ベルナベウの涙。カルバハルとアラバの退団セレモニーとファンとの絆

レアル・マドリードの最終戦は、クラブの黄金期を支えた2人のレジェンドとの感動的な別れの場となった。退団が決定したダニ・カルバハルのために、スタジアムにはバルデベバスの定礎式でアルフレド・ディ・ステファノと共に写る幼い頃の彼の姿を描いたティフォが掲げられ、『少年の夢、伝説の勝利』というメッセージが添えられた。82分に彼がピッチを退く際、両チームの選手が花道を作り、スタジアムは総立ちとなった。試合後のマイクパフォーマンスでカルバハルは涙を堪えきれず、『フロレンティーノ・ペレス会長に感謝したい。私をドイツから連れ戻してくれた。大怪我の24時間後に契約延長をためらわなかった』『クリスティアーノ、ラモス、カシージャス、ジダン、アンチェロッティに拍手を送ってほしい』『両親と妹、妻と子供たちに感謝する。この2年間はとても難しく、スポーツの苦い面を経験したが、家族が暗い日々に光を当ててくれた』と語り、『いつか思い出すとき、このユニフォームのために全てを捧げた人間として誇りを持って思い出してほしい。昨日も、今日も、そしてこれからも、アラ・マドリード』と叫んだ。

同じく退団するダビド・アラバも69分にピッチを退き、南スタンドのファンは彼がPSG戦で見せた伝説の「椅子を掲げるパフォーマンス」を再現して白い椅子を空高く掲げた。アラバは『私はとてもシャイだけど、全てに感謝している。特に膝の怪我という難しい時期に支えてくれてありがとう。マドリードは常に私の心の中にある。そして信じられないような人物、ダニエル・カルバハルを称えよう!』と挨拶した。一方で、キリアン・ムバッペは試合中にブーイングを浴びたものの、ゴール後にはアルベロア監督と抱擁して和解をアピール。また、ビニシウス・ジュニオールは個人的な理由で欠席しており、バカンスを優先したのではないかと物議を醸した。(via MARCA)

バレンシアで数千人規模のデモ、発煙筒と暴動で警察が介入

バレンシア対バルセロナの試合前、メスタージャ周辺は異様な熱気と緊張に包まれた。「Libertad VCF」が主催した抗議デモには、市庁舎からスタジアムにかけて数千人が集結。スローガン『理由は山ほどある』を掲げ、最大株主であるピーター・リムと、彼を放置している政治家やフロントに対する怒りを爆発させた。サンティ・カニサレスらクラブのOBもこの運動を支持している。

両チームのバスがスタジアムに到着した後、ウルトラス集団の拠点であるアフィシオン広場の角で黒とオレンジの発煙筒が焚かれた。一部のファンが『彼らをやっつけろ』と叫びながら前進したため、警察が規制線を張り警棒を抜いて突撃する事態に発展。ファン側も椅子やグラス、ペットボトルを警察に投げ返し、現場は一時パニック状態となった。騎馬隊を含む約50名の警察官が再編成して群衆を鎮圧し、1名が逮捕された。ウルトラス集団はSNSで警察の暴力的な対応を非難し、抗議活動を解散させようとした一般の親子が暴行を受けたと主張。抗議の意思を示すため、スタジアム内では前半19分まで応援を完全にボイコットした。(via ElDesmarque)