アスレティック・ビルバオの「新ユニフォーム」が政治論争に発展

アスレティック・ビルバオが来季に向けて発表した新ユニフォームが、政治的な嵐を巻き起こしている。襟の背面にエウスカル・エリア(バスク地方)の地図がデザインされており、その中にナバラ州やカンタブリア州、ブルゴス県の一部が含まれていることが判明。これに対し、UPN、PP、Voxといった右派政党が猛反発した。UPNのクリスティーナ・イバロラはクラブに3通の抗議文を送り、法的措置も辞さないと警告。しかしクラブ側は一切動じず、ベルナベウでのレアル・マドリード戦でこのユニフォームを堂々と着用してプレーした。元ビルバオで現在バルセロナに所属するイニゴ・マルティネスもSNSで反応し、『誇りに思う』という言葉と『7つで1つ』というスローガンを投稿して支持を表明している。皮肉なことに、この政治的騒動が宣伝効果となり、実店舗やオンラインショップでのユニフォームの売上は急増する見込みとなっている。(via ElDesmarque)

レアル・マドリードで20年ぶりの会長選挙の可能性、対立候補が降臨

レアル・マドリードで2006年以来、実に20年ぶりとなる会長選挙が実施される可能性が高まっている。現会長のフロレンティーノ・ペレスは選挙管理委員会から正式に候補者として承認されると、ジョアン・ラポルタがかつてマドリードで行った選挙キャンペーンを彷彿とさせる巨大な垂れ幕をベルナベウ近くのビルに掲示。『まだまだ作るべき歴史がある。フロレンティーノ2026』というスローガンとともに、彼の政権下で獲得した7つのチャンピオンズリーグ開催都市の名を刻んだ。

一方、対立候補として名乗りを上げたCox Energyの会長エンリケ・リケルメは、1億9370万ユーロの銀行保証を提出し、正式に選挙戦に参入。ベルナベウの65番ゲートには、退団するダニ・カルバハルの2番のユニフォームとマフラーを身につけたリケルメが徒歩で登場。ファンから『会長、我々を救ってくれ!』と歓声で迎えられた。補強について聞かれた彼は『最高の選手たちと契約する』と宣言し、メディアに対して『20年ぶりに投票できる重要な日だ。これは誰かに反対するものではなく、レアル・マドリードのためのものだ。社会の目線を大事にした真面目でワクワクするプロジェクトがある』と熱弁を振るった。また、自身のInstagramには子供時代のレアル・マドリードのユニフォーム姿の写真を投稿し、『プロジェクトの前に夢があった。レアル・マドリードを人生の一部と感じて育った少年の夢だ。マドリディズモは説明できるものではない。小さな頃から内にあるものだ』と綴り、『遺産と未来』をスローガンに掲げた。(via SPORT)

ベルナベウの涙。カルバハルとアラバの退団セレモニーとファンとの絆

レアル・マドリードの最終戦は、クラブの黄金期を支えた2人のレジェンドとの感動的な別れの場となった。退団が決定したダニ・カルバハルのために、スタジアムにはバルデベバスの定礎式でアルフレド・ディ・ステファノと共に写る幼い頃の彼の姿を描いたティフォが掲げられ、『少年の夢、伝説の勝利』というメッセージが添えられた。82分に彼がピッチを退く際、両チームの選手が花道を作り、スタジアムは総立ちとなった。試合後のマイクパフォーマンスでカルバハルは涙を堪えきれず、『フロレンティーノ・ペレス会長に感謝したい。私をドイツから連れ戻してくれた。大怪我の24時間後に契約延長をためらわなかった』『クリスティアーノ、ラモス、カシージャス、ジダン、アンチェロッティに拍手を送ってほしい』『両親と妹、妻と子供たちに感謝する。この2年間はとても難しく、スポーツの苦い面を経験したが、家族が暗い日々に光を当ててくれた』と語り、『いつか思い出すとき、このユニフォームのために全てを捧げた人間として誇りを持って思い出してほしい。昨日も、今日も、そしてこれからも、アラ・マドリード』と叫んだ。

同じく退団するダビド・アラバも69分にピッチを退き、南スタンドのファンは彼がPSG戦で見せた伝説の「椅子を掲げるパフォーマンス」を再現して白い椅子を空高く掲げた。アラバは『私はとてもシャイだけど、全てに感謝している。特に膝の怪我という難しい時期に支えてくれてありがとう。マドリードは常に私の心の中にある。そして信じられないような人物、ダニエル・カルバハルを称えよう!』と挨拶した。一方で、キリアン・ムバッペは試合中にブーイングを浴びたものの、ゴール後にはアルベロア監督と抱擁して和解をアピール。また、ビニシウス・ジュニオールは個人的な理由で欠席しており、バカンスを優先したのではないかと物議を醸した。(via MARCA)

バレンシアで数千人規模のデモ、発煙筒と暴動で警察が介入

バレンシア対バルセロナの試合前、メスタージャ周辺は異様な熱気と緊張に包まれた。「Libertad VCF」が主催した抗議デモには、市庁舎からスタジアムにかけて数千人が集結。スローガン『理由は山ほどある』を掲げ、最大株主であるピーター・リムと、彼を放置している政治家やフロントに対する怒りを爆発させた。サンティ・カニサレスらクラブのOBもこの運動を支持している。

両チームのバスがスタジアムに到着した後、ウルトラス集団の拠点であるアフィシオン広場の角で黒とオレンジの発煙筒が焚かれた。一部のファンが『彼らをやっつけろ』と叫びながら前進したため、警察が規制線を張り警棒を抜いて突撃する事態に発展。ファン側も椅子やグラス、ペットボトルを警察に投げ返し、現場は一時パニック状態となった。騎馬隊を含む約50名の警察官が再編成して群衆を鎮圧し、1名が逮捕された。ウルトラス集団はSNSで警察の暴力的な対応を非難し、抗議活動を解散させようとした一般の親子が暴行を受けたと主張。抗議の意思を示すため、スタジアム内では前半19分まで応援を完全にボイコットした。(via ElDesmarque)

バルサの選手たちがバド・バニーのコンサートに集結、レビーへのチャントも

バルセロナのエスタディ・オリンピック・リュイス・コンパニスで開催された世界的アーティスト、バド・バニーのコンサートに、FCバルセロナの選手たちが大挙して訪れた。約5万人が集まった熱狂的なライブのVIPエリア「カシータ」には、ラミン・ヤマル、ペドリ、フェラン・トーレス、アレハンドロ・バルデ、パウ・クバルシ、シュチェスニー、ジョアン・ガルシア、ダニ・オルモ、そしてロベルト・レバンドフスキの姿があった。

特に注目を集めたのは、妻のアンナと共に参加したレバンドフスキだ。リネンのパンツに白いシャツ、青いオーバーシャツにサングラスというリラックスしたファッションでダンスを楽しんでいた彼に対し、観客から突如として『レバンドフスキ…』『ロベルト、残って…』という大合唱が巻き起こった。今季限りでの退団が決まっているストライカーに向けられたこの熱いメッセージに、ペドリらチームメイトもリズムに乗って場を盛り上げ、コンサート会場は一時バルサのホームスタジアムのような一体感に包まれた。(via SPORT)

ジローナ対エルチェ戦前、バスへの物投げ込みでサラビア監督が大激怒

1部残留を懸けたジローナとエルチェの運命の最終戦。試合前のモンティリビ・スタジアム周辺は異様な雰囲気に包まれていた。ジローナのチームバスが到着する際、地元ファンが大量の発煙筒を焚き、周囲は赤い煙で完全に視界が遮られた。これによりバスがスタジアムに近づけなくなり、監督や選手たちはバスを降りて徒歩でスタジアム入りを余儀なくされた。

さらに問題となったのはアウェイのエルチェのバス到着時だ。一部の過激なファンがエルチェのバスに向けて物を投げつける暴挙に出た。バスから降りたエルチェのエデル・サラビア監督は、この警備の不手際に対して怒りを爆発させた。テレビカメラが捉えた音声には、警備員に向かって『窓が割れたらどうするんだ?』『4万個も物を投げつけられて、窓が割れたら大騒ぎになるぞ!どうなってるんだ!』と激しく詰め寄る姿が記録されていた。スタッフが必死に彼をなだめてカメラから遠ざけたが、前日の記者会見で感極まって涙を流していたサラビア監督の極度の緊張状態が浮き彫りとなった。(via ElDesmarque)

スペイン連盟の混乱。Rマドリード・カスティージャが絶望から一転プレーオフへ

プリメーラRFEFのグループ1最終節で、スペインサッカー連盟の順位決定ルールの解釈を巡る大混乱が発生した。レアル・マドリード・カスティージャ、ポンテベドラ、バラカルドの3チームが勝ち点58で並んで全日程を終了。試合直後、カスティージャの選手たちは自分たちが5位以内に入れず昇格プレーオフ進出を逃したと思い込み、ピッチに倒れ込んで絶望の涙を流した。クラブの公式ウェブサイトでさえもプレーオフ進出ならずと報じていた。

しかしその後、連盟が公式にカスティージャの5位確定とプレーオフ進出を発表。連盟の解釈によれば、3チーム間の直接対決の勝ち点で劣るバラカルドがまず除外され、残ったカスティージャとポンテベドラの直接対決の成績が優先されるというものだった。これに対しポンテベドラ側は、3チーム間の得失点差が適用されるべきだと猛反発し、競技委員会に判断を委ねる事態に。絶望の底にいたカスティージャの選手たちは一転して歓喜に沸くという、ジェットコースターのような結末となった。(via MARCA)

FCバルセロナ会長選に「やり直し」の可能性、署名無効を巡り法廷闘争へ

ジョアン・ラポルタが満場一致で再選を果たしたFCバルセロナの会長選挙に、思わぬ横槍が入った。会長候補の座を目指していた経済学者のマルク・シリアが起こした異議申し立てを、カタルーニャ・スポーツ裁判所が正式に受理したのだ。

シリアは候補者となるために必要な会員の署名数が90筆足りずに立候補を逃したが、提出した署名のうち379筆が身分証のコピーがない、期限切れ、会員番号の未更新といった単なる形式的な理由で選挙管理委員会から無効にされたと主張。名簿に存在する会員であるため簡単に修正可能だったと訴えている。シリアはメディアに対し、『ソシオは私たちが会長候補になる資格があった。現在の判例がそれを裏付けている。すべての名誉を挽回したい』『不透明で保証のないプロセスの中にいる。私たちは詐欺師や嘘つき呼ばわりされた。クラブは民主的であり続けるために緊急の手続き改革が必要だ』と痛烈に批判。この訴えが認められれば、選挙プロセスの見直し、最悪の場合は選挙自体のやり直しという前代未聞の事態に発展する可能性が開かれた。(via Estadio Deportivo)

降格のマヨルカ、スタジアムでフロントへの怒号とダルデルの涙の謝罪

レアル・マヨルカは最終戦でオビエドに3-0で勝利したものの、他会場の結果により無念の2部降格が決定した。5年ぶりの降格という現実を前に、ソン・モイクス・スタジアムのファンは怒りを爆発させ、試合前から試合後にかけてフロント陣に対する激しい抗議のチャントを浴びせ続けた。

スタンドからは『アルフォンソ、今すぐ出て行け』『フロント辞任』『オルテルス、ソン・モイクスから出て行け』といった怒号が響き渡り、一部の選手には『傭兵』『このユニフォームを着る資格はない』という厳しい言葉も飛んだ。スタジアムにはオーナーのアンディ・コールバーグや、株主で元NBA選手のスティーブ・カーの姿もあり、この殺伐とした雰囲気を直接目の当たりにすることとなった。試合後、マイクの前に立ったセルジ・ダルデルは涙を流しながらファンに語りかけた。『マスコミ、用具係、理学療法士、調理スタッフ、我々に夢の生活を与えてくれるすべての人に謝罪したい。38試合戦って自業自得で降格した。フロントでも監督でもなく、ピッチにいた我々選手の責任だ』。重い空気がマヨルカを包み込んでいる。(via SPORT)

ベティスが異例のサプライズ。試合直前に来季CL用ユニフォームを発表・着用

レアル・ベティスが、最終節のレバンテ戦で異例のサプライズを仕掛けた。キックオフ直前、クラブは21年ぶりとなるチャンピオンズリーグ復帰を記念して、突如として来季の1stユニフォームを発表。そしてなんと、選手たちはそのままその新ユニフォームを着用してピッチに登場し、公式戦をプレーした。

スタジアムの大型ビジョンでは、アイトール・ルイバル、エクトル・ベジェリン、イスコといった主力選手たちが、地元セビリアのテーマパークのアトラクションで無邪気に遊ぶ姿を収めたプロモーション映像が流され、ファンを大いに沸かせた。新しいデザインは、従来の太いストライプから細いストライプへと変更され、対角線上のグラデーションが施されている。首の内側には『我々はバロンピエだ』というクラブのアイデンティティを示す文字が刻まれ、緑の背番号と白いパンツという伝統的なスタイルが復活。試合終了後には、すぐさまスタジアムのオフィシャルショップで販売が開始され、熱狂するファンが殺到した。(via Estadio Deportivo)

シャキーラがW杯公式ソングのMV公開、メッシやムバッペら豪華共演

世界的ポップスターのシャキーラが、ナイジェリアのアーティストであるバーナ・ボーイとコラボレーションした2026年ワールドカップの公式ソングのミュージックビデオを公開した。シャキーラにとって過去の大会に続くW杯アンセムとなるこのMVには、リオネル・メッシ、キリアン・ムバッペ、アーリング・ハーランド、ビニシウス・ジュニオール、ハリー・ケイン、ロドリ、アルフォンソ・デイビスなど、現代サッカーを代表するスーパースターたちが豪華共演を果たしている。

映像には、メキシコシティの象徴である独立記念塔の頂上で歌うシャキーラの壮大な姿や、ウガンダのNGOの子供たちが音楽とダンスを通じて過酷な環境から立ち上がる姿が収められており、単なるスポーツの祭典を超えたメッセージ性が込められている。この楽曲から得られる収益はすべて、幼児教育プログラムに寄付される。シャキーラはインタビューで『この曲には、過去のどのW杯の曲よりも特別な意味がある。明日のチャンピオンになるための機会を子供たちに与えるという目的がある』と語り、自身の故郷へ向けて『コロンビアは私の人生であり、私の力だ』とメッセージを送った。(via MARCA)

デポル昇格への熱狂が生んだ転売詐欺と、選手を出迎えた少年の心温まるドラマ

勝てば8年ぶりの1部昇格が決まるデポルティーボ・ラ・コルーニャ。決戦の地バジャドリードには、チケットの有無に関わらず数千人のファンが集結した。公式チケットは57ユーロだったが、SNS上では1枚200ユーロで転売される事態に発展。警察は、送金アプリで支払わせた直後に連絡を絶つ悪質な詐欺被害が相次いでいると警告を出した。

地元ア・コルーニャのファルペラ地区では、住民のマルコス・ラマス氏らが自発的に、ジェレマイやマリオ・ソリアーノの顔と『我々は戻る』というスローガンを描いた巨大な壁画を制作し、昇格への機運を後押しした。一方、バジャドリードに到着した選手バスには、心温まるドラマが待っていた。バジャドリードのソシオでありながらデポルティーボのファンでもある少年マリオ・サンチェス君が、『ジェルマン・パレーニョ、僕のシャツと君のグローブを交換して』と書いた手製のボードを掲げて出迎えたのだ。この願いは叶い、マリオ君は憧れの選手全員のサインに加え、クラブから特別なプレゼントを受け取った。(via SPORT)

タラゴナのウルトラスから発煙筒や武器を押収、バジャドリードでも乱闘騒ぎ

シーズン最終盤の熱狂の裏で、ウルトラスによる物騒な事件が相次いでいる。アリカンテのリコ・ペレス・スタジアムで行われたエルクレス対ジムナスティック・タラゴナの試合前、警察はスタジアム周辺にいたナスティックの過激派ファン15から20人のグループから、発煙筒や発煙筒、そして殴打用の棒などの禁止物を大量に押収した。試合中にも問題行動を起こした2名がスタジアムから追放されたものの、逮捕者は出なかった。

また、バジャドリード対サラゴサの試合後にも暴動が発生。ホセ・ソリージャ・スタジアムの周辺で、バジャドリードのウルトラスとサラゴサの過激派グループが大規模な乱闘騒ぎを起こした。警察の介入により事態は収拾されたが、投石によって無関係の少女が足に怪我を負い病院へ搬送されたほか、介入した警察官2名も負傷した。警察はバジャドリードのウルトラス6名(うち2名は未成年)を逮捕し、スポーツ法に基づく重い罰金やスタジアム入場禁止処分を科す方針だ。(via ElDesmarque)

ラツィオのペドロが有終の美、別れの試合で決勝弾とスタンディングオベーション

ラツィオに所属する元スペイン代表のペドロ・ロドリゲスが、ピサ戦で劇的な決勝ゴールを決め、クラブでの有終の美を飾った。数日前にクラブから感動的な別れのメッセージが発信されており、サッリ監督もこのベテランアタッカーを先発で起用。期待に応えるようにペドロは見事な左足のシュートを突き刺し、得点後には感極まった様子で感情を爆発させた。

60分を過ぎて交代でピッチを退く際、スタディオ・オリンピコの観客は総立ちとなり、大きな拍手とスタンディングオベーションで彼を送り出した。永遠のライバルであるローマからラツィオへと禁断の移籍を果たし、200試合以上に出場した38歳のペドロ。彼の今後の去就はまだ不明だが、イタリアでの最後の試合を最高の形で締めくくった。(via MARCA)

ギリシャ史上最高年俸のラファ・ベニテス、わずか7ヶ月で電撃解任

ギリシャのパナシナイコスが、就任からわずか7ヶ月でラファ・ベニテス監督を解任するという電撃的な決定を下した。ベニテスは昨年の10月に2年半の契約で監督に就任し、その年俸はギリシャサッカー史上最高額となる360万ユーロという破格の待遇だった。

しかし、期待された結果は残せず、リーグ戦ではライバルのオリンピアコスに敗れて首位から20ポイントも離された4位に沈み、来季のヨーロッパリーグ出場権も逃してカンファレンスリーグの予選に回ることになった。この成績不振を受け、オーナーのヤニス・アラフゾスが解任の決断を下した。クラブは公式声明で『コーチ陣のプロ意識と価値観に感謝する』と発表。なお、この契約解除により、ベニテスは違約金と残りの給与を含めて最大700万ユーロを受け取る可能性があると報じられている。(via Mundo Deportivo)

ジョアン・ラポルタのバルサ新会長就任、クラブ規約により7月1日までお預け

FCバルセロナの会長選挙において、ジョアン・ラポルタが対立候補不在のため満場一致で新会長に選出された。しかし、すぐに彼が実権を握ることはできない。クラブの規約によれば、前理事会の任期が自然に終了した結果として選挙が行われた場合、新理事会は選挙の翌年の7月1日に就任すると厳格に定められているためだ。

このため、現在のラファ・ユステ会長代行の体制が6月30日まで継続し、ラポルタが公式に会長の座に復帰するのは7月1日からとなる。なお、現在の理事会のメンバーの3分の1以上が新体制でも留任するため、一時的な管理委員会を設置する必要はなく、スムーズな政権移行が行われる予定だ。ラポルタにとって3度目の会長職が目前に迫っているが、正式なスタートラインに立つまでにはまだ少しの我慢が必要だ。(via SPORT)

シャビ・アロンソのチェルシー、姉妹クラブのストラスブール経由で新戦力獲得

来季からチェルシーの指揮を執ることが決まっているシャビ・アロンソにとって、早くも最初の補強選手が確定した。フランスのストラスブールで大活躍し、アルゼンチン代表としてワールドカップ出場も濃厚なバレンティン・バルコだ。

しかし、この移籍の背景には、チェルシーの親会社であるコンソーシアム「BlueCo」の存在がある。「BlueCo」はストラスブールも所有しており、同クラブを若手選手の育成やレンタル移籍の実験室として利用している。バルコもその戦略の一環としてストラスブールで経験を積み、この度チェルシーに引き上げられる形となった。過去にもアンドレイ・サントスなどが同様のルートを辿っており、この巨大資本を利用したグループ内での青田買いと選手のロンダリングとも言える移籍ネットワークに対し、他クラブとの公平性の観点から疑問を呈する声も上がっている。(via SPORT)

PSGでCL決勝前に内紛、ロシア人GKとウクライナ人DFが握手を拒否

アーセナルとのチャンピオンズリーグ決勝を1週間後に控えたパリ・サンジェルマンの陣営で、深刻な内紛が表面化した。ルイス・エンリケ監督が実戦を想定して行った公開練習前の整列の際、ロシア人GKマトヴェイ・サフォノフとウクライナ人DFイリヤ・ザバルニーが意図的に握手を拒否する場面があり、その映像がSNSで拡散されて物議を醸している。

この確執の背景には、当然ながら両国の戦争がある。ザバルニーは昨夏にPSGへ加入する際、ロシア人であるサフォノフの獲得に猛反対していた経緯がある。ザバルニーはメディアに対し、『戦争が続く限り、ロシアのサッカー界を完全に孤立させることを支持する。彼とはプロとして接するだけだ』と公言しており、その関係性の修復は絶望的と見られている。ヨーロッパ最高峰の舞台を前に、ロッカールームに重苦しい火種を抱え込むこととなった。(via MARCA)

ラ・ラグーナ・テネリフェのシェルマディーニ、不整脈で戦線離脱

ラ・ラグーナ・テネリフェに所属するバスケットボール選手、ジョヴァンニ・シェルマディーニが、心臓の不整脈を起こして戦線から離脱することが発表された。水曜日から木曜日にかけての夜に症状が出たものの、幸い入院の必要はなく、現在は医師の管理下で健康状態は安定しているという。

クラブは予防的措置として彼を数週間にわたり競技から離れさせ、回復に専念させることを決定。テネリフェのクラブ関係者やチームメイト、ファンからは、一刻も早い回復を祈る励ましのメッセージが殺到している。(via Mundo Deportivo)

【本日の総括】

本日は試合結果の裏側で、ピッチ外のドラマが数多く繰り広げられました。レアル・マドリードでは20年ぶりの会長選挙の可能性に沸き、クラブを去るカルバハルとアラバの涙のセレモニーが感動を呼びました。一方で、バレンシアではピーター・リムに対する数千人規模の抗議デモが暴動に発展し、ジローナやバジャドリードでもウルトラスによる危険な事件が発生。マヨルカでは降格によるフロントへの怒号と選手の涙が交錯しました。また、ベティスの斬新なユニフォーム発表やシャキーラのW杯公式ソングMV公開、そしてPSGのロッカールームで起きた国家間の対立を背景とする握手拒否など、サッカー界を取り巻く政治、ビジネス、そして人間の感情が赤裸々に表れた一日となりました。