SPORT)

レアル・ソシエダ

今夏の移籍市場での人員整理に大きな遅れが生じており、チーム編成に不透明感が漂っています。ハビ・ロペスはレイヨ・バジェカーノからの関心があるものの決定打に欠け、高額な移籍金で獲得したアルセン・ザハリャンは適切な売却オファーが届かなければ残留の方向です。さらに、若き才能であるジョン・カリカブルの2部リーグへのレンタル先模索や、完全移籍のみを望むミケル・ゴティの去就も停滞しています。こうした停滞感の中、プレシーズンで一際輝きを放っているのが21歳のMFアレックス・ルバルビエです。怪我を乗り越え、トップチームの指揮官マタラッツォの信頼を勝ち取りつつある彼は、下部組織から這い上がってきた自身のキャリアについて『トップチームでデビューし、この素晴らしいクラブで定着することが私の最大の夢である』と熱い想いを語っています。(via Mundo Deportivo)

アスレティック・ビルバオ

新監督エディン・テルジッチのもと、チームはプレシーズンで絶好調を維持しています。特に22歳の右サイドバック、ヨハネコがフィジカルの強さと走力を武器に指揮官の信頼を完全に掴んでおり、プレシーズンマッチでのゴールも相まって、トップチーム定着へ向けて強烈なアピールを続けています。一方、ベテランDFイェライ・アルバレスがインタビューに応じ、過去の精巣がん克服や、昨年経験したパートナーの発毛剤誤飲による10か月の不条理なドーピング出場停止処分という過酷な試練を振り返りました。イェライは『あの瞬間はサッカーのことなどどうでもよく、ただ健康に戻ることだけを考えていた』と語りつつ、自身をデビューさせ支えてくれたバルベルデ前監督への深い感謝と、テルジッチ新監督がもたらした熱い情熱について語り、今季の躍進を誓っています。(via Estadio Deportivo)

エスパニョール

守備 of the team の再構築に向け、セルタから29歳の実力派DFウナイ・ヌニェスをレンタルで獲得したことを正式発表しました。契約には300万ユーロの買い取りオプションが含まれており、もしクラブが来季欧州大会の出場権を獲得した場合は自動的に買い取り義務が発生する仕組みとなっています。移籍の決め手となったのは、彼を熱望したスポーツディレクターのモンチ氏の素早いアプローチでした。ヌニェスは自身のプレースタイルについて『デュエルに強く、常に適切なポジショニングを取ることで、ボール保持の局面でもチームに貢献できるディフェンダーだ』と自信に満ちた表情で語っています。今後はマノロ・ゴンサレス監督のもと、速やかにチームに合流して新シーズンに備える予定です。(via Estadio Deportivo / via SPORT / via MARCA / via Mundo Deportivo)

マラガCF

カタールのアル・アラビを4-2で下し、プレシーズン待望の初勝利を収めました。アアロン・オチョアが見事なミドルシュートを隅に突き刺して先制すると、後半にはアドリアン・ニーニョ、そして途中出場のエネコ・ハウレギが頭でのクリーンシュートとPKを沈めて2得点と、攻撃陣の破壊力が爆発しました。しかし、喜びの一方で、守備の脆さが露呈しています。プレシーズン3試合で計7ゴールを失っており、フネス監督は『攻撃の迫力は素晴らしいが、ディフェンスラインの修正は開幕までの最優先事項だ』と警鐘を鳴らしています。次戦は金曜日にセウタとの親善試合が控えており、過密日程の中でさらなる戦術浸透を目指します。(via Mundo Deportivo / via AS / via MARCA / via SPORT)

レバンテUD

ビジャレアルとの親善試合に臨み、緊迫した展開を繰り起こしたものの、1-0で敗北を喫しました。失点シーンは、MFケルヴィン・アリアガとGKマシュー・ライアンの間の痛恨のコミュニケーションミスから生まれ、相手のローガン・コスタに得点を許すという不運な結果となりました。しかし、試合内容は決して悲観的なものではなく、セルタからレンタルで加入したウーゴ・ソテロはすでに中盤のキーマンとして機能しています。ソテロは『チームメイトやスタッフが温かく迎え入れてくれたおかげで、ピッチ上で自分の力を発揮しやすい環境が整っている』と、新生 granota の一員として戦う覚悟と、チームの手応えを語っています。(via SPORT)

アルメリア

クラブの守備の中核を担ってきたセネガル代表MFディオン・ロピが、サウジアラビアのアル・イテハドへ完全移籍することが正式発表されました。移籍金は1300万ユーロの固定額に、最大600万ユーロの変動ボーナスが加わる、クラブにとって歴史的な大型売却となります。2023年にわずか650万ユーロで獲得した選手を約3倍の価値で売却した形となり、クラブの財政に非常に大きな潤いをもたらしました。チームを指揮するガルシア・ピミエンタ監督は、プレシーズン中の彼の中盤での貢献度を高く評価していただけに痛手となりますが、この資金を元手に、開幕に向けた最終盤の補強に乗り出すことが期待されています。(via Mundo Deportivo)

エルチェCF

マッカビ・テルアビブに所属する23歳のイスラエル代表左サイドバック、ロイ・レヴィヴォの獲得を目指し、水面下で激しい争奪戦を展開しています。クラブが提示した約200万ユーロの初期オファーは拒否されたものの、選手自身がスペインリーグでの挑戦を強く望んでいるため、クラブは増額を視野に交渉を継続しています。一方、チーム内では新指揮官マルティン・アンセルミが掲げる攻撃的なスタイルへの信頼が高まっています。DFダビド・アッフェングルーバーは『前監督の戦術とは異なり、新監督がもたらすシステムは非常に合理的で自分の能力を発揮しやすい』と熱く語り、チームが一歩ずつ進化していることに確かな自信を見せています。(via SPORT / via ElDesmarque)

レアル・サラゴサ

アンドラとの親善試合に臨み、0-1で惜敗しました。若手のルカス・テレールやペター・アデモが中盤で光るプレーを見せたものの、試合全体を通じて攻撃の決定力を欠き、後半にモロ・シディベに痛烈な一撃を浴びて沈みました。イバイ・ゴメス新監督は『内容自体は悪くなかったが、勝機を逸したという痛みを忘れてはならない』とチームの奮起を促しています。3部降格という厳しい現実に直面する中、ピッチ外ではクラブの元所属選手であるジェラール・ピケが視察に訪れ、ファンとの交流を行いました。チームは一刻も早い戦術の完成と、メンタルの強化が開幕に向けて求められています。(via SPORT / via MARCA / via AS)

コルドバCF

レアル・ハエンとの伝統ある親善試合「トロフェオ・デル・オリーボ」に臨み、1-2で勝利を収めてプレシーズン無敗を維持しました。この試合の主役となったのは、前線で出色の輝きを放ったFWビクトル・サンチェスです。彼は前半10分に先制点を挙げると、PKによる同点を許した後の61分、エリア内でのルーズボールを冷静に押し込んで決勝ゴールを奪う大活躍を見せました。イバン・アニア監督は主力を温存し、下部組織の若手を積極的に起用する変則的な布陣で挑みましたが、ビクトル・サンチェスの決定力がチームを救いました。サンチェスは『このユニフォームを着て結果を出すために、血の滲むような努力を続けていく』と、開幕への強い決意を表明しています。(via SPORT / via AS / via MARCA)

ビジャレアル

新シーズンへの本格的な幕開けを前に、チームの精神的支柱となる今季のキャプテン体制を発表しました。厳格な在籍年数のルールに則り、最年長となるジェラール・モレノが第1キャプテンとして腕章を巻きます。続いて、在籍6年目を迎える実力派DFフアン・フォイスが副キャプテンを務めます。さらに、チームをピッチ内外で支えるリーダー陣として、サンティ・コメサーニャ、アヨセ・ペレス、セルジ・カルドナ、そしてローガン・コスタの計6名がキャプテンを務めることが決まりました。この多重リーダー体制により、今季復帰を果たすチャンピオンズリーグを含めたタフなシーズンを一枚岩となって戦い抜く準備が完了しました。(via Mundo Deportivo)

ポンフェラディーナ

アビレスから獲得した2002年生まれの若き俊英、ギニアビサウ出身のFWキカラ・バリの獲得を正式に発表し、プレゼンテーションを行いました。プレシーズンでのチームの成績が上がらないことについて、バリは『今大切なのはプレシーズンの結果ではなく、開幕に照準を合わせて最高のフィジカルとリズムを作ることだ』と冷静に現状を分析し、自らの強い決意を口にしました。さらにクラブ側は、下部組織出身でファンからの人気も高いサウル・クレスポの電撃復帰も視野に入れており、補強の選択肢を最後まで精査する姿勢を見せています。(via AS)

【本日の総括】

本日のラ・リーガ勢は、プレシーズンマッチでの激しい戦術テストや負傷者のケア、そして移籍市場の最終盤に向けた交渉が同時多発的に行われました。ヘタフェのウチェの深刻な怪我やセビージャの相次ぐ主力放出、バレンシアやエスパニョールによるディフェンスラインの急ピッチな再建など、各クラブが開幕に向けて光と影の両面を抱えながら必死に準備を進めています。ここから始まる過酷なシーズンを勝ち抜くための、まさに「生みの苦しみ」とも言える重要な一日となりました。