会長選挙:ペレス会長の怒涛の反撃と超大型補強宣言

フロレンティーノ・ペレスがTV番組「Horizonte」および「AS」紙のインタビューに出演し、自身のプロジェクトを大々的にアピールしました。ペレスは、来週火曜日にチャンピオンズリーグに出場する有力クラブのスター選手に対し、クラブ史上最高額となる1億5000万ユーロ(約240億円)以上のオファーを提示することを明言しました。この額はネイマール、ムバッペに次ぐサッカー界歴代3位の移籍金となります。ペレスは『ヒントを出そう。彼はミッドフィールダーより前線の選手で、プレミアリーグの選手ではない。アーリング・ハーランドやマイケル・オリーセ、ジェレミー・ドク、ハリー・ケインでもない。まずはそのクラブと話し合う。皆をワクワクさせるための補強だ』と宣言しました。現在、この条件に当てはまるターゲットとして、パリ・サンジェルマンのヴィティーニャとジョアン・ネヴィス、ナポリのクヴィチャ・クワラツヘリア、チェルシーのエンソ・フェルナンデスなどが挙げられています。特にヴィティーニャとジョアン・ネヴィスは1億4000万ユーロの市場価値があり、ジョルジュ・メンデスとの関係修復も追い風となっていますが、PSGのルイス・エンリケ監督は彼らを不可欠な存在と考えており、徹底抗戦の構えを見せています。

また、ペレスは無冠に終わった今シーズンの不振について、クラブ・ワールドカップによるプレシーズンの欠如と30人近い負傷者が原因だとし、選手や監督を擁護しました。キリアン・ムバッペについても『彼は世界最高の選手の一人だ。我々の選手のスケールの大きさを知るには、彼のスタッツを見ればいい。あのように並外れた選手の大きさを誰も議論すべきではない。彼は私たちに多くのものを与えてくれるだろうし、レアル・マドリードで必ず成功する』と庇い、ヴィニシウス、ベリンガム、ムバッペの3人が来季も残留することを明言しました。

さらに、フェデ・バルベルデとオーレリアン・チュアメニの乱闘騒動について問われると、『二人の選手が殴り合ったと言うのは馬鹿げている。それは普通のことだ。普通ではないのは、内部の人間が悪意を持ってそれを漏らすことだ。マドリードで起こることはすべて大きな影響を及ぼす』と語り、メディアと結託してクラブを不安定にしようとする動きを糾弾しました。選挙を前倒しにした理由についても『最近、クラブを不安定にしようとするメディアや人々の共謀があることに気づいた。ラモン・カルデロン時代の暗黒時代にソシオではない人々を総会に忍び込ませた連中の子供たちが現れている。私はマドリードを守るために戻ってきた。クラブを株式会社化して売り飛ばすつもりはない。ソシオが経済的な意味でもオーナーであり続けることが私の人生の夢だ』と熱弁を振るいました。イケル・ヒメネスから「14歳の娘がマドリードのユニフォームを着てデシマのアンセムを歌っていた」と聞かされると、ペレスは『私にそのマドリディスモのウイルスが入ったのは4歳の時だ。父が教えてくれたからこそ、クラブが会員のものであり続けるために私は戦っている』と語り、ヒメネスと共にアンセムを口ずさむ一幕もありました。なお、ペレスはTVでの宣伝に11万8600ユーロを投じ、6月6日12時からはホテル・ユーロビルディングで選挙戦を締めくくる大規模なイベントを開催します。

(via SPORT, ElDesmarque, MARCA)

ジョゼ・モウリーニョ新監督の就任内定とベンフィカの公式発表

フロレンティーノ・ペレスが選挙に勝利した場合、ジョゼ・モウリーニョが13年ぶりに新監督としてレアル・マドリードに復帰することが確定しました。所属先のベンフィカは証券市場委員会(CMVM)に対し公式声明を発表し、『フロレンティーノ・ペレス候補が6月7日の選挙で勝利した場合、ジョゼ・モウリーニョ監督を引き抜く確固たる意思を表明した。その場合、契約解除金として1500万ユーロが支払われる』と市場に向けて透明性のある報告を行いました。

ペレスはモウリーニョの復帰について『彼は我々に大きな競争力を教えてくれた。記録的な勝ち点100のリーグ優勝をもたらした監督だ。彼が去った後、我々が数々のチャンピオンズリーグを制覇できたのは、彼がチームに与えた競争力の賜物だ。ドレッシングルームの団結をもたらすために彼はうまくやった。再びチャンピオンズリーグを勝ち取るために彼はモチベーションに満ちている』と絶大な信頼を口にしました。

クラブはモウリーニョ復帰のプロモーション動画を公開し、そこには「なぜモウリーニョなのか?」という問いに対し、「勝者だから」「競争力があるから」「リーダーシップがあるから」「働かない者はプレーしないから」「マドリディスモの擁護者だから」という答えが並べられました。これは、守備を怠る前線の選手たちに対する強力な警告メッセージであると受け取られています。モウリーニョはすでに新チームの補強に動いており、ASローマ時代に共にカンファレンスリーグを制した愛弟子であり、アーセナルに所属するイタリア代表DFリッカルド・カラフィオーリの獲得を熱望しています。しかしアーセナルは放出を渋り、7000万〜8000万ユーロという高額な移籍金を要求して徹底抗戦の構えを見せています。

(via ElDesmarque, SPORT, MARCA, Estadio Deportivo)

リケルメ候補の対抗策:ハーランド騒動とレジェンドの帰還

対立候補のエンリケ・リケルメは、TV番組「El Hormiguero」でアーリング・ハーランドとロドリを必ず獲得すると公言しました。公証人が作成した誓約書を提示し、約束を果たせなかった場合は自身のポケットマネーで全ソシオの年会費(約1600万ユーロ)を支払うと宣言し、さらにクラブを絶対に株式会社化しないことも誓約しました。リケルメはマドリード市内のベラスケス通りに、サンティアゴ・ベルナベウの画像と「売物件 F.ペレス」という文字を背景に『あなたはどうする?レアル・マドリードは売り物ではない。リケルメ2026に投票を』と書かれた巨大な横断幕を掲げ、ペレスを痛烈に批判しました。彼の故郷であるアリカンテ県コックスの住民たちも『メキシコ訛りなんてない。フロレンティーノはもう引退すべきだ』とリケルメを熱烈に支持しています。

しかし、このハーランド獲得宣言に対し、マンチェスター・シティは激怒。『スペインから出ているアーリング・ハーランドの未来に関する報道は嘘である。彼を獲得できる契約上の条項は存在しない。我々は所属選手の肖像権の無断使用に対し、法的措置を検討している』との強い声明を発表しました。ハーランドの代理人ラファエラ・ピメンタと父親のアルフ・インゲ・ハーランドも合意を全面否定しました。ペレスはこの騒動を『父親も代理人もクラブも否定している。すべてブラフだ。クラブを不安定にさせるような人間は欲しくない』と一蹴しました。しかしリケルメは、『これはゲームの一部だ。フィーゴの時も同じだった。2021年から父親と交渉し、マルベーリャのホテルで深夜まで話し合って事前合意に至っている。契約書もある』と反論しています。ハーランド自身はノルウェー代表の公式SNSで、マドリードのファンを指す「バイキング」の姿に扮した写真を公開し、様々な憶測を呼んでいます。

さらにリケルメはスポーツディレクターにラウル・ゴンサレス、下部組織トップにフェルナンド・イエロを配置し、さらにイケル・カシージャスとビセンテ・デル・ボスケを無報酬の顧問として陣営に引き入れることを公式に発表しました。カシージャスは『選挙で色々な名前が出るのはマドリードにとって良いことだ。ハーランド、ムバッペ、ヴィニシウス、そしてモウリーニョがうまく共存できるかは分からないが、日曜日にクラブにとって最良の選択がされることを願う』と語りました。また、リケルメの陣営はクロップ監督の招聘にも動いていると報じられています。

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ドゥンフリースとコナテの獲得内定

フロレンティーノ・ペレスは、インテルからオランダ代表の右サイドバックであるデンゼル・ドゥンフリースを契約解除金の2000万ユーロで、リヴァプールからフランス代表のセンターバックであるイブラヒマ・コナテを契約満了のフリートランスファーで獲得したことを明言しました。

オランダ代表のロナルド・クーマン監督は、ドゥンフリースがアルジェリア戦を欠場してゼイストの近くでレアル・マドリードのメディカルチェックを通過したことを認め、『移籍が完全に決まったのかは分からないが、彼がそれに値するのは間違いない。ただ、できれば彼がFCバルセロナでプレーするのを見たかった』と複雑な心境を語りました。ドゥンフリースは退団が決定したダニ・カルバハルの後釜として、リヴァプールから加入するトレント・アレクサンダー=アーノルドとポジションを争うことになります。

一方、コナテは先日のコートジボワール代表との親善試合(フランスは1-2で敗戦)で、同点ゴールの際に致命的なポジショニングのミスを犯し、地元紙から『ウィリアム・サリバが状態を上げれば、彼のポジションは危うい』と厳しい批判を浴びています。

(via SPORT, Estadio Deportivo, ElDesmarque, Mundo Deportivo)

キリアン・ムバッペの守備貢献度が世界ワースト2位という衝撃

今シーズンのレアル・マドリードが無冠に終わった最大の要因として、キリアン・ムバッペの守備面での怠慢がデータによって白日の下に晒されました。Optaの公式データベースに基づき、世界の主要20リーグでプレーするフィールドプレーヤー6044人を対象に行われた分析によると、90分あたりの守備アクション(プレッシング、ボール奪取、インターセプト、タックル)の回数において、ムバッペは下から2番目という絶望的な数値を叩き出しました。ムバッペより守備をしないのは、エクアドルリーグでプレーする33歳のパラグアイ人ストライカー、チャルリ・ゴンサレスただ一人です。

この圧倒的な守備の非連動性が、今シーズンのチームをハイプレスがかけられない構造的な欠陥チームへと変貌させ、トランジションで脆弱さを露呈する原因となりました。フロレンティーノ・ペレスは彼を歴史的プロジェクトのリーダーとして獲得しましたが、現代サッカーにおいてこのデータは許容されるものではなく、マドリディスモの間で大きな波紋を呼んでいます。

(via SPORT)

バルベルデとチュアメニの乱闘による生々しい傷跡が公開

数週間前のトレーニング中に発生し、フェデ・バルベルデが病院送りとなったオーレリアン・チュアメニとの深刻な乱闘騒動の痕跡が初めて世間に公開されました。バルベルデの美容師(@Barber.Beer)がSNSに投稿した散髪の動画の中で、彼の額に生々しく残る巨大な傷跡がはっきりと映し出されました。

クラブはこの事件を「偶発的な衝突」として秘密裏に処理しようと試みていましたが、この映像の流出によってドレッシングルームの内部崩壊の深刻さが再び浮き彫りになりました。ペレス会長は『二人が殴り合ったというのは嘘であり、ただの衝突だ。内部の人間が悪意を持って情報を漏らしている』とメディアを非難していますが、映像の説得力は凄まじく、ウルグアイ代表としてワールドカップに臨むバルベルデのコンディションにも懸念の声が上がっています。

(via SPORT, MARCA, ElDesmarque)

エンドリッキの決意:マドリード移籍の経緯とロナウドへの憧れ

オリンピック・リヨンでの半年間のレンタル移籍を終え、ブラジル代表としてワールドカップに臨むエンドリッキがインタビューに応じました。

『バルセロナやヨーロッパの他クラブからのオファーもあったが、結局のところ、レアル・マドリードから電話がかかってきてオファーを受けたら、ノーと言うのは不可能だ。世界最高のチームであり、誰もがプレーしたい場所だ。パルメイラスでオファーを受けた時、1秒も迷わなかった』とマドリードへの圧倒的な愛を語りました。

さらに『子供の頃のアイドルはクリスティアーノ・ロナウドだった。彼がマドリードと契約した時、あそこでプレーする夢をさらに強くした。歴代の多くのブラジル人がマドリードでプレーしてきたことも、あのユニフォームを着ることを常に私の夢にしていた。最初の年は結局難しい。モドリッチ、ヴィニシウス、ロドリゴのような選手がいるチームに行くと、全員と一緒にプレーするのは非常に難しいが、多くのことを学ぶこともできる。学んだことすべてをリヨンで実践できたし、戻ったらあそこで証明できる』と意気込みを口にしました。また、ジュード・ベリンガムやトレント・アレクサンダー=アーノルドが毎日電話をくれ、困難な時期に大きな支えになってくれたと感謝を述べました。

(via Mundo Deportivo)

カスティージャの昇格プレーオフと若手選手たちの去就

セグンダ・ディビシオン(2部)への昇格プレーオフ準決勝第2戦で、レアル・マドリード・カスティージャはCEサバデルと対戦します。エスタディオ・アルフレッド・ディ・ステファノで行われた第1戦は、ポル・フォルトゥニーとセサル・パラシオスのゴールによりカスティージャが2-0で勝利しており、敵地ノバ・クレウ・アルタでの第2戦に優位な状況で挑みます。

スペイン代表の親善試合(イラク戦、1-1)の後半にボルハ・イグレシアスに代わって出場し、A代表デビューを果たしたゴンサロ・ガルシアですが、彼のマドリードでの立場は不透明です。セスク・ファブレガス率いるコモ(イタリア)への移籍が浮上しており、コモはすでに獲得しているニコ・パスのオペレーションと同様に、ゴンサロにも買い戻しオプション付きでの獲得を狙っています。また、退団が決定しているダニ・カルバハルもコモでのプレーに関心を示しています。ニコ・パスの復帰については、ペレス会長が『モウリーニョとコーチングスタッフが決める』と明言しました。

(via MARCA, SPORT, ElDesmarque)

ワールドカップに出場する10人のマドリード戦士たち

アメリカ、メキシコ、カナダで開催されるワールドカップには、ラ・リーガ全体で81人の選手が参加しますが、レアル・マドリードからは10人の選手が出場します。ヴィニシウス(ブラジル)、ブラヒム・ディアス(モロッコ)、アルダ・ギュレル(トルコ)、アントニオ・リュディガー(ドイツ)、ティボー・クルトワ(ベルギー)、オーレリアン・チュアメニ(フランス)、キリアン・ムバッペ(フランス)、ダヴィド・アラバ(オーストリア)、ジュード・ベリンガム(イングランド)、フェデ・バルベルデ(ウルグアイ)の10名です。

ドイツ代表の合宿先で取材に応じたリュディガーは、クラブの現状について『2年間もタイトルを獲得できないのは普通のことではない。負ければ外部からの雑音が大きくなる。しかし、泣き言を言っていても仕方がない。正しい教訓を引き出して、自分に正直になり、前へ進むだけだ。失ったものは取り戻せないのだから』と強い決意を語りました。

(via MARCA)

レジェンドたちが語るマドリードの現状と未来

クラブの現状と選挙戦について、かつてのレジェンドたちが様々な見解を述べています。

ロベルト・カルロスは『私はフロレンティーノに投票する。彼は私にとって父親のような存在で、常にソシオを第一に考えている。アトレティコやバルサの友人は彼に辞めてほしがっている。なぜなら彼がいるとマドリードが勝ち続け、最高の選手を獲得するからだ』とペレスを強力に支持しました。

一方で、アルバロ・ベニートは『1億5000万ユーロの投資はヴィティーニャのような選手なら理解できるが、ドゥンフリースの獲得は全く納得できない。モウリーニョの復帰もベストな時期ではないため疑問がある。コナテはとても好きだ。もしクロップが来るなら大歓迎だ』とペレスの補強策に苦言を呈しました。

また、元バルセロナのジョルディ・アルバは、現役時代にレアル・マドリードで最も手強かった相手としてアンヘル・ディ・マリアを挙げ、『彼はただ攻撃するだけでなく、信じられないほど守備もした。ピッチ中を追いかけ回されたよ』と、守備をしない現在の前線の選手たちと対比されるような賞賛の言葉を送りました。元デポルティボのアルド・ドゥシェルは、『もしレアル・マドリードがタイトルを望むなら、マルセリーノを呼ぶべきだ』と独自の監督論を展開しています。

(via SPORT, Mundo Deportivo, MARCA, ElDesmarque)

【本日の総括】

目前に迫った会長選挙に向け、ペレス会長とリケルメ候補の宣伝戦がピークに達しています。ペレスはモウリーニョの復帰と1億5000万ユーロの超大型補強を確約し、リケルメはハーランド獲得の誓約書とレジェンドの帰還で対抗。その裏でムバッペの守備の怠慢を示すデータや、バルベルデとチュアメニの乱闘の傷跡が露呈するなど、クラブ内部の火種は尽きません。カスティージャの昇格やワールドカップに向かう選手たちの動向も含め、レアル・マドリードはまさに歴史的な変革の時を迎えています。