2026-27シーズン始動とスケジュール
バレンシアCFの2026-27シーズンが木曜日から本格的に始動した。最初の数日間は、選手たちが指定された病院にグループごとに分かれて早朝8時から集まり、医療検査、血液検査、各種ストレステストを実施する。猛暑を避けるため、月曜日からはパテルナのシウダ・デポルティーバのピッチで早朝からトレーニングが開始される。カルロス・コルベラン監督の主な懸念事項は、来週から選手たちが徐々にコンディションを上げ、戦力強化となる新加入選手たちが順次グループに合流していくことである。プレシーズンはパテルナのほか、ジローナのロイヤルベルド・トレーニングセンター、そしてイギリスのセント・ジョージズ・パークで行われる。(via SPORT)
メスタージャとの別れ
2026-27シーズンは、1923年5月に開場したスエシア通りにあるメスタージャ・スタジアムでプレーする最後のシーズンとして永遠に記憶される歴史的な1年となる。スタジアムの公式なお別れは、5月23日の週末に開催されるLALIGA第37節のエルチェCF戦となる。クラブはLALIGAに対し、最終節をホームで開催することを要請せず、結果として最終節のオサスナ戦はアウェイのエル・サダルで行われることになった。これは、新スタジアム「ノウ・メスタージャ」へのカメラやスコアボードなどの機材移設作業を考慮し、最終節がアウェイである方が都合が良かったためである。インマ・イバニェス氏が確認した通り、クラブは2027-28シーズンから新スタジアムでシーズンを開始する予定であり、お別れの演出方法については内部委員会で決定される。(via SPORT)(via ElDesmarque)
プレシーズンマッチの日程
バレンシアCFはプレシーズン期間中に計6試合の親善試合を予定している。スケジュールは以下の通りである。
・7月18日: アトレティコ・ペトロレオス・デ・ルアンダ戦
・7月22日: CDエルデンセ戦
・7月25日: CDカステリョン戦
・7月28日: ダービー・カウンティ戦
・8月1日: ストーク・シティ戦
・8月8日: ニューカッスル戦
特に8月8日のニューカッスル戦は、オレンジトロフィーとして開催され、メスタージャのファンに新チームをお披露目するプレゼンテーションの場となる。(via SPORT)
プレシーズンの参加メンバーとカンテラーノ
カルロス・コルベラン監督がプレシーズン開始時に手にするメンバーは以下の通りである。
・GK: クリスティアン・リベロ
・DF: セサル・タレガ、ジャスティン・デ・ハース、ホセ・ルイス・ガヤ、ヘスス・バスケス、ジェンク・オズカチャル
・MF: ペペル、アリウ・ディエング、ハビ・ゲラ、フィリプ・ウグリニッチ、アンドレ・アルメイダ、アルナウト・ダンジュマ、ルイス・リオハ
・FW: ウーゴ・ドゥロ、ウマル・サディク
・構想外: ダニ・ラバ、バティスト・サンタマリア
また、若手選手については固定された参加リストはなく、コルベラン監督とVCFメスタージャ、フベニルのコーチ陣が協力し、トップチームのニーズに合わせて流動的に参加させる方針である。ただし、右サイドバックの緊急性を補うためロドリゴ・ガモンが初日から参加する。その他、レンタルから復帰したイケル・コルドバをはじめ、パナチ、ワンジャラ、ルボ、マヨル、ルーカス・ヌニェス、ダビド・オトルビ、ビクトル・フェルナンデス、マリオ・ドミンゲスなどのカンテラーノもプロ選手たちと汗を流す。GK陣が不足しているため、ビセント・アブリルとラウール・ヒメネスも日々の練習をサポートする。(via SPORT)
負傷者と代表組の不在状況
現在チームには多くの負傷者がおり、ホセ・コペテ、ディミトリ・フルキエ、ディエゴ・ロペスはプレシーズンだけでなく公式戦開始後もチームに合流できない。筋肉の重傷から半年が経過したムクタル・ディアカビもグループ練習には参加しない。さらに、膝の靭帯断裂の重傷を負っているセルジ・カノスは将来の構想から外れており、回復中に移籍先が見つからなければ選手登録されない予定である。また、代表戦の影響で北マケドニア代表のストーレ・ディミトリエフスキとスペイン代表のハビ・ゲラは追加の休暇を与えられており、プレシーズン初日には不在となる。そのため、トップチームのGKは当面クリスティアン・リベロのみとなる。(via SPORT)
ペペルのコメントと今季の目標
バレンシアCFは過去6シーズン、ヨーロッパの大会への出場権を逃しており、近年は幹部や監督も公にUEFAコンペティションへの復帰を目標として掲げてこなかった。しかし、バレンシアサッカー連盟のユニフォーム発表会に出席したキャプテンの一人であるペペルは、新シーズンへの意気込みを語った。
『初日から明確な目標が設定されることになります。自宅の近く、家族や友人のそばで1部リーグでプレーできるのは特権です。物事が上手くいかない時には支えになり、上手くいっている時には一緒に祝うことができます。休暇はリフレッシュに最適でしたが、明日からパテルナでのルーティンに戻ります。全員が成長し、改善したいという意欲を持っていますし、今季は皆にとって非常に良い目標が掲げられると確信しています。メスタージャでの最後の1年は非常に感情的なものになるでしょう。ファンにとっても選手にとっても、メスタージャにお別れをするための大きなモチベーションになります。エルチェ戦での別れが素晴らしいものになるよう、クラブ、ファン、そして私たちが期待に応えられることを願っています。チームの皆が、クラブの歴史とバレンシアが本来あるべき姿にふさわしい順位にいることを誰よりも強く望んでいます。まずは明日、私は100%バレンシアでの練習に参加しますよ』と、ユーモアを交えつつ、ヨーロッパ復帰という野心的な目標を示唆した。(via SPORT)
ジャスティン・デ・ハースを公式発表
バレンシアCFは今夏の最初の補強として、オランダ人CBのジャスティン・デ・ハース(26歳)の獲得を公式発表した。契約は2030年6月までの4シーズンとなる。クラブのフットボールCEOであるロン・ガーレイ氏が2月の時点で既に補強を予告していた選手であり、1月にも獲得を試みたが、所属元のFCファマリカンが違約金を受け取っての早期放出を拒否したため、契約満了を待って移籍金ゼロでの加入となった。給与面もポルトガルリーグの基準であり、バレンシアのチーム内でそれほど高額ではない。身長1.94mのデ・ハースは、左利きで後方からのビルドアップ能力に優れ、守備の激しさと試合の流れを読む力を持つモダンなセンターバックである。AZアルクマール、PSVアイントホーフェン、ディナモ・ザグレブなどの下部組織で育ち、NKロコモティバ・ザグレブを経てファマリカンで活躍。昨季は33試合にフル出場し、CBながら6ゴールを記録する得点力も見せつけた。クラブは新シーズンもスローガンを維持しており、バレンシアの文化やアイデンティティ、逆境に立ち向かう精神を表現するため、謙虚な漁師町であるカバニャルを舞台にしたプロモーション動画でデ・ハースの加入を発表した。(via SPORT)(via ElDesmarque)(via Mundo Deportivo)
佐藤龍之介の獲得が秒読み段階に
バレンシアCFは、FC東京に所属する19歳の日本人MF佐藤龍之介の獲得に向けて最終段階に入っている。状況が劇的に変わらない限り、メディカルチェックを通過した後に正式契約が結ばれる予定で、クラブの107年の歴史において初めてトップチームでプレーする日本人選手となる見込みである。契約期間は2031年までの5年間となり、現在のクラブ内で最長の契約となる。移籍金は400万ユーロで、バレンシアはこれを5回の分割払いで支払う。給与はクラブの予算内に収まる額に設定されている。現在は、アジア市場での高いマーケティング価値を考慮し、肖像権に関する詳細な調整が行われているほか、FC東京には将来の移籍時の利益の一部が支払われる条項が含まれる。FC東京は7月2日に味の素スタジアムで佐藤の壮行会を開催し、ファンとの写真撮影やサイン会を行うことを発表した。ビザの取得が完了次第、スペインに渡り正式にバレンシアの選手となる。(via SPORT)(via ElDesmarque)
新戦力の合流間近
デ・ハースに続き、マリ人MFのアリウ・ディエングの加入が数時間以内に正式発表される見込みである。さらに、カルロス・コルベラン監督がチームのバランスを取るためのキーピースとして熱望していたギド・ロドリゲスの公式契約も間もなく完了する予定である。(via SPORT)
今後の補強ターゲット
バレンシアCFは、すでに進行中の補強に加えて、いくつかのポジションでの緊急の課題を抱えている。具体的には、正GK、セサル・タレガと右側でポジションを争う第4のセンターバック、そして2人の右サイドバックの獲得が急務である。右サイドバックの第一ターゲットには、ワールドカップにベルギー代表として出場しているトーマス・ムニエが挙げられている。さらに、ウインガー1名と、得点力のあるストライカーの補強も目指している。(via SPORT)
ハビ・ゲラへのバルセロナの関心
ハビ・ゲラに対し、ヨーロッパのビッグクラブからの関心が絶えない。特にFCバルセロナのデコSDが獲得に熱心であり、ハンジ・フリック監督のチームの中盤のレベルを引き上げる存在として高く評価している。数週間にわたりゲラの代理人や関係者と会談を重ね、バルセロナ側は6年契約のオファーを提示している。しかし、バレンシアCFはこの移籍市場の噂に対して静観の構えを崩していない。クラブはゲラをカルロス・コルベラン監督の来季の構想における絶対的な中心選手と考えており、売却の交渉に応じるつもりはない。ゲラ自身も最近2029年6月30日までの契約延長にサインし、バレンシア残留の意思を明確にしている。バレンシアの態度は一貫しており、現在の契約解除金である4000万ユーロを要求している。しかも、この解除金は7月が終わり8月に入ると6000万ユーロに引き上げられるというカラクリがあり、時間は放出を望まないバレンシアに味方している。また、23歳になったばかりでスペイン代表デビューも飾ったゲラが、コルベラン監督のもとで引き続き活躍すれば、今後の移籍市場でさらに市場価値が高まるとクラブは期待している。最終的な決定はオーナーであるメリトンとピーター・リムの投資判断に委ねられている。(via Estadio Deportivo)
バティスト・サンタマリアの去就
昨夏に200万ユーロで加入したバティスト・サンタマリア(31歳)は、カルロス・コルベラン監督から完全に見限られており、冬の市場に続いて今回も放出リストに名を連ねている。ギリシャのPAOKがサンタマリアの獲得に興味を示しており、選手側にアプローチを行っている。PAOKのオファーは、サンタマリアの契約が残り1年であることを理由に移籍金ゼロで獲得し、代わりに給与を全額負担するというものである。しかし、バレンシアはこのオファーに納得しておらず、投資の未償却分を補うために100万ユーロの移籍金を求めている。また、選手自身もギリシャ行きには確信が持てていない。サンタマリアは加入当初は出場機会を得ていたものの、コパ・デル・レイのカルタヘナ戦で試合終了後に無駄な退場処分を受けたことが運の尽きとなった。その後のアスレティック戦でコルベラン監督の信頼を完全に失い、ベンチ外の状況が続いた。1月に移籍を拒否した結果、プレー時間を失っており、今季もアリウ・ディエングとギド・ロドリゲスの加入により、チームに居場所はない状況である。(via SPORT)(via ElDesmarque)
その他の放出候補
コルベラン監督とロン・ガーレイCEOによるスカッドの再編に伴い、バレンシアCFはサラリーキャップを空けるための放出作戦を急いでいる。ダニ・ラバとバティスト・サンタマリアが完全に構想外となっているほか、アンドレ・アルメイダ、アルナウト・ダンジュマ、ディミトリ・フルキエ、そして大怪我からのリハビリ中のムクタル・ディアカビも、バレンシアでの出場機会が限られることを理解しており、クラブは彼らがプレーできる新たな移籍先を見つける計画を進めている。(via SPORT)
【本日の総括】
メスタージャでの最終年となる新シーズンが始動。デ・ハースの公式発表に続き、佐藤龍之介やディエング、ギド・ロドリゲスの合流が迫る中、ハビ・ゲラの慰留と余剰戦力の整理が今後の鍵を握る。